べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

引渡し無事終了

2010-04-07 23:22:04 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)
木のぬくもりがいっぱいの子供部屋
私の家作りで初めて「木のぬくもりを感じた」という意見がありましたが、
こういった感じが、「ぬくもり」なのだと発見。


昨年の10月に上棟した美沢町N邸の工事も終了し、本日、引渡しとなりました。
7時から延々1時間・・エコキュートや蓄熱暖房、ライフィニティーなど・・電気機器の説明が大半で、気がつけば8時を過ぎていました。

設備に関しては使って憶えるしかありません。ウォシュレットにしても、売っている本人は使ったことが無いのですが、説明する度に・・

「便利な世の中になったものだ・・」

と、時代に取り残された感じすらあります。



内覧会の様子
構造見学会に来られた方のみをご招待しました。
がらりと様子が変わっていて、びっくりされていたようです。



この3日(土)、4日(日)と完成内覧会を行いましたが、2階の居間が広く、古民家風に仕上げた木組みの部屋は、

「落ち着いた感じがする」

という意見が大半で、訪れた人が、つい長居してしまう家になりそうです。



梁が表しになった小屋組みとダイニング
最新式のシステムキッチンと古風な木組みが
独特な雰囲気をかもしだしています。




ダイニングと続き間の和室。
合わせて22帖の大空間を伝統木組みがしっかりと守ります。
木製の机と椅子は、村松のマルユーの特注品です。
木には木がよく似合う・・・


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美沢町N邸 完成内覧会 着々と・・

2010-03-29 19:42:12 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)
アール出窓が印象的な外観の美沢町N邸
出窓の羽目板はもちろん越後杉


長岡市美沢町N邸の完成内覧会を開催します。

とき 平成22年4月3日(土)、4日(日)
      午前10:00~午後4:00
場所 長岡市美沢3丁目108-15 N邸新築工事現場


案内図







梁や柱はベンガラ+墨汁+カキシブで褐色に仕上げています。
「古民家風」といったところ。


明るい色で仕上げた部屋もあります。
(色はオスモ・ワンコートオンリーを使用)
床ももちろん「越後杉フロアー」


南面の吹き抜け
杉の白木のスノコ


杉の手摺は落ち着きがあります


見所は、越後杉をふんだんに使った古民家風の部屋の雰囲気でしょうか・・・
建物の近くに行くと、ほのかに木の香りがただよってきます。(県産材率90%以上なので・・)
一階が車庫というのは、構造的に頑丈に出来るという伝統構法の技術面からなのですが(一応、金物使っていませんが・・)、それを感じさせないさりげなさもあります。

市街地内で、どうしても車庫を取って敷地いっぱいに建てたい場合の間取りとしても参考になると思います。
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美沢町N邸 完成内覧会

2010-03-29 00:55:57 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)
アール出窓が印象的な外観の美沢町N邸
出窓の羽目板はもちろん越後杉


長岡市美沢町N邸の完成内覧会を開催します。

とき 平成22年4月3日(土)、4日(日)
      午前10:00~午後4:00
場所 長岡市美沢3丁目108-15 N邸新築工事現場


案内図



(3/26)

彼岸が過ぎたものの、まだまだ春は遠いのか・・雪が降ってきました。
明日は雪の予報です。4月に入っても、雪が降るのでしょうか・・・今年は「暖冬」のはずなのにね~・・・

最近は、バタバタしていまして、更新もままならない日々が続いていました。美沢町N邸の工事の追い込み中であります。今週は左官屋さんや電気屋さん、建具屋さんが入り、ようやく建物らしくなってきました。
来週は掃除が入って、いよいよ完成といったところ・・・

そして、お客さんのご好意により、4月3日(土)、4日(日)に美沢町N邸の内覧会を行うこととなりました。



梁や柱はベンガラ+墨汁+カキシブで褐色に仕上げています。
「古民家風」といったところ。


明るい色で仕上げた部屋もあります。
(色はオスモ・ワンコートオンリーを使用)


南面の吹き抜け
スノコを貼って、手摺をまわします。


手摺 取り付け中・・・


見所は、越後杉をふんだんに使った古民家風の部屋の雰囲気でしょうか・・・
建物の近くに行くと、ほのかに木の香りがただよってきます。(県産材率90%以上なので・・)
一階が車庫というのは、構造的に頑丈に出来るという伝統構法の技術面からなのですが(一応、金物使っていませんが・・)、それを感じさせないさりげなさもあります。

市街地内で、どうしても車庫を取って敷地いっぱいに建てたい場合の間取りとしても参考になると思います。

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断熱工事

2010-02-03 13:54:33 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)
断熱材を入れる工程です。
断熱材の入れ方によって、住宅の断熱性能が左右されます。



昨日から雪が降り出しました。関東方面でも雪が積もったということで、日本列島が「冬」になってしまった感じがします。
来週まで冬型が強まるとのことで、やっぱり2月なのだと実感です。

暦上では「立春」で、陽は春になっているのですが、もう2週間くらいは積雪に注意が必要です。
積もっても、日中に暖気になれば雪も解けるものなのですが・・・


さて、美沢町N邸の報告です。(といっても、現在はもっと進んでいるのですが・・)
断熱材を入れる工事もほぼ終了し、電気、設備配管が終了し、あとは塞ぐだけという所まできています。
床材も貼り終え、後は建具造作、天井、壁といったところ・・
2階の天井はロフトと同時に終わっているので、1階の天井のみが残っています。

断熱材を入れているので、内と外とで体感温度が違います。
ひんやりとした日が続いていますが、建物の中は比較的暖かく、作業も順調に進んでいます。
ただし、暖房が使えないのが惜しいところです。
暖房器具といっても電気ストーブくらいしか使えません。燃焼系の暖房器具を使ってしまうと水蒸気が発生し、構造材や下地材、建材の思わぬところが膨らんでしまいます。
「冬場」は意外と乾燥しています。
雪国の場合は、ジメジメ湿った夏場よりは冬のほうが造作に適しているのかもしれません。(寒いですが・・・)



天井断熱材は、天井下地を組んだ状態で入れます。
グラスウール100㎜(10kg品)を二重に入れています。




ポリシートを貼って防湿層を設けています。
石膏ボードを貼る前に施工しておきます。


天井のグラスウールは、下地の上に乗せるだけなので、意外と気密性が下がってしまいがちです。グラスウールの梱包もビニールなのですが、更に室内側にポリシーとを貼って気密性を上げます。
ジョイントや壁との取り合い部分には気密テープを貼ります。



壁はグラスウール100㎜の16kg品です。




床はグラスウール80㎜の32kg品を入れます。
このクラスだと「カステラ」の様にハリがあり、
カッターよりも「包丁」で切断したほうが良いくらいです。


次世代省エネルギー基準の仕様だと、こういった施工が必要になります。
壁の外側には発砲断熱材入りの「Danサイディング」を貼っているので、更に省エネルギー性は上がっているはず・・・
開口部分には、断熱サッシを入れているので、「魔法瓶」のような建物になっています。

どんなに、効率が良い暖房機を入れたとしても、その熱が逃げていくようでは、価値がなくなってしまいます。
深夜電力を利用した蓄熱暖房や薪ストーブ、ペレットストーブを熱源とする場合、如何にエネルギーロスを無くすかということが、省エネルギー性の向上に深く関わってきます。

おそらく、エアコンを作動させたとしても、効率が良いことでしょう・・・
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小屋裏工事

2010-02-01 18:04:49 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)
先月は寒気連続して入り込み、1月としては積雪が多い年となりましたが、最近は落ち着いてきています。
先週末は穏やかな日が続き、積もった雪もかなり消えてきています。

ただし、今日の夕方あたりから今週は雪模様のようで、注意が必要です。

昨日は「藤川建設友の会」主催の「藤川さんを長生きさせる会」が塩乃谷鮮魚店にて開かれ、お客さんから励ましの声を頂きました。
ありがたいことです。

当社の作る家の共通項も見え、今後の営業展開にも活かせるヒントも得た貴重な会となりましたが、その報告はまたの機会に・・・(またか・・)

さて、最近、美沢町N邸の現場進行の状況を殆ど上げていなかったので、どうなったか・・・
実際、順調に進んでいまして、掲載する内容が溜まりに溜まっている状態です。




ロフトになる部分に荒床を貼るため、「根太(ねだ)」を並べています。


構造用合板24ミリを貼る場合、3尺於きに横架材があれば、それに並べていくのが普通なのですが、その中間に根太を引いています。
24㎜合板といえども、3尺も飛ばすと真ん中がダレてしまう・・・
そういう懸念から中間に押さえを設けます。(念には念を入れる)
大工には、
「そこまでしなくてもいいんじゃないか?」
と言われていますが、合板の糊もどこまでもつのか心配なので・・・



2階の広い部屋で合板を木取って、ロフトに上げています
ダイニング天井の丸梁が美しい・・(これはそのまま見せて仕上げます)


合板を並べています




ロフト上に合板を並べ、さらに吹き抜けとなる部分に
合板を並べて足場を良くしてから、3階部分の工事を行っています。
妻の壁部分に丸く穴を開けていますが、
上は小屋裏換気口に使い、下は部屋の換気扇になります。
(外から見たときに形良く配置してます)


ロフトは1.4mを超えてはいけません。
超えたら3階建になって構造設計書が必要になります



壁に断熱材を入れています
高さの低い部分での作業は大変です・・・


今回の断熱工事は次世代省エネルギー基準をクリアしようと思っています。
長期優良住宅では必修ですが、この建物は伝統木組みのため、金物を使わないので、長期優良住宅にはできません。(木組みなので、それ以上の耐久性なのだろうけれど・・公に認められてはいません・・)
その他の性能は長期優良住宅を目指します。

オール電化で蓄熱暖房を使うので、断熱性能をなるべく高めてやったほうが保温が効き、燃費の効率も上がり、環境負荷も軽減できます。

床にはグラスウール32kg品の80㎜
壁はグラスウール16kg品の100㎜
天井はグラスウール10kg品100㎜を二重に入れます。

グラスウールを採用しているのは製品単価を抑えるためと、再利用が容易な素材だという点から採用しています。
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Panasonic 「どこでもドアホン」と「ライフィニティー」の比較

2010-01-24 15:00:11 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)
家じゅう「どこでもドアホン」は、
外出先でもメールで訪問者の確認が出来る便利なアイテムですが、
同じくPanasonicの「ライフィニティ」でも同様な機能があります・・・


Panasonicから、

ドアホン系を強化した「どこでもドアホン」

セキュリティー系を重視した「ライフィニティー」+「玄関番」

の二種類の機種が出ています。どちらも同様な機能を持っていますが、微妙な点が違います。
どちらも、「インターホン」という基本機能はそろっています。
玄関先からインターホンを押すと、その来客の画像と音声が室内の受話器を通して会話ができるのは、同じなのですが、大きな違いをあげると・・



「どこでもドアホン」

ワイヤレス子機が最大の特徴の「どこでもドアホン」

主な特徴
 ○カラー動画を送れる「ワイヤレスモニター子機」がある
 ○ワイヤレスでFAX付電話機とリンクできる(オタックス)


「ライフィニティー」+「玄関番」

ライフィニティー+玄関番

主な特徴
 ○メール通知機能が充実(ネット契約「センターサーバー」が必要)
 ○ワイヤレス・セキュリティと連動
 ○ネットリモコン(外出先から家電製品の電源をオンオフ)
    エコな節電モニターとしても使用可能

といったところ・・
共通機能もあります

1.インターホン系統
 ○インターホンの画像を携帯電話に転送できる(音声は不可)
 ○インターホンの来客履歴の閲覧が携帯電話からでもできる。

2.防犯カメラ系統
 ○センサー付カメラに反応した場合、メールで通知。
 ○センサー付カメラの画像を携帯電話から確認できる。

3.火災警報器
 ○火災警報器を連動できる
 ○火災時にインターホンと連動して知らせる



インターホンと火災警報器が連動できるのも最大の特徴です


4.セキュリティ系
 ○電子施錠ができる。

5.ネットワークカメラ
 ○外出先から部屋の画像を見ることができる(PC、携帯)

とりわけ、5のネットワークカメラの機能が最近注目を浴びています。

「共働きで自宅のペットの様子を知りたい」
「一人暮らしのお年寄りの様子を知りたい」

といった社会上、ライフスタイル上の問題解決としての需要が高まってきているようです。


外出時に携帯で自宅のペットの様子を観れるネットワーク・カメラ


共通機能の部分でも、微妙な差がでています。
1.インターホン系統、2.防犯カメラ系統 に関しては、ほぼ同じ機能が備わっているようです。

3.火災警報器に関しては、「ライフィニティー」のほうは、
  火災時に「メール通知」してくれるところが大きな差になっています。



火災警報器の情報をメール通知してくれるのが
「ライフィニティー」の最大の特徴です


4.セキュリティに関しても「ライフィニティー」のほうは
  防犯侵入の「メール通知」、遠隔解除機能などで充実しています。

5.ネットワークカメラに関しては室内カメラに関してはほぼ同じですが、
 屋外機の取り付けで、「ライフィニティー」の場合は天井付近にしか付けられない点で(どこでもドアホン系は壁付可能)、どこでもドアホンのほうが設置方法でやや有利・・
ただし、どこでもドアホンの機器を「ライフィニティー」に流用可能ならば解決します。

まとめると、

「どこでもドアホン」は画像中心

「ライフィニティー」はセキュリティ・遠隔操作中心

という違いなのでしょうか・・・どちらにせよ、使う人がどういった機能を望んでいるのかで使い分けていく・・・といったところ。

実は、その差は、Panasonic内でも合併前の「松下電工系」(建材ルート)と「ナショナル電気産業系」(家電ルート)の色合いが強いようで、

「ライフィニティー」=電工系
「どこでもドアホン」=電産系

だそうです。
双方の特徴を活かしきれれば、更なるシステム開発が可能なのでしょうが・・・


関連記事

火災警報器を考える(1)

火災警報器を考える(2)



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柱、梁の色塗り はじめました

2009-11-27 20:05:43 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)


本日は、11月後半にもかかわらず、小春日和の温かい一日となりました。
宮本町M邸では、晴れ間を利用して外壁羽目板貼りの最終段階となっています。

構造見学会が無事に終了した美沢町N邸では、内部の梁や柱を塗る作業に入っています。
褐色の塗料はベンガラと墨汁を混ぜ合わせた当社オリジナルのもので、天然素材であります。



白木の構造材も見納めです


塗料の原材料・・・
ベンガラや墨汁は市販されているので手に入りやすいものです。
カキシブは京都から取り寄せています。




塗った後は、黒光りしていますが、
乾いた布でふき取って自然な感じにしておきます。


1回目が塗り終わるとこんな感じです


塗装を施した後は、もう一度塗って、乾いた布で磨きをかける作業になります。
これは、ハードで生みの苦しみとなります。
その後はカキシブにて塗料を安定させます。
3~4工程の作業ですが、仕上がると古民家風の美しい光沢になるのです。

塗装屋さんは、塗るだけの簡単な作業で済ませたいのでしょうが、塗装しただけだと独特の光沢が出ません。
何事も手間をかけてやれば良くなるし、愛着もわくというもの。

大工が刻んで、木組みをした構造に「家内安全」を祈願しての磨き作業を施すことで、より一層深みの増す空間となります。

落ち着いた空間


と言われていますが、こういった大工の精神を集約した工程を経て実現しているのでした。


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カカ・トウジョウ(夏下冬上)

2009-11-25 19:02:13 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)


構造見学会の際に暖房に使用していた火鉢の炭ですが、一度消えると、なかなか着火しないのでありました。
特に硬い炭は着火しにくいものです。
四苦八苦しているうちに、悠久町のMさん夫妻が来場され、奥さんが、

火の極意


を伝授されました・・・



一度、消えるとなかなか着火しない炭火・・
夏場もそうですが、特に冬場は着かない。
「ケシゴ」でもあればいいのですが・・・




「夏下冬上」(かかとうじょう)


「かか(母)が登場するから、カカトウジョウじゃない」
と、冗談を言っておられましたが、、、

夏は下から燃やし、冬は上から燃やす・・・

夏に火をつけるときは、薪や炭の下に火をつけ、
冬は逆で、上から燃やすというのが昔からの知恵だそうです。

そういえば、昔、年配の大工に
「夏は暑い暑いと上に行き、冬は寒い寒いと下へ行く」
と言っていました・・・・

冬も夏と同じように、下から火をあぶっても、なかなか着火しない・・・
いくら、炭の下に新聞紙を入れて下から火をつけようとしても、なかなか火が起きないものです。

言われたとおりに、やってみると、上手く火が着きました。



ようやく着火した炭。
火も盛んになると、なかなか消えないものです。



何故なのかは、科学的に解明すれば「なんだ、そういうことか」
ということなのでしょうが、
昔の人の知恵は、理屈ではなく経験から来るものです。

長年にわたり、自然と向き合い、自然の摂理を発見したことを
口伝えにして共有してきた情報は、いつの時代でも通じるものがあります。
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構造見学会 無事終了

2009-11-24 14:26:06 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)


11月21日(土)、22日(日)に美沢町N邸にて構造見学会を開催しました。
初日は冬型で風雨の激しい天候でしたが、二日目は晴れ間がひろがり、比較的暖かい日になりました。

ご近所の方々をはじめ、OBのお客様も多数お見えになられました。



11月開催ともあり、寒さの中、体の中から暖めてもらおうと
おしるこ甘酒を用意しました。
また、暖めるのに炭火を使うため、火鉢を用意。
(竹炭は長岡市「藤田さん」の炭を使用)
お餅も焼いて振舞いました。
(お餅は「JAながおか」の切り餅)

炭焼きについてはこちら・・・


炭の火がなかなか付かず、四苦八苦していたら、
建物の中は煙が充満。
陽の光が煙に当たって照らされ、いい感じになってます。
昔は、こんな光景が見られたのでしょう。


のぼり旗を立てています。


会場に置いた資料各種・・
県産材のPRパンフレットが多数。


越後杉で作った木馬。
上越でこういったグッズつくりが盛んだそうです。


今回、催した「越後杉はしつくり体験」。
材料は村松のマルユーより調達。
まさに「地産地消」


クラフト用のミニ鉋(かんな)で削ります。


上からのぞいた様子。
まだ2階床が完全でないため、「吹き抜け空間」のように見えます。



楽しい見学会になりました。


白木の状態での見学会でしたが、これから柱や梁を「墨汁+ベンガラ」に着色し、磨いてからカキシブで褐色の古民家風の構造材に仕上げます。
今回見学された方も、次回は全く別の様相をした構造材に圧倒されるでしょう。

これからが本番です。
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防水処置

2009-11-16 20:16:56 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)


昨日は低気圧と前線の通過に伴い、台風並みの風が吹き荒れました。
それでも宮本町M邸の屋根や美沢町N邸の外部防水処置が終わっているので一安心です。
本日は昼から曇りだったので、残った屋根や外部の工事を進めました。

美沢町N邸は今週末からの構造見学会の準備を進めています。

外部の防水処理は次の通り・・



外部にダイライトを張りめぐらします。
耐力壁部分はダイライト、それ以外は石膏ボードです。
窓上の重要な部分はダイライトを張っています。



ダイライトやボードの上に防水紙(タイベック)
を貼っています。
窓の部分はビニールシートを下部に回してから、
サッシを取り付けます。


サッシを取り付けたら、
周りに防水テープを貼り、タイベックに密着させます。


これで、サッシ周りの防水処理は終了。
でも、それだけではなく、サッシの上にキリヨケを回し、
風雨にさらされないように工夫します。


伝統構法のウィークポイントである、
突き出しホゾや渡りアゴの外壁から出ている部分は、
周りをコーキングし・・・


防水テープで巻きます。
さらに、キリヨケをこの上に設けます。



雨仕舞に関しては、念には念を入れています。
防水テープを使って、更に屋根やキリヨケ、鉄板見切りといった2次的な手法を行うことで、水の浸入を防ぐ努力を惜しみません。
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TOTOユニットバス「サザナ」の扉を選ぶ

2009-11-11 13:24:37 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)


昨日の晴れと一変し、本日は朝からの雨。
今年の晴れ間は終わったのでしょうか・・・・

美沢町N邸の外部はほぼ塞ぎ、雨の心配もないのですが、まだ宮本町M邸の玄関増築が残っています。
今月はじめに立ち上げコンクリートを打ったばかりなので、養生期間をおきたいところ・・明日あたりから曇りベースのようなので、これが最後と思い、建て方の準備を行っています。

写真は、TOTOのユニットバス「サザナ」です。
昨年までの「バスピア」がモデルチェンジし、「サザナ」という新商品になったわけですが、どうもデザイン面を優先しすぎている感じがある。



ゆったりプランの浴槽。
アール部分で浴槽面積を広く取っています。


鏡の横にあるスライドバー。
シャワーフックも兼ねます。
これが、手すりになるバージョンもありますが、
浴槽に入るためには使いづらそう・・


外から見たところ。
2枚引き戸になっています。


片引き戸の場合は、このようなレール形状になっています。


問題点は、ここです。
片引き戸にする構造上、レールに立ち上げをつけなければなりません。
これはユニットバス側に袖壁が取り付くために、立ち上げていないと水があふれてしまう為です。

立ち上がったレールの間に水がたまり、浴室床に排水する穴が中央に1つ開いています。
「バスピア」の場合は2ヶ所。それも戸車のある開口部分の両側に開いていたので、スムーズに排水できたのですが、「サザナ」の場合は1ヶ所です。
シャワー等で扉に水が当たった場合、その下のレールに水が落ち、排水容量内に収まっていればいいのですが、それを超えた場合は、レールに水がたまり、戸袋部分まで水があふれてしまう。

通常、片引きレールの奥側には洗濯機があり、なかなか見れないところですが、知らないうちにレールの中にホコリやゴミが溜まり、そこから水が脱衣床面に溢れ出す懸念があります。

手入れを良くすればいいのですが、洗濯機が置いてあると、なかなか掃除もできないものです。

これは、ワンランク上の「スプリノ」でも同様で、更に「ぬめりま栓Ag+」をつけた場合は最悪です。
シャワーの代わりに、ぬめりま栓の水が噴出してあふれそうになってしまう・・・
昨年のリフォームで発覚し、レールの穴を2ヶ所開けてもらって解決しました。それ以降、メーカーに何度か指摘はしているのですが、改善はしていないようです。



サザナ3枚戸の場合


3枚戸を閉めた状態


開けた時のレール形状


レールを外したときの形状
掃除以外は、あまり外しませんが・・・


「サザナ」3枚扉の場合、全開口で袖壁がないため、レールに立ち上げをとる必要がないので、全ての面から水が抜けそうです。
2枚扉に比べると、有効開口長さが短いのですが(何故だろう?)水仕舞に関しては、こちらの方がよさそうなので、「バスピア」無き後は、サザナを入れる場合、3枚戸をお薦めしています。
価格は2枚引き戸と同じです。

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構造見学会

2009-11-06 22:52:01 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)

昇り梁と中引き丸太の交差する美しい小屋裏部分。
ここは表しに仕上げる予定です。


長岡市美沢町N邸の構造見学会を開催します。

とき 平成21年11月21日(土)、22日(日)
      午前10:00~午後4:00
場所 長岡市美沢3丁目108-15 N邸新築工事現場

越後杉でマイ箸づくりコーナーも開催予定です。
環境に興味のある方、地元杉に興味のある方、伝統構法(木組み)に興味のある方は、是非お出で下さい。
1階が車庫になる大空間を必要とし、その上に居住スペースを設ける場合の、木組みでの補強方法も見ることができます。



大黒柱と昇り梁も表しの仕上げになります。
褐色に仕上げ、古民家風になる予定です。

案内図

長岡市美沢3丁目108-15
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上棟式終了

2009-11-02 18:29:55 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)

上棟式に使うヘイソク。
棒の部分には上棟日が書かれています。
式の終了後に棟束にくくられ、この家を見守り続けます。
(ワンタッチ3分と説明書に書かれていますが、3分で作れた試しは無い!)




寒冷前線の通過と共に、冬型の気圧配置となり、寒い一日となりました。
昨日の午前中は前線の通過前で、晴れ間が広がり、穏やかな晴天で上棟式を行うには最適でした。「大安」でもあったし・・・



差し鴨居に込み栓を打って固定しています。
建て方の後半は、雨に濡れましたが、その後は良い天気に恵まれ、
材料も乾きました。


昇り梁と中引きの交差する部分。
上から大栓を打って固定しています。


大黒柱に昇り梁が掛かっています。
この柱がこの建物の中心となっている重要な部分。
一回り大きい柱(18センチ角。通常の通し柱は15センチ。)
を使用し、小屋裏まで伸びています。


お供え物を上げた祭壇。
お供え餅や酒、水、塩、米。
山の幸、海の幸。
撒く餅やおひねり(賽銭)等・・


上棟式の様子。
四隅に「隅餅」を置き、塩、米、酒、水を撒いて結界を造り、祭事を行います。
工事の安全と家内安全を祈ります。


上棟式は即ち、家の「誕生日」であります。

上棟・・「ムネあげ」は建物の屋根の一番高い部分の構造材を揚げたときに、建物の構造全てが組みあがり、その姿を現します。
そこに住む人を永年、守り続ける構造です。

生まれたばかりの家は、壁もなく床も無く、住宅として機能するには、まだ何ヶ月もかかって一人前の「家」になりますが、その材料は、私と同じかそれ以上の年齢を重ねた山の木が、その命を絶たれることで成り立っています。

だから、大切にしたい。
家として、新たな「命」を吹き込むのが、上棟式です。
これから、ここに住むお客さんが安全に暮らせることを祈りつつ、新しい家の誕生を祝う。

昔から受け継がれてきた大切な儀式であります。

そして、完成まで全力を尽くさねばならない・・そういう決意を新たにする瞬間でもあります。



美沢町N邸
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建て方の様子 2階~本屋部分

2009-10-28 19:14:47 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)


本日は晴れましたが、昨日までは台風20号の接近により、激しい雨が降ったりしました。風はないものの、美沢町N邸のこれまで組み上げた構造が濡れてしまったのは残念です。

それでも、台風が直撃しなかっただけでも喜ばなければならないか・・・

木組みの大変な1階部分は組み上げていたので、3日間晴れ間が続き、大勢に影響が出なかったのは幸いです。
濡れた材料も、屋根を塞ぎ、本日は乾いていました。
一度乾いた材料は、よほど雨にさらさない限り、乾きが早いものです。



大黒柱まわりの絡み。
四方から梁、桁が差さり、シャチ栓にて固定しています。


際の通し柱も、梁が差し込まれ、シャチ栓にて固定されています。
こうして、通し柱に絡む横架材を固定してから、土台を下げました。


コーナー部分の通し柱
両方から梁や桁が差さり、打ち出して鼻栓(はなせん)にて固定しています。
更にその下の「差し鴨居」も打ち出して鼻栓を打っています。
上下に固定されるので、横揺れに強い構造となります。


台持継ぎ(だいもちつぎ)です。
このように、梁を上下に食い込ませて、大栓(だいせん)を打ち込んで
固定してあるので、一本の梁のようになります。


正面の部屋の昇り梁を支える「受け」を入れています。
手前は差し鴨居で、小屋組の力を分散するために大きな材料を入れています。


「中引き」(なかびき)は梁と渡りあごにて
直角に組み合わせて、小屋組みの水平剛力を負担します。
また、今回は梁の下に入れて、力を分散することにも使っています。


正面の昇り梁とアール出窓の絡みの部分。
最後に軒桁を載せて終了です。


大栓打ち
梁と中引きを大栓を叩き込むことで、固定しています。
大栓はケヤキで先細りとなっています。
打てば打つほど、太い部分が食い込んでいきます。
掛矢(かけや)で目一杯叩き込んで、下まで貫通します。
木を木で食い込ませて固定することで、ガッチリとした木組みとなります。


この構造の上に、タルキを掛けて屋根下地を作ります。
タルキは雪国仕様で6㎝×9㎝です。(もう殆ど、母屋に近かったりする・・)

上棟式は11月1日(日)です。

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建て方2日目

2009-10-23 18:40:04 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)
「台持継ぎ」は、梁の継ぎ手ではオーソドックスな継ぎ方です。
(伝統構法の場合・・在来軸組みでは、まずしません。手間がかかるから・・)
まだ、左右がかみ合っていない状態ですが、
これを落とし込んで、大栓を上から叩き込んで固定します。
そうすることで、2つの材料が金物無しで一体になるのです。
先人の知恵は素晴らしいものがあります。




本日は快晴。建て方には絶好の日和となりました。
昨日は、1階部分がほぼ組みあがりましたが、本日はその残りの材料を組んで、中空に浮いた状態から落とし込んで基礎に固定します。




ホゾが長いため、叩いただけでは入りません。
こういう場合は、「荷締め機」を使って引き寄せて入れます。


荷締め機のチェーンを引いています。
やや強引に入れています。
杉は柔らかいので、ある程度は曲がるのです。


入った!
こうして入れた材料は、もう抜けません。


最後の通し柱を吊る・・
いったい何本の通し柱を送ったのであろう・・・
(今回は大黒柱1本、通し柱12本でした)


最後の通し柱を入れ終わりました・・
本日のメイン・イヴェント終了!


全ての材料を組み合わせたところで、今度は
通し柱と差し鴨居が離れているので、これを引き寄せて、
クサビや栓を打ち込み、固定します。


ここまでの作業で、気がつけば、仮に筋違いも入れない状態で、自立している・・
梁や桁が渡りあごで咬んでいて、通し柱に差さり、更に差鴨居が入っていて、複雑に木が組み合わさっているので、構造材のみで自立してしまう・・
これが「伝統構法」であります。


しかも、まだ土台が浮いた状態でもある・・・




土台の下の角を取り、上から叩いて落としています。


通し柱が落ちました。
この後、土台のアンカーボルトを固定します。


全ての通し柱を落とし込みました。
なんと、筋違い無しでも自立しています!
もうビクともしない!
(在来工法の場合は、仮に筋違いを入れないと倒れてしまう)


この後は、屋起し(垂直に立てる)を行ってから、いよいよ2階の組立が始まります。
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