Straphangers’ Room2022

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「逮捕しない理由」は何だったのか

2019-07-31 23:01:00 | 時事
池袋での暴走死亡事故で、遺族が遅々として進まない司法手続きに対し批判し、その犯行に見合う刑罰を求めています。事故当初、逮捕すらされない状況に、犯人の属性から「上級国民」だから、という言説がネットを中心に流布し、メディアもそれを取り上げていましたが、一方で犯人も負傷している、逮捕したら一定期間内に起訴しないといけないから逮捕していないだけ、という反論も出てきています。

しかし退院して現場検証に立ち会うようになっても逮捕されないばかりか、送検の気配もありません。
突然家族を奪われた遺族は理不尽な悲しみと怒りに苛まれているわけですが、感情のままに処罰をしてはいけませんが、あるべき手続きがなぜか進んでいないというのはやはり異常であり、それまで高級官僚による「犯罪」はそれなりにあったなかで、このケースだけ「上級国民」というパワーワードが炸裂したのは、実際に処罰などの手続きをためらう理由の存在を強く疑わせます。

特に違和感を強く感じざるを得ないのが、京アニ放火殺人事件で警察はすでに犯人の逮捕状を取っているということ。犯人が重体で回復の見通しすら立たないのに逮捕状が取れるのであれば、池袋の犯人に対して逮捕状の請求くらいはできるはずであり、それすらしないのはなぜか。逮捕状はとらない、送検もしない、その理由を司法当局は明らかにしないと、司法に対する信頼性は完全に損なわれます。



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1 コメント

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Unknown (リリカルゆかりん)
2019-08-01 01:35:01
交通事故の場合死亡事故でも飲酒運転や無免許運転のような重大な違反が伴わない場合、逮捕せず在宅起訴が主流ですし被疑者は現場検証や警察からの出頭要請にもきちんと応じている以上必要ないという判断でしょう。また逮捕されても送検を待たずに1~2日で釈放されるのが普通ですから上級国民だからということではないと思われます。
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