忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

しんねんのあいさつ

2011-01-03 | 共に
 年末に来るネコメルのために気をつかい 普段は寝ている母屋を遠慮し、隣りのにいちゃんが暮らす家に犬は臨時の引っ越しだ。元日の夜の散歩後は母屋に寝床を戻してあった。
 散歩から帰り、家に入ろうとするのに隣りに行きたくてリードを引っ張る。玄関を上がっても部屋の中でも大好きなにいちゃんのそばを感じて居れる場所、そこで今夜も眠りたい。
 気持ちはわかるが母屋に入れる。布団にマットとにいちゃんのおさがり上着を準備してあるのに、土間から上がらずにいちゃんが迎えに来るのをそわそわしながら待っている。
 夕食を済ませマットの形にまるまっていても、『ここは 違う あっちの家の方がいい』諦められずに目でうったえていた。自分の家に戻って爆睡したネコメルだが、戻りたくなかったわが家の犬と別の理由で熟睡できない夜だった1匹と1人。
 明けて2日は大学対抗駅伝のスタートを見てから裏のやまで仕事初め。犬は家で留守番が仕事、吠える声は数回聞いたがわが家への訪問者ではないようだ。元日2日と家族以外の人とは誰とも会わなかった。
 2日の夕方に犬と一緒の散歩の途中で出会ったか、私たちが山道を市道まで下った時に会うが向こうと私は何も言わずに黙ったまま。犬は自分よりひとまわり大きな相手に『仲良しになり 遊ぼうよ』と甘えた声で挨拶している。
 貫禄じゅうぶんの親イノシシに犬は向かって行こうとしていた。イノシシはこちらをじいっと見つめている危ない態勢。でも畑への道を選んで上から私たちを見下ろして果樹園に消えた。今日3日あのイノシシが、わが家の果実をたらふく食べたのを知った。