庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

アメリカの大統領選挙で転換の兆しが現実に見えてくるか。

2016-11-09 | 国創り政治問題

泡沫候補と言われて、はじめは相手にされなかったドナルド・トランプ氏が次期アメリカ大統領に当選した。

この現象をショックな事実だとして、受け入れられない人が各方面にいる。

その問題を一つずつでも理解できるように、各マスメディアが情報を探り出して説明を始めるだろうが、適確な問題の認識につながることを期待していこう。

少なくとも、単純な誤解の報道はすぐにでも修正して、まともな政策論争が見えるようにしていくべき責任が「マスメディアの幹部」には、あるのだ。

誤った解釈の報道や偏った論調は、世論の動向を混乱させるだけで、真の問題点を見えなくする悪影響しかない。

 

一番わかりやすい誤報道は、「トランプ氏は差別主義者」で移民を排斥しているとの論調である。

次期大統領のトランプ氏は、メキシコの国境を不法に越境してくる「無法者を収監して送り返す」と言っているのだ。

これを日本の状況に置き換えると、「海を越えて不法に領海に侵入し、不法上陸をする入国者を捉えて、出身国に送り返す。」と言っているに相当する。

極めて正当な主権国家の責任者の発言である。

それを、【国境に壁を作ることは移民排斥につながる】と誤った報道を続けた「マスメディア関係者」は、多くの人の面前にでて、誤報道を謝罪すべきである。

 

ただし、20年以上も前に越境してアメリカに定住している不法滞在者を。【直ちに強制送還】するのは、人権問題として慎重に処置を決めるべきであろう。

メキシコの麻薬常習者や犯罪逃亡者が、アメリカに侵入してくる実態を知れば、膨大な費用をかけても、国境に強固な壁を建設するのは、急務であろう。

アメリカの国民を犯罪者や麻薬常習者から守ることは、主権国家のリーダーの当然の責務であり、民主党政権の8年間は怠慢の誹りを免れない。

もう一つの大問題は、不法滞在者を放置してきた影響が1100万にも達すれば、【正当なアメリカ国民の雇用を奪っている】との批判も当然である。

もし日本で400万人にも不法滞在者が増えて、まともな勤労者の仕事を奪うならば、その政権は打倒されるに違いない。

 

アメリカのオバマ政権が、人権擁護を最前面に掲げて、不法滞在者の処遇を次々に優遇してきた成果が、従来の移民と低所得者をますます貧困に追いやった。

オバマ氏の断固たる法順守の姿勢のなさが、低所得者を苦しめる社会になり、収入格差の拡大をしてしまった。

オバマ氏以前のブッシュ政権の8年間がひどすぎたので、アメリカ経済の衰退ぶりを少しでも弱める政策に追われてしまったが、根幹の部分が腐り出している。

これらの真実の実態を報道してこなかった「アメリカのマスメディアの責任」は大きいが、それを鵜呑みにする、日本のメディアも怠慢である。(続)

 


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。