庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

日本は世界第6位の海洋国家であることを思い出すべきだ。」

2016-12-27 | バイオ燃料・バイオマス

アメリカは世界一の資源国であり、国土面積も広大である。

また、海洋への沿岸部分藻、大西洋側、太平洋側、メキシコ湾岸と、広大な海洋面積に恵まれている。

そのような、資源国家、大陸国家、海洋国家と、3分野での有利な条件もあって、「食糧自給率100%以上」、「エネルギー自給率100%以上」と、国としての基盤は磐石である。

それでも、長期的な産業戦略を描けば、エネルギー資源の枯渇に備えて、再生可能エネルギー分野での、先端的な研究には投資を惜しまない。

その顕著な事例が、バイオ燃料分野への研究開発支援の戦略的な展開である。

 

日本は、国土面積も狭くて、地下資源の埋蔵量は、ゼロに等しい。

だからエネルギー自給率の割合が、水力発電の一桁台に比率に甘んじている。

だからと言って、原子力エネルギーに依存しようとした【原子力立国戦略】は、もはや破綻同然である。

日本でのエネルギー自給率の向上は不可能で、現状を直視するしかない。

と諦める人が多いが、日本が周囲を豊かな海に囲まれた「海洋立国」であることを忘れている。

再生可能エネルギー電力の分野では、このブログで何度も書いているように、『浮体式洋上風力発電』の技術革新を、国家戦略として実施すべきなのである。

 

代替燃料の分野では、「バイオ燃料の技術革新」を目標にして、国策として「粘り強い戦略的な研究開発支援」を実施すべき段階にきている。

特に近年のアメリカが、「海洋の微細藻類」の「統合バイオ精製所の最適化」に取組みを参考にして、日本独自の戦略的な研究をすべきである。

アメリカの成果を見てから、日本は後追いをすれば良いとの、2番手手法では、世界の市場競争の舞台では、初めから敗退の運命にある。

【二番手ではダメなんです!】

この【後追い根性が高い志を奪う】他力本願のみすぼらしい精神構造に陥るのだ。

 

日本は小さいながらも、精神的には高い志を持つ意気込みで、独自の文化を育み、限られた環境下での最大限の努力を重ねてきた国民的資質を持っている。

豊かな資源がないかわりに、勤勉で努力を惜しまない、技術力を磨いてきた。

今の日本人に求められるのは、日本的な国土を生かして産業を、高度に熟成する段階に来ている。

その源泉となる、エネルギー源を自給する気概を持つべきなのであるが。初めから資源がないと諦めるのは、自立心を失っている。

日本は人口あたりでは、最大の「排他的経済水域を保有」する、海洋立国は可能な国土条件にある。

後は、その先祖からの資源を、自立できるエネルギー産業に育てることである。(続)

 


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。