べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

地元の山の木を使った震災復興の提案

2011-04-07 14:27:33 | 山の木の話(越後杉)
東日本大震災が発生し、1ヶ月が経とうとしています。
海岸沿いの津波の被害や原子力発電所事故が連日報道されていますが、内陸部では着々と復興の動きが出てきています。
特に宮城県では住宅の再建に向けた補助金の動きも出始めているようで、被災から一日でも早く生活の場を確保したいところでしょう。

住宅に関しては、被災地の仮設住宅や復興への用途の建材、資材を最優先にしているようで、関東や甲信越では資材が不足し、建設工事がストップしている状態が続いています。
石巻や宮城を中心とした合板メーカーが軒並み生産をストップしている中、その不足分を補うために海外からの大量輸入が始まろうとしています。
円高基調の状態も相まって、国産の合板より、安い外材に圧倒されるのも必至の状態です。

 「こんな時は、輸入材のほうがメリットがある」

などど、輸入住宅がもてはやされてしまいそうです。

中越地震でもそうでしたが、復興予算の大半は中央のゼネコン等が吸い上げて行きました。
地元に極力、お金が残るように復興予算の割り当てをする・・
地元の物を消費し、地元の業者を起用する・・

震災の復興特需はお祭り騒ぎみたいなもので、終わった後はぱったりと不景気になります。
神戸でも震災前の経済状態になるまで10年は掛かったといいます。

復興後の経済活動が弱まらないために、地元で経済が潤うようにして頂きたいところです。


現在、仮設住宅や住宅再建に関しての各県の動きをまとめましたが、今まで森林資源の活用に関する補助金もあったようで、「○○ブランド材」制度が各地で作られていました。
中越地震の場合、義援金の受け入れ先として「震災復興基金」が設けられ、「越後杉による震災復興」で最大100万円の補助が出ていました。
そういった動きも、おそらく各県で用意されると思います。


  各県別のブランド認証制度と補助制度

 岩手県

 宮城県

 福島県

地元の木で地元の工務店での復興を切にお願いします。


山の木の話へ・・

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