べんりや日記

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CLT関連 平成28年国土交通省 告示第611号

2016-06-30 17:49:31 | 越後杉CLT
CLT関連告示の解説が行われました。


先日(6月28日)、東京・水道橋の住宅金融支援機構にてCLT関連告示の説明会がありました。
4月1日に公布された国土交通省 告示第611号によって、フルパネルCLT建築物の設計・施工が可能になります。


平成28年国土交通省 告示第611号の概要



【フルパネルCLT建築物の指定】

第一  適用の範囲
第二  材料
第三  土台
第四  床板版
第五  壁等
第六  屋根版
第七  防腐措置等


【構造計算方法の指定】

第八  保有水平耐力計算と同等以上に安全性を確かめることができる構造計算(ルート3)
第九  許容応力度計算と同等以上に安全性を確かめることができる構造計算(ルート2)
第十  令第82条各号及び令第82条の4に定めるところによる構造計算と
    同等以上に安全性を確かめることができる構造計算(ルート1)


第十一 耐久性等関連規定の指定
第十二 令第36条2項第一号の規定に基づく技術的基準の指定(ルート3による適用除外)


要約すると、第一~第七、第十一の基準を満たし、第八~第十(若しくは時刻暦応答解析)による構造計算によって安全を確かめる事により、フルパネルCLTの建築物が施工できる・・という事です。

今まで基準法に無かったCLTを用いた建築物を建てる場合、複雑な構造計算によって安全性を確かめたり、実験棟として建てなければならなかったのですが、今回の告示発布によって市民権を得られたというところです。



 ◎ 在来軸組にCLTパネルを耐力壁として用いた場合の構造は対象外



こういった軸組工法にCLTを入れた工法は第611号の対象外です


告示第611号は、「CLT壁パネルに、鉛直荷重・水平荷重の両方を負担する場合のみ」適応が可能です。よって、在来軸組に耐力壁の要素としてCLTパネルを導入した場合、CLTパネルには「水平荷重のみを負担する」ので、告示第611号は使えません。
今までの在来軸組工法による構造計算を行う必要があります。壁量計算を用いた場合は壁倍率5倍までしか設定できません。若しくは、許容応力度設計、保有水平耐力計算、限界耐力計算、時刻暦応答解析による構造計算が必要になります。

当社では、今回の告示第611号の解析をしながら、在来軸組+CLTによるコストを抑えた工法の開発に向けて模索しはじめています。(具体的には告示第611号のような仕様を作る事です。)
また、CLTの部分的利用も積極的に導入したいところです。

最終目標としては、CLT利用促進による新潟県産杉材の利用促進です。





CLTについて


CLTパネル工法プランニング支援ソフト「高度1万ミリ」




   株式会社 藤川建設は・・・

  長岡市で注文住宅を手掛けています

  越後杉で家づくりをしています。







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柱の根継ぎ(ねつぎ) 金輪継ぎ(かなわつぎ)の応用

2016-06-20 19:06:56 | 伝統構法について
伝統構法で横架材を継ぐ「金輪継ぎ」は
柱の根継ぎにも用いられます


外部に設けた柱は雨がかかって下端部分が腐りやすくなります。
昔ながらの「雁木」ならば柱ごと変えられるのですが、建物の隅柱・・通し柱は代える事ができません。
その場合は、「根継ぎ(ねつぎ)」を行います。



柱をジャッキアップします


柱の根元を金輪形状に加工


宙吊りのまま加工するのは大変です


根継ぎ部分は桧を使用


あらかじめ金輪の形状に加工してきました


新しい柱の根をはめ込みます


クサビで止めて固定



根継ぎ完了


こうした技術は伝統構法をかじった大工ならば工事は可能なのですが、職人の技術力不足で根継ぎ自体ができず、「添え柱」(となりに柱を添える)程度しかできない現状らしいです。

金輪継ぎは手間はかかりますが、材料は最小限で食い止められ、工事費も安価なのですが、加工技術がないのは仕方がないといったところでしょうか・・




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浄水器C1を壁付け混合水栓に直結する~ナニワ「分岐水栓NSJ-S268A7」

2016-06-19 10:37:53 | システムキッチンを考える
カタログハウスで販売している浄水器C1を
混合水栓から直接給水する場合の方法です


カタログハウスで販売している浄水器C1を長年愛用していますが、この度、製品付属のシャワー分岐水栓部分の根元があまくなり、水が噴出したり、外れやすくなったため、急遽、混合水栓から分岐してC1に直接給水する工事を行いました。



工事前の状態
混合水栓の蛇口部分にC1付属のシャワー切り替え部品を取り付け、
そこからホースで浄水器に給水する形式です


〇部品

壁出し混合水栓から給水を分岐する部材とコック、ホースを取り付ける部品を使います。



ナニワ「分岐水栓NSJ-S268A7」と直角エルボ
分岐水栓は、26㎜、28㎜の兼用になっていて、
工場出荷時に26㎜になっていますが、
TOTO製品の場合はアタッチメントを外して28㎜に変更します。


カクダイ「浄水器用ホースニップル 070-901」
ホース内径8㎜(外径15㎜)をG1/2に変換するアダプターです



〇手順

1.浄水器のホースを分岐水栓に取り付けるアダプター接続
2.混合水栓の中間に分岐水栓を取り付ける
3.ホースを分岐水栓に取り付ける




ホースニップルのナット部品を外します


ニップルのナット部分をホースに差しこんでおき、
タケノコ部分をホースの中に入れ込みます


ナットを廻してニップルに固定します
レンチが2本必要


ホースニップルの取り付け終了


壁出し混合水栓の止水栓を閉じます
マイナスドライバーで廻して給湯、給水両方を閉めます


混合水栓を止水栓から外します


分岐水栓を混合水栓に取り付けますが、TOTOの場合は28㎜です。
工場出荷時では26㎜になっているので、アタッチメントを一度外して
逆側に付け変えます。




これで28㎜用になりました


止水栓と混合水栓の中間に分岐水栓が取り付く形状になります


混合水栓と分岐水栓、止水栓の取り付け


ホースを分岐水栓に取り付けて完了



〇完成

今までシャワー形状の分岐水栓が蛇口の先端に取り付いていたので、高さも動きも制約があったのですが、直結するとスッキリして、使い勝手も良くなりました。








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