忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

いつ始めても

2008-09-07 | 日々
 よく立ち寄る広い道の駅に今回も自動車を入れた。生産者による地元農産物の直売所の、長い建物が妻の目当てだ。
 私は外でぶらぶらして時間をつぶす。朝だが日差しは強くて日陰を選ぶ。直売所の隣には、その時々に展示会など開かれる二つの部屋が並ぶ。
 冷房は無いが開け放たれた入口が、どうぞと誘っている。どちらにも大きめの木彫りのチェーンソー彫刻がある。細かな細工だ。家にも機械はあるがとても私には真似できない。
 片方の展示品は壁に絵画と、部屋の片隅に小さな手芸作品がまとめてある。どの作品もこの産直市場に出品している生産者たちの作品とは、外に出てからポスターで知った。
 室内には地元の人らしい年輩の女性二人の先客がいた。作者も知人のようで作品を指さしての対話から、地元の風景を描いたとわかる。
 絵を見ての感じで「皆さんある程度の年齢になって始められたんですか」と尋ねた。「そうです。先生に習いながら一緒に描いてるんですよ」との答え。
 絵を描きたいなと思う。見ていると描けそうになる。材料は揃っていて描きたい気持もあるのに、おそらく今度も思うだけ。