忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

18歳以上の学生に政治活動参加の自由を

2016-05-20 | Weblog

 【 若者に夢与える真の教育を 】 鬼北町 男性( 78・農業 )

 ◇今年の夏に予定されている国政選挙では選挙権年齢が18歳以上となり、高校在学中で資格を得る人もいる。本誌報道によると、県内の全ての県立高校、特別支援学校、中等教育学校で、校外での政治活動の事前届け出を義務化し校則に盛り込んだようだ。教育者を自任するのであれば他になすべきことがあるのではないだろうか。
 ◇私が中学生の時「新しい憲法の話」という冊子を教材として週1時限、校長の特別授業があったことを記憶している。この本を片手に、時にはうれしそうに、また時には自分の教え子たちが戦場に散ったのを思い出すかのような授業で、今でも片隅に残っている。
 ◇憲法23条は「学問の自由はこれを保証する」とある。文部科学省の省令や通達だけが教育ではない。また時の政治家の顔色をうかがうのも教育者のやるべきことではない。生身の人間として、未知の社会へ飛び立つ若者たちに夢と希望を与えるのが真の教育者ではないだろうか。]
                                    《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ( 忘却への扉 ) 「日本国憲法」を私自身のものであり、全ての国民暮らしを守る大切で身近な存在だと気づかせてくれたのは、1982年に小学館の初版第1刷のページをめくった時ではなかったかと思う。ビニールカバーに保護された表紙、見開きや片方のページだけとかのカラー写真が生活や自然を数多く見せる。憲法条文なども太字で読みやすく子どもでも読めるようにフリガナ付き。下部には言葉の詳しい説明もある。日本国憲法の後に、大日本国憲法の全文が表示されていて、自民党の憲法草案を連想させるための皮肉のようにも思える。
 私の本棚にある小学館発行の「日本国憲法」は2013年の第2版第3刷だが、この本自体は初版本から10数冊買って知人ほかに配っている。
 本棚を見まわしざっと数えると、いろいろな日本国憲法の本が30数冊あった。その中には復刻版「日本国憲法」 (永絵夢社=出版局・新泉社=発売 1987年4月第1刷発行、私の持っているのは同年5月の第3刷)もある。
 この本の帯には、『 今、憲法を初心に帰って考える 』として、「この本は、昭和22年、日本国憲法施行直後に文部省によって発行された新憲法についての公式解説書で、義務教育となった中学一年生向けの社会科用教科書として刊行されたものの完全復刻です。当時、新憲法はどのように受け止められたのか! 憲法制定時の生々しい国民感情と初心の憲法理解のありかたをつたえて、私達が今、憲法を考えるためのすぐれた道標の役目をはたしてくれます。」とある。
 私の中学時代は日本国憲法に、投稿者のような教育は過去のものになり、先生たちも憲法を正しく教えられない日米政府の圧力を感じ、委縮する教育現場と変化していた。
 だが、私の周囲には母や叔母をなど、戦争体験を語る大人たちが大勢いて戦争は怖いと知り、子どものころからの戦争は嫌が出発点。非戦や国民主権、真の自由と平和には「日本国憲法」をこれからの若者たちのためにも、安倍自公暴走政権らに改悪させてはならないとの思いは熱くなる。 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿