べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

1階部分 終了

2007-05-31 20:47:52 | 長岡市深沢町 山の木


昨日は、晴れて1階部分の建て方が終了したのですが、今日は1日雨で外仕事は殆ど進まない状態でした。

内容は、込み栓や栓、くさびの打ち込みで木を締め、「屋起こし」を行いました。
これが終わらないと、2階にすすめません。

1階部分が広いため、込み栓打ちだけでも半日以上かかりました。
屋起こしが終わったのも夕方ちかく・・
レッカーも殆ど物を吊らない1日でした。

明日は、いよいよ2階と小屋組みです。
今週中には何とか形にしたいところですが・・
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建て方 はじめ

2007-05-29 21:26:31 | 長岡市深沢町 山の木


快晴。いよいよ深沢町W邸の建て方がはじまる。

今日は和室部分で終了かと思いきや、意外とスムーズな展開で、1階の半分以上は終了しました。
明日は夕方から雨のようで、なるべく進めておきたい所・・

今日は疲れたので、コメントは短めにします。
写真は、建て方の様子。

大きな床梁は居間の天井に現しにする予定。(裏の山の木を使用)
伝統構法の仕口は普通では見受けられないと思います。

組みあがったら、がっちりとして、筋交いがいらないくらいでした。
見学に来ていたお客さんもおお喜びで見ていました。
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柱 墨付け

2007-05-28 21:07:30 | 長岡市深沢町 山の木


先週は、晴れ間が続いたのですが、土曜日に西からの大風が吹き、中国からの黄砂が飛んできたようで、晴れなのに霞がかかったようでした。
最近は、中国からの汚染物質・・特に酸化窒素化合物の光化学スモックによる人的被害が広がっているようです。
幸い、土曜日は気温が高かったのの対して風が強く、体感温度は低かったし、汚染物資も流れたようで、光化学スモッグの被害はなかったようですが、方々で学校の運動会が催されていて、風が無ければ、幼児童の被害が続出したでしょう。
高齢者の方も晴れていて散歩に出られたようですが、熱射病に加えて日射病、光化学スモッグや紫外線の影響が心配されます。
風が無ければ、事態は大変なことになったかも知れません。

中国の汚染物質の飛散に関しては、土木学会サイトで10年以上も前から、「酸性雪」の現象が確認されていました。
最近は、光化学スモッグの形で、汚染物質の被害が拡大しています。
光化学スモッグなんて、昔の川崎などの重化学工業地帯の煙害みたいなものだと思っていましたが、日本海側を中心に気流に乗った大陸の煙が原因となっています。
日本の高度経済成長期に工業汚染による人的被害が続出しましたが、現在は海を越えて中国からやってきます。

黄砂が降る時は要注意なのでしょう。


さて、深沢町W邸の刻みも先週で終わり、いよいよ明日から建て方が始まります。
本日は材料の運搬や土台敷きで、明日からの準備で大忙し・・

写真は、既に終了しましたが、柱の墨付け時の風景です。
延々と続く柱の墨付け・・数えたくもないけれど、1階で100本近く墨をしたような・・


管柱(くだばしら)は「長岡地域森林組合」の人工乾燥による柱がメインでした。
表面の乾燥度は15%を切るのもありましたが、40%以上のものや、持つとズッシリと重い柱もありました。
どんなに表面が乾燥しようとも、中身は生だったりします。
節から水分が出てきている柱や柱同士をくっつけておくと、湿っぽくなっています。
森林組合の責任者を呼んで、見てもらいましたが、こんなものだと言います。

他の材木屋さんも、
「こうなる」
と言っていたのをみると、全体に人工乾燥の杉材はこういう感じなのでしょう。

      杉は乾燥が難しいとも言います。

加工工程は、含水率150%以上の生木を窯に入れて、水蒸気を噴きつけ、高熱を加えて徐々に中の水分を抜くというもの。
天然乾燥に比べて短時間に仕上がりますが、木もいろいろな個性があって、強い材料や弱い材料、色の黒いものや赤いもの、曲がりやすいアテが多いもの、すんなりとしたもの等、千差万別の物を、皆同じ物として窯に入れて同じプログラムで処理するのです。
誤差が出て当然でしょう。

天然乾燥は、時間はかかりますが、木の個性を見ながら乾燥ができます。
乾燥が進んでいるものから選んで出荷すればよい。
渇きが早いものや遅いものを見比べられるし、アテの発見もできる。
表面乾燥度は、20%以上だったりしますが、中も平均に乾燥していると思われます。
人工乾燥は、表面が極端に乾燥しているのではないでしょうか?

杉ブランド材の基準として、表面含水率が構造材で20%以下、造作材、下地材で18%以下と定められていますが、内部までは基準はありません。
構造材や柱のような断面の大きな材料だと、水分が抜け切れず、2~3ヶ月で塞いでしまうと、後で建具の建て付けが狂ったり、床が狂ったりしかねません。
下地材に人工乾燥材を用いたほうが得策かと思います。


・・ということで、柱を立てて、隙間を開け、乾燥中の人工乾燥材の柱なのでした・・2~3日でけっこう乾きました。
(こういうことは、大工側ですることではなく、材木屋さんのほうでするべきことなのですが・・)
怪しい材料は除いて次回に回すか小屋束にまわすかの工夫をしています。
見えないところで、苦労をするのが地元産材活用の醍醐味です。


       苦労無くして県産材は使い切れません。


返品してもいいのですが、もったいないし・・工夫して最大限利用するほうが資源を有効に活用できるというもの・・
束にしかできなければ、それはそれで、材木屋さんに交渉して値段を下げてもらえばよい。(だって、柱で頼んでるんだもん)

まだまだ、乾燥技術のあまい、森林組合ですが、使っていかなければ地元の間伐材が流通できないのです。
「品が悪い」
と文句を言って使わないよりも、工夫して使いながら、徐々に乾燥レベルをあげてもらったほうがよいと思います。
木の性質を知っていれば、何とかなるもの・・

2~3ヶ月でふさぐのではなく、建ててから乾燥期間を設けて、狂わせるだけ狂わせてから造作に入ればよい。
最低でも1ヶ月くらいは乾燥期間をおきたいものです。
そうすれば、後でクレームがくるのが少なくなるし、お客さんも安心できます。

これから何十年と住むのに、たった1、2ヶ月工期を短縮して粗悪な住宅にするよりも、待ってよりよい家に住んだほうがいいのではないでしょうか?
これは、県産杉材に関してではなく、あらゆる木材にも言えます。
米松なんて、杉より狂うのですから・・しかも、間伐材みたいな20~30年生のものが多く見受けられますし・・強度もどれだけ確保できるか疑問です。
金物も、建設中に緩んでくるので、締め直す工程も必要です。

工期は短いほうがいいのは、工務店だけで、お客さんにとってはデメリットが多いのです。
唯一、メリットがあるとすれば、契約して何ヵ月後に直ぐに入れるということだけです。その間の貸家の家賃が安くあげられるというのでしょうが、何十年と住むのに数十万円浮かせて粗悪な家になった場合、とりかえしのつかないことになる。

家のクレームは工務店に言えばよいというのは、我ら工務店が使っている木を工夫して使わないで直ぐに材料屋にクレームを言ってとりかえるのと同じことなのでしょう。

私はお客さんに、あえて、短時間で仕上げると、家が狂ってしまうと忠告します。
お客さんも、それを聞くと、少し待とうかと言ってくれます。
いい家をつくりたいというこちらの姿勢をみれば、お客さんも納得するのです。
我々工務店は、決して悪い家をつくろうと頑張っているのではなく、いい家を作りたいがために汗水を流しているのです。
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差鴨居加工

2007-05-21 23:20:25 | 長岡市深沢町 山の木


今週は木曜日まで晴れる予報です。
久しぶりにまとまった晴れ間が期待できます・・どうなるか・・

先週、工場にお客さんが加工現場を見に訪れました。
自分達の住んでいた裏山に立っていた木が、製材され、差し鴨居の材料になって、そのボリュームに驚いていました。

昨年の伐採時には、もう一軒の住宅に使う予定だったのですが、十本近く使うことに感激していたようです。
先祖代々の木を使わないのはバチがあたります。

主に和室や居間の差し鴨居や床梁に使います。
色を塗るかどうかは、カンナで仕上げてからのお楽しみです。
紅白ならいいのですが、黒が混じったり、節が強かったりした場合は、塗ったほうが良いでしょう。

今週の後半に土台敷きをはじめる予定です。
来週は良い天気が続くと好いのですが・・
おそらく、建て方に1週間くらいかかるでしょう。
組み方が大変なので・・
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差鴨居 材料

2007-05-16 20:40:22 | 長岡市深沢町 山の木


「山の木を使った家づくり」の究極版でもある深沢W邸の加工も終盤に差し掛かってきています。
写真は、「差鴨居(さしがもい)」の材料ですが、昨年の裏山の木を伐採した木がまさにここにあり、新しい家の要となる構造材として生まれ変わろうとしています。
先祖が子孫のことを思い、植林し手入れをしてきた木が、子孫の安全を守る家の材料に姿を変える・・

それも、こんな立派な差し鴨居はめったに手に入らないくらいの良い品です。
これぞ、究極!!
墨付け作業も緊張します。

今日は昨日の雨模様と打ってかわって、快晴。
外で材料の加工をするのに絶好の日和です。

明日はまた雨になるようで、良い天気が続かない毎日です。
先週の週間予報では、今週は良かったはずなのに、雨・風になってしまうのです。

今年は、異常だ・・

国連のIPCC(地球温暖化に関する政府間パネル)の報告では、北極の氷が今世紀末には消滅する予定が30年早まり、今世紀前半になるとの予想です。
南極の氷も解けているので、温暖化による海面上昇によって、東京湾の水位が上がり、沿岸の地域は水没してしまう。

また、シベリアの永久凍土が溶けだして、氷の中に閉じ込められていたメタンガスが大気中に放出され、さらなる温暖化が加速。(メタンガスは二酸化炭素よりも温室効果が高い。)
シベリアにおける再造林のない森林伐採が原因で、輸出先は日本や中国。
中国国内では伐採規制がしかれ、木材に関しては輸入に転じています。

紫外線もオゾン層の破壊によって、この季節に大量に放射されている。
各化粧品会社がUVカット製品をこぞって販売しています。

地下水も汚染され、飲料水に関しては家庭内浄水器やコンビニのミネラルウォーターを購入している。
BSE問題を根本から解決しない間に牛肉輸入再開の圧力をかけられる日本。
食料自給率が30%代の日本では、まだ減反の話が・・
政府備蓄米の売りさばきで悩んでいる間にWHOは農産物輸入の自由化を迫る・・

問題は山積みなのに、一つとして問題の根本原因に関してはメスを入れない。
対処療法のみで、それ以上深くは追求しない・・
景気が良くなると、環境問題の影が薄くなってしまいますが、数年前の状況とは全く違います。
というのも、全く猶予がないということです。
環境問題に関しては、既に影響が出てきているので、根本的に変えたとしても、直ぐか、遅すぎという状況にあるのです。

数年前と違うのは、その問題に対しての対策を試行錯誤してきた企業やNPO、個人が増えていることも事実です。
また、政府もそれに関しては、補助金も出してきているし、行政自体も積極的に動くようになってきました。

うちの会社も、新築、改装工事に用いる木材の99%が県産材に切り替え、外材や建材の値上がりによる影響をほとんど受けていません。
地域経済や地域環境への貢献度も上がってきていると思います。

お客さん一人ひとりの家作りに対して、どこまで命をかけられるか・・
それだけが目標なだけ。
その答えの副産物が、伝統構法や県産材利用だったりします。
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工場にて加工中

2007-05-11 19:41:19 | 長岡市深沢町 山の木


工場にて、今月終わり頃に建てる予定の深沢W邸の刻みをしています。
今週は、工場にて墨付け作業を行っていたので、なかなかお客さんの所へ出かけられず、ご迷惑をおかけしました。
また、ブログの更新もほとんど手をつけられませんでした。
(内容は溜まっているのですが・・)

伝統仕口の加工は、普通の在来木造の加工よりも大変なのです。
頭を悩ませないといけない。
加工自体も複雑なので、思うようにいかない・・

だから、やめちゃったのね・・一般の工務店は・・
でも、地震や雪に強い伝統構法を受け継いでいかないと、途絶えてしまう・・
お客さんの安全を第一に、命を守る家作りと認識して、面倒な墨付けや刻みを実施しています。
組みあがれば、プレカットなんて足元にも及ばない木組みの家になります。



最近は、暑い日と寒い日の温度差が激しく、2日前まで28度まで上がったのに対し、今日は全国的に強風が吹いて、気温が下がっています。
今朝のラジオで

「温暖化により地球が悲鳴をあげている」

と、アナウンサーが言っていましたが、まさにそのとおりで、一人ひとりが出来るところから手をつけていかないと、気候が予測不能となっていくのでしょう。

バイオエタノールが話題になっていますが、本来、食料となるべきトウモロコシや大豆を燃料の原料にまわし、世界的に食料の原価が上がってきているようです。
日本の加工食料品(植物油やマヨネーズ)が値上げしているとのこと・・

背景には、おそらく世界的な食糧危機があるように思えてなりません。
特に中国が食料輸入に手を染め始めているということです。
アメリカが飼料、食料を大量に輸出しています。
もともと生産国だった中国がアメリカから輸入をはじめてるのです。理由は安いからなのですが、人件費が安いはずの中国でさえ、食料を輸入にたよっている現状を考えると、国内需要を輸入に頼ってきた日本には危機的状況になってきていると思います。
世界シェアが中国にシフトしだし、日本に輸出してもあまり利益がないと判断されはじめている・・
材木に関しても、中国需要に圧されて、日本に入る材木量は減ってきています。
景気がいいはずの日本に材木が入ってこない。燃料の高騰を原因にして値上げをしていますが、実際には品薄の現状もあるのです。

材木ならず食料までも値上げの方向となってくると、日本は世界から見放されていくでしょう。まだ景気が良いから持っているのでしょうが、一路不景気となれば、それこそ世界の日本離れが進み、輸入量が減れば国内生産を忘れた日本にとって生存そのものが危うくなる・・

日本の一次生産人口は減る一方で高齢化がすすんでいます。
もう10年後には半分以下になるでしょう。
農業、漁業、林業・・国土を整備し維持していく産業が衰退すれば、国土自体が荒れてしまう。

バイオエタノールの原料に余った米を使えないかという研究が始まったそうです。
米余りで減反が繰り返されて出来た休耕田は住宅地に姿を変えています。
残された田んぼを有効に使って、食料や燃料を確保する動きも出てきているのでしょうか?
少しでも、若い人が農業をやってもようという風潮になると良いのですが・・

石油が枯渇し、燃料の原料を食料に頼る事態となったとき、食糧危機にあえいでいる発展途上国はさらに事態が悪化していくでしょう。
本当は、燃料にするべき食料を飢餓の激しい国に送らなければならないのに・・

燃料を節約する。食料の自給率を高める。
こちらの動きに何故動かないのか不思議なのです。

「マヨネーズがねあげした。日本の食卓事情が大変になる」
「燃料が高騰しているので、バイオアタノールの販売がはじまっている」

こういう話題で終わってしまうのです。
その裏に潜んでいる、もっと大きな話題に突っ込んでもらいたい。
そして、自分たちで何が出来、実行できるのか考えていただきたい。

そう思う昨今です。
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円形サンルーム部分

2007-05-01 20:06:15 | 長岡市深沢町 山の木


昨日の快晴に比べて、本日はくもりベースの雨。
お昼頃にすごい風が吹いて、荒れていました。
低気圧に伴う前線が通過した模様です。

今年は、こんな天候で、晴れた日が2日ももたない。
暖かくなったかと思うと、寒気が入り込む始末です。
暖冬によって北極の寒気がまだ残っていて、じわじわと噴出す。
それも、局地的な噴出しのようです。
今年も不安定な天候になるのでしょうか???

午前中は曇っていたので、深沢町W邸の基礎コンクリートの打ち込みがスムーズにいきました。
数日養生をして、型枠を外します。

基礎はできあがりました。今度は、木組みの番です。
写真は、円形サンルームの床部分を仮に組んでみたところです。
放射状に伸びた床梁を頭押さえが円周状に廻っています。
プレカットでは、まず出来ない形状です。
手加工による自由な木組みならではの賜物です。

最近は、四角ばかりでは面白くないので、こういう円形部を取り入れて形をおもしろくしています。
墨付けも通常より時間がかかるし、大工も面倒がりますが、出来ると思わず、
「やったな」
という気分になります。

このサンルームはちょうど建物の正面中央側に位置し、小高い山の敷地に建った家から長岡市が眺められる展望台のような感じになります。
敷地に向かう小道から、この円形のサンルームと屋根を見ながら建物へのアプローチが続くのです。

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