どうなるのか

　体が老いて行くだけでなく、それ以上に気分も老いを加速して来たのかも知れないと思った。最近朝は多いが昼間も休んでいたい日が増えた。雨降りは特に駄目で、じっさい半日でも数時間でもいいから横になる。
　雨降り毎ではなくても回数は増えているのを私自身１番気にしている時に、厳しい言葉を聞かないように指で耳に栓をするのが癖になる。もとは旅行先の夜、相部屋の鼾防止にはじめたことが役にたつ。
　肘から先をＸ印に組み左右逆に手の人差し指の先端を、耳の穴に入れるだけだが本物の耳栓よりも使いやすい。眠れば自然に外れるのも用心のためには安心できる。
　昨日も雨で調子が悪く昼まで休み、午後は仕事をする気でいた。家で言われ外でも別の強い声を聞きいつもより頭が痛くなり耳に栓をして数時間休み仕事をする。
　起きる気になった時まだ耳栓のままだったので、もし眠れたとしても短い時間だ。反論はできるだけ止めようと思って数カ月になる。だが今日の仕事中に初めての酷いことばを聞き、無駄と知っていながら大声で批判した。
　今日あのとき何と言われたのかさえ仕事中に忘れていた。忘れてしまうとか覚えられなくて、困ったり不便はあるが良いこともできたと思いたいけど ほんとは自分を取り戻した生き方を望む。