Straphangers’ Room2022

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基本事項と思っていたが

2024-08-15 18:50:37 | 交通
ネットニュースに青春18に関する記事が出ていました。若者が鉄道に接しなくなった時将来の選択肢足り得るのか、という問題提起はその通りですし、例示した過去のキャンペーンも輸送力のギャップだけでなく、「旅行をする」という習慣づけで大きな効果があったことも事実です。

しかし若いライターなんですかね、まあ見事に間違いが多いわけで、ワイド周遊券がミニ周遊券のあとに発売とは眩暈がします。ミニ周遊券より10数年早く「均一周遊券」として発売された老舗ですよ。ちょっとでも鉄道を知っていれば間違うはずもない事項ですが。青春18を生んだ国鉄のキャンペーンは確かに「いい日旅立ち」ですが、青春18が生まれたころは既に下火で、人心一新で2年後の1984年からは国鉄最後のキャンペーンとなる「エキゾチックジャパン」が始まっています。青春18の普及という意味では「エキゾチックジャパン」とともに、と言う方が正しいかもしれませんね。

そして「いい日旅立ち」を例示するのであれば、なぜ「Discover Japan2」のサブタイトルを無視するのか。DJキャンペーンがフェードアウトして「一枚のキップから」になりましたが期待した話題にならず、2年足らずで「いい日旅立ち」が出たんですが、このサブタイトルは露骨に「DJキャンペーンの夢よもう一度」でした。当時の報道もそう解説していましたから。なおDJキャンペーンは、鉄道博物館の101系の中吊りなどで一部見れました。今でも通用するというか、今にしても通じるというよりもとんがっているデザインですよ。これが半世紀以上前とは思えません。



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