べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

TOTOキュイジア

2006-10-31 20:02:41 | システムキッチンを考える
五反田町のH邸にて、台所廻りの改装工事を行っています。
我が社は伝統構法の新築、増改築だけでなくリフォームも行っています。
(当然、県産材をふんだんに使っています。下地とか・・)

キッチンが古くなってしまったので、台所の改装と同時にシステムキッチンを導入しました。
通常は、県内のダイヤの製品を使うのですが、たまにはTOTOを使ってみました。

TOTOのシステムキッシンでは最高級のモデルであるキュイジアは人工大理石カウンターが半透明の「クリスタル・カウンター」で、見た目も美しい仕上がりとなっています。
左側は2700㎜のキッチンで、右側に電子レンジや炊飯器を置くスペースと食器棚を設けています。
間口2.5間(4.55m)を目いっぱい使っています。
窓廻りは、半透明の扉を通して後ろの明かりが入ってきます。(スウィング式の扉です。その裏に皿等を置くスペースが隠れています)

窓は168センチ×77センチです。できれば97センチ高さのものを使いたかった・・(戸棚の大きさで制限された)
吊戸棚がなければレンジフードの隣は全て窓にして明かりを採るプランもできます。
北側の窓なので採光よりも収納量を優先したというところです。

レンジフードもコンロを点火すると自動でスイッチが入るようになっていて、フードのつくりも凹凸がなく、油がたまらない形状になっています。
レンジ廻りのキッチンパネルも掃除がしやすく、サッとひとふきで油汚れが落とせます。
流しの下はオープンスペースとなっていて、ワゴン式のダストボックスが収納できます。料理で出たごみを直ぐ捨てられるので便利です。

このような、一流メーカーの提案も時にはいい勉強になります。
実際にはフードや食洗機はOEMや別のメーカーが提供しているので、組み合わせや配置は他のキッチンメーカーの場合でもほぼ同様になります。
ホーローが得意だったり、ステンレスが得意だったり、水栓金具が独自に作れたり・・そのメーカーの得意分野があるのです。
メーカー選定は好みによりますが、配置などは提案力の勝負となります。

今回は、配置はこちらで提案し、TOTOで独自のプランを出してもらうやりかたをとりました。
サッシの収まりや電子レンジ廻りの天井扇設置などはメーカーには提案できないところなのです。
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堀井商店 補強材

2006-10-30 21:21:55 | 長岡市柳原町 堀井商店
今週は天気が良さそうで、外部工事にはうってつけです。
冬に入る前になんとか外部を塞ぎたいところです。

写真は、堀井商店の店舗補強用の構造材です。
当然、県産スギ材です。マルユー木材から運搬してきました。
土台は米ヒバですが・・
(後ろに積んである下地材も当然、スギである)

ベタ基礎を打ち終わり、今度はいよいよ伝統構法を駆使した補強工事となります。
差し鴨居は店舗の入り口部分の耐震に用い、根曲がりの丸太は床梁の頭押さえで、中引きの代わりになります。
工場である程度加工し、現場でも加工しながら取り付けていきます。

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風洞のある家

2006-10-27 21:04:50 | 旧栄町 T邸(越後杉)


旧栄町T邸の内装工事がはじまっています。

2階部分から工事を進めていますが、なるべく自然の風を入れたいということで、
小屋組み全体の天井を有効利用してロフトや勾配天井をつなぎ、妻壁に窓を設けて、小屋裏を風の通り道にしようという計画です。

この建物は、東西を向いて建っていて、風の日は西風が強く吹き付けます。
西陽も強く照り付けるので、当初の設計では、なるべくこの風を入れないように、西側の窓を極力減らしました。

夏は北にある田んぼからの風が入って、1階の居室はエアコンが要らないくらいに快適です。

熱のこもる小屋裏を、東西の風を利用して、小屋裏をひとつの風洞にしてしまえば有効に換気ができ、明かりも入るので1石2鳥というところです。

写真は、ロフトを作っている状態で、遠くに妻壁の明かり窓が見えます。
この反対側の妻壁にも明かり窓を設けています。
この場所は、風の通り道となる予定です。
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堀井商店 ベタ基礎工事

2006-10-26 18:57:52 | 長岡市柳原町 堀井商店


長岡市の中心市街地にある堀井商店のベタ基礎工事の段階です。

古い建物ですが、基礎は30センチ×60センチ×20センチの大きな石が土台に沿って敷詰められていました。蔵か何かの石積みしてあった基礎を使っているようです。戦後、これだけの石を使うのはよほどの旦那様の建物だったのでしょう。

これらの礎石を取り除いて砕石や栗石を敷いても転圧しても、この石にかなわないと判断し、そのまわりをぐるりと取り囲むようなベタ基礎を作って補強することにしました。

写真は、石の上を覆うように鉄筋を配置した状態です。
土台下数センチのところまで基礎を立ち上げて石を巻き上げます。
石とベタ基礎が一体となるようにコンクリートを打ち込むのです。

この基礎が完成した後に、本格的に土台を固定し、耐力壁を起こすことができます。

さらに、店舗の大空間の耐震性を確保するように「差し鴨居」による耐震補強が施されます。
仕上がると、古民家風の店舗になるのですが・・乞うご期待!
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円形屋根部分の窓

2006-10-25 19:09:37 | 長岡市土合町K邸(越後杉)


昨日の荒れた天気に比べて、穏やかな晴れ間がひろがりました。

写真は土合町K邸の円形屋根部分の外部が塞がり、階段室側から見た状態です。

大黒柱を中心に円筒形に囲われた外壁に4枚の窓が入り、階段室に明りが入ります。
円形屋根の垂木も放射状に伸びて、美しい形となりました。

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栄町 T邸 外壁貼り終了

2006-10-24 13:52:25 | 旧栄町 T邸(越後杉)


栄町T邸の外壁貼り工事が終了しました。

板金屋さんが震災復興工事により多忙のため、外壁工事ができないとのことで、3×10板貼り工事を大工によち行うこととなりました。
まだまだ、地震の後遺症は続いています。

1階部分は杉羽目板で、2階と妻壁が窯業系サイディングの3×10板です。
シーラー処理して弾性系の塗装を塗ることで、耐久性が高められます。

窯業系サイディングは既製の塗装だと10年くらいではがれてきます。
雪国の場合、塗装がはがれると、そこにベタ雪が解けて水が入り、寒さで凍ると膨張して外壁をボロボロにしてしまいます。
塗装が命の窯業系サイディングなので、ビル用の塗装処理をしないと長い年月はもたないのです。

杉羽目板も水をはじくような塗装をほどこさないと、水が浸透して膨張し、釘が浮いてしまいます。
昔は、カキシブ等を塗って耐久性を高めていたようです。
敷地内に生えている柿を、夏の青いうちに採って、ナタやツチで割り、つぶし汁を樽に入れて2~3年醗酵させて塗っていました。
量的に問題があるので、毎年1面づつとか塗っていたようです。
カキシブは撥水、防腐効果があり、色も適度に褐色になります。

このように自分達でこまめに手入れすることで、木質外装が高耐久だったわけです。
何も手入れをしないと数年で風化してしまうのが雪国の宿命です。
木でも鉄でもコンクリートでもみな同じことが言えます。

現在は、カキシブよりも浸透性の油系塗装が普及しています。
浸透させて水分が入って木が膨張しないようにするのが主な目的です。

写真は素材そのものの色なので、これから塗装することでガラリと様子が変わります。
色はお客さんの好みとなります。
どのような色になるか、楽しみです。
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構造見学会

2006-10-21 20:36:53 | 長岡市土合町K邸(越後杉)
先週の土曜日に開催した構造見学会には多数の見学者が訪れました。

「構造見学会」

一昔前(5年くらい前)は、各社が盛んに行っていましたが、最近は完成見学会のみのところが多いようです。
最近の住宅は、技術的に比べて殆ど差がないようで、「ベタ基礎」や「ヒバ土台」等は標準で取り入れられているので、構造見学会を行っても受注に結びつく可能性が薄いとのことです。
むしろ、完成見学会を行って、イメージ的な部分や仕上げを見て即効で営業展開するのがはやりとのこと・・
構造見学会は、よほど構造に自信がなければ行わない・・
家は見た目が重要。自分の生活スタイルに合った家を求める時代です。
このあたりは、2度の大地震(阪神・淡路、新潟県中越地震)の教訓も活かしきれていないようです。
あれは、夢幻の世界だったのか?バーチャル、TV番組だったのか??


村松のマルユー社長は

「部屋なんていいから、屋根の骨組みを見たほうがいい。
骨組みが見せられないから塞いでしまう。」

と言っています。屋根全体で揺れに耐える・・がっちりした屋根をみせるのが構造見学会です。

それゆえ、あえて「構造見学会」を行ってみました。
伝統構法の金物を使わないがっちりとした木組みを観て、見学者は驚いていました。

この構造を見てから他の住宅を見ると、割り箸の寄せ集めに見えると思います。
だから、あの地震に耐えたのも納得いくと思います。
しかも、県産材をふんだんに使っているとなれば、驚きも2倍でしょう。
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薪ストーブのある居間

2006-10-20 20:54:16 | CO2を25%削減


久しぶりの雨となりました。
五泉、三条地域では集中豪雨による洪水警報が出たようです。

先週の土曜日に伝統木組みの構造見学会が行われ、多数の来場がありました。
K邸の玄関を入ると丸太の大黒柱がそびえ立っているので、皆驚いていたようです。
見学された方の中に、中越地震の前からわが社の建物を見ていた方がおり、乙吉S邸が地震の被害がなかったことから、この見学会で構造を確かめたいとのことで来場された方がおられました。

「薪ストーブを中心に置いて暖かな家をつくりたい」

との要望があったので、このような暖かい居間はどうかとイメージ図をつくってみました。
居間から吹き抜けを貫いて伸びる煙突が家の中心に位置し、建物全体をあたためる構造となっています。
吹き抜けも煙突小屋からの窓からの明かりも加わり、明るく暖かい居間を実現しています。(まだつくってないけど)

見学会の様子もアップしたかったのですが、今週はいろいろあってバタバタしていたました・・
見学会はそのうちに・・
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旧栄町T邸 羽目板貼り工事

2006-10-13 20:51:53 | 旧栄町 T邸(越後杉)


気持ちの良い秋晴れが続く中、旧栄町T邸にて外壁の1階部分の羽目板貼り工事がすすんでいます。

羽目板は山北製(新潟県の北部の山々)の杉羽目板で人工乾燥のものを縦貼りにしています。
1階のみ杉羽目板にして、妻、2階の壁は窯業系サイディングの3×10版無塗装品を貼り、シーラー処理をして白壁風に見せる予定です。
1階を若干濃くして、段々に色を明るくしていくとよいでしょう。

窯業系サイディングは工場出荷の既製品の色だとすぐにはげてしまうので、弾性系の塗装を施したほうが長持ちします。
雪国は特に凍害の恐れが多いので注意が必要です。

通常、板金屋さんが施工するのですが、震災復興の需要過多で忙しいとのことで、こちらで自力で貼るしかありません。
早めに外部を終わらせて内部造作に取り掛かりたいところです。


さて、明日はいよいよ長岡市土合町K邸の構造見学会です。
外部の耐力壁はある程度塞ぎましたが、サッシまでは及びませんでした。
柱もむき出しの状態が多いので、まさに、構造の見学会となってしまいました。

晴れるようなので、寒さの心配も要らないようです。
絶好の見学会日和となりそうです。
どれだけの来場者の方々が来られるか期待しています。
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柿川にカモ

2006-10-11 21:01:20 | 長岡市土合町K邸(越後杉)


土合町K邸のすぐ前を柿川が流れています。
そこにカモの群れを見つけました。

悠々と泳ぐカモが魚を採っていました。

柿川なんて昔はドブ川でヘドロが堆積していたり、ひどい匂いがしていたものですが、最近はすっかりきれいになったようです。

新婚旅行で行ったニュージーランドのクライストチャーチを思い出しました。
市街地の中心を流れる運河(?)をボートをこぎながら町を眺めたり、公園に行ったりできます。
石作りの橋が多かったので、下からの眺めも良かったと思います。

柿川も、そんな運河みたいにボートとかゴンドラとか浮かべたら、観光客が集まるのでしょうか?
カモなど観ながらのんびりと市内をボートをこいでいくのも乙なのでは?
平和公園や旧市役所を眺めながら、中心市街地や鉄道の下を潜り抜け、帝京高校付近のカモの群生地を巡るとか・・
昔の川船を復活させるとか?
長岡祭りの灯篭流しを川から眺めるとか・・
町おこしの材料なんていくらでもありそうです。

そうなれば柿川ももっときれいになるのでしょう。
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土合町K邸 上棟式

2006-10-07 18:32:18 | 長岡市土合町K邸(越後杉)


長岡市土合町K邸の上棟式が無事に終了しました。
屋根も掛かり、瓦を敷き始めている段階ですが、都合により本日が上棟式となりました。
通常は、屋根の上で行うのですが、瓦も葺き始めてすべる危険もあるし、天候も雨のため1階の仏間の部分を祭壇としました。
屋内での上棟式です。

施主の方も、
「通りがかりの人のほうが良く見ている」
と言っていました。
廻りからいろいろと言われるようです。

なにしろ、目立つ場所に建っていますから・・
外部は、間柱を立て、ダイライト(耐力面材)を打ち始めています。

来週の14日(土)は構造見学会となります。
外部が塞がれ、サッシが付いた状態になれば、多少気温が低くても見学するのが楽になります。
晴れれば良いのですが・・

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土合町K邸 円形屋根

2006-10-05 20:13:23 | 長岡市土合町K邸(越後杉)


土合町K邸の建て方も無事終了し、現在は外部を塞いでいます。
写真は、階段室部分の円形屋根の骨組みです。

大黒柱(丸太)を中心として、「ムーミンの家」のような円筒状の階段室の上に、円錐形の屋根が乗ります。
図面では屋根勾配がゆるかったのですが、ムーミンの家らしく、勾配を急にして全体のバランスをとってみました。
ウロコ瓦とまではいきませんが・・

円筒状に並んだ柱の間に窓が入り、4方から光が入り、明るい階段室となるように設計してあります。
大工も、面倒がっていましたが、出来れば面白い形となるでしょう。

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隅柱 3センチ上げ

2006-10-04 19:13:28 | 長岡市柳原町 堀井商店


柳原町 堀井商店にて柱のジャッキ上げ作業がはじまりました。
中越地震にて、建物の外周部に過度の加重が掛かり、基礎石が数センチ下がった状態です。
一定に下がっていればよいのですが、特に建物の角の柱部分に力が多く掛かります。
ここでは3センチ程下がっていました。

幸いなことにこの建物は伝統的な構造で、基礎も束石で横架材も差し鴨居等の大きな材料なので、ジャッキ上げ作業が比較的楽です。
といっても、10トンジャッキを3台同時に掛けてやっと3センチあがりました。

この隙間にパッキンを入れてジャッキを下げれば、元の高さに戻ります。
街中はこの程度で済んでいますが、中沢や悠久山では6センチ、さらに山の中では30センチ以上下がった建物もあります。
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