べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

宮本町M邸 最終工事完了

2010-05-10 11:42:08 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)


昨年の3月から工事を行っていた宮本町M邸の増改築工事の最終工程であるカーポート工事が終了しました。
既存の建物を残したままで、住宅部分の新築部分を離れた部分に造り、9月にそこへ移住して、既存部分の一部を残して解体。その残った部分と、新しい住宅部分を玄関、通路で結んだのが12月に完成。
さらに、雪融けを待って、車庫の土間、ブロックとカーポート工事を行い、4月になってようやく全工程が終了し、全体像を表したのでした。

外観がこのようになるとは、昨年の8月の増築部分の段階では分らなかったでしょうが、全体を見ると、堂々とした90坪級の建物になっています。

タイトルも「新築に近い増築工事」と銘を打っていますが、とても、「増築」とは思えない建物になりました。

構想、一昨年の秋より1年半の工程となりましたが、宮本地区を代表する建物になったと思います。
オール電化でお客さんも、暖かい家になったと喜んでおられました。

そして、この家の5m近辺で木の匂いが漂ってくるのも、私の家作りの特徴で、住んでいる人にも訪れた人にも木の匂いがしみついてしまうのです。
(お客さんの半径1mくらいで、木の香りがただよってきます)

おそらく、杉の出す成分なのでしょうが、こういった目に見えない木の効果が、細菌の繁殖を抑え、風邪や病気になりにくい体質になるようです。

そういった、効果は、OBのお客さんの意見を聞くと判明するのかも知れません。
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雪下ろし

2010-01-16 17:38:35 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)


今年は2~3日の短時間に1m単位で降り積もる傾向があり、今シーズンはこれで3回目の大雪になります。
市街地では1mくらいの積雪量でも、山沿いはさらに1.5mや2mまで達する場合があり、新雪のうちに下ろす風習のある場所では、3回以上下ろしているとのこと・・・
圧縮され締まった雪は、新雪に比べて2倍以上の重さになります。

高齢化が進み、お年寄りが屋根に登って雪下ろしをするのは危険な作業で、毎年事故が起こっています。
去年までは自分で登っていても、年齢と共に体も効かなくなり、已む無く業者に依頼される方も珍しくなくなってきました。

温暖化や「小雪」と言われても、急に大雪になる時もあります。



今シーズン最初の雪下ろしは「宮本町M邸」でした。
宮本町は山沿いで積雪量が1.5m以上・・新築部分は心配ないのですが、既存部分は昔のままなのでお客さんから

「下ろしてほしい」

との依頼があり、既存の下屋部分の雪下ろしをしました。



降り続いた雪で建物の半分は見えなくなっています。
他の外部の写真と見比べていただきたい。


雪を下ろしている最中です。
道路なのか屋根なのか見分けがつきません。
雪は締まっていて(圧縮されている)重い雪となっていました。


下屋の殆どを下ろしました。
「樋」を設置して、なるべく建物より離れた場所へ雪を滑らせています。
こうした作業は雪国では慣れたものです。


下屋の雪下ろしが終了。
既存の瓦屋根の部分のみでしたが、2時間半くらいかかりました。


お客さんに、

「和室の建具が動くようになった」

と喜ばれました。
雪の重さで、屋根が下がり、下の建具が動かなくなるのが雪下ろしのタイミングのサインです。

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洗濯流し

2009-12-15 20:11:19 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)
洗面化粧台は洗面脱衣室に必要でしょうか?
家事室的な要素を、脱衣室に持たせたほうが合理的なのでは?





先日は夕方から雪が降り出しました。
今週は冬型の気圧配置が強まり、大陸からの寒気が張り出し、大雪になる懸念があるとのこと・・・
今朝は、それほど積雪はありませんでしたが、道路は会社の車はすべてスノータイヤに替えていたので一安心です。

午前中は曇りベースだったので、市内のRC造の建物の窓周りのコーキングを行いました。
少しでも晴れているときに外部の工事を進めます。
大工は現場に入っているので、私もフル稼働しています。

年末まで、ばたばたした日が続きそう・・・

昨日は、三条市(旧栄町)T邸にて「てんつくマン」と少人数で3時間ほど語り合いました。13日には西山でイベントがあり、その次の日なので、さぞお疲れと思いきや環境や人の和にかける思いは素晴らしく、色々なことを話しました。
(講演では聞けないような深い話もしたのですが、残念ながらイベントは見てないので、どこからどこまでなのかは分かりません)
その話は、また別の機会に・・・・

写真は宮本町M邸の洗面脱衣室の様子です。
ユニットバスの手前に、「洗濯流し」が設置してあります。
洗濯機がその手前の空きスペースに収まり、アイロン台がその隣にあります。

脱衣室の機能よりは、ちょっとした家事室として設定しています。



洗濯機の脇の棚板は、真ん中の蓋を開くと・・


アイロン台が姿を現します。


この他にも天井に物干し棒が付いていたり、浴室の暖房乾燥機(三乾王)を使ってランドリースペースになったりと、いたれりつくせりの家事室になっています。

最近は「洗濯流し」を入れたいというお客さんが増えています。
少し汚れの多い洗物を余洗いや漬け置きができる「洗濯流し」は通常、洗面化粧台の置かれるスペースを占拠してしまいます。

洗面化粧台を取るか、洗濯流しを取るか・・・
(それが問題だ・・・)

ボールの大きな洗面化粧台は、80年代、「朝シャン」用に提案され、それがそのまま引き継がれています。
それ以前は、歯磨きや洗顔がメインで、それほど大きなボールは要らなかったのですが、浴室でシャンプーしなくても洗面室で済ませたいという若者のために提案されていたようです。
ドレッサー自体は寝室等に設置される本格的なものが化粧用に売り出されていましたが、それよりもボールの大きな化粧台のほうが普及しました。

「朝シャン」自体が死語になり、どちらかというと「朝シャワー」になっている時代なので、洗面化粧台に朝シャンの要素を取り入れるのは時代遅れのような気がします。

どちらかというと、「洗濯の予備的機能」のほうが重要視されているような気がします。
TOTOの「ランドリードレッサー」は洗濯流しの機能をそろえた洗面化粧台として画期的でしたが、その継承機である「クリアZ」は、およそ洗濯流しのような機能も見当たらず、洗濯用というよりも洗面のほうが主流となってしまっています。

現在で、ランドリードレッサーのような洗面器が見当たらないのが残念です・・・
余洗いや漬け置き、洗濯板による洗い物ができる機能を得るには、やはり本格的な「洗濯流し」を導入するしかないようで、TOTOで復刻すれば意外と需要があるかも知れません。



洗面化粧台は隠し扉を付けて、廊下に設置しました。
普段は扉を閉めて、化粧台を隠します。


もう一つの可能性としては、「介護用汚物洗い」としての洗濯流しも考えられます。
高齢者用住宅や介護用住宅では、オムツ等の汚物流しの機能が必要不可欠になってきます。
将来的なことを考えて、バリアフリー+介護用の要素も取り入れておくのも、一つの方法だと思います。

ただし、「洗顔・歯磨き」の機能は分離したほうがいいと思います。廊下に洗面台置くか、並列で別の洗面器を置くかの処理になるでしょう。


YAMAHAでこんな洗面台がありました・・・


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外部 羽目板貼り

2009-11-28 15:05:22 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)


午前中は雨。午後からは晴れ間が広がっています。

こういう日は、雨のときに加工。晴れたら外部というふうに、その場その場の対応が工事の捗りを左右します。
宮本町M邸では、外部の羽目板貼りが進行中。



玄関先の様子。
雁木屋根とポーチが一体となっています。


玄関サッシは取り付いているので、
鍵が閉められるので、防犯上も安心です。
最近は、工事現場を荒らす盗難が多いとか・・


雁木
本格的な木組みがお出迎え。
水平力には通し貫にて対応します。


雁木部分の柱廻り
通し貫の技法で、金物を使わないでスッキリと魅せています。


柱の根固め部分
土台を柱に差し込んで落とし込み、
土台をアンカーボルトにて固定しています。
土台の下には基礎パッキンを挿入しています。


通常、基礎パッキンは床下の通気を確保するために使用しますが、私の場合は、単に基礎と土台の間に水が溜まらないだけのために使用しています。
こうすることで、基礎と土台の縁が切れ、水を有効に切ることができ、土台の腐れを防止します。
柱の下も同様にパッキンを入れています。

最終的には、土台と柱は塗装して表しにします。
雁木は、柱が見えたほうが格好いいし、「雁木」って感じがします。
それには、木を水からどうやって守るかというための工夫をしなければなりません。
これを怠ると耐久性に欠ける構造になってしまいます。




道路側から見た全景
雁木越しに見る建物の全体像のアングルが一番いい感じです。
「かっちょえ~わ・・・」


北側から見た全景
下屋が長く伸び、どっしりとした感じが出ています。
いままで、既存建物があったので全体像が分かりにくかったのでしょうが、
できてみると「こういう感じか・・・」というところ。
この形になるまでが長かった・・・



杉の羽目板を貼り始めました。


下屋の面にも羽目板を貼っています


ほぼ終了しました。


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雁木

2009-11-17 18:41:27 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)


低気圧が北海道東側沿岸に停滞し、冬型の気圧配置になっています。
大陸からの寒気が入り込み、寒い一日となりました。

雨模様の中、わずかな晴れ間を利用しての外部工事が続きます。
宮本町M邸では、玄関部分と雁木の屋根、外壁下地工事を行っています。



本体の建て方は無事終了


屋根下地ボードを貼ってから、
ルーフィングを敷いて屋根葺き下地は終了。
この後、カラー鉄板の瓦棒葺きを行います。


今度は、玄関先のポーチ部分です。


さりげなく、伝統仕口が使われていますが・・・
柱の頭は「重ホゾ(ジュウホゾ)」になっていて、下の平ホゾ部分に梁が入り、その上に直角に桁が渡され、ホゾは桁の上まで貫通します。
下の平ホゾ部分には込み栓の穴が開けてあり、梁からこのホゾを貫通して込み栓を打つことで金物なしで梁と柱を固定します。




ポーチ柱は、土台を脇から差し込んで、
アンカーで固定する方法をとっています。
こうすることで、柱が自立します。


玄関先のポーチから、カーポートまでは屋根を掛け、雨にぬれずに行き来ができる通路としています。いわゆる「雁木(がんぎ)」の形状にしています。

この雁木の構造材や柱は、杉材を表しにして仕上げます。
風雨にさらされるので、土台の部分は少々凝った取り付けにしています。
土台パッキンを用いて、2センチ浮かすことで、土台の下に水がたまらないように工夫がしてあります。
落とし込みの柱の下にも同様のパッキンが入っています。
基礎と密着すると、雨が入ってなかなか抜けないので、こうした水抜きの工夫をすることで、外部構造でも耐久性を高めるようにしています。



自立した柱同士を梁で結びます。


雁木のおおまかな形がわかります。


正面から見たところ


全体
ようやく全体像が姿を現しました。


雁木の筋違いは、通し貫とすることで、すっきりと、また金物を使わない方法で横加重に対応します。
「通し貫」は外部工事にはうってつけでしょう。
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増築部分 建て方 開始!

2009-11-14 01:52:50 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)


晴れました。この11月の天候の悪い最中、一瞬の晴れ間を利用しての建て方です。
昨日と本日と晴れが続いたのは奇跡に近い!
そして、この2日間で、奇跡的な土台から屋根掛けまで終了してしまったこと・・
本当に、ここのお客さんの精進の良さに尽きます。


増築部分は、普通の作りでもいいのでしょうが、あえて、伝統木組みにしました。
本体が伝統構法で、増築部分が普通の在来なんて、考えられない!
こんなにこだわらなければもっと、はやく刻みや工事は進んだのでしょうが・・

少しでも長く持たせたい・・その一心です。



土台敷き
既存部分と新築部分をつなぐようになります。
まだ全容は明らかになっていません。


シートをめくって、既存部分との取り付け部を細工します。


取り付け部分は、パラペットの形状をしています。
ここに屋根が取り付きます。
新築部分の下屋が、玄関まで長く延びる形になります。


柱を立てているので、おおまかな感じがつかめます。
手前の駐車場スペースで取り付け部分の加工を行っています。


青い空に映える昇り梁
取り付け部分は全て昇り梁です。
左側は既存部分に設置したパラペットに取り付き、
右側は新しい部分の屋根を支えます。


昇り梁が並んだところ・・
向こう側に新しい家が見えます。


柱と梁と青い空・・
まるで空中宮殿へでも来たようです。


柱のホゾ穴から覗く、青い空・・
向こう側に柱のホゾに開いた込み栓の穴。

絵になりますな~。


面積は小さいとはいえ、立派な木組み・・
大工も力いっぱいたたかねば入りません。


昇り梁の上に軒桁を載せます。
向こう側の新築部分とぴったり合わさります。
下屋が連続した形にするために、
あらかじめ、新しい方の下屋に仕口を伸ばしておいて、
そこに今回の桁を取り付けています。


軒桁が終了。
梁の上に桁が載る構造を「折置き(おりおき)」といいます。


丁度、この時間に、昔、当社で働いていた大工のK氏が通りかかりました。
第一線を退いていても、この造りを見て、昔の家作りを思い出だしたようです。

「俺が小僧のころは、こういうやりかただった。
こういうつくりならば、地震が来てもだいじょうぶなんだ」

大工から懐かしがられる家づくり・・
大工が憧れる木組み・・

それが伝統構法なのです。
昔からその土地その土地の気候風土、地震を経験してきた大工の手によって、改良に改良が加えられ、今の形になっている。
何百年もの間、磨き上げられてきた技術で、もっともその土地の環境に適した家づくりです。
山の木をそのまま移用でき、運搬のエネルギーも最小限で済むエコ住宅でもある。
弱い材料も組み合わせることで強くできる。
往年の見知らぬ職人たちの知恵と技の結晶・・・

そういう日本の伝統文化を継承するのも私の使命。



屋根の構造ができつつあります。
奥に新築部分が見え、そこから長屋根が続く感じがわかります。


桁と桁を継ぐ「追っかけ大栓継ぎ」。
金輪やしり挟み継ぎに似ています。


タルキを並べます。
タルキは杉で、60㎜×90㎜です。
我が社ではこれが普通ですが、他はワンランクか2ランクくらい小さいようです。
大きいタルキだからこそ、屋根鼻も伸ばすことができ、
美しいプロポーションを実現できるのです。


タルキを並べています。


タルキの上に野地板を敷きます。
野地板は杉の4分板(12ミリ)です。

最近の住宅は合板野地とするのが多くなっていますが、
隙間がないと蒸れて腐ってしまいます。
野地板の場合は、長い間に木と木の間に隙間が出来るので、
そこから屋根の間の湿気を逃がすことで、
屋根に面した木部の蒸れを防止します。

水平剛性は合板に比べて落とりますが、
小屋組みをがっちりすれば良いだけのことです。


本日はここまで・・
明日は曇りのち雨の予報ですが、屋根が塞がってしまえば、もうこっちのもの!
何とか難関をクリアです。
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栗石地業

2009-10-23 19:26:09 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)
美沢町N邸と平行して、宮本町M邸の玄関の増築工事も進めています。



既存住宅の解体後です。
雨が入らないようにブルーシートをしているので、ちょっとお見苦しいところ・・
まだ、全体像は見えません・・・が、完成後は「美しい形」になります。
全体のバランスが重要です。


地縄を張って、基礎の部分を区切っています。


ユンボを入れて、掘削開始



割り栗石地業(わりぐりいしぢぎょう)
石を一個一個並べていきます。


砕石を石の間に入れて、上から転圧をします。


この上に、鉄筋を並べて総ベースにしますが、根固めとしての地業が重要な点です。
石を並べて敷き詰める方法は、昔ながらのやりかたで、転圧すると、ガチンガチンになります。
砕石を敷き詰めただけだと、地震の時に流れてしまい、基礎の下が空洞になったり、不等沈下を起したりしますが、石を並べた場合は、地震時に石自体は動きますが流れないため、そのまま安定しています。
これは、新潟県中越地震の時に威力を発揮しました。

そう、あれから5年が経ちましたが、伝統構法や昔からの丈夫な基礎、家作りをしてきたので助けらました。
自社で建築した建物は殆ど無事で、復旧活動に専念できたのも、往年の家作りの成果でもありました。
そして、地震の経験を活かした更なる構造の強化によって、お客さんの財産を守り、家が100年でも持つような建物を目指しています。




捨てコンクリート打設後、鉄筋を並べます


鉄筋工事終了


コンクリート打設・・


来週は、立ち上げ部分の工事に入り、コンクリートの硬化を待って、玄関部分の「建て方」が始まります。
既に、玄関部分は刻んであります。
今回も伝統構法です。増築であろうと、手は抜きません。
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解体開始

2009-10-07 22:08:13 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)


強力な台風18号が南西諸島を通過し、本州に上陸しようとしています。
上陸すれば2年ぶり(一昨年の台風9号以来)ということですが、「強力」というのも大変なところで、中心気圧が940hPaに勢力が弱まったとはいうものの、中心付近の風速は40m/s、最大風速55m/sとのこと・・

このまま行けば、明日の午後には新潟県を直撃するとの情報もありますが、どうなるか・・
その後の台風17号の動きにも要注意です。
上陸する台風の数が減る一方、巨大な台風や局地的な豪雨が懸念されます。
この台風の影響で、日本列島沿いに停滞中の秋雨前線が活発化し、思わぬところで豪雨となり、水害が発生することも予想されます。
今までの経験は、ほとんど役に立たないくらい予想が難しい気象となっています。
実際、今週は雨や曇りの予報だったのですが、ほぼ曇りで雨が降りませんでした。

現在は、弱い雨が降っている程度で、風もおだやかです。
「嵐の前の静けさ」
というところでしょうか?

それでも、天候に恵まれて、宮本町M邸の二期工事が始まっています。



新しい住宅部分へ引越しが終了し、
サッシ、建具、ボード、瓦を解体した既存住宅部分。


天井や壁の石膏ボードが取れて、下地がむき出しになっています。


小屋裏も、丸梁が見えています


現在の解体は、分別が基本です。
石膏ボード、サッシ、ガラス、瓦、鉄板を剥がして、それぞれに分けてトラックでまず運び出すのは、手仕事で、時間がかかります。
先週の土曜日から準備をはじめ、昨日、ようやく重機が入りました。



切り離し作業
残す部分と、解体する部分に切り離します。


既存の住宅部分は、和室を残して2階や玄関、水周りを解体します。
そして残った部分と、新しい増築部分を玄関、ホールで継なぐ形になります。


重機を搬入


重機による解体がはじまりました。


前の玄関、下屋部分が壊れました


本屋、2階部分を壊しています


2階部分が半分壊れました。
奥の新しい部分を壊さないように慎重に進められます


横から見ると、薄っぺらい「壁」だけで立っています。
木造は意外と倒れません


ほぼ終了の状態です。



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引渡し 家具搬入

2009-09-10 23:32:58 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)


本日は、朝方大雨が降り、午前中まで雨で時々激しい雨に襲われました。
それでも、晴れた場面もありましたが、少し気を抜くと、また激しく降るという繰り返し・・
午後も同じく。

台風一過の大気が不安定な状態というのも珍しいもので、日本列島を通過しないではるか南方をかすねた場合は、西方の風が吹き、このような天候になるのか・・
梅雨前線の替わりに不安定大気の局部的な豪雨をもたらす現象が増えるのか?

トルコでは急激な雨により増水し、多大な被害が出ています。
韓国でも北朝鮮のダムの放流でキャンプをしていた人たちが巻き込まれるという事故が起きました。
世界的にも、大雨や河川災害のニュースが入ってくる今日この頃・・


そんな雨の降る中、美沢町N邸の地盤改良工事が進められ、時々の激しい雨の中はきついところでしたが、何とか無事に工事が終了。来週から基礎工事へと進みます。

宮本町M邸でも引渡し&家具搬入がはじまりました。




これが最後のTOTOバスピアKAシリーズ・・
窓は風が通るように2ヶ所設けてあります


ブラインドを閉めるとこんな感じです
浴槽の上のポールは乾燥機用の物干し棒です。
冬は重宝します。


洗濯機脇の収納棚
真ん中はアイロンを掛ける台に兼用します
(これは、詳しくは又の機会に・・)



円柱の机に椅子が入りました
やっぱり、椅子があると机らしくなります。
今の椅子はキャスター付きで座面が回転するので座りやすい・・


寝室にもベットが入り、寝室らしくなりました。
杉板のぬくもりとマッチしてます。


奥さんは電気屋さんからIHの説明を受けていました。
IHははじめてだそうで・・使っていくうちに慣れていただくしかない・・
そのうち、電磁器具を使った料理教室なんかも開ければいいのですが・・

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宮本町M邸 完成

2009-09-04 20:13:22 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)


日中は晴れていますが、夜は雨が激しく降りました。
今晩も雨が降る予報(昨日ほどではありませんが・・)

移動性高気圧&低気圧によって天気が移り変わるのは、秋の気候です。
衆議院選挙直後に関東をかすめた台風の後は、まだ大きな台風の発生も認められず、このまま9月中旬まで行ってしまうのか・・・

稲が刈り終るまで上陸してほしくないところです。

今週は、美沢町N邸の解体工事と宮本町M邸のハウスクリーニング&完了検査で、着工、引渡しの節目が重なりました。
美沢町N邸に関しては明日、地鎮祭を行います。
宮本町M邸は来週引渡しです。M邸は引越しが終了後、既存の部分を解体し、玄関の増築を行います。
あと、何件か外装リフォームも挟みます。
この秋も忙しくなりそうです。


写真は、宮本町M邸の居間で、机を入れる前です。
西の小窓から差し込む陽の光が、部屋に陰影を与えておもしろい。



居間から見上げた吹き抜け
居間の入口の直上にランマを設けて、空気が上に行くように工夫してあります。
ルーフファンも明かりをつけています。
夜はこんな感じです


昼間の吹き抜け2階から見た感じ
4枚の小窓は北向きですが、明かりは十分入ってきます。
スノコと手摺は白木のままにしました。


2階ホールの天井です
普段は光が入りにくい部分ですが、
子供部屋の床に反射した光が天井を照らしています。


子供部屋とロフト
7.5帖の子供部屋の上に3帖のロフトが付きます。
ロフトは物置にしてもいいし、ベット代わりに布団を敷けば、
下のフロアーにベットが要らず、広く使えます。


子供部屋の入口から見た感じ
左右対称にしているので、ハシゴが面白い形に見えます。
壁を挟んで、両側から掛かっています。
まるで鏡を見ているよう・・・
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丸柱を挟んだ机

2009-09-03 21:27:02 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)
今回の宮本町M邸の見所は、食堂の真ん中に立つ2本の丸柱。
真ん中に柱が立つので邪魔?

そんなことはありません。

本来、食堂としてのテーブルを真ん中に置くので、そのテーブルで丸柱を囲ってしまえば邪魔にはならない。
形はどうしようかと、お客さんとダンボールで型を起こしながら検討しました。
こちらとしては、アールの形を活かした楕円形のテーブルをイメージしていたのですが・・・(こちらで型をつくっています
最終的に6人掛けの大きな机にしたいとのことで、長方形の形になりました。

どうせなら、柱と一体に見えるような形にすれば、面白い・・


・・・ということで、こんな形に落ち着きました。



丸柱2本を挟んだ机です


どうやって、組んでいるのか・・・実は、2つのカウンターを柱のセンターで継いで合わせているのでした。出来上がってみると、スッキリした感じに仕上がっています。



上を見れば木組みが・・・


机の脇にある「新聞受け」
その上に、コルクの掲示板。
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吹き抜けファン取り付け

2009-08-28 21:11:22 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)


蒸し暑い天気が続きます。夜になって雨が降り始めています。
移動性低気圧に伴った前線によって雨雲が通過するようです。

低気圧が通過する前は、南からの暑く蒸し暑い空気が入り込み、通過とともに、今度は北からの涼しい空気が入り込みます。
ほとんど秋の空なのですが、残暑と重なって急激に熱くなったり、涼しくなったりしています。
「低音注意報」が出され、農作物の管理に気をつけねばなりません。
台風よりもやっかいです。

通常は、太平洋高気圧の発達により、南太平洋上の暖気が北上するのですが、今年は大陸の勢力が強く、熱交換がままならない状態が続いています。

北極の寒気の勢力が強いのか、気温が上昇して平均になり、熱交換の必要も無くなっているのか、いずれにせよ、変な気候です。
台風の発生も少なく、北上してこないので、風雨による稲への被害の懸念は少ないのですが、低温注意報がこの時期に出るのも異常です。


写真は、宮本町M邸です。
居間の上の吹き抜けにファンが付きました。
やっぱり吹き抜けにはプロペラが良く似合う。

今回は、増築工事なのですが、居間に十分な明かりを確保するために、上からの光を吹き抜けを通して入れる工夫をしています。



2階から見たところ
スノコにして、光を少しでも取り入れます。
この上で、洗濯物を干せば乾きそうです。


子供部屋のロフトに階段をつけています


昇り梁と中引(なかびき)が交差し、それを化粧に見せています。
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宮本町M邸 増築部分外部

2009-08-27 17:01:45 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)


本日は気温30℃を超す真夏日となりました。
いままで聞き取れなかったアブラゼミの鳴き声が響きわたります。
例年だと、一晩中、蝉が鳴いている夜が続くのですが、今年はお盆を境に、殆ど鳴く夜がありません。
それとも、これから鳴き始めるのか・・・
というと、やはり1ヶ月程度季節がずれていることになります。

朝晩は涼しいのですが・・

今年は、太平洋高気圧の勢力が弱いため、台風もなかなか北上してきません。台風自体の数も少ないようです。
ただし、日本海側を移動性の低気圧が通過するたびに、南の暖かい空気が入り込んだり、大陸の冷たい風が入り込んだりと、天気が一変する場面があります。
前線のかわりに、気圧の谷に沿って大気が流れ、不安定となる「かくれ前線」みたいなものがあり、急激に積乱雲が発達し、集中豪雨を降らせる、局部的な天気がみられます。

昔は、山沿いに積乱雲が発達し、夕立を降らせたものですが、最近はヒートアイランド現象にて都市部で急激に積乱雲が発達し、集中豪雨を降らせる現象が目立ちます。

写真は、宮本町M邸の外観です。
手前は既存の和室部分で、ここは解体せずに残す部分です。
奥に新しい建物が出来ています。
切り妻の屋根と棟の縦格子が美しく映える、この部分からのアングルは絵になります。



先代の方が祈願した石碑
「妙高山」と書いてあります。
病気がちだったお客さんが、無病息災を願って
建てた石碑に、いつも花がかざってあります。
私も、「工事の安全」を願ってお参りしています。



南側の外観
林の中で落ち着いた雰囲気になっています。
竪格子の手摺がポイント


外装羽目板に隙間が・・
塗ったときはくっついていたのが、最近乾燥してきたらしく、
羽目板の継ぎ目が空いて、塗ってない部分が白く出てきました。
塗装屋さんに塗ってもらわねば・・・・


いよいよ、内装も終わり、細かい造作と器具付けが済めば掃除を入れて、引渡しを待つばかり・・
(その前に完了検査を受けねば・・)
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タカラ・システムキッチン レミュー施工

2009-08-20 16:06:45 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)
宮本町M邸の台所は対面キッチンにしています。
メーカーはタカラ・スタンダードの「レミュー」。全面ホーローの為、施工が難しいところがあります。
タカラの施工研修を受けているので、自社でホーローパネルや流しの施工を行えます。「レミュー」は今回初めてですが、一度施工すると、メーカーからお墨付がもらえます。



カウンターを木取っています
手前側は流しの前の部分で25センチ
奥側は45センチまで奥行きを広くしています



カウンター設置終了
向こう側が台所です。



ホーローパネル貼り終わり
ホーローパネルは切断後、錆び止め剤を塗らないと、錆びてきてしまいます。
焦げ付かず、マグネットが付くので便利なパネルですが
施工するのにはメーカーの研修を受ける必要があります。



吊り戸棚設置
流しを並べるのにはまず、レンジフード廻りの吊り戸棚から設置していきます。



下台を並べて完成


これだけの設置でメーカーに任せると、10万円以上は請求してきます。
自社で取り付けてコストを下げる工夫も必要でしょう。
ユニットバスは難しいところがありますが・・・


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内部造作 終盤

2009-08-20 11:40:43 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)

お盆を過ぎてから連日30℃を超す真夏日が続いています。

「残暑厳しい」

というところですが、朝晩は涼しいので、全くの真夏という感じではありません。
それでも、日中は気温が30℃まで上がり、更に湿度があるので、蒸し暑く、体も疲労していきます。

そんな過酷な状況の中、宮本町M邸の内部工事が終盤にかかっています。




杉フロアー貼り
今回は山北森林組合のスギフロアー12㎜です。


ボード貼り
吹き抜け部分は明るい。


柱、梁を塗装
今回は床や造作材に合わせた色にしてみました。
オスモのワンコートオンリーを使用しています。


色を塗ってから、更に磨いています。


現在は、表具屋さんが入り、照明器具の取り付けが始まっています。
来週末には養生を取って掃除を入れる予定。
お客さんも来月の引越しが待ち遠しいところでしょう。
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