何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

【ジェネリック】 使用時の不安を取り払おう(2)

2009-04-28 21:21:04 | ジェネリック de リ・スタート!
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┃ ★ ジェネリック de リ・スタート!
┃  -治療レベルを下げずに、支払いはリーズナブルに-
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┃ 2009.4.12 通巻5号
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 薬剤師のsukeです。

 本メールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的とするものです。


 『抜擢される人の人脈力』(岡島悦子・著、東洋経済新聞社)の
中に、「購買支援」という考え方が述べられていました。

 「販売促進」ではなく、「購買支援」であると。

 「販売促進」とは」売り手から顧客に向けて、ぜひ買ってくださいと
アピールするものです。
 それに対し「購買支援」とは、「こういうものを求めていませんか?、
だったらこれがお勧めですよ」というやり方です。

 無理強いするわけではないが、希望する人にはいいものをお勧めする
なんて、ジェネリックの浸透を図るうえで、ピッタリの考え方では
ないでしょうか。


 また『ビジネスプロフェッショナルの仕事力』(岡島悦子・監修、
日本経済新聞出版社)では、これからの時代において消費者と生産者の
間での「主客融合」という考え方を紹介しています。

 「消費者」と「企業」が対立的に存在するのではなく、
互いに協働して商品やサービスの開発を行うのが「主客融合」であると
説明されています。

 これも医療者と患者が一緒になって医療を進めようとすることは
患者中心の医療、患者も参画する医療という、これからの時代にも
マッチした考え方であるとともに、ジェネリックを適切に使用していく
うえでも当てはまるものであると思いました。


◆さて今回のテーマは、
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 ジェネリック医薬品に対する「不安」ってなあに? (2)
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 薬局(薬剤師)は、ジェネリックへの変更の仕方について、
調剤報酬のルールからその仕方について熟知しています。
どのような範囲で変更ができるのか、何は出来て何は出来ないのか、
知っています(当たり前ですが)。

 では患者さんである国民は、それと全く同じように理解できて
いるのでしょうか。
 「変更できる」と聞いて、もし希望を受け入れてもらえるとしたら、
どこまで希望を出してよいものやら、理解しきれていないことは
ないでしょうか。

 “希望”とは、言い出したらキリがないものです。

 叶うものなら、最大限の希望を受け入れて欲しいというのが
フツウの人間の思いなのではないかと思います。

 できるのではないかと期待するからワクワクもし、楽しみにも
なります。

 フランス料理でも、気に入ったワインで食事を楽しむことが
できれば申し分ありません。
 食事に合うワインがどれかわからなければ、ソムリエに紹介して
もらえばいいのです。
 試飲によって、味を確かめることもさせてもらえるでしょう。

 フランス料理と調剤は違う(同じに考えてもよいのか?)という
意見もあるでしょうが、納得した食事(医療)を進めるための
仕組みがあるという点では、似ているように思われます。

 (食事や服薬という)しなければいけないことが苦痛だったら、
なんと気の重いことでしょう。
 納得の度合にも雲泥の差が生じることでしょう。

 調剤の場合、切り口は「ジェネリックへの変更」です。
 どの先発品が、どのジェネリックに、どのように変更してよいか
わからなければ、薬剤師に聞くべきです。
 遠慮する必要はありません。

 「今、自分はこういう状態であり、病状も今より悪化するおそれが
なく、ジェネリックに変更したら副作用が見られたというのもイヤで、
しかし支払いを安くしたいのだけれども、どうするとよいか」と。

 体質というものがありますから、100%完全保証する・・・、
とはいえないものの、確率的にはかなりそれに近い状態で、
薬局はお勧めの薬を紹介してくれることと思います。

 ワインだって、単にこれがよいと勧められるのではなく、
お勧めする理由を説明して、了解を求めてくるはずです。
 この説明はとても重要です。勧められるままにしろというので
あれば、渋々変更することになってしまいます。

 どういう説明だったら安心できて、どのようであると安心には
至らないのでしょうか。


 この続きは次回に・・・。

 みなさんだったら、どういったことを説明して欲しいのか、
患者側から聞かなくても説明して欲しいのか・・・、
ぜひお知らせください!(送信先は、下記をご参照ください)

 メルマガのなかでコメントさせていただきます(^^)v

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