べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

土台敷き ~新潟市A邸

2011-12-28 12:03:09 | 新潟市南区A邸(越後杉)
曇りベースの雪模様・・
長岡市街地は雪が10センチくらい積もっています。他の地域では「ホワイト・クリスマス」と喜んでいるようですが、雪国ではホワイト・クリスマスは当たり前・・降らない方がおかしな歳でもあります・・・・

新潟市A邸では、外壁工事も終了し、内部の下地工事を行っています。
意外と白根や三条でも雪が積もっていて、路面凍結によるスリップにて交通事故があちこちで起こっていました。
平野部では吹雪や凍結に注意しなければなりません。

今回は、10月下旬に行われた新潟市A邸の土台敷きの様子です。



土台は桧です。
下端にフェルトを貼って、コンクリート基礎との縁を切り、
蒸れて腐るのを防止します。


最近では、樹脂製の通気土台パッキンが使われるのが多いですが、殆どの場合、鉄板見切りの陰になり、通気ができなくなっています。当社はあえて、昔ながらの換気口にして、冬と夏の湿気の多い時期に閉めることのできる開閉式の床下換気にしています。



通し柱の部分の土台は、通し柱に差してからアンカーで固定するため、
この時点では敷いてありません。


建て方の初期段階では、通し柱に土台を差し込んで、
建物の構造全体を浮かしたままで組み立て、
組んでから全体を落として、基礎と固定します。



目次へ・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝統構法加工 新潟市A邸

2011-12-20 14:58:49 | 新潟市南区A邸(越後杉)
曇りベースで、たまにちらちらと降る雪です。
先日までに長岡では5~10㎝くらい雪が積もったでしょうか。今週は明日以降、再び冬型の気圧配置になると言うことです。
12月としては、まずまずの天候といったところです。

新潟市A邸ではユニットバスの取り付け工事を行い、外壁工事も最終段階です。
だいぶ遅くなりましたが、A邸の工事の様子をアップします。



志田材木店により人工乾燥を行いました。


釜から出した直後の状態です


寸法を確かめ、使える部位へ指定していきます


構造材を並べながら梁の上下を指定していきます。
この工程が無いと、プレカットででたらめに加工する懸念があります。


プレカット工場に材料を運搬し、加工をしています。
今回は、手加工でしか出来ない部分以外は、機械加工に委ねました
大幅にコストダウンが狙えます


工場に加工された材料を搬入し、手加工の墨付けを行います


土台加工を行っています


通し柱は重ホゾに加工されています


差し鴨居や梁の墨付けを行っています


梁の場合は伝統継目のため、機械加工は不可能です。


通しホゾ加工の墨付けです。
先細りにしているので、機械加工は不可能です


差し鴨居の加工風景


意外と、梁や差し鴨居のボリュームがありました。
大きな材料を組み合わせることで、家もしっかりします。


差し鴨居と通しホゾ、先に鼻栓を入れるための穴があけてあります


加工済みの材料を、仮に組み立てます


一度では入らないことが多いので、調整しながら入れていきます


建て方時に現場でこのような作業を行うと時間のロスになります


工場による加工と仮組より、万全の体制で建て方を迎える事となります。



目次へ・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

配筋~基礎完成 新潟市南区A邸

2011-12-17 12:09:09 | 新潟市南区A邸(越後杉)
新潟市A邸の基礎工事です。



配筋の終了した状態
このタイミングで、配筋検査を行います


コンクリート打ち込み終了


立ち上がりの型を組んでいきます


所々、通気や人通口の型があります。


通し柱は5寸落とすので、このように型を組みます
今回の通し柱は6本あります


立ち上げのコンクリートを打ち込みます


養生期間が終了し、型を取って天端を水平に仕上げます


基礎工事終了
土台敷きを待つのみとなります


今回の構造も「伝統構法」で通し柱を土台よりも5寸落とす工法なので、基礎もその形状になります。
通し柱の部分は、一角、5寸下げる型を起こしています。

通し柱に土台を差して、土台をアンカーで固定することで、ホールダウン金物が必要ないように壁計算を行っています。現在の法制度のまま実行すると、金物で雁字搦めになる在来工法ですが、極力、金物を使いたくないので、こういった工夫を随所に盛り込まなければなりませんし、そのための根拠を計算で示さなければなりません。

中越地震の時、ホールダウン金物に集中した荷重により、基礎が割れたという報告がありました。地震時の引き抜き抵抗の計算は木造部には行われていますが、コンクリート基礎にも行い、施工を行わなければなりません。
ホールダウン金物の取り付く一点に、10トン~25トンの荷重がかかるわけですから、その対策も考えておく必要があります。



目次へ・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポリシート敷き込み~全面ベース  新潟市南区(旧白根市)A邸

2011-12-17 11:31:23 | 新潟市南区A邸(越後杉)
昨日から冬型の気圧配置が強まり、平野部を中心に雪が積もりました。
昨日は長岡よりも新潟市のほうが雪が多かったようで、所々で交通渋滞やスリップ事故が起こったようです。
本日は土曜日でもありますが、クリスマスの用事などで車で外出する機会も多いでしょうから、事故にはくれぐれも気をつけてください。


秋から目まぐるしい毎日が続き、暮れも押し迫ってようやくブログも更新できるようになりました。
現在は新潟市A邸の現場を管理しながら、細かい現場を廻り、カレンダー配りを行っている毎日です。

新潟市A邸の報告も栗石地業から止まったままなので、まとめてアップします。




栗石地業を行った上に、全面ポリシートを貼る


捨てコンクリートを打つ


捨てコンクリートの上に鉄筋を並べる


今回は、D13鉄筋を25㎝ピッチでダブル配筋です
積雪地域のベタ基礎配筋表による仕様です


鉄筋で埋め尽くされた基礎


ベタ基礎にすることで、強固な一体の耐圧版となります。最近は、柱状改良+布基礎が普通の工法になっていますが、シロアリや下からの湿気が気になります。
お客さんも、その事が気になり、ベタ基礎を選びました。

防湿シートを全面に敷くことで、地面からの湿気を遮断し、シロアリの進入も防ぐことができます。布基礎で防湿シートを敷き、押さえコンクリートを打った場合、基礎と押さえコンクリートの継ぎ目から湿気が上がり、シロアリもそこから進入してきます。

もともとの地盤が、湿気がある地域の場合、ベタ基礎を行った方がベターでしょう。



目次へ・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする