Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

出かける意欲が失せていく

2020-07-01 20:13:00 | 交通
6月30日から道交法が改正され「煽り運転」が厳罰化されましたが、いわゆる「煽られ運転」による外見上「煽り運転」となるケースへの対応がないままの厳罰化は、現場警察官の極めて恣意的な取り締まりを招くとしか言いようがありませんね。悪質な「煽り運転」は得てして「厄介な」ドライバーでしょうから警察もトラブルを恐れて見て見ぬふりで、善良なドライバーが「煽られ運転」にハマったところで一丁上がり、というイージーな方向になるのは火を見るより明らかです。「厄介そうな」路駐を絶対に取り締まらないという前科がありますから。

まあいつ何時嵌められるか分からない、というハイリスク状況では運転は最小限に、となりますよね。
公共交通も「三密」防止と言いながら増発、増結はしないで詰め込む、需要喚起の商品は出し渋る、便利な列車は「三密」を言い訳に運休する。苦しい台所事情は分かりますが、それを利用者に転嫁するだけという体質が染みついているわけで、じゃあ公共交通を使って、という意欲もわきません。高速道路の割引や無料化も否定的ですし。

こんな状況で「Go To」と旗を振られても、という感じですね。「新しい日常」はお出かけをしない、という習慣になってもおかしくないでしょう。旅行、観光業の方々には悪いんですが、旅行やお出かけは所詮は「不要不急」なんですよ。所得が減少している、未だ感染リスクが収束しない中でわざわざ出かける理由がないのです。

そんな言い鰍ゥりを、と言われそうですが、行って当然、やって当然だった「習慣」が音を立てて崩れているなかで、旅行や観光だけが例外と誰が言えるのか。リモート会議が「案外と便利で簡単にできるな」と悪いことにIT関係に疎い中高年にも体感されてしまって出張の必要性を必ずしも感じなくなって来るのと一緒です。年に1度、数年に1度大枚叩いて帰省するよりも、頻繁に「リモート帰省」したほうが祖父母も喜ぶでしょうし。交通事業者にとっては収益源だったビジネス需要すら怪しくなりかけているうえに、お出かけ、旅行需要も実は危うい、という瀬戸際の状態で、更なるネガティブ要素が発生するというのは懸念材料です。・



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