べんりや日記

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本町K邸 内観

2009-06-22 21:56:40 | 1時間耐火の増築~本町K邸


気温27度、湿度80%の蒸し暑い日となりました。
いよいよ、梅雨も本格的になるのでしょうか?
じっとしていても、汗がにじみ出てくる季節です。

南西より暖かく湿った空気が入り込み、更に山脈を越えて空気が移動するため、フェーン現象になります。関東よりも、おそらく蒸し暑いと思います。



本町K邸の内観をご紹介します。

上の写真は、吹き抜け部分から観た廊下の様子です。
1時間耐火の準耐火木造建築物とするために、梁や柱、天井は石膏ボードだらなのですが、せめて空間としては面白くしようと言うことで、吹き抜けを設けたり、昇り天井にしたりしています。

また、坪庭付きの「町屋」という雰囲気を演出しています。
既存のRC造では取り入れられなかった自然の風を最大限に活かして、夏でも窓を開けると涼しく過ごせるそうで、エアコンも殆ど要らないとか・・
更に、ペアガラス仕様で、壁にも断熱材を入れたので、燃費も良く、窓を閉めてエアコンを入れると短時間で涼しくなるようです。




玄関を入ると、土間があり、坪庭に通じています


居間から眺めた坪庭


もともと、市街地の1階は日が入らず、涼しく過ごせる特性があり(逆に2階は暑い!)1階に居住空間を設けると快適に過ごせます。
また、「坪庭」を設けることで、明るさを適度に取り入れながら自然の風を入れることも出来ます。
庭木を植えて、緑を楽しむこともできるので、鰻の寝床の場合に取り入れたい設計手法の一つでもあります。



桧羽目板を貼った浴室


中島H邸でも桧の浴室にしていますが、ユニットバスが対応できない浴室の場合によく使う手法です。
丁度、向こう側の天井が斜めになっていますが、これは階段の部分がそのままの形となってあらわれています。
階段下の空間の有効利用を図った結果、こうなりました。浴槽は座って入るので天井高さが要らないので、階段の下でも十分高さが確保できます。

天井にはTOTOの「三乾王」を取り付け、桧を極力乾燥してもらっています。如何に水に強い桧でも、長時間濡れると腐ってくるのが現状です。
手入れのための乾燥機なのですが、冬場は浴室を暖め、洗濯物も乾かすことが出来るので一石三鳥というところでしょうか。

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本町K邸 外観

2009-06-17 20:57:03 | 1時間耐火の増築~本町K邸


入梅したとたんに、ほとんど雨の降らない空梅雨です。
また、局地的に豪雨が降る天気になるのだろうか?

本日は、東京にて全建連の「次世代委員会」があり、そこに出席する予定だったのですが、現場が忙しすぎて急遽キャンセルしました。


日中の半分は現場廻りで終わってしまいます。来月までに大工工事に決まりをつけたい宮本町M邸。外部は杉の羽目板工事が半分くらい進み、いよいよ内部工事にとりかかっています。
加茂からの応援を含めると、8人の大工が現場に出る大所帯。
昨日は村松のマルユー材木へ買出しに行ったり、旧栄町T様へ寄ったり、夜な夜な図面や見積もりと、ハードな毎日となっています。

更に、「越後にいきる家をつくる会」の地域住宅支援事業の資料づくりや、長期優良住宅仕様の検討など・・・めまぐるしく時間が移り変わり、1日があっという間に過ぎてしまう・・

どうなることやら・・・

さて、写真は本町K邸の現在の外観の様子。
前の庭には樹木が植えられ、つつじが咲いて、緑がまぶしい季節です。
空も青々と映えて、「夏」という感じになってきました。
建物の「顔」ともいうべき玄関やアプローチ部分に緑があると、より引き立ちます。
後ろにRC造(鉄筋コンクリート造)の本体建物がそびえているのを感じさせない。
無機質的な都会の代表的なRC建物に有機質的な木造の増築と庭の整備によって街中だというのを忘れさせてくれる一角となっています。
雁木も適度な日陰をつくるので、これからの暑い時期に重宝するでしょう。

(木造部分も1時間耐火の準耐火木造建築物ですが、そういう印象も感じられません)


RC造の既存建物と木造増築部分にある坪庭にも、庭石や庭木が植えられ、リビングから見ると、ゆったりとした気分になります。
市街地のうなぎの寝床の狭さを感じさせず、窓から風も入って心地よいそうです。

「町屋」の本領発揮というところでしょうか?
昔の町屋はやはり、坪庭が配置されて、街中でもゆとりのある造りになっていました。雪国の場合は、屋根雪処理の場として設けていたのも一つの理由です。
四方が囲まれた空間で、坪庭を設けることで、風通しと明り取りの役割を担い、住空間を快適なものにしていました。
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本町K邸の外観

2008-06-04 19:26:20 | 1時間耐火の増築~本町K邸


昨年の春から増築工事を行っていた、本町K邸が脇の塀工事が終了し全工程が完了しました。

この建物は、もともと前館、中館、後館と3つの鉄筋コンクリート建築物の集合だったのですが、前の5階の建物を解体し、その場所に、玄関と階段+トイレの20坪程度の木造部分を付け足し、中館の1階部分の水廻りを改装するというもの。

増築の木造は1時間耐火の準耐火構造物で、丁度昨年の法改正が重なり、確認申請が厳しい時期でした。それでも「木造」ということで、構造計算書までの審査がない分、助かった面もあります。
それでも、層間変形角150分の1(通常は120分の1)をクリアするのに、ダイライトや構造用合板だらけになっています。
また、1時間耐火のために梁に強化石膏ボードを貼ったり、2階床下や壁に12ミリ石膏ボードを2重貼りしたりしているので、思った以上に手間がかかりました。
(そのため中越沖地震ではびくともしませんでしたが・・)

夏の暑い時期に、コンクリート部分のサッシを入れ替え、屋上防水も行いました。
サッシはビル用よりも住宅用のほうが機密、断熱ともに性能が良く、一回り小さいサッシをはめ込んだほうが効率がよいこともわかりました。
前のサッシの枠内に木軸で下地を組んで、両面ダイライトを貼り、防火性能を抑えておいてから、住宅用サッシを取り付けます。
雨仕舞を考えて、住宅用サッシの直下に水切りを設置して流用しました。

秋には中間の1階の水廻りを改装しました。
コンクリートの建物は夏暑く、冬寒いので、床、壁に木軸で下地を作り、その中に断熱材を入れています。
今までと比べ物にならないくらい省エネな部屋が出来上がっています。
風呂、脱衣、台所+居間の居住空間の殆どが納まって、暖かい空間に仕上がっています。


外構工事が冬場にまたがり、雪消えと共に、北面の塀工事を行いました。
塀は、既製品のアルミでは芸がないので、ヒバ材で竪格子にしてみました。
ヒバは水に強く、腐りづらい材料です。

これが、適度に焼けてくると、破風やパラペットのような褐色になり、色のバランスもとれます。

増築は、出来上がった全体のバランスを考えなければならないので、新築よりも面倒です。でも、その分、やりがいがあります。
風や光の採り方を工夫してやる必要がある。

市内でも、こんな増築してる所なんて、見当たらないでしょう。
(たいがいは、壊してしまうのだろうか?でも、新たに同じ面積の建物を作るなら、利用したほうが得策です。)

心残りは、木造部分が伝統木組みでできなかったことくらい・・
普通のプレカットに少し注文を出して、仕様をレベルアップしています。
私は、フツーの在来を手がけてもレベルは高い・・
それは常に強い建物を追い求め、工夫しているから・・

唯一、雁木部分の差し鴨居は伝統仕口でやってます。でもボードで巻いてあるので、技術が分るのはこれを解体したとき。

本屋も「せいがい屋根」を実現しています。1.5m程軒先を出してある。
建物から外に3尺(90センチ)梁を出して、軒桁を渡しタルキを2尺(60センチ)だして合計150センチ。
理由は全体のバランスを見て、このくらい屋根鼻を出さないと、かっこが悪いから・・
タルキは6センチ×9センチという、普通のタルキよりも2回り大きいサイズです。(フツーの家は4.5センチ×6センチか?雪が降るからね。)

一応、構造材、下地材共に90%以上は県産杉を使ってます。
(土台が米ヒバくらい。)
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浴室の入り口

2007-11-07 20:27:53 | 1時間耐火の増築~本町K邸

最近は、夜遅くまで工場で墨付けをしているため、更新がままならぬ状態です。

本日は晴れ。11月はおそらく良い天気が続かないのでしょうが、こういった晴れ間にコンクリートを打ったりしているのは、とても幸運です。

中島町H邸の基礎のベースコンクリート打ちが終了しました。

悠久町M邸も外部造作が終了し、内部造作に入っています。

大島新町T邸の部屋改装工事も無事終了。

春日町H邸の裏小屋解体工事も終了し、つなぎ部分の塞ぎ工事もこの晴れ間に行えました。

春日町S邸のユニットバス工事もはじまろうとしていますが、TOTOさんの特殊加工の注文で一騒動ありました。でも解決。そのうちレポートするかも・・

呉服町T邸の屋上防水工事&屋根工事、外装工事。屋上の明り取りに屋根をかぶせたというユニークな工事でした。(たぶん、レポートできないと思う)

学校町K邸のユニットバス工事に伴う地震被害状況の依頼も・・

よく考えたら、結構、仕事があるのね。
同時進行で・・
ウチの会長も負けずと柏崎の復旧工事に回っているらしいですが・・

本町K邸の既存浴室解体が終わり、LDKの工事をしています。
写真は浴室の入り口の段差解消部分。
サッシはYKKの3枚引き戸を使用。ノーマルのものが使えないので切り詰めています。
それによって、TOTOの浴室引き戸が使えないため、排水部分のグレーチングとドレーンを、こちらで用意しました。
グレーチングは樹脂製の既製品をカットしてあります。
ドレーンに関しえては、鉄骨屋さんにステンレスで作ってもらいました。
引き戸の敷居に溜まった水も、ここで排水できます。

単に、段差を付けてやれば簡単なのですが、この冬のバリアフリー工事の演習のような形で、あえて面倒な方法をとってみました。

入り口で段差があるか無いかで、使い勝手は違ってきます。
やっぱり、どうせ作るなら、平らなほうがいい。


バリアフリーについて考える

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桧風呂完成

2007-10-30 20:01:46 | 1時間耐火の増築~本町K邸
ようやく桧風呂が完成し、本日はお客さんがはじめて使用しています。
ここまでが長かった・・
ユニットバスにすれば短期間で終わったのでしょうが、湿式の浴室は防水、タイル、設備といろいろな工種が入るので手間がかかります。

その分、きめ細かな対応が可能です。
特に、バリアフリーに力を入れています。
入り口から段差を無くし、洗い場も座りやすい高さにしています。
大きさも1坪以上あります。
また、階段の斜め天井の部分もあり、大工も苦労しました。

桧の香りがただよう、自然派思考の浴室となり、タイルも落ち着きのある色を選びました。
タイルは滑り防止に外部用のものを使用しています。


現在は既存の浴室、脱衣室を解体し、DKとして改装中。
住みながらのリフォームは困難を極めます。


入り口の工夫へ

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湯船の設置

2007-10-20 21:30:45 | 1時間耐火の増築~本町K邸
本町K邸の浴室工事です。
ようやく、左官屋さんが入り、浴室の工事もいよいよ大詰め。

防水工事の終わった腰壁にタイル下地のモルタルを塗り、浴槽を設置しました。
浴槽はイナックス製で、2方向エプロンのものを使っています。
他社製品の浴槽は、1方向半とかしかなく不便ですが、イナックスは3方向エプロンまで品がそろっています。
入り口方向は1間近くの3枚引き戸にしたので、その方向はタイルを張るより浴槽のみでスッキリと仕上げたかった。対応できるメーカーを探したところ、イナックスに当たりました。
140センチの浴槽なので、ゆったりと入れると思います。


腰より上には、既に桧板が貼られています。
白木の桧と対照的な黒色系のタイルを貼って落ち着いた感じを出します。


浴室完成まで、あともう少し!
排水金具をタイル割付の通りに揃え、いよいよタイル貼り工事となります。
最近、気温が低くなってきているので、はやく新しい風呂に入ってもらいたいというもの・・

そして、既存の浴室を解体し、台所+居間の大部屋の工事になります。
住みながらの改装工事は、やはり手間がかかる・・


桧風呂完成

浴室入り口の工夫

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浴室防水工事

2007-10-16 22:16:05 | 1時間耐火の増築~本町K邸
本町K邸の既存内部改装工事を行っています。

まず、浴室を新しく作り、そこを活かしてから既存の古い浴室を解体し、そこに新たに台所+居間を作ります。

新しい浴室は、ユニットバスが入らないため、タイル形式の浴室とします。
ユニットならば設置が楽なのですが、本格的な浴室は防水工事をしっかりしておかないと水漏れの原因となります。

間仕切りを木軸で起し、ポリシートを貼って第1層目の防水層をつくります。
腰より下はタイル仕上げとなるので、モルタル下地用のベニヤ(ラスカット)を貼り、防水モルタルを塗った上に、シート防水を施しました。

床もタイル下地の防水モルタルの上にシート防水です。

腰より上は桧の羽目板を貼ります。

乾燥をよくしないと、桧がかぶれるので、浴室乾燥機(TOTO三乾王)を導入します。
出来上がると、素晴らしい浴室になること間違いなし!


湯船の設置へ・・

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本町K邸外観

2007-10-10 21:07:05 | 1時間耐火の増築~本町K邸
本町K邸の外観です。

既存鉄筋コンクリート部分の外部補修も終わり、足場の取れた状態です。

手前の屋根の付いている部分は、増築部分で1時間耐火木造建築物です。
ほんの20坪くらいの増築でしたが、耐火ボード貼りで1ヶ月を要しました。

雁木の差鴨居は上小節の36cmのせい(高さ)で、金物を使わない方法で組んでありますが、ボードでくるんで鉄板を巻いてあります(耐火のため)
これを解体する人は、私の技術に驚くことでしょう。そして・・

「なんで、鉄板巻きの下に、化粧材を使ったんだ?」

・・と疑問に思うのでしょうが、それが大工のスピリッツって~やつよ。
他にも、隠れた技術が使ってあるのですが、それが分るときは私はこの世にはいない。ふふふ
なにしろ、中越沖地震に耐えているのですから・・

現在は、既存部分の水廻りの改装工事を行っています。

浴室はユニットバスが入らないので、桧風呂にしようかと・・
(凝ってるな~)
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既存部分塗装終了

2007-10-10 21:02:28 | 1時間耐火の増築~本町K邸
本町K邸の既存部分の足場を外した状態です。
2ヶ月かかった外部補修も無事終了し、足場を外すことができました。

途中、2回の台風と中越沖地震の震度5を経験してもビクともしなかった足場の壁つなぎ跡は、ステンレスのボルトを締めて、中に水が入らないようにしてあります。

壁つなぎの位置を規則正しく配置することで、化粧的な感じで穴が並んでいます。

夜間、レーザー墨出し器を使って墨を出して、そこにコンクリートドリルで穴を開けて壁つなぎ用の受け金具を打ち込みました。
さらに、コンクリート用の接着剤を入れたので、頑丈になりました。

縦横3尺おきに位置をそろえてあります。
次回足場を作るときも、これを利用すればよい・・


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既存外部塗装

2007-10-10 20:54:41 | 1時間耐火の増築~本町K邸
本町K邸の既存外部塗装の模様です。

隣が駐車場のため、ローラーによる塗装を行っています。

一昔前は吹き付けが主流だったようですが、塗料が飛んで車や隣家に当たり、クレームがくることも多かったようです。
街中では特にローラー塗りにしないと、えらい目にあいます。

既存鉄筋コンクリートの外壁は、経年劣化と2回の地震(中越地震、中越沖地震)に合い、意外と痛んでいたので、これを補修してからの塗装になりました。
モルタルが浮いている部分に接着剤を注入したり、ひどい部分は1回剥してからモルタルを塗りなおしました。

余談ですが、この足場、中越沖地震も経験していて、壁つなぎが十分入っていたのでビクともしなかった代物です。
2~3回くらいの台風を予想していたので、備えていたのが功を奏しました。
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窓入れ替え

2007-10-10 20:46:37 | 1時間耐火の増築~本町K邸
本町K邸の増築部分が終了し、既存鉄筋コンクリート部分の外部補修の模様です。
今年の夏は暑く、外部をするにはもってこいの気温でしたが、熱波の中の作業は困難を極めました。

建築基準法上、準耐火建築物の窓は上下階の窓の間隔が2m以上ない場合は40センチ以上の出の庇を付けなくてはなりません。
昔は、そういう基準がなかったようですが、火災の場合、下の階の炎が上階の窓に入らないように適当な措置をしておかなければなりません。

現況では、1.8mくらいしかなく、庇を出すだけのスペースがないために、窓を入れ替えなければなりません。

長期間の使用で動きが悪くなったこともあり、重く、開かずの窓も存在していたのもあり、やはり窓は交換しなければならない・・

既存のスチール製窓枠を解体するのは、とても大変です。
枠を取り付けた後に周りをモルタルで補修してあるのですが、それを解体するには中にすごい振動があり、生活しているお客さんも騒音に悩まされます。
半日でやっと1ヶ所終わるかどうかというところで、手間も掛かるし、廃材処理もバカにならない・・
また、ビル用サッシは高価で溶接止めに、また費用がかさみます・・

最終的に、住宅用サッシを一回り小さく作って、木軸で組むことにしました。
既存のスチールサッシの内側に間柱をタッピングビスで固定。その中に住宅用サッシを取り付けました。

実際、ビル用サッシと住宅用サッシとでは、気密性、美観性共に住宅用サッシのほうが性能が上です。
防火用部材を取り付けることで、準防火建築物にも対応できます。
サッシの周りの雨仕舞いに十分気を付けながら防水テープを多用し、サッシを取り付けます。

耐火性を持たせるために、外部はダイライト12ミリを貼り、さらに窯業系サイディングで仕上げました。
内部は石膏ボード12.5ミリの2重貼りです。

こうした、窓交換を経てから外部の塗装に移ります。
一筋縄ではいかない・・
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パラペットに溜まった水

2007-09-21 13:49:21 | 1時間耐火の増築~本町K邸


本日も雲ひとつ無い快晴。
気温も34℃・・
来週も1週間はこの天気が続く模様です。
もう9月も末というのに、残暑が続くのもめずらしい・・(というか、予想どおりなのですが)
要は1ヶ月気候がずれているのでしょう。

そのお陰で、来年の新築の木材は乾燥が順調。
さらに本町K邸の外壁塗装工事にも良好な天候です。

写真は、本町K邸の既存鉄筋コンクリート部分のパラペットです。
所々に、亀裂が入り、コンクリート内部に溜まった水が滴り落ちています。

屋上は防水し直したので、上からの漏水はないのですが、いつまでも雨水排水部分の水が止まらず、おかしいと思っていたら、これまで溜まっていた水がパラペットの亀裂から出てきていました。
屋上コンクリートスラブは湿った状態のようです。

パラペットの外側に面した亀裂部分から入った雨水が長い間、溜まっているようで、滴った部分は白化を起し、「鍾乳石」のような柱状の固形物まで形成しています。

パラペットの外側に弾性塗装を施し、そこから雨水が入らないようにしなければなりません。
また、軒天部分から溜まった水を抜くように着色のみの通水性を考えた塗装を行います。

ビル等の鉄筋コンクリート造、鉄骨造の場合は、殆どがこのような構造なので、同様な改修を行わなければならないでしょう。
長期間の老化現象を考慮した設計と改修工事の確立が必要です。
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表具屋さん苦戦

2007-08-24 20:00:04 | 1時間耐火の増築~本町K邸


カラっとした晴れが続いています。
「夏らしい」晴れですが、普通、夏はじめじめした暑さのはず・・
すがすがしい晴れというのもめずらしいところです。

日中は30℃を越す真夏日ですが、朝晩は涼しいので、過ごしやすい日々となっています。
一時の猛暑のときは、暑さで体が思うように動かず、仕事もはかどらなかったのですが、ある程度慣れたのか最近は順調にいっています。

本町K邸に表具屋さんが入っています。
いよいよボード2重貼りの上に仕上げをしますが、天井を昇らせているため、梁や柱を一本一本パテや表具を貼らねばならず、四苦八苦しています。
通常は、ボードも貼らず、柱や梁を現しにするので、塗装で済むのですが、これを表具で仕上げるとなると、いつもの倍以上の手間がかかっています。

写真はボードで4面巻かれた梁や柱にまみれた表具屋さんの姿が・・
まあ、1時間耐火のボードだらけの家なのだから仕方が無い・・

梁は壁の表具と色分けして、梁が現しになっているような感じに仕上げようと思っています。
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電気配線の工夫

2007-08-23 19:51:22 | 1時間耐火の増築~本町K邸


比較的涼しい毎日が続いています。
大陸の高気圧が張り出して、秋のような気候になりましたが、明日からまた真夏日が続くようです。

本町K邸では、増築部分の内装工事が終盤を迎えています。

玄関、階段、トイレだけの20坪程度の増築工事ですが、1時間耐火を要求され、石膏ボードを2重に貼るので、手間が掛かってしまいました。
造作工事よりも大半はボード貼りで、来る日も来る日もボード張りなのでした。

通常だと構造をあらわしにして吹き抜けにする部分も、梁はボードで巻かねばならず、電気配線も天井裏に回すとボード貼り作業に支障が出るので配線スペースを設けてそこに集中させています。

天井内の配線は、照明器具への配線のみです。
また、壁内はスイッチ配線とコンセント、弱電用で、この配線スペースが中間となって、分電板までつながっていきます。

壁をボードで2重貼りしてから、窓の上くらいの所に横に配線してもらいました。
これを、ボードで巻くことで、外から配線スペースだと分からないように工夫してみました。配線の増設もここをいじればいいだけで、楽になります。

これは、2年前の「塩の谷鮮魚店」の3階部分の電気配線の応用で、3階部分の天井が低く、小屋裏を開放的にして天井を高くしたときに使った手法です。
準防火地域や防火地域の準耐火建築物でどうしてもボードやダイライトで耐力壁をおこさなければならず、将来的にこれを剥いで電線を増設するのが困難な場合に有効です。
露出配線という手もありますが・・
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1時間耐火の階段

2007-07-28 19:51:01 | 1時間耐火の増築~本町K邸


東海地方は梅雨明けしたそうですが、関東より北はまだ梅雨真っ只中・・
このペースだと8月にずれ込みそうです。
2月に雪が降らず、3月に積もり、5月は雨続きで、6月は意外と晴れましたが、
まとまったからっとした天気はありませんでした。

変な年です。1ヶ月くらいずれているのかも・・
梅雨明けは8月、9月に残暑厳しく、11月に台風?

本町K邸では、内装工事が終盤にさしかかっています。
内部は殆どが石膏ボードの2重貼りで、気の狂いそうなボード貼り作業が延々と続きました。ようやく大工らしい工事になりましたが、床を張るとほぼ終了・・


    ボード貼り・・

これだけに時間を費やすのが、準耐火構造なのです。

階段は1時間の耐火時間をクリアするために、36ミリの厚い板を使い、その外側はやはり石膏ボードを貼ります。
階段の下にはグラスウールを入れ、強化石膏ボードで塞ぎます。
外部に面する部分には、鉄板を貼り、外からの炎に備えます。

45分耐火ならば、ここまでしなくてもいいのですが、1時間はやはりきびしい・・
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