べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

柱材プレゼント

2009-01-27 19:20:33 | 見附市 K邸(越後杉)

外観
シンプルな切妻屋根は安田瓦を葺いています。
羽目板は山北産の杉板。
濃く塗ってシックに決めてみました。


見附市K邸
設計・施工 株式会社 藤川建設
木材納入  マルユー、志田材木



対面キッチンから和室を望む

奥さん自慢の当社製の木製キッチン。
床は山北の杉フロアー。ぬくもりのある、暖かく、やわらかい素材です。
対面の向こうには和室が見えます。
梁や柱は古民家風にアレンジしています。





マルユーにて

家に使われる材木の元となる丸太を見学に行きました。
広大な土場に所狭しと並べてある大きな丸太や杉製材にびっくり!




1.家に対する感想

太い柱や梁を使い、金具を使っていない木組の家は、基礎や構造がしっかりしているので、安心して心から癒されて生活しています。
大工さんや左官屋さんの丁寧な仕事に感動しました。
藤川建設さんに仕事をお願いして本当に良かったです。



2.県産材の使用について

「越後杉を使った伝統構法の家」の言葉にひかれて、藤川建設さんの構造見学会に行きました。あまりの素晴らしさにびっくりしました。私もこんな家に住みたいなと実感しました。
実際に使ってみて(住んでみて)よかったです。木っていいと思います。
本当に木の家で良かったと思います。



3.柱材プレゼント当選のお言葉

想いもよらないプレゼントで有難く感謝しています。



4.設計・施工業者側からのアピールポイント

構造材、下地材は越後杉99.99%(惜しくも土台は県産桧でした。県産材100%と言えばいいか・・)を伝統構法(でも、現代風にアレンジ)によって耐震、耐雪、耐久性にとことんこだわった家に仕上げました。
外部の羽目板ももちろん、県産杉。内部も床板に県産杉板をふんだんに使っています。
内部の梁は、墨汁+ベンガラで褐色に磨き上げ、カキシブを塗って仕上げて古民家風の癒しの空間になっています。
訪れた人が、つい長居をしてしまう・・そんな家になっています。
旦那さんお薦めのベレットFFストーブと奥さん要望の自社製キッチンが自慢の一品です。


・・という原稿を、柱プレゼントの当選アンケートへ送りました。
詳しくはにいがた木の家いいネットまで・・


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見学会終了

2008-10-20 13:44:28 | 見附市 K邸(越後杉)


連日、晴れの日が続きます。
昨日開催された見附市K邸の見学会も大好評で、多くの来場者がありました。

お客さんも、ほぼ1日おられ、ご近所の人たちや親戚の方々とも楽しそうに会話されていました。
我が社としては次のお客に繋がれば一番良いのでしょうが、どちらかというと、お披露目的なイベントでもあります。

通常、出来上がると早く入りたいという心理が働き、「完成見学会」自体がなかなか開催できないのが実状です。
引越ししてしまうと、ご近所もなかなか中には入れない。
構造見学会を開催し、その中で興味のある人たちにお知らせし、引き渡し1週間くらいのタイミングで内覧してもらうくらいしか出来なかったので、こういう形で廻りに見てもらう機会があるのは、家にとっても名誉なことでしょう。

「越後杉」がどういうものか、説明をしていましたが、理解されたかどうか・・

40坪のコンパクトな間取りですが、工夫はこらしてあり、台所脇にある食品庫や子供部屋のロフト、物干しに使えるサンルーム、玄関脇の内玄関(下駄箱)に興味が集中していました。

ペレットストーブは旦那さんがはりきって説明されていましたが、日中の気温は25度を上回り、午前中で終了。
それでも「こだわりのペレットストーブ」をお披露目しただけで大満足という感じ。

引渡しまで、あと1週間。細かい調整をして備えたいと思います。



台所脇の4帖の食品庫は主婦の皆様方に好評でした。


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見附市K邸 完成見学会 ~ペレットFFストーブ設置終了

2008-10-17 20:18:05 | 見附市 K邸(越後杉)

いよいよ明後日に迫った見附市K邸の見学会。
本日は掃除屋さんの作業も終了し、明日は調整日。

FFペレットストーブも入りました。
ストーブは、新潟市さいかい産業さんの「カローレ」で、着火は手動ですが、べレットは自動で供給されます。
つい先ほどまで、お客さんと一緒に作業手順を教わり、試運転をしてきました。

メーカーさんは「50帖くらいはいけるかな?」とか言ってました。
1階の居間に設置したのですが、建具を全て開放すれば、家中が温まるような予感です。
40坪程の家が温まり、上階で作業をしていた建具屋さんも、

「2階も暖かかった」

と一言・・
ひょっとして、全館暖房も可能じゃないの??
2重サッシだし・・

着火も全自動のモデルもあったそうですが、トラブルが多かったそうで、着火はやむなく手動に戻したそうです。
タイマー付きで時間になったら自動着火とかになったら便利なのでしょうが、誰も居ない場所で火が燃えているのも不安です。
消火もある程度は人が付いていないとね・・
心配なので、火が消えるまで現場に居たのでした・・

当日は、晴れの予報なので、ストーブを焚かなくても暖かそうですが、実物を見てみるのも良いかもしれません。


灯油が100円を越す現在、燃料は何にするかで迷っています。
昔のように1リットル40円台ならば「石油」を奨めたのですが、ガス、電気よりも高くついてしまう。
そんな中で、お客さんが見つけてきたこのペレットは、これからのエネルギーを考える上での答えの一つです。
薪ストーブよりも、扱いは簡単です。夏に薪をストックしておく必要もスペースも不要。煙も少なく、街中で使用しても問題ない。煙突も大規模のものは不要で手入れも少ないし、ペレットも石油に比べれば安価。


問題は、ストーブ単体の値段です。
発売直後で生産体制も整っていないため、60万円と高額。(セット共)
それでも、資源の乏しい日本でエネルギーを得られるため、
お客さんは、「これからは、これだろう」
と意気込んでいます。




ペレットストーブの試運転の模様


さて、見学会ですが、このサイトにも問い合わせがありましたので、次のとおりご案内します。



開催日 10月19日(日)AM10:00~PM4:00

場所  見附市南本町3丁目K邸




どうぞ、お気軽にお越しください。お待ちしております。
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見附市K邸 もうすぐ完成見学会

2008-10-05 00:11:25 | 見附市 K邸(越後杉)


バタバタが続き、更新できない毎日が続きます。
見附市K邸も仕上げ工程となりました。

表具屋さん、左官屋さんが仕上げをし、その傍ら大工が細かい造作を行うというところです。
キッチンは奥さんの希望で、既製品ではなくカウンターだけ注文して、収納部は木製で大工によるフルオーダー。普通ではできないアイディアを入れようと思っています。
キッチンの壁もステンレス貼りというこだわりよう。
「掃除をこまめにしたい」
という奥さんの強い要望です。それに応えるべく、いろいろと工夫しようというところ・・どんな台所となるのか楽しみです。(作ってる本人がいちばん楽しんでる)

そして、旦那さんが「ペレットストーブ」に燃えている。
よくあるペレットストーブは薪ストーブのペレット版で、燃料の補給も煙突の管理も大変ですが、このストーブは全自動FF式。
煙も少なく、ペレットもタンクに入れるだけでタイマー操作が可能。
画期的とも言える製品ですが、まだ値段が60万円と高価。

それでも、導入しようという原動力は、石油高騰による燃料代の値上げにあります。
昔は1リットル40円前後だった灯油は120円くらいで、ほぼ3倍。
原油の動向も枯渇の危機も懸念され、他のエネルギー利用に切り替える必要があるとのこと。
最終的には、国内、地元の森林資源にシフトするのが一番との判断でした。

こうした動向はペレットストーブのメーカーでも顕著に現れているようで、問い合わせも増えているとのこと。
今後、普及すればコストダウンも望めるでしょうし、地元の森林資源利用の可能性もひろがります。切捨て間伐等の「捨てている」資源が有効利用できます。

旦那さんも、このストーブを是非見せたいとはりきっています。
見学会は10月19日(日)。
仕上げには十分な時間です。

・・といいたいところですが、最後の最後まで手を入れてしまいそうで・・
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見附市 K邸 外観

2008-08-07 20:01:33 | 見附市 K邸(越後杉)
見附市K邸の外観が決まりがついてきました。

屋根は安田瓦。(85万円の県の補助を受けています)

外壁は、腰までが杉の羽目板(縦貼り)、腰上は3×10版窯業系サイディングの予定です。

この外観だけでも工夫が5箇所以上!さて、何処でしょう?


       ・
       ・
       ・
       ・

中島H邸の柱磨き作業が深夜まで続くゆえ、更新の時間がありませんでした。
ようやく、正解(?)



①90センチ近くまで基礎の立ち上げを上げている。
ここは7・13水害で床上浸水した場所なので、基礎を上げています。
玄関まで階段を6段程昇ります。南面は階段から連続したベランダに続き、物干し場として利用。




②基礎換気口を四角に戻しています。
これは、地震等の不等沈下が起きた場合、ここにジャッキをかけて、土台を揚げるための爪掛け部を兼ねるもの。
中越地震の経験より、導き出しています。
基礎自体は、保険をかけても10年しか保証されません。
それ以降は、自力で直す必要がある。
上部の構造に自信があれば、ジャッキ上げして不等沈下分を解消できます。
・・といっても、この家の場合、基礎のバランスが良いので(適度な大きさと正方形に近い形)必要ないかもしれません。50~100年後くらいでしょうか?

③土台見切りが2重
これも、土台上げの時に使う工夫です。
21センチくらいの杉板が見切り鉄板の間に挟みこんである。
これを、土台上げの時に撤去し、土台のアンカーボルトを緩めて、(ボルト位置の耐力壁に穴を開けて緩める)ジャッキで土台を上げます。
1重だと外壁を解体しないと不可能ですが、あらかじめ土台より上まで露出できるようにすれば雨仕舞いを損なうことなく、作業ができます。
土台上げが終了したら、また板を貼ればよいだけ。

④霧除
サッシの上に配置することで、雨掛かりを減らす効果があります。また、サッシのパッキンが寿命で効かなくなっても、ある程度は雨の入るのを防止できます。

日除けとしての霧除けの効果もあります。

・・が、伝統構法の場合は、さらに外部に突き出た渡りあごや打ち出しホゾの保護の効果が得られます。
地震や、栓、クサビが痩せて緩んだとき、打ち直すのに霧除けの下の軒天ボードのみを撤去すれば、雨仕舞いを損なうことなく作業ができます。
これは、伝統構法だけでなく、一般の在来工法にも応用できます。
横架材を筋結するボルト、ナットが緩んだとき(地震で緩んだり、木が痩せて空いた場合)に霧除けの下端を解体して締め直せばよい。
そのためには、通常の既製品の霧除けではなく、ちゃんと造作で作ってやる必要がある。また、高さも窓の直ぐ上ではなく、2階台輪近辺に設置しておきます。

⑤幕板
今回の外壁は腰まで杉羽目板、腰上は3×10板の窯業系サイディングを張り分けますが、霧除けの高さで張り分けすれば施工費が少なく済むところですが、それだとバランスが悪い。
霧除けよりも、もう少し上に巻板を設けて、そこで腰と壁の外壁を貼り分けます。
そのために、霧除けはコーナー部まで連続させず、途中で切っています。
あくまでも、「霧除け」と見せて、外壁が続いているように見せています。
よって、4隅の打ち出しホゾは外壁から突き出しています。
その場合は、ホゾの上に小屋根を付けて雨から守ります。


⑥妻壁に換気口
小屋裏に溜まった熱気を出すための換気口が開けてあります。
これが無いと、小屋裏が蒸れてしまう。

他にもまだある・・
西面の窓を極力避けて、西日や吹雪を避けるとか・・
ベランダの下に開口を設けて、床下を物入れスペースに使うとか・・
外観だけでも色々な工夫があるのでした。


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カキシブ塗り 

2008-06-28 15:02:20 | 見附市 K邸(越後杉)


気温は25度。室内気温は28度までせまろうというところ・・
風が殆ど無く、蒸し暑い・・
明日から雨が降ってくるということですが、いよいよ梅雨本番というところでしょうか?
九州地方で集中豪雨とのニュースも入っていますが、がけ崩れ等の災害が気にかかります。


見附市K邸では、日中の換気を十分取りながら、梁や母屋、束にカキシブを塗る作業をしています。
朝、各種現場を見て、10時くらいに見附、カキシブを塗って、お昼に事務所、近辺の現場、それから夕方に行ってカキシブを塗り、7時くらいに帰ってくるという毎日・・

それでも、その他、色々な用事が出る。会議とか講習とか・・

カキシブは、天然の防腐剤、消毒、塗料、防水・・色々な用途に使える便利なものです。
作り方は、柿の実の青いうちにもぎ取り、つぶして汁と実を桶に入れて2~3年醗酵させます。
醗酵しているので凄い臭いがするのが難点。
カキシブを塗って、家に帰ると、家中から非難されます。

ある程度、乾いた材料に、防カビの用途でカキシブを塗ることにしましたが、
焼けると、適度に茶色に変色してきます。その渋さが良い。

ベンガラ+墨汁で濃い褐色に古民家風に仕上げるのも一つの手ですが、カキシブだけで、色を付けるのも乙です。
何しろ、天然素材ですから・・



カキシブを塗る刷毛は、次の日には硬くなってしまう。素手で塗っていると、手にツルツルの薄皮ができる。
石鹸で洗っても、なかなか落ちない・・

これが、カキシブのコーティング作用で、保護幕を形成します。
昨年、深沢町W邸で梁にカキシブを塗ったのですが、さわると少しカチカチになっている・・
杉の肌は柔らかいのですが、どちらかというと囲炉裏に燻された材木のような感じになります。
昔のカラカサ等に、防水の目的でカキシブを塗っていましたが、防水+固める用途に使ったのでしょう。

浪人がバイトでカキシブを塗っている映像が出ますが、さぞかし臭かったと思います。
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見附市K邸 換気

2008-06-24 20:46:20 | 見附市 K邸(越後杉)


気温25度、湿度80%。
いよいよ梅雨到来。
いやな季節である。

せっかく乾燥した材料に水分が戻る。
日中の気温が高く、夜間が低くなると、室内の湿度は100%に達し、水分が戻ってしまうのだ。
含水率の上がった表面部分によって、内部に溜まった水分が引き寄せられて、渋が出てきたり、カビが発生したりする。

春建てて、秋に引き渡す、いわゆる春ブシンの場合は、要注意なのである。
天然乾燥材で、大きな部材を使用すると、内部まで乾燥していないので、どうしても水分が戻ってしまう。


昨年は、5月から雨っぽく、8月まで梅雨が長く、気温も高い日が続いたため、その傾向が強かった。
深沢町W邸では、一度カビてしまい、8月の真夏に乾燥させ、カキシブを塗ったりしてカビを取った。


大工が工事をしている限り、窓を開けたりするので、通気の心配は無いが、問題は、現場に入っていない場合である。
今年は、6月がカラっと晴れた日が多くかったので、昨年ほどまではいかないにしても、扇風機を3台用意して、カビの発生を食い止めている。

見附市K邸の場合は、朝、現場へ行って、窓を全開にし、扇風機で風を送り、空気が淀まないように心がける。
そして、夕方に行って、窓を閉める・・
天然乾燥の場合は、管理が難しい。

人が住まない家が傷むのは、こうした換気がこまめにできないからである。
人が動いているだけでも、風が起きる。

こんなことをしているのは、ウチの会社だけなのだろうか?
春、上棟して夏に引き渡す物件の場合は、水分の戻っている今が壁を塞いでいる時期だと思いますが、大丈夫なのだろうか?
ひょっとして、気づいてもいなかったりして・・


人工乾燥の場合は、芯まで乾燥している場合は、水分が戻る心配は少ないようだ。
でも、乾燥にばらつきがあるので、内部に水分が残っている場合もある。
また、梁等の大断面の材料は、乾燥しづらい。
細かく割って、乾燥させ、集成にすれば大断面でも乾燥材が可能だろう。
でも、のりは何時までもつかわかりません。

こうした現象は、ここ最近、顕著になっているように思われます。
暖かい湿った空気が大量に流れ込んでくる傾向が強く、それが長時間、しかも集中的に続きます。
「温暖化」
と言ってしまえば、それまでですが・・
天然乾燥も時期的に考え直さなければならないし、自然のサイクルで家を建てる場合も、乾燥、塞ぎの時期を考え直さなければならかいかも・・
例えば、10月くらいに建てて、冬の間、じわりと乾燥させ、夏に向けて造作するとか・・
天然乾燥だと、夏場に伐採して、秋に乾燥させるとか・・
梅雨の時期を極力、避ける方法を取らなければならないかも知れません。

自然を相手にしていれば、わかることです。
農家や漁業関係者も、「気候が変だ」って大声で訴えてほしい。
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見附市K邸の上棟終了

2008-05-19 21:23:38 | 見附市 K邸(越後杉)
天気のいい日が続きます。
もう、完全に春・・初夏?

台風の影響でフェーン現象となり、県内は25度を超す夏日となりました。
入梅までまだ時間がありそうです。
それまでに、外部を決まらせたいところ・・

中国では四川省で大地震があり、2万人以上の人の命が奪われました。
ベンガル湾でも、サイクロンによりミャンマーで2万人以上の人が命を落としています。

最近、自然現象で万単位人の命が一瞬のうちに奪われています。
中国ではマグニチュード7.8が深さ10キロという直下型の大型地震となっています。
中越地震でマグニチュード6.8ですから、10倍の規模の地震が襲っているのですから、ひとたまりもありません。
日本では40年~200年周期で大地震が起こりますが、中国では千年~万年単位の地震で、起これば規模がとてつもなく大きい。
耐震に関しては、日本よりも弱い建物なのですから、被害も大きくなります。

かといって、千年単位で起こる地震に対して耐震設計しても建物の寿命よりも長いので無意味に近い。
これ程の地震には日本のように衝撃吸収によって1回目の地震は凌いで、次の余震までに避難する設計とするしかないでしょう。
自動車が事故に遭って車体の一部をわざとグシャグシャに変形させて衝撃を吸収し、人命を守るのと同じです。

そういう意味では、日本の耐震設計は世界に誇る技術でもあります。
さらに、伝統構法の耐震技は世界に類を見ない貴重な技術なのでしょう。

伝統構法の建物が揺れるときに、壁が剥がれ落ちることで衝撃を吸収していく・・鎧を脱ぎ捨てるがごとく・・そして最後は構造材が残り、これを直せば、何回でも復元できる特徴があります。「木組み」ならではの技です。
現在の大半の住宅が壁による一発勝負の構造なのに対し、何回でも繰り返して使えるので改修コストに余裕ができます。
現在の建物は基礎や地盤にも、無理がかかるので、割れてしまう・・(中越地震時によくあった・・)

構造全体でもたせることで1ヶ所に荷重が集中しないのが伝統構法。
このノウハウを活かして復興に役立てればいいのですが・・・

さて、見附市K邸の上棟も天気に恵まれ、無事終了しました。
写真は、1階の和室天井に現しになる丸太を組んでいるところです。
差し鴨居と組みあわせて、通し柱に差し込まなければならないので、この時が一番の難関でした。(でも1日で終了したのは奇跡的)
地震が起きたら、この和室に逃げ込めばよい。
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見附市K邸 基礎完了

2008-05-02 20:08:53 | 見附市 K邸(越後杉)


五月晴れが続きます。暖かい日々・・
木々は新芽が出始め、新緑の季節となりました。
雪国では待ちに待った季節の到来です。

見附市K邸の基礎工事も終わり、12日からの建て方を待つのみとなりました。
工場では、刻み作業も終了しています。
連休明けの7日あたりから土台を敷き始めます。

17日(土)が上棟式の予定です。
当然、伝統構法の木組みです。
今回は、何日間かかるやら・・
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工場にて仮組み

2008-04-25 19:32:42 | 見附市 K邸(越後杉)
気温は10度を上回る毎日です。

見附市K邸の刻み作業も終盤にさしかかり、ようやくひと段落というところです。
ほぼ、毎日、墨付けの残業で更新ができませんでしたが、その間に色々な事がありました。
その報告はまたの機会にしましょう・・

工場にて刻んだ小屋組みの構造材を仮組みしています。
3.5間×3.5間だと、ちょうど工場に収まります。

見附市K邸は小屋梁が全て「登り梁」で、「中引き」が梁にからみます。
伝統木組みの典型ともいえる「折置き構造」で、梁の上に桁が乗る構造です。

現在の在来軸組みは逆で、桁の上に梁が載ります。
そうすると、梁の下側を金物で柱に固定するしかないので、どうしても金物を使用するしかなくなってしまいます。
このほうが楽で、プレカットでも出来る方法です。

折置きの場合は、梁に柱が下から差さり、さらに「重ホゾ」で上の桁まで差します。梁と柱は「込み栓」によって固定します。
金物は使う必要は全くありません。


市内の材木屋さんとの打ち合わせの折、最近の大工はレベルが下がったと嘆いていました。
何でもプレカットや材木屋に頼る体質になってしまった・・
難儀をしたり、工夫をしたりという根性のある工務店、大工が減ってしまった・・
大工の腕の見せ所である小屋組みをプレカットに任せて、下の簡単な部分のみを刻むというところもあるそうで、大工の質が確実に低下しています。
これでは、地元杉材を有効に使うことは出来ません。

地元材は、普通の材料よりも更に扱いずらい材料です。
「工夫」や「技術」を駆使して初めて使いこなせる材料なのですが、「震災の補助金」が欲しいがために、しぶしぶ使っているそうで・・

なんとも情けない話です。

これだけの、小屋組みをすれば、地震が来てもビクともしないのに・・
「杉なんて梁に使うものじゃない」
等とは、言わせない木組みを見てほしいものです。

上棟予定は5月17日(土)です。
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見附市K邸 墨付け 氷点下の中・・

2008-03-04 20:11:13 | 見附市 K邸(越後杉)


本日は、フォークリフトの講習にて、三条で缶詰状態でした。
向こうは曇ベースで時より雪がちらついていた・・

長岡も、気温が上がったものの、曇で時々雪・・
今週はこういった天気が続くようです。

先週まで続いた真冬波の寒波も緩み、ようやく春になるのでしょうか・・?
工場では、この春に建てる家の墨付けを行っています。

差し鴨居や梁になる予定の大きな材料は、もう少し待ってから墨をつけうようと思っています。
こういった重要な材料は、乾燥を十分させ、狂いを見きってから墨を打ったほうが良い・・
プレカットでは、半日~1日で加工してしまうのでしょうが、木の性質を見る時間も無く、狂いの方向も見切れません。
現場で、建って、後で思わぬ方向に狂うと、もう手が付けられなくなります。
大きな材料は、極力最後にとっておく・・
そういった工夫は、コストダウンをすすめる家作りではできないことです。
結果的に、粗悪な住宅になってしまう・・
これから解体が始まり、基礎は来月。
そのコンクリートが固まる頃まで期間はあるのですから、じっくりと木を見る時間があるのです。



この作業は、氷点下の中、凍えながら続けていた・・
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墨付け

2008-02-22 18:04:41 | 見附市 K邸(越後杉)


本日も晴れました。
また、明日から雪の模様です。
でも、工場はこの雪でいっぱいになっています。
除雪するのが大変です。

明日から、社員旅行で「飛騨・高山」へ研修に行きます。
松本城、高山市街、白川郷の伝統木組みを見学しようと思っています。
その報告は後日ということで・・

中島町H邸はこの天候を利用して、外部の羽目板貼りが始まっています。
工場にて、次の見附・K邸の墨付けを始めています。

写真は、その様子。
40坪のシンプルな家です。
一応、伝統木組みの墨付けで、手前は小根柄長ホゾ・シャチ栓止めのメス側。
5寸の通し柱に差さる部分です。
今回の通し柱は12本。
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木材見学

2007-07-20 15:27:45 | 見附市 K邸(越後杉)


来年、見附で新築予定のKさんが村松のマルユー木材に見学に行きました。
これから、丸太を割って来年の春からの工事に備えて乾燥させようというところです。

大きな丸太を前に、マルユーの社長さんが、

「このくらいの材料になるんですよ」

と、大きさの説明をして、実感しているお客さんでした。
この丸太は旧下田村名下(みょうげ)ヘナイリで、1年前に伐採して葉枯らししていた材料を、この春に山から出してきたものです。
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IH+灯油プラン

2007-01-24 13:19:11 | 見附市 K邸(越後杉)


住宅設備の熱源で提案しているモデルです。
温水ルームヒーターは温水器によって温められたお湯を循環させて、熱交換器の付いたヒーターもしくは床暖房によって室内を暖めるものです。
給湯設備は、石油給湯器を使います。
流しのIHヒーターは安全性、清潔性を考えてのことですが、燃費や最大火力面でガスを下回るので、代替としてプロパンを使うことが考えられます。

こうすることで、都市ガスの配管、基本料金を浮かせるのがねらいです。

燃焼機器が全て外部に設置できるので、住宅内での水蒸気発生が抑えられ、結露の心配がなくなります。
(人体から発生する水分や水廻りや干し物からの蒸気の問題のみになります)

石油の価格が上昇傾向にありますが、なんといっても燃費は灯油が一番です。
灯油価格が69円が倍になったら考え物ですが、そのときはガスも電気も上がっているでしょう。

熱源(灯油)を切り替えれば(電気、LPG、燃料電池等)、給湯配管や温水配管はそのまま使えるので将来の対応も可能です。

深夜電力を利用したオール電化の場合、給湯器はエコキュートをお薦めします。
部屋の暖房は蓄熱暖房が考えられます。
電気から電熱線で熱を取り出すのが一番高いので、将来的にどのようなものが
出てくるか、開発が急がれるところです。

また、薪や石炭の時代が来るのかな?
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薪ストーブ

2007-01-23 12:29:29 | 見附市 K邸(越後杉)

1月も終わりというのに、気温の高い晴れた日が続きます。
いよいよ、地球温暖化の影響が出始めたのか?
雪が降らないので、ガソリンスタンドや金物、靴屋は売り上げが上がらないとのこと・・スキー場や除雪作業も動かないので、雪国は雪が降ったほうがいいこともあります。

先日、新築物件に薪ストーブの導入をしたいとのことで、完成した乙吉町S邸を見学させて頂きました。

このS邸はコンパクトにまとまっていて、家全体を薪ストーブで暖めようという設計としてあります。部屋の間仕切りを極力減らし、1階、2階を一体の部屋となるように吹き抜け(板で塞いでありますが・・)を設けて階段から対流が起きるようにしてあります。
通常、吹き抜けとなる部分は、杉板を隙間を空けて貼ってあり、その隙間から上がってくる暖められた空気で、洗濯物を干す工夫がしてあります。

薪ストーブは「対流式」と「直射式」があり、暖めた鉄板から放射される赤外線で直に温まる直射式に対して、暖めた空気が流れ出る対流式は、天然無垢材を使用した家にはうってつけのようです。
羽目板や柱の隙き具合は、強制的に暖めるファンヒーターやエアコンを使うよりも少ないようです。

薪ストーブ本体はホームセンターにも安価で売っていますが、耐久年数が5年とのこと・・輸入物の50年に比べれば、圧倒的に性能が追いつきません。
ちゃんとした薪ストーブを購入し、煙突をつけると、100万円近くにもなってしまいます。

ここでは、煙突は1重のものを使っているので、煙突掃除を1シーズンに2~3回行わなければなりません。2重煙突ならば掃除の回数も減ってくるでしょう。
(高いですが・・)

また、冬場に使う薪を夏場にストックしておかなければならないのも、手間のかかる代物です。
針葉樹よりも広葉樹のほうが火持ちが良いので、量は少なくて済みますが、高価になってしまいます。
住宅系の針葉樹の端材は乾燥しすぎて着火しやすいが、すぐに燃えて無くなってしまうのが難点です。


   薪ストーブの説明を受けます


      古民家風に仕上げた天井


   床板の隙間から下の暖気が上がってきます
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