べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

秋の恵み ~木々は太陽光エネルギーの蓄熱庫

2023-11-10 21:17:50 | 山の木の話(越後杉)
工場の柿の剪定&実の収穫をしました


今年の夏は「地球沸騰化時代」とも言うべき猛暑に見舞われ、長岡市も毎日が全国の1位、2位を争うくらい、最高気温をマークした年でした。
その影響もあってか、植物の枝葉が茂りまくって、炎天下の中、除草作業を何度も行う始末。
庭木も伸び放題で、今年は工場の柿の実を採るのと同時に、剪定も行う事としました。



当社の柿の木です。枝葉がが茂ってしまった・・


梯子を架けて剪定&柿の実の収穫します


柿の実が結構採れました。
この2倍くらいの袋を既にゲットしています。
今年は成り歳か?


枝も山になってしまった。
この枝を冬の薪ストーブ用に処理します


柿の木も枝を払ってスッキリしました。
上に伸びた枝をおろして、次回から梯子を架けなくていいように魔改造する予定です。


葉っぱの付いていた枝も、何日か経つと葉が落ちてきました。
これだけあれば冬の燃料は賄えそうです


枝を処理して薪にしています。
時間の空いた時しかできませんが、冬まではまだ時間はある!
気長に無理せずに・・


柿の実は吊るして干し柿にしたり、焼酎で晒して渋を取ります。



木の手入れをしていると、自然と共存していると実感します。
現代の効率優先システムから見ると、非効率的な事をしている感じなのでしょうが、よく考えれば、ほぼコスト無しで燃料と食料が手に入るのですから、実際は効率がメチャクチャ良いのかも知れません。

実際、木の実も枝葉も太陽エネルギーを基にして光合成によって空気中の二酸化炭素から合成しているわけです。
大気中の二酸化炭素を吸収し、薪ストーブで燃やすことで大気中に二酸化炭素として排出。
燃やすと熱エネルギーが得られて、冬場の暖を取ることができます。

つまり

夏場の太陽光エネルギーを木々が蓄えて、冬場の熱エネルギーに転換して使うことが出来る・・
言わば、太陽エネルギーの蓄熱庫みたいなものです。


枝に関しては、薪ストーブの燃料として使えるし、葉っぱも乾燥させれば火起こし用に使えます。
柿の実は食料にできるのですから、無駄が全くないわけです。

収穫の秋ですな~


「秋の恵み」を感じつつ、柿の木の手入れができた日々でした。





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このブログを開いてから、家づくりや環境、食について様々な想いを書き綴ってまいりましたが、その情報量の膨大さに書いている本人も何処に何を話題にしていたか整理がつか...

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森のコーナー2019 わんぱくおまつり広場

2019-11-25 11:24:22 | 山の木の話(越後杉)
今年も長岡まつりのイベントで木工工作を開催しました


今年も長岡祭りの歩行者天国(8月3日)にて、新潟県産杉材や山の素材を使った工作教室を行いました。
通常は、キットを買ってもらって、その場で指導を受けながら作っていくのでしょうが、この工作教室は、キットも設計図もありません。
子供が自由な発想で材料を組み合わせ、自分の作品を一から作り上げていく体験ができます。
親子のふれあう機会としても好評のようです。

毎年、炎天下の中の開催ですが、リピーターの方も増えています。




受け付けの様子
1回500円です


材料は地元県産杉材の端材
たっぷりあるので、色々組み合わせて好きな形を作っていきます


こんな山の木の実も用意してあります


創り方が分からない場合でもアドバイスができます


日ごろは使わない工作道具を使ってみるのもいい経験です


作品に自由に色を塗って完成させます



夏休みの課題として工作をしていくケースが多いようです。
親子の触れ合う機会として定着した感じがしました。







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森のコーナー2017 長岡祭り・わんぱくおまつり広場

2017-08-06 17:31:00 | 山の木の話(越後杉)
今年も恒例の木工工作のイベントを行いました


もう15年以上も続いているこのイベントも、毎年100組を超す人が訪れる定番となってきました。



今年もアオーレの真ん前です。目立つ場所に陣取ってます


会場設置も慣れたものです




受付け


広場の始まる時間は11時半でしたが、既に待っているお客さんが・・


材料もいろいろあります。


木の実などのオブジェも多数そろえています
中ノ沢森林公園より出張で持ってきてもらっています


越後杉の端材も山とあります


好きな形のものを組み合わせて、自分の好きな形にするのがこのイベントの主たる目的です








木と触れ合うのと同時に、親子も触れ合えます


色も塗れます




こちらはパステルピンクで本格的な色付け・・


通常のイベントでは儲け主義となりがちで回転数を上げて売り上げを伸ばすのでしょうが、このイベントでは時間制限はありません。
好きなだけ木と触れ合う時間を作ってほしい。さらには、親子共同で作り上げていく場面もあり、木と触れ合いながら親子とも触れ合う時間を共有できるわけです。それにはたっぷり時間をかけてもらう・・
それがこのイベントの醍醐味なのでしょう。
炎天下で熱中症に気を付けなければなりませんが・・





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森のコーナー2016 長岡まつり・わんぱくおまつり広場

2016-08-05 16:06:40 | 山の木の話(越後杉)
今年も木工工作コーナーを開催しました


毎年恒例の8月3日に開催される駅前大手通の歩行者天国でのブースに参加しました。

端材による工作で、県産杉材に触れてもらおうという企画です。
材料は我が社の建築用端材と中ノ沢森林公園の枝や木の実、落ち葉等・・
色々な形のモノを組み合わせて、オリジナルな作品を作ってもらいます。

「NPO法人グリニッシュ 『森のコーナー』」にて12年も続くイベントとして定着しています。




受付けです
アオーレの直ぐ目の前という立地の良さ


好きな材料を探します


材料は沢山あります
色々な形の材料を組み合わせて
自分だけの作品が作れます


お父さんたちも大工仕事に汗を流しています


色付けしています


作品例
シーソーですね。
商品になりそう・・・・





今年はお祭りが平日開催という事ももあって、例年よりもやや少なめの参加者(役80組)でしたが、参加者は自分の作品作りに満足しているようでした。
越後杉の家づくりによって出た端材を、もう一度何かに使って利用することによって、捨てるまでの時間をなるべく長くする・・
それがCO2の削減に役立っているのです。




   株式会社 藤川建設は・・・

  長岡市で注文住宅を手掛けています

  越後杉で家づくりをしています。







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越後杉ってな~に?(2)

2015-03-15 22:16:13 | 山の木の話(越後杉)
山の木の循環の話です











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越後杉ってな~に?(1)

2015-03-13 14:51:24 | 山の木の話(越後杉)
杉太郎が越後杉を紹介します。












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越後杉で家づくりをしている (株)藤川建設です

2015-03-08 17:08:17 | 山の木の話(越後杉)
越後杉をふんだんに使った確かな家づくり
株式会社 藤川建設の家づくりをまとめてみました


膨大な情報発信をしていて、気が付けば越後杉を使っている自社の家の宣伝は後回しでした。おそらくはお客さんも、この家づくりのスタンスに賛同されてこられたのでしょう。



(株)藤川建設の家づくりは・・・


1.納得いくまで設計をしています。

  設計がまとまらない限りは見積りへ進みません。
 
  家は一生ものです。焦って契約・施工しても設計が不十分な住宅では・・・

  契約後、施工中でも再設計をすることもあります。
  実際に現物を見てから直す事もできます。(品を入れてからの返品はききませんが・・)



これだけはおさえておきたい!雪国の家づくり
雪国での設計をまとめています



越後杉の使い方も予定しています。




イメージボードへ・・




2.「しっかり施工」をしています

  社長自ら施工管理を行っています。
  構造計算も断熱計算も、社長自ら手掛けます。

  しっかりしすぎて、工期が長引く時もあります。家の性能と寿命を第一にしているためです。

  細かいリフォーム工事も並行しているので、新築は年間2棟が限界です。

  丹念に造られた家々は、その地域の顔となり象徴的な家になっています。

  どこかで、こんな家、見た事ありませんか?




円形屋根の家は・・

大黒柱のある大空間を実現したバリアフリー住宅です


円形出窓のある伝統的な切妻屋根の家


現代風な家にアレンジも・・

これまで手掛けた家




3.シックハウス対応です

  社長自身がシックハウス症候群に近いです。
  塗装、表具の段階では頭が痛くなるので、なるべく天然素材を使っています。
  臭いを嗅いでダメなモノは排除しています。
  越後杉をそのまま使うのがベストでしょうか・・・・






4.技術向上、商品開発に力を惜しみません

  家づくりは日々精進です。
  クセのある越後杉を使いこなすのも工夫が必要です。

  一般の住宅知識だけでなく、様々な広い分野への視野も併せ持たなければなりません。

  リフォームは技術向上の勉強の場です。

  技術の修得だけでなく、時として新技術も自ら考案してしまいます。
  便利なモノを世に送り出すクリエーター精神です。

  ワクワクするモノ作りを目指しています



座って使えるキッチン




螺旋階段のある店






5.地元の山を愛しています。


  どんな小さな工事でも越後杉を使うのは当たり前だと思っています。

  新築だけでなく、増築、リフォームにどんどん越後杉を導入する。


お客さんが知らないうちに、

積極的に越後杉を使っていて・・



お客さんが知らないうちに

  地元に貢献している・・・・




そんな地元に根付く家をつくり続けたい・・



プラス補助制度があればすぐにでも導入できてしまえば、おトクです。



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越後杉サッシ
越後杉のモデル住宅(マルユー)
越後杉の特徴
下地材にも越後杉を・・







山の木の話

CO2を25%削減するために・・

伝統構法について








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オガクズの有効利用

2014-10-09 09:47:56 | 山の木の話(越後杉)
木材を加工していると出てくるオガクズの利用法の話です


先日は半日かけて工場に貯まった「オガ屑」の処理を行いました。




工場にあるオガ屑入れは満杯。
これを掻き出してモミ殻袋に入れていきます。
満杯のおが屑を出すのに休み無しで2時間!


もみ殻袋に入れたおが屑をトラックに積みます



トラック一台分になってしまった・・・
だいたい40袋くらいになるようです


近くの山(八方台)にある植樹会場まで運搬しました
今月の19日に植樹イベントがあり、そのマウンド作りに使われます




おが屑は通常、焼却炉で燃やしてしまうのが一般的でしょう。わざわざ焼却費用を払って空気中に二酸化炭素を放出して終わりです。

せっかく植物が光合成によって空気中の二酸化炭素を固定した木材を、再び二酸化炭素に戻すだけです。

せめて、その熱エネルギーを利用ようというのが、チップボイラーです。最近は公共施設での導入が行われているようで、脱重油の代替エネルギーとして着目されています。

燃焼するよりも、おが屑そのものを利用すれば、二酸化炭素に戻る時間を稼ぐことが出来ます。

おが屑そのものの利用法としては・・・


 〇植樹用のマウンド

 〇プランター用

 〇牛舎に敷き詰める

 〇カブトムシ等の飼育

 〇断熱材として使用

  ・
  ・
  ・

等・・だいたい外回りで使う方法が多いのでしょう。

もみ殻袋単位で流通させても良いと思います。もみ殻袋は1枚40円として、おが屑満杯で100円くらいで売るのも良いと思います。あとは個々で使用用途を考えてもらう・・・それは私の会社でも出来そうです。


地球温暖化を促す二酸化炭素の削減に少しでも貢献するにはどうするのが良いのか?

一人一人の出来る事は微々たるものですが、積もり積もれば山となる。


それには、

「もう一度何かに使えないだろうか?」

そういった目を常日頃から持って見る事が必要だと思います。


関連記事 オガクズの利用

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森のコーナー2011

2011-08-30 00:23:25 | 山の木の話(越後杉)
今年も大手通りのイベントが開催されました


水害(福島・新潟豪雨)以来、災害中の長岡まつり(花火)決行や事務所の後始末、ご近所の水害からの復旧、更に新潟市南区A邸の新築工事の着手、その他リフォームと忙しかった8月でした。

その中で、今年も恒例の「わんぱくお祭り広場」での木工教室のブースである「森のコーナー」を出店した様子を掲載します。



テントを張って、準備中
スタッフも慣れたものです


午前中から既に満員状態・・


この工作は、「自分で考えて、作ってみる」というのがテーマです。
材料は○、□、△・・色々な形の端材があります。
道具も自分で使って作ります。


子供達には少し、作り方を教えますが、基本は自分でやります


端材を前に、悪戦苦闘する子供たち・・
でも、面白いものが出来そう・・


この女の子は何を作ってるんでしょうか?


ぶらんこでした。
これは新しい!


お母さんも頑張ってジグソーに挑戦してます


こっちのお母さんも頑張ってます


いっしょに来ていた中学生にも切ってもらってます。
お母さんのほうが上手いじゃない?


椅子を作っていきました。
昨年も同じ展開で、家に昨年の椅子が飾ってあるそうです
リピーターが増えてきました。

「憶えてます?」

って聞かれましたが・・
残念ながら、憶えてませんでした。
何せ、100人を超す人が参加し、
炎天下の中、モウロウとしながらやってるもので・・


夏休みの宿題に工作をしていった小学生も多いようです。8月3日は夏休みの前半なので課題を作っておくと後半が楽です。

最近は涼しくなってきましたが、この日は猛暑も真っ只中で、気温35℃を上回った日でした。炎天下の中で開催する木工教室は過酷ですが、来年も続けて行くでしょう・・県産杉材をPRするのには良い機会なのですから・・(越後杉を使うのには根性が要るのであった・・)


目次へ・・
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ふるさと越後の家づくり事業 平成23年度申し込み始まる

2011-04-07 14:54:06 | 山の木の話(越後杉)
今年度も越後杉を使った家づくりに
補助金が支給される制度がはじまりました


募集申込みは3月1日から先着順で受け付けしています。
平成22年度特別募集と合わせ 800棟
 新築・増改築・リフォームの場合 10万円~40万円/棟

下記の加算もあります。
(1)定住促進(若者・UIJ・農林水産業新規就業者) 300棟
(2)県産瓦使用                      150棟
   加算と合せて最大 60万円/棟 の支援額です。 

主な改正点は・・

 ○新築・増改築の場合
  産地の明らかな木材の使用量が全木材使用量の50%以上で
  かつ、越後杉ブランドを床面積1㎡当り0.09m3以上使用

  杉ブランド材の使用量によって補助額が変わります

  杉ブランド材
    5~10m3 10万円(※産地が明らかな木材使用量 10m3以上)
   10~15m3 20万円(       ”      15m3以上)
   15~20m3 30万円(       ”      20m3以上)
   20m3以上 40万円(       ”      25m3以上)


 ○リフォームの場合
  越後杉ブランドを5m3以上使用

 ※産地の明らかな木材とは
越後杉ブランドを含む県産材、合法木材、第三者機関から認証された森林から生産された木材、他県の認証材をいいます。


◎募集の期間
 平成23年3月1日から受け付けています。
 募集棟数、または、予算額のいずれかに達するまで募集します。 



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地元の山の木を使った震災復興の提案

2011-04-07 14:27:33 | 山の木の話(越後杉)
東日本大震災が発生し、1ヶ月が経とうとしています。
海岸沿いの津波の被害や原子力発電所事故が連日報道されていますが、内陸部では着々と復興の動きが出てきています。
特に宮城県では住宅の再建に向けた補助金の動きも出始めているようで、被災から一日でも早く生活の場を確保したいところでしょう。

住宅に関しては、被災地の仮設住宅や復興への用途の建材、資材を最優先にしているようで、関東や甲信越では資材が不足し、建設工事がストップしている状態が続いています。
石巻や宮城を中心とした合板メーカーが軒並み生産をストップしている中、その不足分を補うために海外からの大量輸入が始まろうとしています。
円高基調の状態も相まって、国産の合板より、安い外材に圧倒されるのも必至の状態です。

 「こんな時は、輸入材のほうがメリットがある」

などど、輸入住宅がもてはやされてしまいそうです。

中越地震でもそうでしたが、復興予算の大半は中央のゼネコン等が吸い上げて行きました。
地元に極力、お金が残るように復興予算の割り当てをする・・
地元の物を消費し、地元の業者を起用する・・

震災の復興特需はお祭り騒ぎみたいなもので、終わった後はぱったりと不景気になります。
神戸でも震災前の経済状態になるまで10年は掛かったといいます。

復興後の経済活動が弱まらないために、地元で経済が潤うようにして頂きたいところです。


現在、仮設住宅や住宅再建に関しての各県の動きをまとめましたが、今まで森林資源の活用に関する補助金もあったようで、「○○ブランド材」制度が各地で作られていました。
中越地震の場合、義援金の受け入れ先として「震災復興基金」が設けられ、「越後杉による震災復興」で最大100万円の補助が出ていました。
そういった動きも、おそらく各県で用意されると思います。


  各県別のブランド認証制度と補助制度

 岩手県

 宮城県

 福島県

地元の木で地元の工務店での復興を切にお願いします。


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住みたい岩手の家づくり促進事業

2011-04-07 13:43:08 | 山の木の話(越後杉)
岩手ブランド材

H22年度分資料

一定の省エネ性能を備え、一定量以上の県産材を使用した住宅の新築・増改築を行う者に対して、住宅ローンの利子額の一部を一括して助成する「住みたい岩手の家づくり促進事業」の第1期申請受付を、平成22 年5月10 日(月)から開始しますのでお知らせいたします。
この事業は、県内住宅市場の活性化及び県産材活用住宅の建設促進による林業振興等を目的として、平成22 年度に新たに創設したものです。

1 補助対象者
県内に自ら居住するため、金融機関から借入を行って住宅の新築又は増改築をする者

2 補助対象住宅及び工事
(1) 新築の場合
・ 省エネ基準(住宅エコポイントの条件と同様)を満たしていること
・ 県産材を10 ㎥以上使用していること …など

(2) 増改築の場合
・ 増改築を行う部分について一定の省エネルギー性能を満たしていること
・ 県産材を増改築部分1㎡当たり0.1 ㎥以上使用していること …など

3 助成額
(1) 新築の場合
【基本額】住宅ローンの借入額(建物分)の1.0%(上限20 万円)
【追加額】県産材を20 ㎥以上使用した場合は、基本額に加えて10 万円
(2) 増改築の場合
住宅ローンの借入額の1.0%(上限10 万円)

4 申請書受付期間
【第1期】 平成22 年5月10 日~予算枠に達するまで
対象:平成22 年4月1日~7月31 日までに着工するもの
【第2期】 平成22 年9月(予定)
対象:平成22 年8月1日以降に着工するもの

5 申請方法
県庁県土整備部建築住宅課まで持参又は郵送により申請

6 予算額
1,700万円


岩手県HP
災害対応、住宅再建等の情報アリ


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宮城県産材で家づくり緊急支援事業の 助成金交付予定者の募集について

2011-04-07 13:32:38 | 山の木の話(越後杉)
詳しくはこちら
                               平成21年7月8日

1 事業の趣旨
 県産木材の消費拡大と県内の経済活動活性化を図るため,県内で生産された木材を使用した住宅を新築する方に対し,木材費用の一部を助成します。

2 事業内容

(1)助成額

* 延床面積100平方メートル(80平方メートル)以上120平方メートル未満の場合は,一戸あたり60万円
* 延床面積120平方メートル以上135平方メートル未満の場合は,一戸あたり70万円
* 延床面積135平方メートル以上の場合は,一戸あたり80万円

(2)助成対象となる住宅の要件

* 新築の在来軸組工法による一戸建て木造住宅
* 県産材を,梁や柱などの主要構造部材に60%以上(延床面積100平方メートル未満の場合は70%以上)使用し,うち「優良みやぎ材」を20%以上使用する住宅
* 県内に本社を有し,建設業法の許可をうけている業者が施工する住宅

(3)対象戸数

* 100戸程度

3 受付期間等

(1)募集期間

* 平成21年8月3日(月)から平成21年11月25日(水)までに,毎月25戸ずつ募集します。

(2)応募の要件

* 県内に自ら居住するために木造住宅を新築する者

(3)応募方法

* 募集期間内に申込書を農林水産部林業振興課に提出してください。




優良みやぎ材


建築安全推進室

東日本大震災対応策を行っています。
住宅応急修理等



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森を木づかうふくしま住まいる事業

2011-04-07 13:27:07 | 山の木の話(越後杉)
<事業の概要>
   低炭素型社会の実現と地域住宅関連産業の活性化を図るため、
   県産木材をふんだんに使用する木造住宅の建て主に対して建設
   経費の一部を補助するものです。
       ○補助額  一戸あたり30万円
       ○補助件数  50戸(今年度の募集は終了しました)

詳しくはこちら

○ふくしまの木で家を建てませんか?

 地域の木材を使って家を建てることは、身近な森林の環境整備につながるだけでなく、住宅産業や林業・木材産業等を活性化させるとともに、CO2排出削減にも有効な取り組みです。
 このため、県では、低炭素型社会の実現と地域住宅関連産業の活性化を目的として、県産木材をふんだんに使った木造住宅を建設される方に対し、建設経費の一部として30万円を助成します。
 家づくりをお考えの方は、是非この機会に県産木材の利用をご検討ください。
 (この事業は「福島県森林環境税」を財源として実施するものです。)

対象となる住宅
  ○県内に自ら居住するための木造住宅
  ○主たる営業所が県内にある施工者により建設される住宅
  ○延べ床面積が70㎡以上の戸建て住宅
  ○使用木材の概ね1/2以上が県産木材※1の住宅
  ○平成22年4月1日以降に着工し、当該年度内※2に竣工する住宅
  ○建設現場見学会の開催など県産木材のPRに協力できる住宅
   ※1 県産木材の利用量が延べ床面積(m2)×0.192(m3/m2)×1/2以上
        とします。県産木材とは、県産木材証明書の発行を受けた木材です。
        県産木材証明制度等については、福島県木材協同組合連合会
        にお問合せ下さい
    ※2 平成23年3月31日までに実績報告書を提出いただきます

応募方法
 補助金を希望される建て主の方は、下記により「森を木づかうふくしま住まいる事業応募書」を提出いただきます。
 なお、交付手続きの流れなどは募集案内チラシに記載しています。


募集期間 平成22年4月12日(月)~平成22年7月12日(月)必着

応 募 先 福島県土木部建築指導課民間建築担当

〒960-8670 福島市杉妻町2番16号(西庁舎4階)

交付予定者の決定方法 補助対象棟数は50戸です。
     応募者多数の場合は抽選で補助金交付予定者を決定します。

決定の通知 7月下旬に補助金交付予定者の決定について応募者全員に通知します。

応募の留意点 建設する住宅1戸あたり1応募に限ります。

次の国土交通省補助事業の助成を受ける住宅は対象外です。
・木のいえ整備促進事業(長期優良住宅普及促進事業)
・長期優良住宅先導事業


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「木づかいで森を知る」現地体験会 マルユー

2011-03-10 14:45:40 | 山の木の話(越後杉)
山の中の作業体験を行い
山の木に親しんでもらう体験会が
マルユーにて行われました


先週の木曜日(3月3日)に五泉市(旧村松町)のマルユーにて「木づかいで知る」現地体見会が行われました。
昨年行った「皮むき間伐」の木を伐採する見学と越後杉のベンチ工作を体験するイベントでした。



山は雪が積もっていますが、凍みて固まっているので、
雪の上を歩いて通れます。
ウサギの足跡も見られました。


伐採された丸太です。
昔は雪の上をソリを付けて下ろしたものです。


雪の積もったマルユーの土場


お昼ごはんの後に木工工作が行われました。



  「今は、山に入る人が殆どいない・・」

マルユーの社長さんはいつもそう言って嘆いておられます。

  山の木に少しでも触れる機会を体験して欲しい・・

そんな願いから、今回のイベントが開かれました。

雪の積もった状態は、夏の草木の茂った頃と一変しています。
草に遮られて見通しの効かない夏と違い、雪の積もった林は、閑散として寒敷きを履けば自由に木々の間を行き来が出来るようになります。
気温が寒くなると雪の上を長グツで容易に歩けるようにもなります。

昔は農閑期と合わせて村の人たちは冬山に入って木を切り出したり、薪を拾ったりしてきたものです。
特に、木を伐採する場合は、「寒伐り(かんぎり)」と言って一番寒い時期に木を切る風習がありました。
寒くなると、木が冬眠し、水を吸い上げない時期があり、そこを切ることで、乾燥が早く進むことを知っていました。
また、今回のように雪が凍みて歩けるようになる利点もあります。

雪の積もった状態だと、ソリを用いて山から木を下ろすのも容易になります。
山の麓までソリを使って下ろした後は、雪解け水と共に川伝いに運搬していました。

自然の力を上手く使う知恵が昔から引き継がれていました。
山に入ると、そういった先人達の営みが見えてきます。


そして、山に愛着を持たなくなった現在、手に負えずに手放してしまう山主も多いと聞きます。
最近では、外資系、とくに中国の人たちが山を買いあさっているとのこと・・

水源としての山林から、大量に水を汲み上げ、本国へ輸出されては、狭い国土の日本の水資源はひとたまりも無いでしょう・・

  日本には資源が無い

と言われてきましたが、森林資源や水資源は世界的に見て貴重になってきました。
資源が無いどころか、

  日本の山には資源が豊富に眠っている

のです。そこへ、外国の目が向けら、狙われている状況になってきました。

今まで「環境」を重視し、山を守ってきた私たちですが、これからは日本の貴重な「資源」を守ることが急務になりました。

そのためにも、山に少しでも関心を持ってもらい、日本の国土に愛着を持ってもらいたい・・
日本の家は日本の木を・・地元の家は地元の木を使って、山に活気を取り戻し山を手放すような状況を打開したいところであります。



山の木の話へ・・
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