本日は、甲子園にて日本文理高校(新潟)と中京大中京(愛媛)の決勝戦が行われています。新潟から決勝戦まで進んだのは初めてで、優勝ともなれば、もう大騒ぎでしょう。
越後新潟は雪国で冬場はスポーツの練習ができない
と言われ続け、なかなか全国大会にも出でも上位を目指せない状況でしたが、県内でもスポーツの育成が盛んに行われ、(サッカーでもそうですが)廻りのサポートが力を注ぎ込んで、県内全体のレベルが上がってきた中で切磋琢磨してきた結果なのでしょう。
残念ながら県大会で惜しくも敗れた新潟明訓高校や新潟県央工業にも、このステージに立てたチャンスはあったわけで、何処が出てもおかしくないくらいまでレベルは上がったと思っていいのではないでしょうか?
何でも、盛んになることは、新潟が暑くなってきて、活気を帯びて気持ちのいいものです。
さて、ここ新潟も残暑が続き、ようやく「夏」らしくなってきたところです。
気温が30℃を超すこともあまりありませんが、梅雨明けからの後半は気温も日照も好調で、田んぼも「不作」からはまぬがれそうで、順調に穂を伸ばしてきています。
現場はどうかといえば、宮本町M邸も表具(内装工事)がほぼ終了し、あとは照明等の器具付けを残すのみとなり、完了申請をあげて9月10日の引越しを待つばかり・・
(その後は、既存建物を解体して、玄関通路部分をつくらねばならないので、まだまだ気の長い工事なのですが・・)
宮内町での改装工事も、車庫工事が最終段階にきています。
そして、本日から美沢町N邸の解体が始まりました。
10月1日をまたぐので、新しい住宅瑕疵担保履行法に沿った形の新築となります。
ここも、金物を使わない構法です。履行法施行によって、伝統構法はどうなるかと思われましたが、国土交通省からの指導で、どうやら継続が可能になったようです。あとは、確認申請で基準法とどうやって合わせて行くかというところです。
宮本町M邸でもそうですが、「小屋火打」を入れれば、現行のままで可能ということがわかりました。
美沢町N邸は、1階が車庫のある壁の少ない計画ですが、どうやって伝統構法でカバーしていくがが課題となっています。
そういったチャレンジを一個一個クリアしていくのが楽しみなところです。
写真は吉田町T邸です。
最近、出来上がった建物を写真に収めておく作業をしているのですが、吉田町T邸に関してはまともに撮ったことがないので、今回カメラマンに写してもらうことにしました。
この家は、丸柱を中心に、8角形の屋根が放射状に伸ばして大空間を実現ながら、四方の明かり窓からの光を取り入れた「明るく暖かい家」で、梁と柱を古民家風に仕上げています。
県産材使用で、伝統構法でバリアフリーなのはこの家が初めての家です。
ベンガラと墨汁、カキシブを使い、褐色に塗り始めたのもこの家が原点となっています。
訪れる人も、つい時間を忘れる癒しの空間になっています。
バリアフリーというと、介護用の「施設」になってしまうのが、普通の設計ですが、それを感じさせたい「普通の住宅」に仕上げています。
障害をかかえる人も、健常者も普通の生活ができなければ、家ではない・・・そういうところは、中島町H邸にも活かされています。
施主さんも、いつもきれいにして大切に使って頂いているので、建てた側としても、これほどのことはありません。
見学に来られたSさんに説明する施主のTさん
Tさんの人柄が良く、元気がもらえるとの感想でした。
(手前のベットから奥の浴室までリフトで移動できる設計です)
撮影の様子
カメラマンも力が入ってます。
特に丸柱を念入りに、いつもより多く写しております。
撮影が終了し、お客さんとの会話がはずむ・・
色々な会社の家を撮影しているカメラマンですが、
「7年も経っているとは思えない」
とのことでした。
普通の建物の場合は、どうやって良く見せるかということで苦心するのですが、この家の場合は「この家の良さを、どこまで表現し切れるのか」という、カメラマンにとっても難題になっています。
・・というのも、空間を写すことは不可能に近く、2次元では、「空間」や「匂い」までは表現しきれないということです。
何枚かの写真を見て、「想像」してもらうしかない・・・
この「空間」は、この場へ実際に行って見ないと伝わらないものなのです。
(観た人はラッキーである)
とはいえ、どんな雰囲気かということが味わってもらえれば良いのかとも思っても居ます。(乞うご期待)
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このブログを開いてから、家づくりや環境、食について様々な想いを書き綴ってまいりましたが、その情報量の膨大さに書いている本人も何処に何を話題にしていたか整理がつか...
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