Eur-Asia

西洋と東洋の融合をテーマとした美術展「ユーラシア(Eur-Asia)」の開催を夢見る、キュレーター渡辺真也によるブログ。

茂木健一郎×照屋勇賢 クロストーク:太陽(ティーダ)―もうひとつの「顔」

2008-06-23 22:51:34 | Weblog
「アトミック・サンシャイン - 九条と日本」+「4人が創る『わたしの美術館』展」連携イベント

茂木健一郎×照屋勇賢 クロストーク:太陽(ティーダ)―もうひとつの「顔」
(モデレーター:渡辺真也)
日時:2008年7月4日(金)16:30~18:00
会場:横浜美術館 企画展示室

*来場される方は、当日有効な「4人が創る『わたしの美術館』展」展覧会チケットが必要となります。

8月6日より代官山ヒルサイドフォーラムにて開催される「アトミック・サンシャインの中へ―日本国平和憲法第九条下における戦後美術」展は、第2次世界戦後の国民・国家形成の根幹を担った日本国憲法第9条と、それに反応した日本の戦後美術の検証を試みた美術展覧会です。日本国憲法は日本の民間草案を取り入れた上でアメリカ占領軍によって書かれていますが、その第九条には、主権国家としての交戦権の放棄と戦力不保持が明記されています。

その展示に「さかさまの日の丸」という作品を出品した沖縄出身のアーティスト照屋勇賢と、脳科学者の茂木健一郎による対談を開催します。ティーダとは、ウチナ口にて「太陽」を指します。私達の通常認識している太陽と、どこが違うのでしょうか?照屋氏の作品「さかさまの日の丸」とは一体、何なのでしょうか?そして、アーティストの表現と、脳科学者のアプローチには、どんな接点があるのでしょうか?

「意識」は「意識されているもの」という「他者」を持ちますが、その「他者」とは「意識にとっての他者」でしかありません。もしも「絶対的な他者」があるのなら、その相対的な「他者」を超越した所にあり、哲学者レヴィナスはそれを「顔」と、そしてカントは「物自体」と呼びました。

自己を認識する際に、自分の「顔」を日常認識しているのは人間だけだ、と茂木健一郎氏は述べています。ここで、「日の丸」の持つオブジェ性(=物自体)を作品とした照屋勇賢氏と、共通する「他者」というテーマが見えて来るのではないでしょうか?そんな、もう一つの「顔」を巡る対談です。(渡辺真也)

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1 コメント

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クロストークありがとうございました。 (中浦えりこ)
2008-07-05 08:34:25
はじめまして。中浦えりこといいます。
昨日の茂木さんと照屋さんとのクロストークを聞きに伺いました。とても有意義な時間をありがとうございました。

茂木さんが言われているように、人間は自己を認識する際に自分の「顔」を日常認識しているので「他者」人との違いを見て私たちはあらゆるドラマを展開してきました。人との分離感は実は自分が自分と分離していたから感じられたことで本当は私たち人間はすべてとつながっていました。この分離の惑星地球では自分と離れなければ存在できなかったので、自分で自分を分離し波動を下げて今で完全であるという記憶を完全に忘れてこの地球で何世紀も存在してきました。

そして今この地球という惑星は3次元から4次元へと次元を上げて分離から平和統合に向けて動き出しています。これまでの地球の概念や法則をいったん崩壊させて、一人ひとりが自分に力を戻し本来の自分を生きるときを迎えます。

現実はすべて自分の中から意識で映し出されていること。地球も私たちの意識で創り出していること。
外には何もなくて自分の中にすべてがある、そのすべての意識につながっていく。今この地球上に全くあたらしい生き方が生まれています。

外で起きている気象、政治経済、教育、社会現象すべては私たちが分離感をはらんでの結晶化として起こしています。それが今までの地球の生き方でした。
もうそろそろ分離をやめて私たち人間の一人ひとりの意識が大きく変わろうとしています。

今は通過点です。2013年までにこの惑星は必ず調和に向かいだします。未来はとてつもなく良くなっていきます。人類の意識の変革のとき、この地球という惑星のブレイクスルーは今起き始めています。
同じ日本に地球に居ながらにして満ち感を感じて生きている存在が生まれている。このワクワク感を本当のことをより多くの人たちと共振していきたい。

近い将来いつかどこかでまたお会いできる日を楽しみにしています。ますますのご活躍を心から応援しています。照屋さんにもどうぞ宜しくお伝えください。
ありがとうございました。

中浦えりこ
E-mai: happy_butterfly_jp@tcn-catv.ne.jp

「あたらしい生き方~無限の扉を開けて~」(文芸社)
ブログ: http://blog.livedoor.jp/nakauraoffice/
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