何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

往生際のタイミング

2006-06-05 12:33:57 | 思いつくまま
 盗作疑惑のゲージュツ家が、盗作を認めた。

芸術選奨「返上したい」和田氏、盗作事実上認める (読売新聞) - goo ニュース

 小児殺害疑惑の主婦が、事実を認めた。

秋田県警、彩香ちゃんの母逮捕 「豪憲君遺棄」認める 秋田男児殺人事件 (産経新聞) - goo ニュース

 渦中の村上氏が、インサイダー取引を認めた。

インサイダー取引認める 村上氏、一線から退く意向 (共同通信) - goo ニュース

 どこまでも知らぬ存ぜぬを押し通す人がいる一方、観念したのかどうか、事実関係を認める人もいる。よーく報道を読んでみると、事実はそうかもしれないが、自分はそのように解釈していないといった、見解の相違に争点をもっていくようでもある。そういう意味では、完全な自白とは趣きが異なる。限りなく黒に近いグレーにもかかわらず、見ようによっては明らかなグレーと言い張るのは、その後の自分の存在や位置づけを心配してのことだろうか。

 誰かどこかで、途中で、警告を発してあげる人は、周りにいなかったのだろうか。ここまでなってしまう代償の大きさを考えたら、ある一線を越えたとしても、それ以上、泥沼にハマるのを自主的に思いとどまらせるべく、勇気ある決断を促すことができたら、済んでしまった結果はともかく、更なる傷がつかなくて済んだかもしれない。

 社保庁の年金問題も本丸に迫ることができるかどうか。昨今、偽装、粉飾といったモラルの有無が表裏一体となっているものが多い。それだけ、世の中は明らかな違法とレッテルを貼られなければ、何をやってもいいような風潮のようだ。
 法律は文章で示される。そのものズバリの事例を示してなくても、その意図するところを十分汲んで、当事者やトップ自らが品格を持つべきではないだろうか。

 品格といえば、『国家の品格』(藤原正彦)、『仕事の品格』(山崎武也)などの本が、ちょうど“今が旬”のようだ。格差がつき、貧富の差がつき二極化する昨今、貧しくても襟を正すことを見直す流れがきているように思った 

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