まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

昇段審査 京都

2024-05-06 | 弓道
5月5日。
聞法会館、朝食バイキング付きで10,300円。
お手頃のせいか、家族連れでいっぱいだ。
翌年の予約をしたいという女性客とフロントがもめていた。
事情があって予約は出来ないらしい。
わたしも前は殿と翌年の予約をして帰っていたが、今は自分も家族も状況が変わるので、その気にならなくなった。

ホテルにいるのも落ち着かないので、タクシーで8時半に出発。
「この時間はすいてるから助かる」と、運転手は言う。
バスは弓を持って入れないと友達から言われた。
確かに、他の人の迷惑になるので使わない。
しかし、みやこメッセに到着してがっかり。
「武道センターの使用はできません」と、貼り紙が日程表の横にあった。
ここで、完全に気持ちが萎えた。
ゆっくり弓を引きながら、出番待ちすれば、澄ましもできるかと。
変に時間が空くくらいなら、日帰りでも良かったのだ。
みやこメッセの前の、蔦屋書店でコーヒーを飲み、少し散歩してこいのぼりを撮っていたら「おかあさん、撮りましょうか?」と、50歳くらいの女性から言われ、つい返事して撮ってもらったが、おかあさんかぁ、おばあさんでなくてよかったと思った。




しばらく、審査の様子を見てから出番を待ち、早めに第三控に入った。
午後一番なので、3階の方がエアコンも効いていてよかった。
観覧席通路ではない控の場所は、関係者以外立ち入り禁止のはずだが、静かに待っていると、つかつかとわたしの前に私服の50過ぎくらいの少し変わった男の人が来て、「姉ちゃん!!がんばって」と、言われた。
5人の立ちは男の人ばかりだから、ねえちゃんは私だけだが。
明らかにおかしいが、わたしはついはずみでうなづいてしまった。
後ろの方が「お知合いですか?」と、聞いたので
「いえいえ、全く知りません。びっくりしました」
「姉ちゃんって、言ってましたね」
「はぁ‥笑えます」朝はお母さんと言われたな。と、声をかけられやすい隙があるのか?武道で隙があったら命とりだなあ。

とりあえず会の5秒は伸びることが出来、弓もいい具合にくるりと返ったが、矢は11時の所に外れた。乙矢は、やや会が足らなかったが的中したが・・。
まだまだ駄目だなあと思うし、七段など及ばないとは思うのだが、目標への気持ちは絶やしてはいけないと思っている。



控え室で同じテーブルの方が、長崎から来られたそうで、高校の部活の顧問になってから弓道を始められたとか。素晴らしい!!
もう、後期高齢者です・・と、笑っておられたが、この頃は先生も忙しく、経験者でない先生が、弓を始めるなどは考えにくい。
わたしは、高校から要請されて部活に顔を出しているけれどと、話しながら「捲土重来で!!」と別れた。
いい言葉だよね!!
そのためには、もっと力をつけて帰ってこなくてはならない。
同じことの繰り返しでは、つまらない京都一人旅でしかない。

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