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SWEET NAIL(25)

2011年03月09日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡市早良区の「早良営業所」バス停。

小学校の社会科見学でここを訪れたときのことは、「さわら台団地」の記事及びそのコメントを参照のこと。

3番 脇山線」などの営業所は、「飯倉→早良→脇山」と、時代とともに郊外に展開していったが、昨年、最も郊外にあった「脇山営業所」が廃止され、現在はここ「早良営業所」がメインとなっている。
高度成長期から低成長期、成熟期、そして衰退期という社会の動きや、都市の「外延的発展」とその後の「都心回帰」という、時代の“曲がり角”を如実に反映しているともいえる。 

なお、ここ「早良営業所」バス停は、敷地が“曲がり角”に位置することを利用したのりば配置が行われている。

以前、「脇山口」の記事で、バス停路線図の注意書きに、「急行」は停車しないにもかかわらず“急行の止まるバス停”などとあったことから、“「3番快速」は、当初は「急行」と名付けるつもりだったのかもしれない”と書いたことがあった。
しかし、「早良営業所」バス停の路線図も同様の書式で“急行の止まるバス停”の表記があり、「早良営業所」には実際「114番」の「急行」が停車することから、“「3番快速」は、当初は「急行」と名付けるつもりだった”という訳ではなく、単に書式を流用したことによる誤記だった可能性もあり、私のほうが「SWEET NAIL」だったかもしれない。

このように、後になって、過去の記事の誤り(「放送所前」の記事で“RKBラジオとKBCラジオの送信所は東区の和白干潟にある”と書いたが、KBCのほうは和白干潟ではなく玄界灘側…とか)、もしくは誤りの可能性に気付くことがたまにあり、いつかまとめて訂正の記事を書きたいと思っていた。
でも、そういうときに限って、何を書こうとしていたのか思い出せない…。
これもまた、私自身の「SWEET NAIL」である。
(つづく)

く・ふ・う(32)

2011年01月27日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
北九州市八幡西区の「下上津役一丁目」バス停。

57番」と「77番」の小嶺香月方面行きはこののりば(東行き)に停車し、「75番」と「76番」の香月行きは対面ののりば(西行き)に停車する。
逆もまた真であり(?)、「57番」の黒崎行きと「77番」の折尾方面行きは対面ののりば、「75番」と「76番」の黒崎行きはこののりばに、それぞれ停車する。

路線が双方向にクロスすることにより、どちら側ののりばにも「郊外行き」と「都心行き」が停車するという、このバス停のようなケースは、福岡地区でいうと、高美台二丁目、大神神社前、美和台入口から美和台二丁目まで、雁の巣駅前から和白五丁目まで、NHK放送センター入口、室見三丁目、室見五丁目などでも見られる(ほかにもたくさんあると思います)。

バス停の行先案内において、停車する路線と行先を全て表示する方式であれば特に問題はないのだが、近年、急速に勢力を拡大している「○○、××方面」という表示方式だと、どちら側にも「都心行き」「郊外行き」が停まる場合の案内について結構悩みそうである。

梅光園一丁目」のように、どちらか一方が優勢(「54-1番」の天神方面行きと「69-1番」の博多駅行きが南行きのりばに停車するが、対面に停車する天神・博多駅行きに比べたら圧倒的に少数だし遠回り)であれば、少数派のほうは(善意で)無視すればよいのだろうけど、両方向ともに譲れないような場合には、作成者の「センス」が問われることになりそうである。

この「下上津役一丁目」の写真は少し前に撮ったものだが、現在はどうなっているだろうか?
(つづく)

く・ふ・う(30)

2010年12月19日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
こうやってみると、LEDと比較した場合の方向幕の表現力の圧倒的な優位性を実感する。

かといって、再び方向幕の時代に戻ることを考えるのも非現実的なのかもしれず…。
しばらくは、現行の枠の中で、いろんな工夫試行錯誤が続いていくのだろうか。
(つづく)

SWEET NAIL(24)

2010年11月05日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
甘木と博多駅を結ぶ「400番」が停車する福岡県太宰府市の「都府楼前駅」バス停。

バス停は国道3号南バイパスの側道(側道といっても、もともとはこれがバイパスだったので幅員は広いですが)上にある。
上部を横切るのは旧国道3号(現在は県道福岡日田線)であり、かつては「400番」の“原型”である「40番」が走っていた。
さらにその上部、側道の右側(南西側)に並行して走る高架橋が国道3号南バイパス(バイパスといっても、現在はこれが本線)であり、「400番」新設当初、「都府楼前駅」と「洗出」に停車していなかった頃は、バスはこちらの道路を走っていた。
写真の右端には西鉄天神大牟田線が並行して走り、線路と「都府楼前駅」を挟んだ反対側には、太宰府市コミュニティバス「まほろば号」ののりばがある駅前広場がある。

バス停の路線図の「都府楼前」の「楼」の字はテープで修正されているが、この下にはどんな「SWEET NAIL」が隠れているのか気になるところだ。
「行先」(もしくは「行き先」)が「行く先」となっていることから、この路線図を作った人は、「ゆきさき」「とふろうまえ」と入力して変換せずに、「ゆく」「さき」、「みやこ」「ふ」…などと一文字ずつ変換したのだろうか、だとしたら、「楼」の下に隠れているのは「楼」と字面が似た「桜」?…などと、つい実のない推理をしてしまう。
(つづく)

く・ふ・う(29)

2010年10月28日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡市東区「馬出通り」バス停の都心方面行きのりばの時刻表。

今月16日のダイヤ改正で、「29番」の運行本数が一時間あたり3本から2本に減ったことを受け、「博多駅」方面に向かう2つの路線「9番」と「29番」のダイヤが非常に近接したものになってしまった。
「梅光園一丁目」における「69-1番」と「96番」の「藤崎行き」とは異なり、ここ「馬出通り」からの「9番」と「29番」は、博多駅への足として代替性が高く、それを考えると、もう少し工夫がほしかった気がする。
それとも、“ダイヤ上は近接しているけど、現実にはどちらかが遅れるので、結果的には概ね等間隔になるさ”という深遠な(?)考えがバックにあったりするのだろうか。

ちなみに、博多駅における停車バス停は、「9番」はAのりば、「29番」は交通センターである。

なお、先日の記事で、“来春の新博多駅開業に合わせ、「福岡交通センター」が「博多バスターミナル」に名称を変更する”と書いたのだが、名称の変更は来春ではなくすぐ目の前の11月1日からだそうだ。
これを機に、バスの行先表示やバス停の時刻表における、「博多駅地区での停車停留所のわかりにくさ」が解消される…ということはなさそうだな。
(つづく)

く・ふ・う(28)

2010年07月16日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
北九州市八幡西区の「小嶺車庫」バス停。
かつての「小嶺営業所」である。

時刻表の行先にある「総合センター」は、古賀駅東口の「グリーンパーク」とは違い、長音の横棒(ー)が縦書きに対応している。
でも、“終点が「総合センター」でよいのか?”という問題(?)は以前に書いたところである。

平日の「40番」と「42番」には、一つの行先(総合センター、若松駅前)に対してそれぞれ二つの系統(時刻表上の「列」)がある。
これは、朝の一部の便が、八幡西区役所と西鉄黒崎バスセンターの間にある「熊西局前」を通過することから、「熊西局前」を通過する便を、独立して一つの「列」に表示しているためである(写真には写っていない「90番」「91番」「97番」も同様)。
経由地の部分には「馬場 引野口 熊西局通過 黒崎」という感じで表記されており、「堅粕」とは異なり、通過する停留所を明示する例だといえる。

手作り時刻表」であれば、「熊西局前」を通過しない便も通過する便も一つの「列」に表示して、「●印は熊西局前を通過します」みたいなことができるのだろうけど、そういう「工夫」ができないのは、現行の「非手作り時刻表」の限界といえるのかも。
(つづく)

く・ふ・う(27)

2010年07月15日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
「赤間営業所」のバスターミナル内の時刻表。

JR春日駅」同様、西鉄バスとコミュニティバス(ふれあいバス)の時刻表が一緒に掲示されている(西鉄は青と赤、ふれあいバスは緑色)。
ということは、コミュニティバスも、西鉄の営業所敷地内のターミナルから乗車できるということだが、これも、運行を受託しているのが西鉄グループの会社であるからこそやりやすいということだろうか。

西鉄バスの時刻表の「平日」には、平日と土曜日のダイヤが一緒に表示されており、それを記号で分ける方式が採られている。
「20番」ののりばのように、本数が少なければまだ見られるのだが、系統数や運行本数が多くなると、見易いとは言い難い(手作りの味、というか温かさ(?)はありますけどね)。
なお、時刻表下の、「凡例」のさらに下の黄色い紙の記載事項は“SWEET NAIL”気味になっている。

写真は、赤間営業所を出て、赤間上町、赤間支所前構え口、赤間小学校前、自由ヶ丘一丁目を経由して赤間駅南口まで行く「8番」である。
(つづく)

く・ふ・う(26)

2010年07月14日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡県春日市の「JR春日駅」バス停。
「春日」駅は、JR九州発足以降に開業した駅である。

このバス停には、西鉄バスの春日ローカル「1番」「2番」「6番」、及びコミュニティバス「やよい」の「春日原線」が停車する。
写真の時刻表は郊外向けのものだが、反対方向は、西鉄は全便が「西鉄春日原行き」であり、終点との間には「北町四丁目」があるのみである。

西鉄バスとコミュニティバスの時刻表が一緒に掲示されているが、こういうことは、コミュニティバスの運行を受託しているのが西鉄グループの会社であるからこそやりやすいのかもしれない。

ちなみにこのバス停、周囲からはかなり高い位置にある。
(つづく)

SWEET NAIL(23)

2010年07月04日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡県古賀市の「古賀駅前」バス停(バス停の表記では「古賀駅」)。

かつてはここから福津市(旧福間町)、新宮町福岡市方面、新宮町久山町下山田)方面にも行くことができたが、現在ここから行けるのは、古賀市内のみであり、「IIK」は低下している。

古賀駅南口」でバスを降り、そこから徒歩で「古賀駅東口」→駅の中を通ってここまでやってきたが、さっき降りたバス(上の写真)よりも早く着いた(笑)。

下の写真のバスの方向幕は、「こもの←青柳←古賀駅 131」となっているが、このバスは、「青柳四ツ角」は通るものの「青柳」のバス停には停車しない(「青柳」を通るのは、現在では「東口」から出る「無番」のみ)。
なので、この「青柳」は、“バス停としての「青柳」ではなく、地域としての「青柳」”というニュアンスだといえ、堀川バス的(?)な発想といえる。

田隈経由」といいながら「田隈」バス停(←現存せず)を通らなかったり、「海岸経由」「山手経由」といいながら「海岸」「山手」というバス停は存在しなかったり…、背景はそれぞれ異なるものの似たような例はよくあり、「わかりやすさ・伝わりやすさ」と「厳密さ・正確さ」を天秤にかけた際、前者を優先するほうが合理的という場合も多いのだと思う。
というわけで、本件は、「厳密さ・正確さ」を優先すれば「SWEET NAIL」ではないのだが、前回からの流れで「わかりやすさ・伝わりやすさ」を重視して「SWEET NAIL」に分類してみた。
(つづく)

SWEET NAIL(22)

2010年07月03日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
前回の「古賀駅南口」の西にある「古賀駅東口」。

「133番」(古賀駅東口~市役所前~サンコスモ古賀~町川原~薬王寺~米多比~こもの)と、「無番」(古賀駅東口~市役所前~古賀橋ししぶ駅東口~青柳~八反田~コスモス館前~グリーンパーク古賀)の起点となっている。

バス停の行先案内には、「131 サンコスモス経由こもの」とあるが、正しくは「133」、そして「サンコスモス」ではなく「サンコスモ」である。
ただ、「サンコスモス」でも「サンコスモ」でも自治体が設置した何らかの施設ということは推測できるし、もう一つの路線である「無番」のほうが「コスモス館前」というバス停を通るので、トータルで見れば正解といえるのかも(←いやいや、不正解です…)。

ちなみに、公園の正式な名称は「グリーンパーク古賀」ではなく「古賀グリーンパーク」である。
時刻表の「行先」部分は縦書きなのに、「グリーンパーク」の「ー」が横棒のまま表示されてしまうので、なんだかよくわからない行先になっている。

古賀市内を走るローカル線には、ほかに「131番」「132番」「136番」があり、いずれも130番台の番号が付いているので、グリーンパーク行きの「無番」にも、「137番」などの番号を与えてもよさそうな気がする。
でも、あえてそれが行われていないのは、補助金の体系が他の路線とは異なるからなのか?などと推測しているのだが、真相はわからない。

JR古賀駅は、商業地がある線路の西側(海側)にメインの出入口があり、こちらに「古賀駅前」のバス停がある。
この「東口」がある東側は、ニビシ醤油などの工場地帯となっており、東口が整備され「古賀駅東口」のバス停ができたのも比較的最近のことである。
「133番」も「無番」も、別に「古賀駅前」の発着でもよかったような気もするが、東口のロータリー整備計画に「バス乗り入れ」も入っていたため東口にも乗り入れた…という感じに見えてしまう(←あくまで想像なので、事実とは異なるかもしれません)。
現状は、「古賀駅前」と「古賀駅東口」で、無駄に分散してしまっているような感もあるので、例えば、ローカル線は全て「東口」発着、国道495号を通る「26A」と「5番」は全便「古賀駅前」を複乗、みたいなことも考えられるのでは?と思う(ただその場合、ローカル線の運行経路を大幅に見直すことが前提となりそうだけど)。
(つづく)

SWEET NAIL(21)

2010年07月02日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡県古賀市の「古賀駅南口」バス停。

JR古賀駅からは真東(反対方向のバス停はさらに北寄り)にあり、決して駅の南側にはないのだが、なぜか「南口」である。
駅により近い場所(駅の東口ロータリー)には、「133番」と「無番 グリーンパーク古賀行き」の起点である「古賀駅東口」のバス停があることから、既に「古賀駅東口」があったので仕方なく「古賀駅南口」になったのか?というと、そういう訳でもなく、バス停ができた順番としてはこちらの「古賀駅南口」のほうが先である。

このバス停の名称が、「古賀駅南口」であることに対し、私自身これまで、あまり違和感を持っておらず、ちょっと前に地図を眺めていてふと気がついたというのが正直なところだ。

なぜ違和感がなかったのか?と考えてみたのだが、私が福岡市西南部で生まれ育ったため、自分が居る場所を基準として「北に海があって、その手前で鉄道や都心につながる幹線道路が東西に走っている」という「感覚」が身に染みついているためではないかという気がする。
この「感覚」に基づけば、海(玄界灘)や鉄道(鹿児島本線や旧宮地岳線)、幹線道路(国道495号)との関係から、この場所が「南口」でも不自然ではない(不自然じゃないといくら言ったって間違っていることは事実なんですけどね)。

「絶対音感」と「相対音感」があるように、方向感覚にも「絶対方向感覚」と「相対方向感覚」があるといえ、私が持っている方向感覚は所詮「相対方向感覚」だということになりそうである(ただ、私自身「相対音感」には自信があるものの、「相対方向感覚」には大して自信はない…)。
このバス停に「古賀駅南口」と名付けた人は、どういう方向感覚を持っていたのか気になるところだ。

「古賀駅南口」には、古賀ローカルの「136番」が停車する(「古賀急行」は停車しません)。
バス停の行先案内には「136 古賀駅前」とあるが、先述の「古賀駅東口」に向かう訳ではなく、古賀駅南口→市役所前→古賀新町→古賀→古賀駅前というルートを通り、線路の反対側(メインの出入口)で終点となる。
なので、「古賀駅南口」でバスを降り、「古賀駅東口」を通って「古賀駅前」まで歩くと、さっき降りたバスよりも早く到着する場合がある。
(つづく)

SWEET NAIL(20)

2010年06月21日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡県中間市の「中間駅西口」。

北行きのバス停(写真左と写真中央)の行先表示部分は、「北九州方式」の派生形が用いられていた。
2つの系統がありそうだ…と思って、よく見てみたのだが、何度確認しても、2つとも「中鶴団地→通谷→筑鉄中間」だった(ちょんびんさんと題材がかぶってしまいました…ご容赦を)。

現在ここには、水巻町内からの西鉄バス撤退を受け、運行を開始した「67番」のみが停車する。
「67番」は、「香月営業所~筑鉄中間~新手~中間駅西口~中鶴~岩瀬~JR中間駅~犬王通谷電停~筑鉄中間」というルートであり、筑鉄中間を基点とする循環系統に「筑鉄中間~香月営業所」がくっついているような構造だが、「香月営業所~筑鉄中間~通谷方面」という系統はなく、香月営業所発着便は全てが「香月営業所~筑鉄中間~中間駅西口方面」という系統で運行されている(筑鉄中間~JR中間駅間が鳥森経由の「61番」も同様)。
というわけで、写真右の南行きバス停のほうには「新手→筑鉄中間」と「新手→筑鉄中間→香月」の2つの表示がある。
北行きのバス停に2つ同じものが表示されているのは、香月行きがあると勘違いして下の方の最後に「→香月」を一旦表示してそれを消したのか、途中で気づいて「筑鉄中間」で止めたのか、それとも、もし将来香月行きができたときのための「予備」なのか…など、いろんなことを考えてしまう(「予備」であれば、SWEET NAILとは言えないかも)。
このあたりの真相はわからないが、「67番」、そして「61番」が、「ややこしい」のは事実だと思う。

西鉄のサイトで「筑鉄中間」の「61番」と「67番」の時刻表を検索してみると、以下の系統が表示される。
 「61番」 鳥森、JR中間駅経由筑鉄中間駅行き
 「67番」 中鶴北部、岩瀬東町経由筑鉄中間駅行き
 「61番、67番」 弥生経由香月営業所行き
 「61番」 通谷電停、JR中間駅、鳥森経由香月営業所行き
 「67番」 通谷電停、JR中間駅、中鶴北部経由香月営業所行き
 「61番」 通谷電停、JR中間駅、鳥森経由筑鉄中間駅行き
 「67番」 通谷電停、JR中間駅、中鶴北部経由筑鉄中間駅行き

バスのLEDの行先表示では「○○方面」という表現を使うなど、乗り間違いを減らすための工夫は一応されているようだが、行先番号を途中で変える(〈外回り〉香月→筑鉄中間→鳥森・中鶴→JR中間は「61」「67」、JR中間→通谷電停→筑鉄中間は「62」、〈内回り〉筑鉄中間→通谷電停は「62」、通谷電停→JR中間→鳥森・中鶴→筑鉄中間は「61」「67」、筑鉄中間→香月は「74」など)とか、もう少しわかりやすくできる余地はありそうな気がする。

ちなみに、この「中間駅西口」を含む区間は一方通行路であり、東急バス「井01」(荏原~大井町)のような長い区間ではないものの、北行きと南行きで、バス停が設置されている道路が異なる(ひとつ南の「昭和町」も同様)。
(つづく)

SWEET NAIL(19)

2010年04月21日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
二日市地区の「2-3番」の側面方向幕。

ローマ字は「フツカイティ」となっていて、「トウゴウエキヒノサトグチュ」「ナナクマヨトゥカド」「ケイサトゥホンブ」同様ちょっとかわいい。
でも、せっかく「ツ」を「TSU」と表示したのであれば、「チ」も「CHI」と表記してほしかった…(ヘボン式ではなくて訓令式だと「TI」でもよいのだが、その場合は「ツ」を「TU」にする必要がある)。

バスの行先表示のLED化が進む中、LED化されずに新たに方向幕が作られる場合は、最近は、写真のようなフォントの方向幕が導入されている(ただし「イオンモール」の文字は、「イオンモール筑紫野」のロゴの模式または流用と思われる)。

このタイプの方向幕、従来のものと比べて、作り方が雑というか品がないものが多い気がする(←あくまで個人的な感想です)。
「31番」の郊外向けは平気で方面色(茶色)を無視しているし、八木山峠で最近すれ違う「飯塚→日の浦口」はこれまでみたことないようなレイアウト(経由地が三段で、行き先がどデカイ)だし、「赤間急行」の赤間営業所行きは「赤間営」という表記(「赤間」と「営」が同じサイズ)だし…。

西鉄バスにおける方向幕が斜陽アイテムであり、従来のように力を入れられないというのはわかるのだが、明らかに従来のものから品質が低下しているように見えてしまうのは私だけだろうか。
(つづく)

く・ふ・う(25)

2010年04月20日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡市中央区の油山観光道路上の「梅光園一丁目」バス停。

「12番」「13番」「16番」など、天神博多駅に向かう路線が主流の中で、「69-1番」「96番」そして「54-1番」は都心には行かない。
時刻表の中にこういう路線があると、なんだか「自己主張」しているように見え、用もないのについつい乗ってみたくなる。
ただ、「69-1番」「96番」の発車時刻は、ご覧の通り非常に接近しており、思いつきで乗るにはやや難があり、もう少しダイヤを工夫してほしいという思いが一瞬頭をよぎる。

しかしよく考えてみると、「69-1番」と「96番」はいずれも藤崎行きだが、始発地も途中の経由地も全く異なるし、それに、2路線が重複するのはここ「梅光園一丁目」と一つ南の「梅光園口」だけであり、もしこの場所で概ね等間隔のダイヤを実現したとしても他の場所でもっと大きな歪みが生じる可能性が高そうであり、この場所で、私のような「用もないのについつい乗りたくなる人」に合わせても仕方なさそうである。

ちなみに、私が幼いころは、油山観光道路の六本松西交差点~友泉団地交差点間(バス停でいうと「梅光園一丁目」と「梅光園口」)がまだ開通しておらず、「11番」(現在の「96番」)「12番」「13番」「16番」などは、いずれもひとつ西側の樋井川沿いの県道(東油山比恵線。バス停でいうと「別府団地前」と「梅光園」)を通っていた。
油山観光道路の全線開通を機に、「13番」「16番」などは観光道路経由になって現在に至っている。
「12番」は、観光道路の全線開通に合わせ、六本松~田島間が観光道路経由となったが、その後、郊外向けのみ再び県道経由に戻っている。
また「12番」は、以前は下りの一部が「美術館東口経由」であるなど、基幹路線であるにもかかわらず、経由地がフラフラしている感がある。
「94番」も、1999年春のダイヤ改正において、油山観光道路経由から県道経由に再び戻っており、城南区の神松寺交差点~下堤交差点の免許維持路線的な意味合いを担っているといえるのかもしれない(一日9往復走っているので「免許維持」と呼ぶのはかなり失礼ですけど)。
なお、神松寺交差点~下堤交差点間の「北片江」バス停は、現在は「94番」のみしか通っていないが、かつては「60番」「64番」「65番」(「60番」は現在は廃止。「65番」も現在のものとは異なる)も停車していた。

「梅光園一丁目」バス停の行先案内の部分も、「天神・博多駅/西新方面」という「北九州方式」に変更となり、かなり味気ないものとなってしまった。
「わかりやすさ」「簡潔さ」を求める利用者の視点、「メンテナンスの簡単さ」を求める事業者の視点、いずれからみても妥当な選択なのかもしれないけど、「用もないのについつい乗りたくなる人」にとってはやや寂しいものがある。
(つづく)

SWEET NAIL(18)

2010年02月11日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡市東区の「貝塚駅」バス停。
西鉄貝塚線と市営地下鉄箱崎線の乗り継ぎ駅であり、かつての西鉄の市内電車の終点である(さらにその前の歴史については割愛)。
月見町」バス停も近いが、都心までのバス運賃は大きく異なる。

バス停の標柱は2本建っていて英字表記は手前が「KAIZUKA EKI」、奥が「KAIZUKA STATION」であり、“ふたつでひとつ”といった感じだ。

市内電車の廃止(1979年)から地下鉄箱崎線開業(1986年。ただし、中洲川端から呉服町や箱崎九大前までは、それよりも前に開業)までの間は、ここから都心までの足はバスに頼るしかなく、かつてはここにも「5番」「15番」「23番」「25番」「52番」「72番」「85番」と多くの路線が乗り入れていたが、現在では「25番」が残るのみである。

バス停の路線図兼運賃表は、以前紹介したものから変わっている。

貝塚駅を出発して、渡辺通一丁目交差点を右折するまでは、道路状況に比較的忠実に表現されているのだが、「渡辺通一丁目」から先では作るのが面倒になってしまった感じである…(笑)。
(つづく)