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微生物の世界 善玉菌、悪玉菌、日和見(ひよりみ)菌

2010-08-05 20:06:03 | 健康にイイ話
微生物の世界では、善玉菌、日和見菌、悪玉菌の
3種類の菌がいて、それぞれの性質を持っています


善玉菌は、醗酵を促す微生物です。光合成菌、乳酸菌、放線菌などが分類されます。「抗酸化細菌」とも言われています。善玉菌は「蘇生型」「抗酸性型」の環境を好みます。

悪玉菌は腐敗を促す微生物で腐敗菌やレジオネラ菌、白癬菌、O-157などがこれに分類されます。「酸化」を促す細菌です。悪玉菌は「崩壊型」「酸化型」の環境を好みます。

善玉菌と悪玉菌は敵同士で絶えず優劣を争っています。

日和見菌は、微生物の大半を占めています。大部分の「大腸菌」はここに分類されます。日和見菌は善悪どちらかが優勢になると、優勢なほうに加担する性質を持っています。

 1.通常の状態

日和見菌が殆どで、善玉菌、悪玉菌がともに少数です。
この場合、腐敗でも醗酵でもなく、バランスの取れた状態となっています。






 2.腐敗の状態

悪玉菌が少し優勢になると、日和見菌も悪玉菌の性質を持ちます。全体が悪玉菌になったような状態で、これが「腐敗」の状態です。「崩壊型」の性質を持ちます。





 3.醗酵の状態

善玉菌がやや優勢になると、日和見菌も善玉菌の性質を持ちます。全体が善玉菌になったような状態で、これが「醗酵」の状態です。「蘇生型」の性質を持ちます。「抗酸化」の状態です。





 腐敗と醗酵

このように、少数の善玉菌、悪玉菌の優劣で、「醗酵」と「腐敗」、「蘇生型」と「崩壊型」の状態が決まります。

マイナスイオンとプラスイオンがバランス良く存在する「蘇生型の環境」では「抗酸化」の状態で、醗酵が促されます。木炭や醗酵細菌を使った場合、抗酸化型となるので、物が腐りづらく、長期保存が利きます。これを利用したのが漬物です。
逆に「酸化型」は食べ物等が酸化し、腐敗してしまいます。

腸内も土も同様です。
腸内細菌の殆どが日和見である大腸菌ですが、O-157のような腐敗性の細菌が増えると、他の大腸菌もそれにならい、病気になってしまいますが、乳酸菌類などの蘇生型細菌が増えはじめれば、他の大腸菌もそれにならい、醗酵を促します。
腸内で醗酵が活発化すると、食物の消化が進み、腸から栄養を吸収し易くなり、健康な状態となります。

土も、醗酵と腐敗があります。土が腐敗していると、酸化した状態となり、それを好む害虫が寄ってきます。作物も病気がちになり、化学肥料や農薬を使わなければ作物が育たない環境になってしまいます。(実際には、どんなに科学肥料を与えても作物は病気のままです)

蘇生型の土は健康な状態で、土の中の昆虫や小動物が活発に動き、作物が元気に育ちます。元気な作物を食べることで人間は健康になるのです。


ニンジンから宇宙へ・・



 蘇生型環境の応用


EM(有用微生物群)は蘇生型の細菌のみを培養したもので、醗酵や抗酸化型の性質を持ちます。好気性細菌の放線菌や嫌気性細菌の乳酸菌、酵母、光合成菌等を共存させているので、密閉していても活動することが可能で、生ゴミの処理や河川の浄化、農作物の育成等、幅広い分野で応用が可能です。


EMによる生ゴミ処理へ・・


木炭は、特殊な波長で水分子をマイナスイオンとプラスイオンに分解します。(プラスイオンを浴びた水分子は大きいので下へ落ち、マイナスイオンを浴びた水分子は細かく、空気中に飛散していきます)抗酸化型の環境を作り出すため、醗酵細菌が増え易くなります。消臭や水の浄化など色々な分野に使われます。


炭焼き特集へ・・



健康にイイ話へ・・

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