【 地 軸 】 2014/11/16 地方紙1面下段記事より
[あの時ほど、熱気に包まれた会場を知らない。ギターを手にした学生の歌に熱狂し、演説に立った人の言葉に感動。決意表明をした人物の胆力を、感じたひととき。
▲演奏会でもない。講演会でもない。衆院選に出馬表明した、ある候補の決起集会。学生時代、友人に誘われ新人候補の選挙事務所に出入りした。。もちろん雑用係。チラシを折り、ポスターを張り、弁当の手配や街頭演説の日程作りに奔走した日々。
▲理想は必ず実現すると、信じていた青春期。日本の在り方をめぐり友と論じ、手段について議論を重ねた。その結果が「では選挙を手伝え」。思わぬ一言が、その後の生き方に大きく響いた。あの集会は、肌で政治を「感じる」契機となった。
▲30年以上も前の記憶だ。当選後、実直な姿勢で知られた党の政治家は党の代表など要職を務めあげ、そして引退した。その間、政権は次々に「衣替え」し、国民との距離感を失い、遂に深刻な政治不信を招いてしまった。時の流れに思う。
▲若者の政治離れが指摘されて久しい。若者だけではない。政治への信頼喪失は目を覆うばかり。国会や地方議会の失態、中央政権と地方とのズレル理念。ああ、政治が目覚めぬなら市民が立ち上がろう。
▲投票とは、最大の参政権である。政治家への論評は、1票を投じてから。そして政治を「感じ」れば、生き方が変わるかも。まずは地元から、地方から。今日は知事選と松山市長選の投票日。]
[あの時ほど、熱気に包まれた会場を知らない。ギターを手にした学生の歌に熱狂し、演説に立った人の言葉に感動。決意表明をした人物の胆力を、感じたひととき。
▲演奏会でもない。講演会でもない。衆院選に出馬表明した、ある候補の決起集会。学生時代、友人に誘われ新人候補の選挙事務所に出入りした。。もちろん雑用係。チラシを折り、ポスターを張り、弁当の手配や街頭演説の日程作りに奔走した日々。
▲理想は必ず実現すると、信じていた青春期。日本の在り方をめぐり友と論じ、手段について議論を重ねた。その結果が「では選挙を手伝え」。思わぬ一言が、その後の生き方に大きく響いた。あの集会は、肌で政治を「感じる」契機となった。
▲30年以上も前の記憶だ。当選後、実直な姿勢で知られた党の政治家は党の代表など要職を務めあげ、そして引退した。その間、政権は次々に「衣替え」し、国民との距離感を失い、遂に深刻な政治不信を招いてしまった。時の流れに思う。
▲若者の政治離れが指摘されて久しい。若者だけではない。政治への信頼喪失は目を覆うばかり。国会や地方議会の失態、中央政権と地方とのズレル理念。ああ、政治が目覚めぬなら市民が立ち上がろう。
▲投票とは、最大の参政権である。政治家への論評は、1票を投じてから。そして政治を「感じ」れば、生き方が変わるかも。まずは地元から、地方から。今日は知事選と松山市長選の投票日。]