べんりや日記

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伝統構法「木組み」の現代風住宅  完成内覧会

2012-03-29 14:12:26 | 新潟市南区A邸(越後杉)
精魂込めて造りあげた家をご覧下さい。



  日時 4月1日(日)
    午前10:00~午後3:00

  場所 新潟市南区(旧白根市)A邸
    新潟市南区下木山279番3)

  事前連絡をお願いします。(benriya@beige.ocn.ne.jpまで)



案内図

クリックすると地図が出ます


新潟市の田園地域にあるA邸がようやく完成しました。この家の特徴は・・


 ・住宅エコポイント仕様
  (エコポイント30万円分を使用しています)

 ・雪国の積雪に耐える伝統木組み
  (金物を使わない古民家型構造)

 ・越後杉を有効に活用した家造り
  (補助金50万円を使用しています)

 ・コストを抑えた家

に配慮しています。




完成した建物の外観




古民家風の落ち着いた和室




越後杉フロアーを天然ワックスで仕上げています


明るいサンルームは多目的に使えます



伝統木組みの建て方の様子(金物を使いません)
越後杉90%以上の構造材を使用しています。


雪国の伝統構法は・・

自然のサイクルに沿った
金物を使わない雪国の伝統構法は
耐震性、耐雪、耐久性に優れた
環境負荷の少ない家づくりです。


工事中の様子
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天井断熱工事 新潟市南区A邸

2012-01-13 22:34:05 | 新潟市南区A邸(越後杉)
白根では雪が積もっています。



除雪や融雪が間に合わず、かえって長岡よりも雪が積もっています。暖気になれば消えるのでしょうが、寒気が強く吹雪いているので道路も圧雪で滑りやすく、危険な状態です。

新潟市A邸では、天井断熱工事と内装下地を行っています。


中は、着々と下地工事が進んでいます。


和室の差し鴨居
蒸し暑い夏よりも冬のほうが意外と乾燥が進みます。




2階の天井断熱工事が始まっています


今回は、省エネルギー等級Ⅳ の仕様となっています。(最近は、こういった工事が多い?宮本町M邸や美沢町N邸も同様でした)

床:32kg品の80㎜グラスウール
壁:16kg品の100㎜グラスウール
天井:10kg品の100㎜グラスウールの二重

となり、部屋側にはポリシートを貼ります。
今回は真壁に「パーフェクトバリア」なるポリエステル系断熱材を使用します。



東日本大震災以来、電力不足による省エネルギーが叫ばれる中、住宅の省エネルギー性能を高め、エネルギー消費の少ない断熱の効いた家にする志向が高まっています。
問題は、熱源をどうするかです。
石油の高騰により、灯油は割高感があり、電気も発電が追いつかなくなれば使えない。
ガスも地元にガス田がある越路町等では安価ですが、殆どが輸入に頼っています。
薪やペレットにしても、まだ高価な感じがします。
お薦めできる「これ」といった熱源が無いのですが、いずれはバイオマス利用(薪やペレット)になっていくのでしょう・・

どちらにせよ断熱性能を高めておけば、少ない燃料で効果的に家を暖め、エアコンの効率も良くなります。

今後、こういった省エネルギー住宅は当たり前になってくるのでしょう・・


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土台敷き ~新潟市A邸

2011-12-28 12:03:09 | 新潟市南区A邸(越後杉)
曇りベースの雪模様・・
長岡市街地は雪が10センチくらい積もっています。他の地域では「ホワイト・クリスマス」と喜んでいるようですが、雪国ではホワイト・クリスマスは当たり前・・降らない方がおかしな歳でもあります・・・・

新潟市A邸では、外壁工事も終了し、内部の下地工事を行っています。
意外と白根や三条でも雪が積もっていて、路面凍結によるスリップにて交通事故があちこちで起こっていました。
平野部では吹雪や凍結に注意しなければなりません。

今回は、10月下旬に行われた新潟市A邸の土台敷きの様子です。



土台は桧です。
下端にフェルトを貼って、コンクリート基礎との縁を切り、
蒸れて腐るのを防止します。


最近では、樹脂製の通気土台パッキンが使われるのが多いですが、殆どの場合、鉄板見切りの陰になり、通気ができなくなっています。当社はあえて、昔ながらの換気口にして、冬と夏の湿気の多い時期に閉めることのできる開閉式の床下換気にしています。



通し柱の部分の土台は、通し柱に差してからアンカーで固定するため、
この時点では敷いてありません。


建て方の初期段階では、通し柱に土台を差し込んで、
建物の構造全体を浮かしたままで組み立て、
組んでから全体を落として、基礎と固定します。



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伝統構法加工 新潟市A邸

2011-12-20 14:58:49 | 新潟市南区A邸(越後杉)
曇りベースで、たまにちらちらと降る雪です。
先日までに長岡では5~10㎝くらい雪が積もったでしょうか。今週は明日以降、再び冬型の気圧配置になると言うことです。
12月としては、まずまずの天候といったところです。

新潟市A邸ではユニットバスの取り付け工事を行い、外壁工事も最終段階です。
だいぶ遅くなりましたが、A邸の工事の様子をアップします。



志田材木店により人工乾燥を行いました。


釜から出した直後の状態です


寸法を確かめ、使える部位へ指定していきます


構造材を並べながら梁の上下を指定していきます。
この工程が無いと、プレカットででたらめに加工する懸念があります。


プレカット工場に材料を運搬し、加工をしています。
今回は、手加工でしか出来ない部分以外は、機械加工に委ねました
大幅にコストダウンが狙えます


工場に加工された材料を搬入し、手加工の墨付けを行います


土台加工を行っています


通し柱は重ホゾに加工されています


差し鴨居や梁の墨付けを行っています


梁の場合は伝統継目のため、機械加工は不可能です。


通しホゾ加工の墨付けです。
先細りにしているので、機械加工は不可能です


差し鴨居の加工風景


意外と、梁や差し鴨居のボリュームがありました。
大きな材料を組み合わせることで、家もしっかりします。


差し鴨居と通しホゾ、先に鼻栓を入れるための穴があけてあります


加工済みの材料を、仮に組み立てます


一度では入らないことが多いので、調整しながら入れていきます


建て方時に現場でこのような作業を行うと時間のロスになります


工場による加工と仮組より、万全の体制で建て方を迎える事となります。



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配筋~基礎完成 新潟市南区A邸

2011-12-17 12:09:09 | 新潟市南区A邸(越後杉)
新潟市A邸の基礎工事です。



配筋の終了した状態
このタイミングで、配筋検査を行います


コンクリート打ち込み終了


立ち上がりの型を組んでいきます


所々、通気や人通口の型があります。


通し柱は5寸落とすので、このように型を組みます
今回の通し柱は6本あります


立ち上げのコンクリートを打ち込みます


養生期間が終了し、型を取って天端を水平に仕上げます


基礎工事終了
土台敷きを待つのみとなります


今回の構造も「伝統構法」で通し柱を土台よりも5寸落とす工法なので、基礎もその形状になります。
通し柱の部分は、一角、5寸下げる型を起こしています。

通し柱に土台を差して、土台をアンカーで固定することで、ホールダウン金物が必要ないように壁計算を行っています。現在の法制度のまま実行すると、金物で雁字搦めになる在来工法ですが、極力、金物を使いたくないので、こういった工夫を随所に盛り込まなければなりませんし、そのための根拠を計算で示さなければなりません。

中越地震の時、ホールダウン金物に集中した荷重により、基礎が割れたという報告がありました。地震時の引き抜き抵抗の計算は木造部には行われていますが、コンクリート基礎にも行い、施工を行わなければなりません。
ホールダウン金物の取り付く一点に、10トン~25トンの荷重がかかるわけですから、その対策も考えておく必要があります。



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ポリシート敷き込み~全面ベース  新潟市南区(旧白根市)A邸

2011-12-17 11:31:23 | 新潟市南区A邸(越後杉)
昨日から冬型の気圧配置が強まり、平野部を中心に雪が積もりました。
昨日は長岡よりも新潟市のほうが雪が多かったようで、所々で交通渋滞やスリップ事故が起こったようです。
本日は土曜日でもありますが、クリスマスの用事などで車で外出する機会も多いでしょうから、事故にはくれぐれも気をつけてください。


秋から目まぐるしい毎日が続き、暮れも押し迫ってようやくブログも更新できるようになりました。
現在は新潟市A邸の現場を管理しながら、細かい現場を廻り、カレンダー配りを行っている毎日です。

新潟市A邸の報告も栗石地業から止まったままなので、まとめてアップします。




栗石地業を行った上に、全面ポリシートを貼る


捨てコンクリートを打つ


捨てコンクリートの上に鉄筋を並べる


今回は、D13鉄筋を25㎝ピッチでダブル配筋です
積雪地域のベタ基礎配筋表による仕様です


鉄筋で埋め尽くされた基礎


ベタ基礎にすることで、強固な一体の耐圧版となります。最近は、柱状改良+布基礎が普通の工法になっていますが、シロアリや下からの湿気が気になります。
お客さんも、その事が気になり、ベタ基礎を選びました。

防湿シートを全面に敷くことで、地面からの湿気を遮断し、シロアリの進入も防ぐことができます。布基礎で防湿シートを敷き、押さえコンクリートを打った場合、基礎と押さえコンクリートの継ぎ目から湿気が上がり、シロアリもそこから進入してきます。

もともとの地盤が、湿気がある地域の場合、ベタ基礎を行った方がベターでしょう。



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栗石地業 新潟市A邸

2011-09-28 22:10:03 | 新潟市南区A邸(越後杉)
栗石地業の様子


秋空の清清しい天気が続いています。3週間前は35℃を超す日が続いていたのがうそのようです。日本列島に多大な被害をもたらした台風15号が去って、気候が急変しています。冬も、もうそこまで来ているのでしょうか・・・

新潟市A邸の基礎工事が着々と進んで、昨日は立ち上げのコンクリートを打ち込みました。
養生をしている間に、構造材の刻みを進め、早めに建て方へと進めたいところです。

写真は、栗石地業の様子です。
お客さんの旦那さんだけが、見れなかったと残念がっておられましたが(奥さんやお子さん、親御さんは見れたようです)、このようにびっしりと石を敷き詰めていますのでご安心下さい。



栗石は信濃川中流の長岡地域から運搬しました。
こうした石は、下流の新潟市では入手が困難です。
一個一個手で並べていきます


石に取り囲まれている・・・


当社では、当たり前の施工なのですが、他の会社では、コストダウンを見込んで重機による砕石地業が殆どのようです。
昔の基礎(布基礎)は全て、栗石を敷き詰めていました。

その差は、地震時に発揮されます。

砕石だと、地震時に崩れて流れてしまうので、ベースが中空に浮いた状態になってしまいます。
石の場合は、ゴロゴロと左右に動きますが、石自体は流れないので、そのままの状態を保持できます。



石と石の間に砂利を敷いて食い込ませることで、石同士を固定させます。
更に、転圧をしてがっちりとした地盤を作ります。


地盤改良を行った上での栗石地業によって、強固な版となりました。
この上に鉄筋を並べ、基礎を作っていきます。


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地盤改良 六価クロム対応策

2011-09-12 09:21:09 | 新潟市南区A邸(越後杉)
昨日は東日本大震災から半年が経ち、慰霊祭や式典が各所で開催されました。半年経った今でも、津波の爪あとが色濃く残ったり、そのままの状態の所もたくさんあるようで、今後の対応策が望まれます。

今年の夏は新潟・福島豪雨に始まり、台風12号では甚大な被害があり、局地的豪雨、水害の恐ろしさを思い知らされています。
大災害になると災害の後の復旧・復興も多大な労力と時間がかかります。

何時、自分の住む所が災害にあってもおかしくない時代となっています。
災害に対応した耐震改修等大規模な経費をかけられない場合はあきらめずに、被害を少しでも食い止める「減災」の方法も導入し、人的被害を最小限にする努力や知恵も今後は必要になってくるでしょう。


新潟・福島豪雨の対応工事を行っていますが、新潟市A邸の基礎工事も着々と進行しています。



地盤調査を行っています


地盤調査の結果、3mから5m付近まで腐植土が堆積していることが判明しました。腐植土の層にセメント系の地盤改良を行った場合、固化が不完全になると同時に発がん性物質である「6価クロム」が生成され、土壌を汚染するということが、最近問題になっています。国土交通省発表資料


今回は、この点に留意し、自然素材である砕石による地盤改良を採用することお客さんに提案し、了承を得ました。砂質地盤なので、地震時の液状化の懸念もあり、液状化する水を速やかに逃がす砕石工法は有効であると思われます。



地面をオーガー(ドリル)で穴を開けていきます


土を取り出します


筒状になった穴に、砕石を入れながら閉め固め、
柱状の砕石層を形成していきます


セメント系の柱状改良の場合、今回の東日本大震災で津波等で上部構造が流され、地盤が残っても、柱状改良が残り、この部分にドリルが刺さらず、新たに新築等を行う場合に支障になるということが問題になっています。

土地を転売する時も、その処理分が値引かれると、土地としての価格がほとんど残らない・・また、処理してから売却する場合でも多大な費用がかかります。柱状改良を引き抜く際も、意外と容易に引き抜けたということも聞いています。「摩擦杭」として設計されていて、容易に抜けるということは摩擦抵抗が不十分なわけで、現在の地盤改良が以外に効果を発揮していない可能性もあります。

姉羽事件以来、構造的瑕疵問題を理由に瑕疵担保保険に入らないと住宅が建てられなくなっていますが、その根底にある地盤保証制度が思わぬところで弱点が見えてきているように思われます。

そういう場合は、とにかく自分で出来る、工夫する所はないか考えて最善の方法を選択していく・・それ以外には無いように思えます。
地盤や基礎に頼らない、木造自体の強さを探求しなければならないと考えます。
(当然、基礎も最良の方法を選択しますが・・)




掘削されて出てきた腐植土
ドロの臭いが立ち込めます


おびただしい数の木屑が含まれています
腐らずに原型のまま保存されています


この腐植土も、短時間に密閉された場合に形成されるものだと思います。通常、土は長時間掛けて熟成され醗酵して良い土壌となりますが、河川や海に流されても、このようには堆積しません。この腐植土はどちらかというと大量の土砂が流されて短時間に堆積したような感じがあります。今回の水害で床上浸水のドロの独特な臭いが気になりましたが、それと同じ系統の臭いが立ち込めています。

長岡でも、縄文の古木が発見されましたが、短時間で埋まった形跡があります。年代が同じならば、2000年前頃に大規模な土砂災害が、ここ新潟で起こった可能性があり、それは今までの水害をはるかに凌駕するような大規模な天変地異だったことになります。大規模な地震、津波を伴った壮大なスケールのイベントだったでしょう・・
それは、いずれ、調べることにしましょう。今回、サンプルに採った土も詳しく調べてみたい所です。


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新潟市南区A邸 地鎮祭

2011-07-28 01:27:29 | 新潟市南区A邸(越後杉)
台風6号が東北の太平洋に抜け、北からの寒気が入り込み、大気が不安定となって朝晩は雨が降ったり肌寒い日が続いています。

丁度、台風が通過した日に新潟市南区にて、これから新築を行うA邸の地鎮祭が執り行われました。



敷地には地縄が張ってあります。
祭壇の準備に神主さんも熱そうです。


この日は、台風の通過に伴い、フェーン現象に伴い気温も上昇しました。ただし、東からの強風で体感温度は以外に心地好い感じがしました。

強風にあおられ、祭壇のお供えが飛ばないように手で押えながらの祭事でした。
(そういえば、栄町T邸でも同じだったか・・)



念入りにお払いをする神主さん。
お客さんも工事の無事を祈ります。


祝詞(のりと)をしっかり(ゆっくり)読む神主さんで、いつもは意味など全く考えないで聞き流しているのでしたが、今回は祝詞の意味が分るくらいでした。

「高天原~」から始まる祝詞ですが、古来の日本のルーツ、特に大和朝廷の時代にさかのぼり、国を統一する際の諸国との争いと罪を祓い(はらい)、この地に住む人と工事の無事を祈ると言う流れになっています。

   「神道」

は昔からの日本の宗教であり、日本という国を一つに束ねるための思想であり、伝承、法律です。その本文はカタカナでもひらがなでもなく漢字で書かれていて、独特な言い回しをします。

   「罪という罪はあらじ・・」

というフレーズは、統一時の争いで破れた地方の豪族、神を慰め、また、これからの新しい国家の安泰を願った大和武尊(やまとたけるのみこと)をリーダーとした一大国家の発端を表しているように思われます。

壮大な歴史の流れの一コマである「家造り」は日本の国の流れの中で繰り返されてきた尊い生活の場を作る神聖な儀式でもあります。
工事の安全と共に、この地で暮らすお客さんの安泰を祈る・・そんなことを考えながら神主さんの読む祝詞(のりと)の意味をかみしめるのでした。



ヘイソクと榊は土地を見渡す場所に掲げました。


この家も、伝統構法を応用した金物を(なるべく)使わない木組みの家となります。お客さんの意向で、耐久性のある家にしたいということで、当社の技術を選択されました。
限られた予算の中で、どれだけ本物技術を入れられるか・・それがこの家のテーマなのでしょう。
伝統構法というと、年配のニーズが強いと思われがちですが、若い方でも興味があるようで、長期優良住宅が60年の寿命を目指すのに対し、(超長期でもせいぜい60年?)伝統構法が百年単位の高寿命を実現できることを理解しています。(200年以上も経つ古民家が証明しています)

  良いものを大切にして長く使う・・

そうしたニーズは少なからず日本の国に根付いています。

「神道」と同様に、この国で引き継いできた日本の文化や精神なのでしょう。

地鎮祭はそういった決意を新たにし、これからの工事に全力で取り掛かろうという意欲に掻き立てられます。


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