べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

2×4住宅の改装工事(3) 寝室の脇の流し マイセット

2010-06-30 13:56:24 | リフォーム奮闘記
梅雨に入り、ジメジメした日が続きます。一昨日は夜から朝方までドシャ降りの大雨でした。


今回、ご紹介するのは「マイセット」です。
越路町S邸の改装工事にて使用しましたが、高齢者対応のトイレの脇に将来的に「洗濯流し」的に使用したいスペース(間口90㎝)として、狭い空間に入るキッチンを探したところ、対応できたのが「マイセット」でした。

このクラスで扉が「鏡面仕上げ」でカウンター上の「シングルレバー水栓金具」と本格的なキッチンというところが魅力です。



全体のレイアウト
中央に流しコーナー、左は収納扉、右はトイレの入り口です。


流しのアップ
シンク脇のカウンタースペースにIHコンロ等を置けば、調理もできます。
水はね対応として、キッチンパネルを貼っています。
キッチンパネルは手入れが容易なので重宝しています。



扉を全開した状態
意外と入りそうです。


寝室の脇の流しは、将来的に寝たきり等になった場合に「汚物流し」等に流用できます。将来を見据えたプランの提案といったところ・・



流し脇の収納スペース


流し脇の収納棚は棚板を可動式にできる「可動棚レール方式」を採用しています。(何も言わないと、自動でこの工事を行います)
棚を作り付けに固定してしまうと、入れるものが決まってしまいますが、フレキシブルにしておけば、色々なものが入ります。用途によって棚の位置を自由に変えることができます。段数を増やすことも可能です。

お客さんも、都合よく使用しているそうです。

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2×4住宅の改装工事(2) 寝室の脇のトイレ

2010-06-24 20:15:58 | リフォーム奮闘記

梅雨も中休みでしょうか・・昨日は雨で大陸からの寒気が押し寄せ、肌寒い日でしたが、本日は一変してカンカン照りの1日でした。
寒暖の差が激しい日々となっております。

越路町S邸の改装工事もほぼ終了しているのですが、建具や外壁の塗装工事が残っています。塗装もこの天気で工程も進んだようです。
内部工事は、完了しているので、何時でも住める状態です。今週末あたりから荷物の移動が始まるでしょう。

今回は寝室に隣接させたトイレの話です。
このS邸のトイレは、バリアフリーを重要視し、トイレや水廻りも、高齢者対応に徹しています。



寝室の隣に、トイレを設置しているのがわかります。
寝室側からの建具は引き違いで、トイレ全体が見えます。


トイレの大きさは、150㎝×120㎝と、通常のトイレよりも一回り大きくとっています。あまり大きすぎると寝室を削ってしますので、ぎりぎりの線で間取りを行っています。
廊下側からの入り口と、寝室からの入り口の2ヶ所から入れるようになっています。寝室側からの入り口は引き違いの2枚戸になっていて、片側は常に鍵をかけた状態にしておきます。(便器のあるほう)

いざとなれば、建具を2枚取り払って、寝室側から介護用のトイレになるようにしています。
介助者が脇に立てるので、介助しながら用を足すことが出来ます。

こういった全開口の工夫は、旧栄町T邸のおばあちゃん用の部屋のトイレにて経験済みなので、提案もすんなり出て、今回のお客さんの採用となった次第です。



このトイレに合うカウンターが見つからないので、自作しています。
集成版をめいっぱい使い、台形にしています。
この形状は、このすぐ右側に既存の入り口があるためで、
通路として邪魔にならないような形状になっています。


表具を貼って、便器を取り付けた状態です。
便器はTOTOネオレストAH。ハイブリットタイプの4.8リットル節水便器です。
カウンターの脇の小壁に紙巻器を取り付けています。
こちら側には建具だけで、紙巻器を取り付ける場所が無く、
カウンターに設置する場所を設けるために、この形状になっています。
(ビミョーなラインですが、何とか収まっています)


廊下入り口方向から見たトイレ。
落ちついた感じがします。
カウンターの下の建具と、照明を取り付ければ完成です。
カウンターの下は配管スペースとトイレットペーパー入れの
物入スペースを兼ねます。


人間センサー付きなので、トイレに入ったとたん、
便器のフタがバカっと開きます。


まだ、S様ご夫婦は介護が必要な年齢でもないのですが、将来を見据えてのバリアフリー改装でもあります。

「今のうちにしか動けない」。年をとってからだと、改造に疲れてしまう」

ということで、今回の工事に踏み切ったわけですが、最近、バリアフリー関係の工事が多い中、皆さん大変な思いをしているところをみると、将来性を考慮した改装をして備えておくのも一つの方法なのでしょう。

どういった使い勝手にするのか想定して、あらかじめ水廻りを配置しておくと後々大きな工事にならなくて済みます。

今回は、このトイレの他に、ミニキッチンも設置していますが、ちょっとした料理が出来るスペースでもあり、将来的に汚物荒い等に使うことも可能です。
それは、次回に・・・
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コンベックの入れ替え

2010-06-21 14:46:43 | リフォーム奮闘記
80年代に流行したコンベックの入れ替え作業を行いました。
「コンベック」とはガス・コンロの下にガス・オーブンを備え、
「パン」や「ピザ」「魚」を焼く機能を持たせたもので、高価な製品でした。



すっかり入梅りして、曇りベースの雨模様の天気になりました。本日は大雨注意報が出ていますが、長岡市も合併により広くなったため、何処で豪雨があっても不思議ではない常態となっています。


蓮潟町T邸の隣にある貸家は当社で建築した木造住宅で、現在は貸家として使われていますが、築30年以上の建物でも床もしっかりしていて、まだまだ20年はもちそうな気配です。
入っている人も、

「しっかりしている。貸家にはもったいない」

と、言っていました。
それでも、水廻りから痛んでくるので、今までだましだまし使っていたコンロがついに点火できなくなったそうで、今回の入れ替え工事を行うこととなりました。





年代物のコンベック
30年以上は経過しています。もう寿命といったところ・・・


クリナップ製です。


30年も経つと、型式も古く、メーカーでは対応できないようです。特に幅が70㎝と現在の15㎝刻みの規格に合わず、中途半端なサイズです。
つい最近までカタログにコンベックが入っていたと思いましたが、もう無くなってしまっています。更に70㎝という幅もありません。

一世風靡をしたガス・オーブンも、現在では使用する機会も滅多に無く、ガスコンロのみで良いという事となり、70㎝幅のカウンターとコンロ台だけあれば良い。
段落ちタイプだと、手入れが大変なので、ビルトイン型を提案しました。
最終的に、対応したのはクリナップの「クリンレディ」でした。
ステンレス・カウンターを幅70㎝に対応し、高さも85㎝なので、箱も規格どうりで済みそうでした。

やっぱり流し大手は対応が違う!最後の頼みはクリナップか・・・



カウンターを70㎝幅に特注しました。
工事に入る2日前に建材屋さんに納入してもらい、
開封して幅を確認したところ、2ミリ長いことが発覚し、
急遽4ミリ程詰めてもらいました。
(長いよりも短いほうが入るため)


カウンターの開封。木口キャップ収め部分。
このキャップを外して、カットし、再度キャップをはめています。


既存のコンロを外します


コンロを外した状態。
ガス配管をやり直します。


念のため、現場にて実物を組み立てています


流しの定位置にセットしてみました。
箱自体は60センチの標準タイプを使っているため、
のこりの10センチは「フィラー材」で穴埋めします。


コンロの高さが入らないので、2センチカウンターを上げ底しました。
こうした細かい部分は、大工でないと対処できません。
(現場にて対応しなければならない場合もあります)


箱とカウンターの設置終了。
あとは、ガス屋さんが手前のビルトイン・コンロを取り付けるのみ。
ここまで、2時間を費やしました。


ガス屋さんが接続します。
あとは試運転して終了


工事終了
コーキングが乾くまで手を触れないように
マスキング・テープで養生しています。


こういった器具取替え工事は、短時間で済ませないと、お客さんに迷惑がかかります。朝から始まって、昼食までには間に合わせたいところですが、お昼ギリギリのコーキング作業をしたため、間に合いませんでした。コーキングが乾くまで半日はかかるので、どのみち間に合わないのですが・・早いに越したことは無い)

メーカーと綿密に打ち合わせをしても、現物を当ててみないと収まりが分らないところもあります。
大工と現場で、思考錯誤によって形作られていきますが、時間との戦いです。
メーカーにとっても今回のケースは初めてだったのでしょうし、今後のこういった場面に活かしてもらいたいところです。(見に来れば勉強になったのにね・・)
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映画「祝(ほうり)の島」~いのちをかけて守りたいものがある~

2010-06-19 11:35:33 | 日々雑感
祝島をめぐるいのちの記録
(そこで生き続けることを選び、原発建設に反対する島人たちの記録)

県内連続3会場 上映&トーク

入場料 前売1,000円(当日1,200円)
    中学生以下 無料

 山口県上関原発と「祝の島」の島民生活を描く


瀬戸内海に浮かぶ小さな島、「祝の島」の人々は海からの豊富な資源だけで生計を営んでいます。他からの力を得なくても十分存続できる。何百年もそうやって代々暮らしてきました。

持続可能な経済が成り立っている社会に突然浮上した原子力発電所の建設計画。
海の環境を破壊し、生活を脅かす事態に島の人たちは28年間原発建設に反対してきました。

「そこで暮らしている人たちが納得いかないままに、原発建設が進みつつある・・」

若き女性映画監督である「纐纈(はなぶさ)あや」さんが密着取材した島の人たちの姿を映画にてご確認ください。

祝い島サイト


 新潟県中越沖地震にて・・

3年前の7月16日の午前中に柏崎を襲った新潟県中越沖地震。あの時私は湯沢の上さんの実家に居たのですが、遠く離れた湯沢町でも、大きな横揺れが長時間続きました。

「関東かな?」


とも思ったのですが、まさか中越地域で短期間に2度も大地震があろうとは・・
TVを付ければ、柏崎の鯨波方面から柏崎・刈羽原子力発電所の映像。そして、その片隅から立ち上がる黒い煙・・

「もう、新潟もおしまいか・・」


絶望の念に駆られ、家族をこのまま湯沢にて非難させておこうとも思いました。
この煙は原子力発電所の建物外にある小屋から出荷したボヤのようなものだと判明し、安心しましたが、その後の調査で原発内の建物の亀裂や耐震強度、海底断層が問題となり、運転を再開するまでに時間がかかっています。国内の全ての原発が停止するという異常事態ともなりました。

現在の我々の生活に原子力発電所は無くてはならないエネルギーの一つになっています。大都市圏でのエネルギー需要の増加に伴い、原子力発電所を作り続けていかなければならない。

その反面、中越沖地震のときのように、「もうだめか・・」と、そこでの生活をあきらめるような経験を他の地方の人に味わってもらいたくないのも事実です。


今後のエネルギーはどのようにあるべきなのか・・・
皆で考え、実行していかなければならない時期にさしかかっています。


 会場とお問い合わせ先


  十日町
会場 十日町情報館 視聴覚ホール
開場13:00 上映13:30~15:30 監督トーク15:30~16:00
連絡先 大嶋 tel&fax 025-752-4581
前売券取り扱い:家楽、キジマ、イトー楽器、わらべ村、フランク理容室、えことぴあ、津南新聞社


  三条
会場 三条市中央公民館 音楽視聴覚室
開場18:30 上映19:00~20:45 監督&刈羽女性の対話20:50~21:30
連絡先 神田 tel 0256-33-7793
       fax 0256-33-7810
前売券取り扱い:エコロジーショップみずすまし(神田)

  長岡
会場 長岡市立中央図書館 2F講堂
開場13:00 上映13:30~15:30 監督&刈羽女性の対話15:20~16:00
連絡先 阿部 tel 090-4828-5661
前売券取り扱い:市民映画館をつくる会、長岡市民劇場、文信堂書店、とうふやわむ、味噌星六、アニュー、ら・なぷぅ、ハーブ談話室、でくのぼう






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ら・なぷぅ 長岡のフェアトレード・ショップ

2010-06-18 22:11:08 | 日々雑感
長岡の東坂之上町にあるフェアトレードの店です。
最近、店舗の引越しが終わり、新装開店といったところ。


 お店の紹介



外から見た店内の様子


店長の若井さんです。


若井さんとは、10年前の環境講演会にて知り合って以来、何度か環境系の催しにて活躍されていたのを憶えています。現在はフェアトレードの店を経営する中、ダンス(マイケルジャクソン?)に凝っているとか・・新聞で紹介されたりと多方面で活躍中です。
そして、その10年前の環境講演会がきっかけで、私の人生は180°変わったのでした。私が県産材を使う理由



所狭しと並べられている商品。アクセサリーが多い?
雑貨店といった感じですが・・


 フェアトレードについて

フェアトレードとは、主に発展途上国にて、そこに根付いた産業育成のために環境負荷や経済発展、社会福祉について配慮した方法で支援していこうという運動です。
例えば、地雷によって手足を失った子供が社会復帰できるように製品を買って支援したり、少年兵が社会復帰するためなどの運動がそれに当たります。
日本で展開するには、

「製品の安全性、社会的な貢献度、相手の顔が見える透明性、環境面の考慮」

がキーワードになってくるのでしょう。
適切な価格設定により、

「高くても、良いものを・・(安全面、環境面等に於いて)」

という思想は、地元の物を消費する「地産地消」と共通点もあります。

中央アフリカでの戦乱の中からの少年兵の復帰について支援する動きに関しては、鬼丸さんの講演会で始めて知りましたが、そういった子供たちの作るコーヒー等も販売しています(更にオーガニック商品であるということです。日本製よりも汚染が無く安全だそうです。)

世界的な紛争地帯では、その戦争の目的が資源の奪い合いなのですが、中央アフリカではハードディスク等に使われている「レアメタル」が主な要因となっています。我々の生活が便利になればなるほど、逆に途上国の生活をおびやかしているという結果を生んでいます。
資源を大切に使い、地の物を消費する運動を深めながら、こういった運動を続けていかなければ、何時までも、どこかで戦争を起こさなければならなかたり、環境を破壊しなければならない世界が持続してしまいます。

鬼丸さんの話はこちら・・


そういった面も、店長さんが詳しく説明してくれるでしょう。普段、知ることの無い世界の情報を発信し続けて頂きたい。(もちろん、環境のことも・・)


フェアトレードショップ ら・なぷぅ

〒940-0066長岡市東坂之上町3-1-10スタジオチャオ1F 
営業時間  11:00AM~18:30PMまで
お休み  日と月曜日
電話&fax 0258-32-4711
Email lanapu797@goo.jp

若井さんのブログ



長岡ってこんな街
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2×4住宅の改装工事(1)

2010-06-17 01:53:13 | リフォーム奮闘記
車庫を部屋に改装している越路町S邸の様子です
車庫部分に基礎の立ち上げを作り、土台を設置します。
ちなみに、柱、間柱、下地材は越後杉を使ってます。


いよいよ梅雨入りといったところです。
昨日までジワリと蒸し暑く、動きづらい天候でしたが、本日は雨も降り、曇りベースで肌寒い感じもします。平年よりも1~2週間遅い梅雨入りですが、夏の到来はどうなるか・・・

越路町S邸では、車庫の改装工事もほぼ終了に近くなってきました。
春日町F邸の確認申請や中心市街地の事務所設計の話もあり、そちらに集中するあまりブログ更新がままならない日々が続いております。最近の話題が私の趣味的な話だったりで(電磁波とか仏像とか・・)現場の話題もほとんどなく、

          「この会社は大丈夫なのか?」

みたいな意見も出てきそうですが、ちゃんと仕事は進んでおりまして、実際には忙しい日々が続いているのであります。
(この間、中之島町M邸の改装工事も終わっていて、その話題も書けませんでしたが・・)



越路町S邸は大手メーカーの2×4住宅なのですが、お客さんの要望で、

「車庫を寝室にしたい」

ということで、改装工事にとりかかっていました。
主だった内容としては寝室の隣にトイレを設けるという高齢者対応型リフォームです。(このことについても、次回触れようと思います)



車庫部分に部屋をつくる


まず、壁、天井を解体しました。
ちゃんと断熱材にポリシートが施工されています。(さすが大手)


車庫に面する既存トイレも解体しています
3週間くらいトイレが使えなくなるので、仮設トイレを設置しました。
既存のトイレは3尺×6尺ですが、高齢者対応で4.5尺×5尺の
大きさまで拡張します


車庫のシャッターだった部分に基礎の型枠を組んでいます。
土間をハツって基礎のベースを露出し、
そこへ鉄筋をアンカー止めしています。
アンカーはコンクリート用の接着剤を使って接続しました。


解体より3日目
基礎コンクリートを打った直後の外観
シャッター部分が外壁になります。


基礎天端ナラシをしています。
土台を設置するまで1週間の養生を置いています。


基礎コンクリートを打ってから1週間目で
ようやく土台を設置しました。


工事開始より2週間目。
間仕切りや床下地工事を行っています。


改装工事といっても、水廻りもあり、さらに基礎を打つという本格的な工事になっています。2×4住宅の場合、柱が無いので改装工事をするには、壁を解体したは「補強」の壁を入れなければなりません。
壁量計算を行って、適切な部分に耐力壁を入れます。

今回は2×4に在来木造の躯体工事によって補強を行っています。
基礎をまわし、土台、柱、耐力壁と、ちゃんとした施工にて対応しました。

2×4の場合は壁厚が9㎝なのですが、在来の場合は12㎝と、差があるのでサッシや建具枠の納まりも計算しておかなければなりません。
配管もスペース的には在来工法のほうが余裕があり、断熱材を入れるにも12㎝のほうが都合が良いこともあります。

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「土塗壁」塗り替え工事

2010-06-11 20:48:14 | リフォーム奮闘記
土塗り壁の塗り替え工事は、時間が掛かります
壁を落として、中塗り、上塗りと3工程の間、
良い天候に恵まれなければなりません。


今週は晴れの日が続いています。先週から今週にかけて、乾燥した日が続いたため、塗り壁作業にはうってつけの天候となりました。
もう来週からは雨の予報が入ってきています。
入梅ももう直ぐなのでしょうか・・・・
例年だと、6月初旬に入梅してもおかしくないのですが、五月晴れが続く日々です。今年も8月中旬まで梅雨が続くのか・・・

 「土塗り壁」の塗替え工事

脇之町H邸では

「春の陽気になったら壁を塗り替えたい」

と頼まれていたのですが、今年は春はあまりいい天気が続かず、この時期になっていました。
先々週まで雨が続き、肌寒い日が続いていたのですが、この工事に入ってから天候に恵まれて順調に終わろうとしています。



脇野町H邸外観
高床住宅で羽目板の外装材を貼り、瓦屋根の和風建築。
角地に合わせた出窓部分が面白い形になっています。
とても、25年も経っているとは思えません。


和風の玄関
化粧丸太の数奇屋風。

ちなみに、先代の社長の設計です。
こういう和風建築が好きだったのね・・・


中越地震、中越沖地震にて被災したため、
壁にひびが入っています。


養生を行います


上塗りを落としています


中塗りを行います


中塗り終了
この後、乾かします。
先週、今週と良い天気に恵まれ、十分乾かすことが出来ました。


この中塗りの工程で乾かす作業が一番大変です。天候に恵まれず、ぐずついた日が続くとカビが発生します。カビの生えた状態で上塗りをかけると、カビが止まらなくなり、色も黒くなってしまい、台無しになってしまうのです。
丁度、この時期に晴れが続いたので、本当に恵まれています。
その前は肌寒く、雨がちで来週はまた雨の予報ですから、丁度その間をぬった様な感じになりました。




上塗りを行っています




上塗り終了


あとは、乾くのを待って、電気屋さんが
コンセントやスイッチのカバーを取り付けて終了です


来週から雨になりそうな気配ですが、中塗りの状態で乾燥しているので、仕上がりも上々となるでしょう。良い仕事ができました。

 土塗り壁について

「土塗り壁」は古来から日本の住宅に用いられてきた壁の造りです。
柱と柱の間に「通し貫」を横に渡し、それに竹や葦で編んだ「コマイ」をからめて、それに土を塗っていきます。

土塗り壁に使う土は、今では貴重になっていますが、畑にも使える粘土質の土を練り固めます。
昔は、上棟と共に村の人が集まって、大量の土を踏みつけながら練っていたそうです。
解体した家の壁土は、捨てずに取っておいて練り直し、再度壁用に用いて、何代も繰り返すうちに適度に醗酵し、健康住宅の素材としては最上のものとなっていました。

耐力壁としては地震時に、壁が崩れることで揺れのエネルギーを吸収するメカニズムで対応し、災害後は崩れ落ちた壁土を練り返して再度壁に塗るというリサイクル性に優れた素材でもありました。

防火性能としても、裏側に土を塗り返してあれば外装材が木の板でも良いという事になっています(準耐火構造)。

現在では、左官屋さんでも「コマイ」が組めなかったり、塗り方を知らない職人が増えて貴重な壁となっていますが、天然素材で、有毒ガスも吸着する優れものということで、伝統構法と合わせて残したいものでもあります。


土塗り壁についてへ・・

OGPイメージ

土塗り壁の工程 - べんりや日記

土塗り壁の塗り方です昔から伝わる土塗り壁は、その地方ごとに材料や工法が微妙に異なりますが、大まかには次のような工程で作られています。1.柱と...

土塗り壁の工程 - べんりや日記

 

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アルミ反射シートが電波を遮断するって本当?

2010-06-10 20:29:20 | 日々雑感
アルミ反射シートは赤外線だけではなく、広く電磁波を反射するということですが、本当なのでしょうか?
くまなく包んだ住宅では、携帯電話がつながらなくなり、アンテナを補助的に外部から引かなければならないということで、実際に携帯がつながらなくなるのか、実験してみました。



まずは、軍手の中に入れて(絶縁して)、
アルミシートの袋の中に入れてみました


携帯に電話をかけたところ・・・

「お呼び出し中の電話は、電波の届かないところにあるか・・・」

のメッセージとなり、かかりませんでした。


では、軍手無しではどうなるか・・・


この状態でかけても、かかりませんでした。


どうやら、電波が遮断されるのは本当のようです。
赤外線だけでなく、電波にも効果があることがわかりました。

この素材で住宅を包んだ場合、携帯電話がかかりにくくなる可能性があるため、外部に補助アンテナを立てなければならないようです。


関連記事

 IH電磁波防止エプロン用キット


健康にイイ話へ・・・
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長岡ってこんな街

2010-06-09 20:25:35 | 日々雑感
これまでブログにてご紹介してきた長岡の話題が膨大になってきたため、インデックスとしてまとめています。

長岡ってこんな街だったのか・・」とか「初めて知った


という発見に利用していただければ幸いです。
また、「こういう話題がある」という情報をお寄せいただければ、取材等お伺いします。(このブログのコメント欄に投稿ください)

 トピック

 
縄文の古木発見
市街地再開発地域にて出土した2000年前の古木

 住まいフェスタ展2010 木工教室を行いました

 イベント


 
奈良の古寺と仏像~会津八一のうたにのせて
新潟県近代美術館にて行われました


 
大凧合戦 中之島~今町
刈谷田川の両岸で行われる凧合戦

 
悠久山公園
春には桜満開になります


 
雪しか祭り
長岡の冬の恒例行事です

 雪とうろう 関原町で行われている町おこし行事
 関原まつり 十五夜に行われている関原町のお祭り 花火が盛大
 長岡まつり 8月1日,2日,3日に行われる日本一の花火祭り

 新潟アルビレックス・ベースボール BCリーグ 悠久山球場にて観戦してきました


 お店の紹介

 龍文堂 老舗の模型店

 ら・なぷう 長岡のフェアトレード・ショップ

 花いちもんめ 坂之上町にある花屋さん

 五十嵐工業 長岡の鉄工所 カーポート、雨水タンク他・・

 光影スタジオ 長岡の写真館



 建物

 まちなか花火ミュージアム 市民センター5階にある長岡花火の資料館。3Dシアターも楽しめます

 長岡市立東中学校 生まれ変わった東中学校 ホテルのよう?
     見学会にて・・ 新しい東中の見学会が行われました
     教室 教科教室型の配置
     体育館 天井の高い体育館
     なつかしのグッズ 昔見覚えのある教材を発見!
     心の教室 教室に馴染めない生徒のための教室

 長岡和島小学校 木造校舎の小学校の構造見学会

 火炎土器ミュージアム 関原三十稲葉より出土した火炎土器の展示を行っている施設です

 兼継・お船ミュージアム 大河ドラマ「天地人」で有名になった直江兼継とお船の資料展示館(与板)

 戦災資料館 城内町にある長岡空襲の資料館

 自然


 杜々の森 名水百選の湧き水があります

 燕が巣を作ってます 燕の到来

 葉桜 工場の桜の様子
 桜散る・・ 工場の桜の様子

 冬雲 雪と晴れの境を撮影
 樹氷 工場の桜の木が凍りました

 長岡各地で増水 雨の水が溜まりやすい場所


もくじへ・・・

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1階が駐車場の事務所 合掌構造の応用

2010-06-06 01:40:59 | 長期優良住宅
1階が車庫になる場合の建物の構造
「合掌構造」を応用した3ヒンジ構造になります。
中断面集成材のアール加工材による、「A型工法」の検討です。






市街地内の事務所の設計をしていますが、狭い敷地に駐車スペースがどうしても必要な場合、1階が駐車場で2階が事務所という間取りになります。一昔前は、「高床」という手も考えられましたが、一般には「鉄骨造」を採用するのでしょう。
ただし、長岡市の市街地内の場合、「準防火地域」や「防火地域」がからんできます。1時間耐火の準耐火建築物、若しくは45分耐火の準耐火建築物という制約が出た場合、柱や壁、梁等の主要部分を「耐火被服」する必要が出てきます。
実は、これがやっかいな問題となります。
昔は、アスベスト等を吹き付けて対応していたのでしょうが、現在では規制がされています。ロックウールの吹き付けをするにしても、安全面でどうなのか、また被覆すると厚くなるので、その分、駐車するのにスペースに支障が出てくる。
「石膏ボード」を貼ることで耐火被服をする方法もあるのですが、「鉄骨」の上に木の下地を廻すだけ手間がかかります。


それならば、はじめから木造に出来ないか?


ということで、伝統的な構造である「合掌」の構造をヒントに「3ヒンジ・トラス」の構造を中断面集製材を用いて実現しようという構想を練っています。

大きな空間が必要で、間口が狭い場合、壁をなるべく取りたくない場合の住宅にも応用が利きそうです。



外観パース
道路反対側からのアングル


外観パース
上から見た図。大体の建物の形がわかります。
「雪下ろし」を考慮して、全面道路に雪を捨てられる形状になっています。
雪国の制約があるので、どうしても形が決まってしまう・・
前面の形状をアールにしてアクセントをつけています。
(少しは面白くなるか?)


内観・鳥観図
2階の事務所の様子。20帖の大空間
1階は車庫になっています。


内観パース
事務所内の様子
こんな感じ。



長期優良住宅へ・・
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奈良の古寺と仏像~会津八一のうたにのせて~

2010-06-05 23:13:27 | 日々雑感
長岡市にある新潟県立近代美術館にて奈良の仏像100点余りと会津八一の歌書50数点が一同に揃って公開されました。
4月24日~6月6日ということで、最終日の明日は混雑が予想されます。
先々週から本命の「中宮寺 国宝 木造菩薩半跏像」が搬入展示されてから、来客数が急に増加。土日祝日は列を成すほどの混み具合でした。



入り口
平日のPM5:30(閉館まで30分)を廻っても、
入場者が後を絶たないという状態です




チケットの「中宮寺 国宝 木造菩薩半跏像」
この像の前は、人だかりで、なかなか前に進まず、
閉館を過ぎても、まだ帰らない姿に、
係員が
「閉館時間を過ぎましたので、ご協力をお願いします」
との声をかけ、渋々動くという感じでした。



帰りに入り口に展示してある菩薩半跏像の姿を
携帯で撮っている人でいっぱい・・・
それだけ、実物は素晴らしく皆を引きつけるものがありました。
気がつけば、閉館時間を30分もオーバーしていました。


 斑鳩の里に想いを馳せる

今回、奈良の古寺より重要文化財や国宝といった仏像が、集まって展示されていたわけですが、こういう機会は滅多に無く、入場料も1500円とは安い!
普通ならば、奈良へ出かけていって、各寺を周りながら拝観しなければならないので、こんな値段では見れないでしょう。

私が特に印象に残ったのは、薬師寺の十一面観音菩薩立像です。
仏像とは思えないほどの、艶やかな所が魅力的でした。


こんな感じだったかな・・・・
うる覚えですが、なかなか資料が無いので、
自分で描いてみました。
「カンザシ」みたいなのが印象的。

描きながら思ったのは、当時の彫士は、仏像を見ながら、現代のインド衣装の「サリー」のようなデザインや鮮やかなネックレス等のアクセサリーを実感していたのではないでしょうか?現実世界の衣と仏像、社寺絵画とのギャップに悩んでいたとか・・・一般庶民は手が出せなかったのだろうな・・・

それとも、夢を描いていたのだろうか・・モデルとか、居たのだろうか・・・

などと、古(いにしえ)のファッションに心を踊らせるのでありました。


実際に奈良の古寺と仏像のセットを見てみたいところです。
平城遷都1300年になるわけだし、行ってみたい。薬師寺に・・・


長岡ってこんな街
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大凧合戦 今町-中之島

2010-06-03 19:23:52 | 日々雑感
第9回凧絵デザイン・コンクール最優秀賞(左)
上村裕子さんの「夕日と今町大橋」です。
大凧の絵柄に採用され、越後平野の大空に舞います。


今週は晴れの日が続きます。予報では今週末も晴れ。今町、中之島で開催される「大凧合戦」は良い天気に恵まれそうです。

 今町の雁木通りに大凧がディスプレイ中です

長岡市に合併した旧中之島町と見附市今町で、恒例の「大凧合戦」が、6月5日(土)、6日(日)、7日(月)に開催されるのを待っています。
会場は、刈谷田川を挟んで、両町川岸より凧を揚げ、凧同士をからませたりする「合戦」を行う祭りなのです。
祭りを前に、両町の町のあちこちに参加する「大凧」が並んでいます。



第9回凧絵デザイン・コンクールが開催されたようです。


かわいい絵柄が優秀賞のようです。


妻入り軒の並ぶ今町の雁木通りに、大凧が飾られています。


新潟日報社の凧


大河ドラマの影響か、「坂本竜馬」の絵柄の大凧もありました。


立派な妻の古民家があります。
村上に匹敵するくらいの町屋が並んでいます。
「大凧」と「町屋」「雁木通り」は
町おこしの材料としては十分のような気がします。



大凧合戦の会場

開催日 平成22年6月5日(土)、6日(日)、7日(月)


 7・13水害からの復興  町おこし

7・13水害によって被災した旧中之島町では、氾濫した刈谷田川のS字に曲がった堤防をショートカットし、橋を架け替える事業がほぼ終了しています。
今までの道路や町も大幅に移動し、昔の面影が無くなってしまうほど、すっかり変わってしまいました。
メインの国道が中之島中心街と今町の中心街を通らなくなるため、それまで何とか店を開いていた商店街も流れの変化について行けず、寂れてしまう懸念があります。

昔から続く、商店街の雁木通りや伝統行事でもある「大凧合戦」を活かして、町おこしを行い、活気を取り戻したいところですが・・・



「餅入り凧最中」や「焼きたて紅ボー」等、
おいしそうなオリジナル・メニューを並べている
「ガトー・ベニヤ」さん。


今町や中之島の復興をしようと地元の人たちが動いているようです。
「大凧サルサの食べ歩き」イベント等、大凧合戦とともに開催します。

詳しくは「復興研究協議会」のサイトをご覧ください。


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中之島から長野へ水害激励

2006年の大凧合戦


長岡ってこんな街
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旧吉田町T邸にて・・ 木製スロープ

2010-06-01 10:56:27 | 円形屋根の家 旧吉田町T邸(越後杉)
春の暖かい日に若木が芽吹く中たたずむT邸。
円形屋根が良い感じ・・


バリアフリー住宅で名高い、旧吉田町T邸で木製スロープを造りました。
この家にはガレージが2箇所あり、シャッター付きで建物内に収納され、昇降機の設置された介護用車両用と外の通常車両用ガレージの2ヶ所です。

外のガレージに行くには、引き戸サッシで10センチの段差が大変だったのですが、楽に直接出入りしたいということで、木製スロープで解消する工事を行うことになりました。

木製スロープに関しては中島H邸にて実績があったので、抵抗無く工事が進められました。こちら・・



寸法を測っています。
サッシの敷居の段差は10センチ


工場にて加工中
集製材を使っています


現地にて取り付けながら加工し直しています。
土間は斜めになっているので、ピッタリ合わせるのは大変です


木製スロープの設置状態。
一度、載ってもらい、使い勝手を確認しました。



最後に塗装しています


完成
軽いので取り外しが容易です。



バリアフリーについて考えるへ・・
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