INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

エンギモノ(21)

2009年07月02日 |   ┣ お宝と縁起物
(つづき)
福岡市博多区の「寿町二丁目」バス停。
「井尻」が「井尻六ツ角」に改称された2006年11月1日、ここも「電話局南口」から改称されて「寿町二丁目」となった。

この付近には、まだ「NTT前」という名称の交差点があり、一民間企業に対してかなり手厚い(?)感じである。
そういえば、早良街道上には、「西新電報電話局前」という交差点が結構最近まで残っていたと思う。
長い目で見ると、「電話局」そして「郵便局」という名の付く交差点やバス停は淘汰されていくのかもしれない。

なお、かつては県道大野城二丈線上に「電話局前」「寿町」というバス停もあり、岡本経由だった頃の「45番」などが停車していたと思う。

現在「寿町二丁目」には、昇町~井尻方面に向かう「45番」「45-1番」、乙金~宇美方面に向かう「11番」、金隈~福岡空港方面に向かう「43番」、及び雑餉隈営業所行きのバスが停車する。
かつては、これ以外にも、春日地区の「1番」「2番」「6番」「7番」「8番」、老司~桧原方面に向かう「10番」、乙金~白木原~惣利南口方面に向かう「12番」、下大利~南ケ丘方面に向かう「21番」、月隈団地~桜ケ丘方面に向かう「38番」、大橋~平尾方面に向かう「50番」なども停車しており、「いろんなところに行ける感(IIK)」が今以上に強く、かなり魅力的なバス停であった(ただし、ここに挙げた路線が全て同時期に存在したというわけではありません)。

この「いろんなところに行ける感」の「いろんなところ」とは、「似たような複数の場所」ではなく、「生活圏や雰囲気が全く違う複数の場所」であればあるほど面白い。
そしてそのようなバス停が、天神、博多、小倉などの都心ではなく、より郊外にあればあるほど面白い…というのは個人的な感覚なのでなかなか伝わらないかもしれないが…。
「折尾」「恒見営業所」「赤間営業所」「鳥栖駅前」「杷木」…などなど、IIKを味わえる場所は他にもあるが、いずれも最近は寂しくなってしまっている。
「IIKを味わえなくなった」ということは、すなわち、「路線バスのネットワーク崩壊が進行した」ということを意味しているのかもしれない。
(つづく)


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