べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

吹き抜けファン取り付け

2009-08-28 21:11:22 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)


蒸し暑い天気が続きます。夜になって雨が降り始めています。
移動性低気圧に伴った前線によって雨雲が通過するようです。

低気圧が通過する前は、南からの暑く蒸し暑い空気が入り込み、通過とともに、今度は北からの涼しい空気が入り込みます。
ほとんど秋の空なのですが、残暑と重なって急激に熱くなったり、涼しくなったりしています。
「低音注意報」が出され、農作物の管理に気をつけねばなりません。
台風よりもやっかいです。

通常は、太平洋高気圧の発達により、南太平洋上の暖気が北上するのですが、今年は大陸の勢力が強く、熱交換がままならない状態が続いています。

北極の寒気の勢力が強いのか、気温が上昇して平均になり、熱交換の必要も無くなっているのか、いずれにせよ、変な気候です。
台風の発生も少なく、北上してこないので、風雨による稲への被害の懸念は少ないのですが、低温注意報がこの時期に出るのも異常です。


写真は、宮本町M邸です。
居間の上の吹き抜けにファンが付きました。
やっぱり吹き抜けにはプロペラが良く似合う。

今回は、増築工事なのですが、居間に十分な明かりを確保するために、上からの光を吹き抜けを通して入れる工夫をしています。



2階から見たところ
スノコにして、光を少しでも取り入れます。
この上で、洗濯物を干せば乾きそうです。


子供部屋のロフトに階段をつけています


昇り梁と中引(なかびき)が交差し、それを化粧に見せています。
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宮本町M邸 増築部分外部

2009-08-27 17:01:45 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)


本日は気温30℃を超す真夏日となりました。
いままで聞き取れなかったアブラゼミの鳴き声が響きわたります。
例年だと、一晩中、蝉が鳴いている夜が続くのですが、今年はお盆を境に、殆ど鳴く夜がありません。
それとも、これから鳴き始めるのか・・・
というと、やはり1ヶ月程度季節がずれていることになります。

朝晩は涼しいのですが・・

今年は、太平洋高気圧の勢力が弱いため、台風もなかなか北上してきません。台風自体の数も少ないようです。
ただし、日本海側を移動性の低気圧が通過するたびに、南の暖かい空気が入り込んだり、大陸の冷たい風が入り込んだりと、天気が一変する場面があります。
前線のかわりに、気圧の谷に沿って大気が流れ、不安定となる「かくれ前線」みたいなものがあり、急激に積乱雲が発達し、集中豪雨を降らせる、局部的な天気がみられます。

昔は、山沿いに積乱雲が発達し、夕立を降らせたものですが、最近はヒートアイランド現象にて都市部で急激に積乱雲が発達し、集中豪雨を降らせる現象が目立ちます。

写真は、宮本町M邸の外観です。
手前は既存の和室部分で、ここは解体せずに残す部分です。
奥に新しい建物が出来ています。
切り妻の屋根と棟の縦格子が美しく映える、この部分からのアングルは絵になります。



先代の方が祈願した石碑
「妙高山」と書いてあります。
病気がちだったお客さんが、無病息災を願って
建てた石碑に、いつも花がかざってあります。
私も、「工事の安全」を願ってお参りしています。



南側の外観
林の中で落ち着いた雰囲気になっています。
竪格子の手摺がポイント


外装羽目板に隙間が・・
塗ったときはくっついていたのが、最近乾燥してきたらしく、
羽目板の継ぎ目が空いて、塗ってない部分が白く出てきました。
塗装屋さんに塗ってもらわねば・・・・


いよいよ、内装も終わり、細かい造作と器具付けが済めば掃除を入れて、引渡しを待つばかり・・
(その前に完了検査を受けねば・・)
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タチカワ・ファーム

2009-08-27 14:16:31 | にいがたの食
見附市K邸の奥さんお薦めの卵のお店です。
見附市街地から栃尾へ抜ける道の途中で細道を入っていった場所です。
(場所は地図参照のこと)
生産農場は柏崎市にあるようで、ここでは包装、発送を行っているようです。
小売もしているので、近くの方はご利用してみてください。

スーパー等で地鶏卵をよく見かけますが、本当の「地」のニワトリの卵ということならば、コレ?



ビタランED
餌に色々入れているようで・・「ごま」も入っています




生産農場は柏崎市にあるようです




立川養鶏株式会社
新潟県見附市本明町747番地
tel 0258-62-1349
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エコ55運動

2009-08-26 02:26:15 | にいがたの食

朝晩が冷えるようになってきました。
日中も過ごしやすい気温で、もう秋の気配・・

今年は台風が少なく、7月に日本列島を襲った豪雨が嘘のようです。

先日は、甲子園が暑く燃えて、新潟・日本文理が愛知・中京大中京に惜しくも1点差で敗れましたが、最後まであきらめずに粘り強く追い上げた文理ナインの姿に、新潟県民ならず日本全国中が感動したのではないでしょうか?

最後まであきらめない


この根性こそが、日本人の忘れかけている精神そのもの。
それを高校球児たちが身をもって示してくれた。

みなさん、不況とか政治不信とか・・あきらめないで、がんばりましょう。
高校生だってがんばったじゃ~ないですか?

そして、崖っぷちとも言われている農業でもがんばっている人たちがいます。
「米どころ新潟」と言えど、高齢化、人手不足、米離れ、減反の風が吹き荒れている最中、何とか消費者のニーズに応えて活路を開こうという試みがされています。

「エコ55運動」

も、その一つで、ここ王寺川を中心に化学肥料、農薬を極力抑える農法で米を育てている米の団地があります。




「不作?」とも言われましたが、穂は出ています


畦(あぜ)脇に立て札が立っています。
「エコ・55運動」


圃場の検値結果の看板
穂の出方や葉の数は指導値に達していませんが、まだまだこれから・・


稲の花です



撮影したのは8月の上旬でしたが、現在は穂も黄色くなりだしています。
少し、時間をおけば例年並みかやや不作程度で済みそうですが、台風が気になります。
もう少し、台風には上陸を待ってもらいたいところですが、自然は言うことを聞いてくれないのが常です。
今年がどうなるのかは、終わってみなければ分からない・・・

夏の天候不順で農作物の価格が上がって市民の生活に影響が出ていますが・・・
米はどうなるやら。
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旧吉田町T邸 撮影風景

2009-08-24 13:22:29 | 円形屋根の家 旧吉田町T邸(越後杉)

本日は、甲子園にて日本文理高校(新潟)と中京大中京(愛媛)の決勝戦が行われています。新潟から決勝戦まで進んだのは初めてで、優勝ともなれば、もう大騒ぎでしょう。


越後新潟は雪国で冬場はスポーツの練習ができない


と言われ続け、なかなか全国大会にも出でも上位を目指せない状況でしたが、県内でもスポーツの育成が盛んに行われ、(サッカーでもそうですが)廻りのサポートが力を注ぎ込んで、県内全体のレベルが上がってきた中で切磋琢磨してきた結果なのでしょう。
残念ながら県大会で惜しくも敗れた新潟明訓高校や新潟県央工業にも、このステージに立てたチャンスはあったわけで、何処が出てもおかしくないくらいまでレベルは上がったと思っていいのではないでしょうか?

何でも、盛んになることは、新潟が暑くなってきて、活気を帯びて気持ちのいいものです。


さて、ここ新潟も残暑が続き、ようやく「夏」らしくなってきたところです。
気温が30℃を超すこともあまりありませんが、梅雨明けからの後半は気温も日照も好調で、田んぼも「不作」からはまぬがれそうで、順調に穂を伸ばしてきています。

現場はどうかといえば、宮本町M邸も表具(内装工事)がほぼ終了し、あとは照明等の器具付けを残すのみとなり、完了申請をあげて9月10日の引越しを待つばかり・・
(その後は、既存建物を解体して、玄関通路部分をつくらねばならないので、まだまだ気の長い工事なのですが・・)

宮内町での改装工事も、車庫工事が最終段階にきています。

そして、本日から美沢町N邸の解体が始まりました。
10月1日をまたぐので、新しい住宅瑕疵担保履行法に沿った形の新築となります。
ここも、金物を使わない構法です。履行法施行によって、伝統構法はどうなるかと思われましたが、国土交通省からの指導で、どうやら継続が可能になったようです。あとは、確認申請で基準法とどうやって合わせて行くかというところです。
宮本町M邸でもそうですが、「小屋火打」を入れれば、現行のままで可能ということがわかりました。

美沢町N邸は、1階が車庫のある壁の少ない計画ですが、どうやって伝統構法でカバーしていくがが課題となっています。
そういったチャレンジを一個一個クリアしていくのが楽しみなところです。


写真は吉田町T邸です。
最近、出来上がった建物を写真に収めておく作業をしているのですが、吉田町T邸に関してはまともに撮ったことがないので、今回カメラマンに写してもらうことにしました。

この家は、丸柱を中心に、8角形の屋根が放射状に伸ばして大空間を実現ながら、四方の明かり窓からの光を取り入れた「明るく暖かい家」で、梁と柱を古民家風に仕上げています。
県産材使用で、伝統構法でバリアフリーなのはこの家が初めての家です。
ベンガラと墨汁、カキシブを使い、褐色に塗り始めたのもこの家が原点となっています。

訪れる人も、つい時間を忘れる癒しの空間になっています。
バリアフリーというと、介護用の「施設」になってしまうのが、普通の設計ですが、それを感じさせたい「普通の住宅」に仕上げています。
障害をかかえる人も、健常者も普通の生活ができなければ、家ではない・・・そういうところは、中島町H邸にも活かされています。

施主さんも、いつもきれいにして大切に使って頂いているので、建てた側としても、これほどのことはありません。




見学に来られたSさんに説明する施主のTさん
Tさんの人柄が良く、元気がもらえるとの感想でした。
(手前のベットから奥の浴室までリフトで移動できる設計です)



撮影の様子
カメラマンも力が入ってます。
特に丸柱を念入りに、いつもより多く写しております。


撮影が終了し、お客さんとの会話がはずむ・・


色々な会社の家を撮影しているカメラマンですが、

「7年も経っているとは思えない」

とのことでした。
普通の建物の場合は、どうやって良く見せるかということで苦心するのですが、この家の場合は「この家の良さを、どこまで表現し切れるのか」という、カメラマンにとっても難題になっています。
・・というのも、空間を写すことは不可能に近く、2次元では、「空間」や「匂い」までは表現しきれないということです。

何枚かの写真を見て、「想像」してもらうしかない・・・

この「空間」は、この場へ実際に行って見ないと伝わらないものなのです。
(観た人はラッキーである)

とはいえ、どんな雰囲気かということが味わってもらえれば良いのかとも思っても居ます。(乞うご期待)


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このブログを開いてから、家づくりや環境、食について様々な想いを書き綴ってまいりましたが、その情報量の膨大さに書いている本人も何処に何を話題にしていたか整理がつか...

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もくじへ・・


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高柳町荻ノ島 古民家視察 越後の匠の家普及協議会

2009-08-21 18:55:51 | 伝統構法について
本日は、新潟県建築組合と設計士とから構成される「越後の匠の家普及協議会」にて、古民家の視察へ行ってきました。

越後の匠の家普及協議会は「新潟版長期優良住宅」の仕様を研究しているのですが、古民家が耐久性を高めるためにどう工夫しているのかを調べれば、それをこれからの建物に活かす事ができます。

「古民家に学べ」

ということです。



高柳町荻ノ島村落
茅葺屋根の古民家が環状に建ち並ぶ村です。











中央にある「荻野屋」
17年前に農山村活性モデルとして新築したもので、宿泊が可能です。


茅葺の葺き替えをしていました。
長岡の業者だそうです。(全国何処へでも行くらしい・・)
貴重な技術の継承です。


荻野屋の囲炉裏部屋から外を望む・・
ここのおばさんも親しく話してくれ
てなんとも和やかな雰囲気でした。


この古民家が今回調査する建物です。
本屋は茅葺屋根ですが、鉄板で覆っています。


屋根に三角の穴が開いているのは、
ここから囲炉裏の煙を出すため。



内部視察の様子
南側のランマが明るい。
各寸法を計測している人もいます。
手前は「サトウクリキ」さん。家主の方からヒアリング中。



古民家内部の様子
ランマ窓からの光で明るい座敷です


小屋組み。
長期間囲炉裏に燻されて、黒ずんでいます。


おおまかに書いた構造図
典型的な「サス構造」です。


サス構造は日本版トラス構造で、古民家の代表的な作り方で、この延長が合掌づくりです。
トラス構造は細い材料でも有効に使えるため、山の木を使うにはうってつけの構法でしょう。


そこに生えている木を使って、丈夫な家をつくる


新潟県版超長期優良住宅は、国産材はもとより、県産材をふんだんに活用する仕様に仕上げたいものです。
次回は寺泊町の古民家を調査する予定です。



荻ノ島村落の場所




大工~伝統技術について・・
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麦麦ベイク(ばくばくべいく) 高柳の天然酵母のパン屋さん

2009-08-21 16:43:00 | にいがたの食
高柳の荻の島へ古民家調査へ行ったついでに、自家製の天然酵母でつくるパンの店に寄りました。

おかみさんと、旦那さんの二人三脚でパン屋を営んでいて、この辺りでは有名な(知る人ぞ知る?)店で、近所の方々が買いに来たり、観光客が寄っていくスポットとなっています。

材料にもこだわっているので、高柳方面へ行ったら是非、この味を噛みしめてほしいところです。





麦麦ベイクのパンは・・・

全て無漂白の北海道産小麦(ホクシン)です。
塩は伯方の塩、砂糖は種子島産SC糖(さとうきび粗糖)です。
保存料、乳化剤等添加物は使っていません!

自家製酵母のパンは・・・
オーガニックレーズンからおこした酵母で時間をかけてつくりあげています。
熟成した風味豊かなパンです。
かみしめるごとにひろがる味をお楽しみください。
尚、噛み応えがありますので、歯の悪い方は注意してください。
生イースト使用のパンの方は比較的やわらかいタイプです。


麦麦ベイクのパンは・・・
本日焼き上げたものばかりです。

自家製酵母のパンは・・・
翌日硬くなりやすいですが、焼いていただくととってもおいしく食べられます。
○の形のじゃがいもパンなどは半分に切って焼くと焼きやすいです。
好みで蒸しても、もちもち感が戻ります。


保存は・・・(1~2週間保存したいとき)
スライスしてラップし、ビニール袋に入れて冷凍してください。
自然解凍して焼くか、うすいものなら凍ったまま焼いてください。






高柳町(柏崎市)の国道252号線沿いの山奥にあります


外観
普通の家を改装して店にしています。


手作りの看板


所狭しと並んでいるパン
天然酵母を使用して、しっかりした触感のパンです。
クルミやレーズン、いちじく等色んな種類があります。


明るいおかみさんが相手をしてくれます
(旦那さんが窓越しにパンを焼いておる)


レジ脇に並ぶ地元のグッズ

地産地消にもこだわっているようです。
南山焼(高柳)や雪下にんじんジュース(津南)等・・所狭しと展示してあります。

(パンの売り場と同じくらいのスペースを占拠している・・)

店内で販売している牛乳は出雲崎町の「良寛牛乳」でした。
地元産のものを広めていってほしいところでもあります。




ライ麦チーズパン
中からチーズがとろけ出してくる・・


この日は、ライ麦チーズパン(280円)とライ麦いちじく棒(¥136円)を買って食べました。
(長岡まで車で移動中に昼食・・次の現場へと・・)
確かに、しっかりした噛み応えがあるパンです。
天然酵母、国産の材料にこだわった味を、これからも守り続けていってほしいです。




新潟県柏崎市高柳町山中3673
TEL・FAX 0257-41-3032



もくじへ・・
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兼継・お船ミュージアム 与板歴史民族資料館

2009-08-20 16:23:25 | 日々雑感

直江兼継の銅像


今年のNHK大河ドラマ「天地人」の放送で兼継ゆかりの地を巡る観光客が魚沼地域に殺到しているそうで、塩沢の雲筒庵や六日町の駅前は例年では考えられないほどのにぎわいを見せているそうです。
長岡市内でも、小国町や栃尾も上杉家ゆかりの地として、観光バスが多く乗り入れているそうです。

与板町は刃物の町で有名ですが、兼継の良妻である「お船」の方のゆかりの地です。利水工事や鍛冶による「与板衆」は兼継とともに越後各地や左遷先の山形に赴き、その技術によって兼継の政(まつりごと)の脚支えとなりました。

「兼継・お船ミュージアム」は、与板町の中心街に位置し、兼継や与板にまつわる資料の展示を行っています。



兼継・お船ミュージアムの外観
1階は「愛」の兜のレプリカ展示の他、直江兼継の年表
2階は与板の模型や与板にまつわる資料の展示とNHK大河ドラマの資料展示



NHK大河ドラマ「天地人」出演のお船の衣装


実際に衣装を着て写真撮影できるコーナーもあります



南魚沼地域の「雲筒庵」は劇中でも印象の強い場面の舞台となっただけあって、人気のスポットになっています。

長岡の場合、「観光資源」としては、他の地域より力不足なところはあります。
それならばテーマをしぼって見所を集約することで何とか集客できないか・・

「お船」に的を絞って情報発信をするのも一つの方法だと思いますが・・
長岡ってチャンスを活かし切れないところがあります。


与板歴史民族資料館の場所





長岡ってこんな街
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タカラ・システムキッチン レミュー施工

2009-08-20 16:06:45 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)
宮本町M邸の台所は対面キッチンにしています。
メーカーはタカラ・スタンダードの「レミュー」。全面ホーローの為、施工が難しいところがあります。
タカラの施工研修を受けているので、自社でホーローパネルや流しの施工を行えます。「レミュー」は今回初めてですが、一度施工すると、メーカーからお墨付がもらえます。



カウンターを木取っています
手前側は流しの前の部分で25センチ
奥側は45センチまで奥行きを広くしています



カウンター設置終了
向こう側が台所です。



ホーローパネル貼り終わり
ホーローパネルは切断後、錆び止め剤を塗らないと、錆びてきてしまいます。
焦げ付かず、マグネットが付くので便利なパネルですが
施工するのにはメーカーの研修を受ける必要があります。



吊り戸棚設置
流しを並べるのにはまず、レンジフード廻りの吊り戸棚から設置していきます。



下台を並べて完成


これだけの設置でメーカーに任せると、10万円以上は請求してきます。
自社で取り付けてコストを下げる工夫も必要でしょう。
ユニットバスは難しいところがありますが・・・


「システムキッチンを考える」目次へ・・

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内部造作 終盤

2009-08-20 11:40:43 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)

お盆を過ぎてから連日30℃を超す真夏日が続いています。

「残暑厳しい」

というところですが、朝晩は涼しいので、全くの真夏という感じではありません。
それでも、日中は気温が30℃まで上がり、更に湿度があるので、蒸し暑く、体も疲労していきます。

そんな過酷な状況の中、宮本町M邸の内部工事が終盤にかかっています。




杉フロアー貼り
今回は山北森林組合のスギフロアー12㎜です。


ボード貼り
吹き抜け部分は明るい。


柱、梁を塗装
今回は床や造作材に合わせた色にしてみました。
オスモのワンコートオンリーを使用しています。


色を塗ってから、更に磨いています。


現在は、表具屋さんが入り、照明器具の取り付けが始まっています。
来週末には養生を取って掃除を入れる予定。
お客さんも来月の引越しが待ち遠しいところでしょう。
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湯沢町瑞祥庵 金剛力士像 石川雲蝶(3)

2009-08-19 14:11:52 | 石川雲蝶を訪ねる

山門通路から向こう側を見る・・・異次元への扉の様でもあります。




正面全景
1階の通路両側の格子内に雲蝶の仁王像が安置されています


山門は通常、魔除け門で神社では狛犬やキツネの代わりに入り口を守っているのですが、この門は2階が鐘突堂になっています。
2階に上がるのは1階通路の片側の板戸を開けて階段になっています。

2階部分は鐘を吊るす広い空間になっているので、柱は外側のみの構造です。
2階はぬれ縁がせり出して手摺(欄干:らんかん)が設けられ、軒先はそれよりも迫り出すことで雨や雪をしのいでいます。



「方丈山」と書かれた看板
縁採りに竜の彫刻が施され、看板を支える「掛け」は
河童が両足を交互にさせていて可愛い。
全体に「水」を表しているのでしょうか?



軒裏の「端ね木」(はねぎ)
化粧タルキが美しく映えます
本屋の化粧桁は「象」の彫刻が施されています。
まるで日光東照宮の様な感じさえあります。


1階部分はこの建物を支えるため、柱は通し貫によって柱同士を固定しています。
(端の柱の中間の四角い飾りのようなものが通し貫の端・・かなり太い)



柱の脚は鉄板が巻かれていますが、腐ったときに根継ぎで交換ができるようにしてあります。
内部の差鴨居(さしかもい)や柱は「ケヤキ」を使っていますが、外側は杉を使用しています。これは風雨にさらされてもいいように「杉」を使うことで耐久性を高めています。また、内部に力の掛かる柱は強度のある「ケヤキ」を使っています。

材料はその当時この辺りに生えていた木を使っていると思われます。
そこにある材料を上手く適材適所で使って、より長く持たせる工夫があります。


そして、この写真から1階の端の柱と2階の柱の位置が柱半分程度ずらしてあることがわかります。
1階の丁度仁王像の安置されている格子の上の台輪から2階床を構成する濡れ縁の「端ね木」(はねぎ:斜めに張り出している材料)の部分で2階の柱を受けていることになります。
即ち、1階と2階は全く別の構造となっていて、1階部分に2階部分がそっくりそのまま乗っている形なのです。これは「五重塔」(五重塔の考察にて解説)と同じ原理になっています。
五重塔は各層が別々の構造で、地震時には各層が全く別の方向に揺れます。
同じ方向に揺れると、最大揺れ幅が大きくなり、転倒する危険があるのです。

2階部分の小屋を構成するのは「斗共」(ときょう)による本格的な寺社様式の造りになっています。1階は差鴨居を中心とした「民家型」の構造です。飛騨・高山で見た古民家の流れがあるような・・・ひょっとしたら地元の大工による競合作なのかもしれません。



境内の木々に守られながら、夏の夕暮れに映える山門
鐘の音が響き渡ります



この建物は「鐘突堂」です。2階で鐘をつけるので3mを超す豪雪地帯での湯沢中里でも冬も休まず鐘を突くことができます。

丁度、お坊さんが時間を継げるために、2階に上って鐘を打つ場面に遭遇しました。普通の鐘突き堂は吊り鐘のみの音なのでしょうが、この建物全体が反響しているようで、独特な音色でした。

ゴーン・・ウオン・・ウォン・・ウォン・・ウォン

・・と、かなり長い時間、鐘が反響しています。
江戸時代からこの鐘の音がこの辺りの時間を刻んでいたのでしょう。


瑞祥庵の場所




石川雲蝶を訪ねるへ戻る

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湯沢町瑞祥庵 金剛力士像 石川雲蝶(2)

2009-08-18 12:07:38 | 石川雲蝶を訪ねる
雲蝶の仁王像を前に、思ったのは、

「ユニーク」

というところです。
通常、金剛力士像は「力強さ」や魔除の「恐ろしさ」を表現するのでしょうが、どちらかというと「楽しさ」みたいなところがあります。
江戸時代末期ともなると、庶民に余裕が出てきたのかどうかはわかりません。逆に貧しさや幕府の重圧を紛らわせるために、あえて「面白さ」みたいな要素を入れているのかも知れません。

確かに、仁王像の全体には、肉体の力強さがみたいなものがあります。
でも、メタボな腹、にょきっと出た足はむしろ人間っぽい。
目を見ると、「迫力」というよりも、むしろ「穏やかさ」や「ユニークさ」がにじみ出ています。足にしかれている「鬼」もなんだかユニークな表情をしています。

この世の憂いや悲しみを表現するよりも、生きている楽しみ・華やかさ・面白さを表現したいのが雲蝶の性格なのかも知れません。




雲蝶の金剛力士像よりも、その像が入っている山門のほうが私としては気になるところでもあります。上棟から100年も経っていても「美しい」プロポーションをしている。
仁王像がこの建物を守る魔除けとして「従たる」ものならば、「主たる」この建物がメインではないでしょうか?

(3)へ続く・・
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湯沢町瑞祥庵 金剛力士像 石川雲蝶(1)

2009-08-17 16:52:17 | 石川雲蝶を訪ねる
三条市に籍を置き、魚沼地方や三条方面で数々の彫刻を残した「石川雲蝶(うんちょう)」は江戸時代末期に活躍した名工です。

・・・ということを、つい先日、旧栄町のTさんの奥さんに教えてもらったのですが、地元でそういった彫師がいたというのを知らなかったのは、恥ずかしいところです。
どの時代かといえば、良寛さんより少し後の時代で、江戸末期から明治時代にかけて江戸より移り住み、三条にて寺社建築の彫刻を手がけたということです。

三条は金物の町・・県職を退職し、「ものづくり」を通して地元の木を活かそうという試みをはじめたTさんですが、最近は「雲蝶」のガイドに・・と三条市の観光課から声がかかっているようで、忙しい方であります。
「越後のミケランジェロ」というキャッチフレーズで観光資源としての雲蝶の作品をアピールしていこうという県の動きに乗る形となっていますが、当の本人は彫刻の美しさよりも、どのような木をどんな道具を使って何を表現しようとしたかというところを強調したいとのこと・・


そんな動きがある中、私の上さんの実家(湯沢町)のお寺(瑞祥庵)に、その雲蝶の仁王像が奉納されていたのには、何とも不思議な縁だと思い、お盆の帰省中に立ち寄ってみました。私の「雲蝶」はこれが始めてとなります。(ひょっとしたら、観てるのかもしれませんが・・意識して観るのはこれが最初です)



正面にある看板


湯沢町指定文化財

  彫刻  仁王尊 二体

              大字土樽(おおあざ・つちたる) 瑞祥庵


曹洞宗瑞祥庵樓門(たかどのもん?)の西側に安置されている仁王尊二体は、幕末から明治初年に越後で才腕を振るった三条市の石川雲蝶の作品である。雲蝶は文化11年(1814年)江戸雜司ヶ谷に生まれ、姓を石川、名を正照、雲蝶と号した。越後に来てから三条市四ノ町酒井弥助に見込まれて用紙になった。一般では三条の安兵衛と呼ばれていた。
雲蝶の作品は、越後各地はもとより魚沼郡内に多くの作品を残している。
小出町大浦の西福寺開山堂、堀之内町根小屋の永林寺欄間、塩沢町鈴木屋の薄荷圓看板、湯沢町中里の瑞祥庵仁王尊一対などは、魚沼に残した雲蝶の代表作であろう。瑞祥庵の仁王尊じゃ、いつ頃刻まれたのか明らかではないが、樓門が再建されたのが弘化4年でそれから数ヵ年であると伝えられているから安政以降ではないかと推定される。

  阿(あ) 金剛力士像 像高173.5㎝
  呼(うん)金剛力士像 像高183.0㎝

 台座は邪鬼で、裏に「三篠彫工・石川匠雲蝶」と刻みがある。




(2)へつづく・・
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フレッシュ肴豆(さかなまめ)

2009-08-12 15:20:52 | にいがたの食


東海地方沿岸の太平洋を台風9号が過ぎ、次の台風8号の勢力が弱まった低気圧の雨雲が接近しているつかの間の晴れです。
昨日よりは蒸し暑くないとはいえ、予想最高気温の28℃を軽く上回る30℃を超す真夏日となりました。

ようやく「夏到来」という感じです。

現場から現場まで運転していると、窓からほんのりとおいしそうな香りがしてきます。「枝豆」をゆでたときの様な匂いです。
田んぼの真ん中の農道を通っているときですが、見ると稲に混ざって豆も育てている田んぼもあります。

もともと枝豆は田んぼではなく、畑や田の畦(あぜ)に作られていたのですが、最近は田んぼに豆を大規模に植えているようです。

長岡市の信濃川西側に位置する田園地帯は、稲作が盛んで、見渡す限り水田が広がっていますが、所々減反政策の推進による「転作」畑が目だってきました。
農家の方々は、稲作以外の農作物を育てるのに日夜努力されているようです。
「春麦」を育てている田んぼもありますが、ここ「王寺川」(おおじがわ)や「福戸」(ふくど)では枝豆を育てている農家が増えてきました。

長岡の枝豆はビールのつまみに出すのが多いということで「酒の肴」の意味を込め、さかなまめと命名され、「長岡野菜」の代表的な野菜に位置しています。




元は優良稲田を転作している枝豆畑






枝豆の花が咲いていました
収穫時期は、お盆過ぎから9月とのことです。



お盆を前に、新潟でもようやく夏らしくなってきました。
気温が上がり、日をたっぷり浴びれば、枝豆も旨さを蓄え、おいしく食べられます。



朝日新聞の日本彩発見でも紹介されています。

うまいもん.comや柏崎小竹食品で通信販売もしているようです。


また、長岡野菜の販売としては、各地に直売所が出店しているので、ここで購入するのがベストでしょう。

JAながおか直売所

長岡周辺 直売所マップ
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長岡 戦災資料館

2009-08-12 14:46:03 | 日々雑感


城内町にある戦災資料館


日赤町中村さんの描いた焼夷弾爆撃の様子



長岡ってこんな街
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