べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

ロフト はしご

2008-08-29 20:31:05 | 長岡市中島 バリアフリー住宅(越後杉)


本日も30度を越す真夏日。
北の高気圧に覆われているためでしょうか?

でも、日本全国でみれば、前線の通過による大雨の被害が多発しています。
岡崎や東京八王子方面では、大雨による土砂災害や床上浸水により、死者や交通の麻痺がニュースとなりました。

日本列島を縦断するように前線が発達し、そこへ南からの暖かく湿った空気が流れ込み、大雨を降らせているようです。
明日は、新潟も前線の影響が出てくるようで、大雨への注意が必要です。

局地的な大雨が多い年です。
お盆を過ぎてから、涼しい日が続き、残暑も少なく、秋が早く訪れる気配です。
でも、台風が1個も来ていないのが心配です。
そのかわりの、発達した前線なのでしょうが、大気が不安定な状態が続き、雷雨や激しい雨の恐れがあります。

「温暖化」で済ませてしまうのか?また・・


写真は、中島H邸のロフトに登るはしごです。
2階の廊下からロフトである物入れ部屋へ上るときに使用します。
普段は垂直に引っ掛けておいて、使うときに斜めに掛ける方式にしました。

強度的には、アルミかスチール製なのでしょうが、木にこだわってみました。
そのかわり、「軽く、丈夫」
という素材を見つけ出さなければならず、結果としては2×4部材です。米松?ホワイトウッド?
地元杉材では、強度を出すために断面が大きくなり、重くごつくなってしまう。
これだけの梯子だと、そうとうの重量になってしまうので、已む無く2×4材を採用。
とても安い。

こうしてみると、大きさの割には杉材のほうが高く、見た目も節だらけで色がにぎやか・・という悪い印象が目立ちます。
確かに輸入材のほうが、軽く、強度がある。乾燥度も良好。見た目も白木で統一している。
大工がこちらを採用したがるのは無理も無い。

では耐久性は?雨掛かりでは?
シロアリが好んで食べやすい材料・・
足回りや構造材、外装材には向かない。

「へ?構造材に使えないの?」

と、お思いの方・・長期間、日本の気候には向かないでしょう。
先ほど、日本の変な気候について書いていましたが、乾燥した大陸系の材料は日本の高温多湿、しかも多雪地方の気候風土に持ってくるには無理がある。
過度に乾燥した材料なので、まわりの湿度を吸収して、狂ってきます。
シロアリの餌食になってしまう。おいしそうだし・・
もっても20年くらいとふんで使うのが妥当だと思います。

県産材の使用にこだわり続けていましたが、ここへ来て、やはりこの手段しかないのか・・
樹齢300年の御神木の隣に、輸入材のはしご・・無念・・
やはり、何かを断念しなければならないワケね。

「適材適所」
と割り切るか?

だって、軽いんだもん。


お客さんは
「使いやすい」
と喜んでいました。
はしごを登りきって、束に手摺を付けて登りやすくしています。
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見学会 終了

2008-08-28 10:51:14 | 長岡市中島 バリアフリー住宅(越後杉)


この日曜日、中島H邸にて「完成見学会」が行われました。
あいにくの雨でしたが、多数の来場者があり、地元の木のぬくもりと伝統木組みの落ち着いた空間を堪能していかれたようです。

特に、この建物はバリアフリーの見本となるような建物で、色々と参考になった点があったかと思います。

現在は、引越しの荷物が搬入され、新しい生活の準備がすすめられています。
日中は、施主さんが荷物の整理をし、夜は別宅へ寝に帰る日々ですが、

おばあちゃんも、
「ここがいい」
と、ついつい長居してしまうというそうです。

見学に来られた方々も、平均30分以上。長い人は1時間くらい見学され、
口々に

「落ち着く」
とか
「居心地がいい」
とか言われていました。

どうやら、私の造る家は、そういう特徴があるようで、
「人が集う家」
になる要素をもっているようです。

どの家も、直ぐに料亭やうどん屋とかの店が開けるくらいの雰囲気を持っています。いつも冗談に、
「仕事やめたら店開いたら?」
とか、お客さんに薦めたりしていますが・・・


いつから、こんなつくりをするようになったんだろう?
原点は、やはり旧吉田町T邸でしょうか・・
柱磨きも、そのころだったような・・でも全部の部材ではなかったと思います。

柳原「塩乃谷 鮮魚店」では、一室古民家風の奥座敷をつくりましたが、あのときに「商売繁盛」「千客万来」の念を込めていたのが、今の造りに至ったかも・・
その部屋は殆ど予約でいっぱいだそうです。
塩乃谷さん自体も、新店舗で殆ど休みがないくらいに商売が繁盛しているそうで・・

       「人が集う建物」

そういう特性は、なかなか出せない要素だと思います。
それは、設計者だけでも作り手だけでもできない。お客さんや地元の山の木が一つになったとき、「末々まで長持ちさせたい、未来永劫、子孫繁栄」という想い、願いが入ったときに、生み出されるものなのだと思います。

その願いが空間に詰まっていて、それに感応した人々が集まってくる・・

そういった空間づくりが私の願いであり、家作りのポリシーでもあります。
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折板屋根 補修

2008-08-20 21:05:57 | リフォーム奮闘記


昨日は前線の通過に伴う局地的な豪雨が午前中続き、午後は曇ベース。
お盆前まで熱帯夜続きでしたが、最近は急に涼しくなっています。

もう、秋か?

と思わせる天候が続きます。
本当に、お盆前の暑さが嘘のようです。
中島町H邸の構造材塗り作業は、お盆休みまでずれ込み、休みは殆どとれない状態で、お盆明けに表具が終了。建具の取り付け、照明器具の取り付けと、ばたばたと進み、本日はお掃除やさんが入っています。
この24日に完成見学会を開催。その翌日に引越しの荷物を入れようというところまできました。
まさに、バタバタ・・

いつも「余裕」の文字が無いのがウチの会社の家作り・・

お盆の最中の深夜に「崖の上のポニョ」を観に行きましたが、宮崎アニメも最後の最後まで手をかけて、ぎりぎりに仕上がっていくということです。
そうやって、良い者を世に送り出そうという意気込みが感じられました。

最後の最後まで、柱磨きに没頭した暑い日々・・まさに「産みの苦しみ」でしたが、それなりに良いものに仕上がったと思います。

「カキシブを塗ると艶が出る」とか言われますが・・
実は、その前の
「研ぎ出し」の作業が左右する。

柱、梁に着色後、2度塗りの作業は少し薄い色を塗ります。
この時に、「研ぎ出し」をします。
乾くか乾かないかのうちに、雑巾や布切れで力を込めて拭く。
「お米を研ぐ」という、あんな感じの作業だと思っていただければいい。

これには、いくつかの目的があって、

①ベンガラ(朱色)の残った分を拭き取る。
②木目を浮き上がらせる
③艶を出す。

の要素があります。

そして、私の場合は、さらに

④気(魂)を入れる

という要素が入ります。
「家内安全」を願い、へそから力を込めて磨き上げる。(服霊を入れ込む?)
雑念や邪念があると、いいものが出来ない。
どちらかというと、無心のほうがいいのかも知れませんが、時には
「南無観世音菩薩・・救いたまえ、導きたまえ」
みたいな、宗教染みたことも・・

あ、宮崎アニメのシーンにありましたな・・
船で遭難しているときに、救われて、「南無阿弥陀仏・・」とか口にしてました。

海とか、山とか、自然のものは神聖なものとして、
また、一本一本の木は30年以上の、我々よりも長生の木の命を絶っているわけだから、やっぱり粗末にはできない。

そういう願いや念を入れてやるのが、私の最後の仕上げ。
かなり根気のいる作業で、35度を超える気温の中で、さすがに死ぬかと思いました。
カキシブはそれが乾いた後に塗ります。

カキシブの効果は、

①保護膜の形成
②撥水
③着色(焼け)
④下の色の定着

ですが、③に関しては、白木で無いのであまり効果は無いようです。
少し落ち着く感じになるか・・
④が一番期待している要素です。

カキシブ自体は、醗酵していて、かなり臭い。
建物の前を通った中学生が

「バナナの匂いがする」

と言っていましたが、丁度、バナナが腐りかけた感じの匂いか・・
元は、柿ですから・・

家に帰ると、臭いので、早く風呂に入らねばならないことになります。
塗ってる本人は、あまり気にならなくなるのですが、廻りは臭いらしい。

そして、もうひとつ
⑤醗酵による効酸化効果。

最後は微生物のお世話になるのですが、有用微生物による醗酵で、
「塑性型」
の方向へ持っていく。

世の中は、「プラスとマイナス」「塑性型と崩壊型」の相反する状態のどちらかになります。
人間にとっては、塑性の状態が健康に良いとされ、マイナスイオンが多い空間もこれに当たります。
「醗酵と腐敗」は善玉、悪玉の微生物がどちらが優勢かによって決まります。
食べ物は醗酵させれば保存も効き、長期間で食べられ、健康に良いのですが、腐敗したものを食べればたちまち腹を下してしまい、病気にもなる。

木材も、やはり同じで、醗酵すれば腐りずらくなる

という、善玉菌による醗酵の効果をねらえることも、カキシブを塗る要素の一つだと思います。
どちらにせよ、60坪もの建物の柱や梁を塗りつくすのは容易ではなく、
間に合わないので、夜な夜な(夜の12時くらいまで)作業をしていたこともあります。
(夜のほうが涼しいしね)



写真は、坂之上町にある物置の屋根です。
カキシブ塗りをして、他の仕事はほとんど手に付かず、細かい仕事が溜まっていたのですが、ようやく出来るようになってきた。

この屋根は、折版屋根が錆びてぼろぼろになっています。
穴が開いているところもあり、下に雨が漏っている状態。
貼りかえればいいのでしょうが、その予算もなく、とりあえず補修してもらいたいというところ。

シートだと、飛んだりやぶけたりするので、意味が無い。

防水屋さんにも塗装屋さんにもさじを投げられて、いよいよ最後の手段です。

「工夫してやってみる」

というのが、私の姿勢。
瓦の下葺き用のシートを細長く切って、折版に沿って敷いていき、防水テープで止める。
なんて一口で言っても、ここまでたどり着くのにどれだけ思案したことか・・
ホームセンターで素材を吟味したり、防水屋さんにも聞いてみたり・・
本当は屋上防水シートを使おうと思ったのですが、高価すぎるようで、最終的に瓦屋さんの素材となった。
それを30センチで切るのも大変な作業で、しかも裏に紙が貼ってあるので、それを剥さなければならない(これも大変。防水テープが利かないからね。)

そして、いざ、現場ですが、大穴が空いていて、これを一個一個ブチルテープと防水テープを使って補修。(これも大変。穴、大きいですから)
しかも、錆びててテープが利かないところもあり、掃除したりなんやらで、なかなか進まない。
下地から直してやらなければ、最後は水が漏ってしまう。
シートを頼るのではなく、やはり下地も重要。あるていど補修しなければ・・


そんなことまでして、どうなる?

みたいな感じになりますが、家に対する姿勢はいつでも同じ。
根性がなければ良いものはできない。

そんなことばっかりやってます。
たぶん、利益とか考えたら、しないのが当たり前。
何でも楽をしようとする。苦労しても仕方が無い。
そんな世の中なので、こういった作業は敬遠されてしまうのでしょうが、
誰かがやらなければならない。

それをするのが私。
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見附市 K邸 外観

2008-08-07 20:01:33 | 見附市 K邸(越後杉)
見附市K邸の外観が決まりがついてきました。

屋根は安田瓦。(85万円の県の補助を受けています)

外壁は、腰までが杉の羽目板(縦貼り)、腰上は3×10版窯業系サイディングの予定です。

この外観だけでも工夫が5箇所以上!さて、何処でしょう?


       ・
       ・
       ・
       ・

中島H邸の柱磨き作業が深夜まで続くゆえ、更新の時間がありませんでした。
ようやく、正解(?)



①90センチ近くまで基礎の立ち上げを上げている。
ここは7・13水害で床上浸水した場所なので、基礎を上げています。
玄関まで階段を6段程昇ります。南面は階段から連続したベランダに続き、物干し場として利用。




②基礎換気口を四角に戻しています。
これは、地震等の不等沈下が起きた場合、ここにジャッキをかけて、土台を揚げるための爪掛け部を兼ねるもの。
中越地震の経験より、導き出しています。
基礎自体は、保険をかけても10年しか保証されません。
それ以降は、自力で直す必要がある。
上部の構造に自信があれば、ジャッキ上げして不等沈下分を解消できます。
・・といっても、この家の場合、基礎のバランスが良いので(適度な大きさと正方形に近い形)必要ないかもしれません。50~100年後くらいでしょうか?

③土台見切りが2重
これも、土台上げの時に使う工夫です。
21センチくらいの杉板が見切り鉄板の間に挟みこんである。
これを、土台上げの時に撤去し、土台のアンカーボルトを緩めて、(ボルト位置の耐力壁に穴を開けて緩める)ジャッキで土台を上げます。
1重だと外壁を解体しないと不可能ですが、あらかじめ土台より上まで露出できるようにすれば雨仕舞いを損なうことなく、作業ができます。
土台上げが終了したら、また板を貼ればよいだけ。

④霧除
サッシの上に配置することで、雨掛かりを減らす効果があります。また、サッシのパッキンが寿命で効かなくなっても、ある程度は雨の入るのを防止できます。

日除けとしての霧除けの効果もあります。

・・が、伝統構法の場合は、さらに外部に突き出た渡りあごや打ち出しホゾの保護の効果が得られます。
地震や、栓、クサビが痩せて緩んだとき、打ち直すのに霧除けの下の軒天ボードのみを撤去すれば、雨仕舞いを損なうことなく作業ができます。
これは、伝統構法だけでなく、一般の在来工法にも応用できます。
横架材を筋結するボルト、ナットが緩んだとき(地震で緩んだり、木が痩せて空いた場合)に霧除けの下端を解体して締め直せばよい。
そのためには、通常の既製品の霧除けではなく、ちゃんと造作で作ってやる必要がある。また、高さも窓の直ぐ上ではなく、2階台輪近辺に設置しておきます。

⑤幕板
今回の外壁は腰まで杉羽目板、腰上は3×10板の窯業系サイディングを張り分けますが、霧除けの高さで張り分けすれば施工費が少なく済むところですが、それだとバランスが悪い。
霧除けよりも、もう少し上に巻板を設けて、そこで腰と壁の外壁を貼り分けます。
そのために、霧除けはコーナー部まで連続させず、途中で切っています。
あくまでも、「霧除け」と見せて、外壁が続いているように見せています。
よって、4隅の打ち出しホゾは外壁から突き出しています。
その場合は、ホゾの上に小屋根を付けて雨から守ります。


⑥妻壁に換気口
小屋裏に溜まった熱気を出すための換気口が開けてあります。
これが無いと、小屋裏が蒸れてしまう。

他にもまだある・・
西面の窓を極力避けて、西日や吹雪を避けるとか・・
ベランダの下に開口を設けて、床下を物入れスペースに使うとか・・
外観だけでも色々な工夫があるのでした。


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森のコーナー 長岡まつりイベント

2008-08-05 20:39:23 | CO2を25%削減



8月に入って、熱帯夜が続かない毎日。真夏なのに夕方を過ぎると清々しく過ごしやすい。う~ん。天気が変だぞ!

熱いと思ったら、局所的な豪雨、雷雨。昨日は、山梨にて雷による大停電も起こった。「温暖化」が原因とも言われているが・・
局部的な天候の集中が起こってしまう。

日照不足と低温による農作物の不作も心配だ。

石油も高騰し、ガソリンは180円を超えているし・・・

物価が上昇しても、給料は上がらず、中小企業による価格上昇に踏み切れず、更に銀行の貸し渋りが行われ、日本経済はどうなってしまうのか・・?


写真はこの3日の「長岡祭り」の歩行者天国で毎年恒例で行っている「森のコーナー」にて木工工作教室を開催しました。
NPO法人(あ、法人格はお金と労力がかかるから辞めたんだった)グリニッシュが6年も前から主催しているイベントで、

「毎年来てます」

というリピーターまでいるから驚き。やっぱり続けることなのね。

主体は子供たちなんですが、大人もはりきって参加。作品作りに没頭していました。
材料は我が社の建築端材が主で、ほぼ「県産材100%」!ということは来場している人たちは分らないだろうな・・
本当はパンフレットとかつくって山のことにもっと興味をもってほしいところですが、準備と当日のごったがえしで、それどころではないのである・・
毎年、やっとやっとで行っているのだが、今年は土日にかかって例年よりも多数の参加があり、もう大変!!
来年は、パンフレット作るかな・・

この木工工作、色々な形の端材や、山の実、枝(三川村の明石さんが持ってきています)を自由に使って、自分の発想でつくるもの。キットとかではなく、想像力を働かせる楽しみがある。
こちらは、色々な注文・・

丸くきってくれとか、狭いところに釘を打ってくれとか・・

考えられないような作業を強いられることもあります。
でも、それが形になるのは楽しみでもあります。


端材が山と積んである・・これで自由につくってね!


「家を作って」  屋根の合掌部分の取り付けは困難でした・・
釘は、途中まで打って、あとはまかせます。


出来た作品に、色を塗るのも、このイベントの特徴
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柏崎 蔵補修なるか?

2008-08-04 23:29:53 | 伝統構法について
先月17日の週は、いろいろな用事で目白押しだった。
さらに、その次の週や、先週は、あれやこれやでバタバタだった。
極めつけは、昨日の大手通りの歩行者天国での木工工作教室(?)か?(次回の話題はこれか?)
そう、巷では「長岡まつり」が開かれる季節となったのだった。

こちらは、それどころではない・・・・

日本住宅新聞から先日の座談会の原稿の赤入れ要請が来ている。
(見てる暇ないじゃん・・しかも明日締め切りだし・・)

伝統木構造の会と越後の会の交流会が10月に開かれそうだ。
これからの、伝統構法を語る機会となるだろう。

それよりも、いまの仕事を終わらせなければ・・
連日気温30度を超す日が続く中、中島H邸の柱磨きを行っている。
墨汁と弁ガラを混ぜて着色した柱や梁を、ぼろきれで磨く。
10年くらい磨いたような光沢が出てくるまで磨くのだ。
これが、力が要る作業で、根性も要る。
家に帰るとへとへとになるのだが、その工程が終了しなければ、カキシブは塗れない。
カキシブ自体は、色が付くわけでもなく、光沢を出すものでもない。
単に、着色の定着(酸による)が主体で、あとは表面保護。
(後に、カキシブだけでもある程度焼けることが判明したが、褐色までには至らない)
磨く作業のとき、家の人の顔を思い浮かべ、その人たちの「家内安全」だのを祈願しながら磨くので時間がかかるのだった。
とりあえず、水廻りは終了したので、表具屋さんに(珪藻土)壁紙を張ってもらって器具付けを進めよう。


そんな時に、いろんな仕事が出てくるものだった。

写真は、柏崎の蔵である。
中越沖地震の影響で、柱が傾いている。当然、土壁は崩壊。
多くの蔵がこのような状態で取り壊されているのに、めずらしく、
「直してほしい」
との依頼。

江戸時代に建てられたこの蔵は、中越地震、中越沖地震と2度の地震を受けているが、まだもちそうな気配だ。
地震の時、土壁がピシピシと音を立てて、崩壊していき、最後に骨材の状態で揺れてこの常態となっらしい。
土壁は、崩壊することで地震のエネルギーを吸収する。
落ちた土はまた練り返して塗ってやれば、また使えるリサイクル性の高い材料なのだ。
あとは、歪んだ骨を元に戻す作業だが、地震の時に何回か「起こす」作業はしてきたので、なんとかなるだろう。

ここのご主人と、地震の話で盛り上がってしまった。
中越沖地震は夏の地震だったので、風呂、洗濯に苦労した事など・・
冷蔵庫にあった肉類が腐ると悪いので、その日は豪華に焼肉パーティーだったこととか・・

同じ地震を経験し、乗り越えてきたもの同士しか分からないことです。
はやく、直すプランを持っていきたいのですが、、なにせ現在はバタバタしてまして・・
もうちょっと待っててね。


大工~伝統技術について・・
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