べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

栄町T邸 階段材

2006-11-27 14:17:25 | 旧栄町 T邸(越後杉)


先日までは、晴れ間がありましたが、今週はぐずついた天気となりそうです。
でも11月で比較的気温が高いのもめずらしです。
そろそろ一雪来そうですが、なかなか来ないのも、不安になりますが・・
(やはり温暖化か?)

写真は根曲がり材です。旧栄町T邸の階段材に使用します。

山では根曲がり部分は捨ててこられるもので、出してきても売り物になりません。
しかも、狂いやすい部分でもあります。

ただし、一番重く、強い部分です。
大きな木を支える重要な部分なのです。

この根曲がり材は伐採して、大割りにしてから3年くらい工場で寝せておきました。乾燥度はかなりのものです。
さらにこれを、通常と異なる方法で階段として施工します。
まだまだ、狂いが生じる恐れもあるからです。

如何なる工法を取るか・・乞うご期待です!


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杉フロアー

2006-11-21 20:19:19 | 旧栄町 T邸(越後杉)


久しぶりに晴れ間が広がりました。
最近は、雨の日が多いのですが、例年よりも暖かく、雪が遅いようです。
(中越)地震の年も同じような気候だったので、2月に大雪なんてこともあるかも・・

写真は、加茂ウッドシステムの杉フロアーです。旧栄町のT邸にて使用します。
12㎜で薄いので、貼り方に注意が必要です。でも、乾燥しているので心配はいらないかもしれませんが・・

最近は、合板の値段が上がり、安いカラーフロアーも値を上げているそうです。
また、品薄の状態が多いとか・・
やはり、中国に流れているのか?日本の商社に、だんだん売らなくなってきたという噂です。

ローコスト住宅では必修のアイテムなのでしょう。
カラーフロアー並みの価格で無垢となると、どうしても南洋材に走りがちです。東アジアあたりは伐採、輸出規制がかかっているので、現地で加工し、製品出荷することで規制の網から外れ、さらにコストを下がるので1石2鳥です。
でも・・

     「熱帯雨林の破壊じゃん」

そんなことに、手を出すんじゃない!日本の商社よ!!
工務店も、買わないでほしいのですが、大手メーカーに対抗するにはこれしかないのか??
国産のフロアーもあるじゃないか?高いとか使いずらいというような商社のデマに踊らされず、知恵と工夫で使ってほしい国産フロアー材です。
需要が増えれば、生産体制も整い、安くなるかも。
しかも、量は確保できるし、中国に横取りされる心配もない。地元の環境にも貢献できるし1石5鳥以上なのです。
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山沿いの蔵

2006-11-16 09:55:17 | 日々雑感


昨日は択捉島沖でM8クラスの大地震が起こり、北海道で津波が発生したそうですが、国内の被害はほとんどなかったようでほっとしました。

最近は竜巻や突風、地震と北海道に自然災害が集中しています。
自然災害は何時やってくるかわからないので、注意もしようがないのですが、災害時の備えは十分したほうがよいでしょう。

写真は、中越地震の時の山沿いの蔵です。
直下型の地震と大きな余震により、土壁が全て落ちて構造がむき出しとなって傾いています。
土壁を落としながら揺れのエネルギーを吸収し、かろうじて構造が保たれていたようです。
それでも自立していたので、地震にも強い構造だと言えるでしょう。

これを元に戻すには、土壁を全て取り除き、構造を引っ張って直し、落ちた土壁を練り直して塗ればいいため、材料のリサイクルが効きます。
残材の処理費は最小限で済むので、昔のような自分達で修復するにはローコストな建物ですが、大工や左官を入れると手間がかかってしまいます。

殆どが、土壁を取って合板を打ち付けるか、取り壊しているようです。
古民家再生は、よほどの所でないとしていないのが現状です。

それでも、伝統技術を残すためと、話題性を持たせるのに貴重な財産なのですが・・
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差鴨居の設置

2006-11-14 20:16:12 | 長岡市柳原町 堀井商店


11月に入り、だんだん雨の日が多くなってきました。
少ない晴れ間は貴重な外仕事のチャンスです。

柳原町 堀井商店では、店舗の補強工事が進んでいます。
開口が広いと弱点となる、店舗入り口の梁間の横揺れに対応するために伝統的な「差し鴨居(さしがもい)」を入れています。

県産杉の大きくて重い横架材を既存の5寸柱と新規の5寸柱(ヒバ)の間に入れて、両脇から雇い小根柄(やといこねえ)を差し込んで丸栓で止めました。
両柱の3尺の壁にダイライトを貼って耐震壁とすることで、この家の一番弱い部分を補強しました。

さらに、この差鴨居と中の梁とを丸梁や差し鴨居で結んで、より強固な構造とし、それを化粧とすることで、古民家風の店舗となります。

この1週間が山場です。
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背板 乾燥中

2006-11-10 19:57:11 | 長岡市深沢町 山の木


本日の天気は雨の予報でしたが、なんとか曇りベースで幸運でした。
外部工事もなんとか決まりがついたようです。

昨日、マルユーから運搬してきた背板を工場の近くの空き地に並べ替え、乾燥させています。

背板は、丸太の真ん中の構造材を採った側の余り材で、実際には無地が多く取れる部位でもあります。
目が良ければ破風板や造作材として使えます。

まだ、乾燥が不十分のため、冬場を利用して野ざらしにし、乾燥させます。
材料の間に桟木を入れて隙間を開け、そこから水分が抜けるようにしておきます。
これを「間段(けんだん)」といいます。
冬場、雪にさらすとオゾンによって漂白され、渋のぬけた赤みのある材料となるのです。

来年の春が待ち遠しいところです。
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来年の深沢W邸の材料・・

2006-11-09 20:46:55 | 長岡市深沢町 山の木


本日も昨日に続いて心地よい快晴です。土合町T邸の外部塞ぎに多人数を導入して一気に終わらせたいところです。(夕方はどうなったか見に行ってませんが・・)

午前中は、栄町のお客さんとオーゴシ建設さんの(紹介した)家を見学しました。
その後、オーゴシさんの社長さんと専務さん(娘さん)と交えて土合町K邸を見学してもらいました。
伝統構法と大黒柱、居間の明るい吹き抜け天井、円形階段に感動していたようです。

その後、村松のマルユー木材に来年の深沢町のW邸新築工事の構造材を品定めに行きました。
この春、伐採して葉枯らし乾燥後、大割りにして乾燥させた材料を、その伐採した山主の家に使うのです。

2~3日前から徹夜に近い状態で材料拾いをしていて、どこにこの材料を使うかを吟味していました。
実際に、切った丸太を見ると、その大きさに驚かされます。
伝統構法では、下の部分になるべく重くて大きい材料を使って、重心を低くして耐震のバランスをとります。
特に、「差鴨居」は大きくて重い材料だと有効です。通し柱を低い位置で結ぶのでガッチリした家となるのです。
この重要な材料こそ、裏山の木を使う価値があります。
遠いご先祖が、子孫のために植えた木に守られながら安心して暮らせる家となります。これこそご先祖が願った形なのではないでしょうか?


マルユーさんに材料を指定したので、あとは工場に材料が搬入されてくるのを楽しみに待っていましょう・・。
それまで、栄町T邸を仕上げるのに全力を使いましょう。

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中学生 見学

2006-11-08 20:36:56 | 長岡市土合町K邸(越後杉)
昨日は、寒冷前線の通過により全国的に大荒れの天気となりました。
北海道では強風による竜巻の影響で9人の死亡者が出たとの事、家屋の被害も発生したようです。

長岡市でも強風のため、屋根の鉄板がが飛びそうになったり、あちこちにゴミが飛んだりしていました。

そんな強風の中、長岡市立北中学校の生徒3人が土合町K邸の見学をしていました。
市内のオーゴシ建設の社長さんが総合的な活動の時間の一環として、連れて案内しています。
木組みや県産材の説明をしていました。
県産材も子供の頃からアピールすれば将来的にも需要が伸びるのではないでしょうか?学校の校舎にも木質系の素材や構造そのものに木材を取り入れている昨今です。県産材の校舎を希望すれば、教育委員会も動くかも・・(甘いか)

伝統木組みの構造見学は、普通の現場でも見られない貴重な場所です。
帰りの車の中で「すごいナ~」を連発していたそうです。
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野縁 乾燥中

2006-11-04 19:12:02 | 旧栄町 T邸(越後杉)


11月にしては、いい天気が続いています。
この晴れ間に外部をすすめておきたいところです。

野縁を大量に購入し、現場に搬入したのですが、どうやら割ったばかりの様子で乾燥がまだまだというところでした。
野縁等の下地材を製材する場合、ある程度乾燥した丸太や板を割って製材し、すぐにしばって結束します。
しばっておかないと、1本1本がどんどん狂ってくるからです。

結束した表面は乾燥がすすみますが、木と木の重ねた面はいつまでも水分が抜け切れません。
相当の日数をみておかないと中まで乾燥しないのです。


この野縁を使うのには多少の時間があるので、風通しと陽の入りのいい部屋に立てかけて乾燥させることにしました。
野縁の束の中ほどにダンボール紙をはさんで風の通りやすいように隙間をあけています。
使い終わった紙もこのように有効利用してやればいいのです。
こうしておけば、風がほどよく入って、乾燥がすすみます。


普通、現場に持ってきた材料の乾燥が不十分だと、材木屋さんに取り替えるように指示するのでしょうが、地場産材を使っている場合は一工夫でちゃんと使えるようになります。


木を使う場合は「気」も使います。これが材料管理というものです。
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クリナップ コルティ

2006-11-02 12:29:27 | システムキッチンを考える
前回はTOTOの最先端のシステムキッチンを紹介しました。

今回は、間口9尺(250cm)の中に収まるキッチンの提案です。
ここは、もとは廊下に面したベランダでしたが、地下に台所があって毎日の生活に不自由だと言うことでここを流しに改装しました。

システムキッチンの場合、195cm以上でないとまともなものが入りません。
間口の狭い中に冷蔵庫を入れるとなると残りのスペースは180cmです。
この間口に対応できるのはミニキッチンです。

ミニキッチンはクリナップの「コルティ」で対応しました。

クリナップはフロアコンテナを世に出したメーカーでミニキッチンにもフロアコンテナを採用しています。
下の収納量が多くなるので重宝しています。

吊戸棚は一度入れると中のものを取り出すのが困難になるので、なるべく下に収納するものを提案しています。
また、吊戸棚は流し前のスペースを大きく占有するので、頭がつかえたり、窓がとれなく暗くなりがちになります。

吊戸棚をなくして、フロアコンテナで収納量を確保しつつ、大きな窓で明かりが充分に採れる流しを提案しました。
狭い場所でも充分に使える流しとなっています。
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