まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

手塚山公園

2020-06-05 | 暮らし
殿の先輩がお茶をしよーと、誘ってくれて、その後で「手塚山公園」へも連れて行ってくれた。
T先輩は殿よりひとつ上の弓道部の先輩で、物知りで勉強家である。
そして、3人の息子を立派に育て上げた豪快母ちゃんである。
4月に開園したのだが、コロナ騒ぎでひっそり開園である。
「手塚山公園」は、片山津の柴山潟の前にある。
加賀市で一番低い山という(標高14.71m)「手塚山」を公園として整備した。

ここには、「首洗池」がある。
篠原古戦場と言われ、木曽義仲の軍に追われた平家軍が、ここで決戦し、敗走する中で一騎踏みとどまって戦った斎藤別当実盛の話は小さい時からよく聞かされた。
「実盛は73歳という老齢の身を悟られないよう白髪を黒く染め、名乗りもあげずに戦い、奮戦むなしく手塚太郎光盛に討ち取られました。」
「手塚太郎光盛とその仲間、樋口次郎兼光は、高貴な衣装を身に着けた黒髪の武将を不思議に思い、近くの池でその首を洗ってみました。すると黒髪はたちまち白髪となりました。それはまぎれもなく平家の武将斎藤別当実盛の姿でした。」


「驚いた光盛と兼光は、その首をすぐに木曽義仲に差し出しました。義仲は、幼い頃、斎藤実盛に命を助けられた事を思い出し、さめざめと涙を流しました。」


「義仲は、実盛の亡骸を近くの松林に手厚く葬りました。かつての恩にすがることなく、その名を秘して武士らしく立派な最期を遂げた実盛は、現在もなお多くの人々から畏敬の念で慕われています。」



山の上には展望デッキや、物見櫓が出来ていた。


実盛塚はここから1.4kmのところにあるらしいが、行ったことはない。
また、実盛が髪を染めるのに用いた鏡を安置したと伝えられる鏡の池もあるらしい。
西方向に6kmの加賀市深田町というところだそうだ。
加賀市にいて知らない場所がまだまだある。
県をまたいで遠くへ行かなくても、興味深いところは探せばありそうだ。
この小さな街の歴史に触れてみる。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿