INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

シューテングスター(40)

2009年11月20日 |    ┣ シューテングスター
(つづき)
福岡市早良区の「星の原団地」バス停。
「3番」の「狭義の終点」のひとつである。

バス停は団地東部に位置しており、西部には「2-9番」が通る「賀茂一丁目」バス停もある(車内の自動アナウンスでは「賀茂一丁目星の原団地」と言っている)。
「賀茂一丁目」に初めてバスが通ったのは「209番」開設時であり、おそらく1987年前後だと思われる。

「星の原団地」と「賀茂一丁目」、いずれのバス停とも道路は狭く、なかなか乗り応えがある。
両路線とも、従来は、通常よりも一回り小さいサイズのバスが使用されていたが、「3番」のほうは最近、大型のバスも乗り入れているようである(車体については詳しくないので滅多なことは言えませんが…(笑))。
私が幼い頃(今から30年以上前)は、星の原団地行きの「3番」の中型(小型?)バスに、行先表示(方向幕)が上部ではなくフロントガラスの下に付いた車両が使われていて、いつも目を奪われていた。
その頃の「星の原団地」から出る「3番」は、「西新行き」と「飯倉営業所行き」の二本立てであったが、その後、「天神」まで延長された(天神行きについては、昭和通り経由の「3-2番」もあり)。
さらに最近では、「博多駅」まで運行区間が延び、また、脇山口交差点を直進して「福岡タワー南口(TNC放送会館)」まで行く便も登場し、運行本数も増えている。
ただ、最近のこれらの延伸や増便は、団地の利用者のニーズがあるからというよりは、早良街道(国道263号)沿線及びそこから枝分かれする早良区南部地域のバス減便に伴う、区北部の輸送力低下を補強する意味合いが強そうである。
実際、「賀茂一丁目」を走る「2-9番」のほうは、ここ数年でかなり減便されている。

地下鉄七隈線開業前には、「3番」と「2-9番」を統合して、「西新~藤崎~原~原八丁目~星の原団地~干隈~野芥駅~賀茂二丁目~賀茂四角~星の原団地~飯倉~荒江四角~西新」のような「8の字」に循環する路線を妄想していたりもしたが、それに近い路線も含めて、実現する可能性は限りなくゼロに近そうである…。

「星の原団地」は、数ある福岡地区の「3番」の郊外部の終点の中で、現時点では最も北に位置する。
飯倉営業所(後に飯倉)、星の原団地、福大前、片江営業所、歯科大前(後に四箇田団地)、早良妙見口(後に早良妙見東口)、西油山ハイツ、早良営業所(その前は重留車庫)、さわら台団地、西入部、野田、早良高校、脇山小学校、椎原、陽光台、西神の原経由脇山小学校、早良国民宿舎、上石釜、曲渕…と、数多くの行先が存在する(存在した)にもかかわらず、福岡都心部から西新を通って早良街道を南下する路線は基本的にすべて「3番」である。
利用者は、バスに表示される「行先」が「自分が行きたいところよりも手前にあるのか先にあるのか」ということを知っている訳であり、「3番」利用者は、他地区のバス利用者よりも、自らが利用する路線沿線の地理について、より詳しいといえるかもしれない(ただ、最近は「3番」の行先の数もかなり絞られてきており、この先、さらに減りそうではあるのだが…)。

ちなみに、星の原団地には、生後2ヶ月間だけ住んでいた(当然、記憶はありません)。
「星の原団地」は、「干隈」と「」の間にあるのでその名前が付いたのだろうから、私も広義の「原出身者」ということにしてもらえるだろうか…?(笑)。
(つづく)

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8 コメント

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行かれますか? ()
2009-11-18 22:55:35
http://www.data-max.co.jp/2009/11/post_7743.html

↑ですけど、マニアにはたまらない商品色々ありそうですね。
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Unknown (レパード乗り)
2009-11-19 00:27:41
僕も、星の原団地といえば、マイクロバスを少し大きくしたような小型バスの印象が強いですね。

小学生の頃、土曜日は習い事で西新に通ってたのですが、ここでしか見ない小さなバスに満員の客。
子供心にでも、余程狭い所を走るんだろうなぁとわかったもんです。

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Unknown (ひろし)
2009-11-19 02:56:43
>大型のバスも乗り入れているようである
大型乗り入れは若干厳しいと思います。
星の原に乗り入れているのは、純粋な中型と中型ロング(長さだけ大型と同じ)と言われている車両で、いずれも百道浜(営)の担当です。
ただ、中型ロングが乗り入れているということは、極端に狭い道ではないと解釈されているということでしょうか。

>この先、さらに減りそう
今日一部報道で、来春、福岡都市圏100路線のうち、10路線を廃止、20~40路線を大幅減便する&運転士の採用も来年度はしないといっていました。
具体的な公式発表はまだありませんが、どうなることやら…。
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Unknown (soramame)
2009-11-19 12:28:32
Mさん、こんにちは。
土井営業所でもやるんですね。
こんなにあちこちで開催するということは、販売で結構収益が上がってるんでしょうかね。

レパード乗りさん、こんにちは。
私も星の原団地線には昔からどこか「特別」な印象がありました。
同じ「3番」なのに「3番」じゃないような…。

ひろしさん、こんにちは。
解説ありがとうございます。
>ただ、中型ロングが乗り入れているということは、極端に狭い道ではないと解釈されているということでしょうか。
そういうことなのでしょうかね。
狭い区間自体は短いので、「なんとかなる」という判断なのでしょうか…。
>今日一部報道で、来春、福岡都市圏100路線のうち、10路線を廃止、20~40路線を大幅減便する&運転士の採用も来年度はしないといっていました。
>具体的な公式発表はまだありませんが、どうなることやら…。
私もニュースで見ました。
廃止や減便の方向を覆すことは、現状では難しそうですから、せめてその先のビジョン(今後の地域の足の確保をどうするか)の道筋はつけてほしいものですね。
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懐かしい! (tabibito)
2009-11-19 22:12:02
かなり久々に投稿します。
星の原は10年近く住んでいました。バス路線が開設されたのが、私が住み始めた次の年、昭和52年(1977年)です。
当時は飯倉営業所(現在の飯倉)行きと西新行きがあり、主に飯倉行きは朝と夕方、西新行きは昼間に走っていました。しかも飯倉行きは今思えばなぜかわからないけど、「2台運行」でした。
最寄りだったとはいえ、唐木のバス停までかなり歩かないといけなかったので、星の原団地のバスはありがたい存在でしたが、星の原団地から乗るのと、次の大坪から乗るのでは、料金が20円ぐらい違った記憶があります。だからよく大坪で乗り降りしていましたが。。。
路線開設当初は、飯倉営業所所属のバスが2台あり、これが朝と夕方に2台運行で星の原と飯倉の間を往復し、昼間は1台ずつ西新との往復で運用されていました。ほどなくして、soramameさんご指摘の「方向幕がフロントガラスの下に付いた車両」が1台入ってきました。どう見ても観光バスの改造としか思えないこのバスは、前扉しかなかったので、降りる人が済んでからじゃないと乗れないという、かなり奇妙なバスでした。シートも昔懐かしのビニールカバーで、乗っていると遠足にでも行った気分でした。
その後車両の入れ替えが時々ありましたが、最もビックリしたのが、いすず製のバスで、これはバックモニター付きでしたが、最後部のクーラーユニットのところに方向幕がありました。しかしほどなくしてこれがなぜか作動しなくなり、とうとう「星の原団地⇔西新」という手書きの紙が貼られるようになりました。今思えば、写真の1枚ぐらい撮っておけばよかったと後悔しています。
西新から天神まで延長されたのは、昭和60年(1985年)ぐらいだったと思います。この時に「3-2」もできたと思います。そもそも、天神に行く時は、西新までバス、それから地下鉄(もちろん西新岩田屋での寄り道必須!)というのがお決まりパターンだっただけに、なぜ天神まで延ばしたのか、疑問でした。
今は博多駅まで延びていますね。先日、交通センターで見て、びっくりしました。もっとも、博多駅から星の原まで通しで乗る人など、いないでしょうね。
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Unknown (soramame)
2009-11-21 23:42:18
tabibitoさん、こんにちは。

貴重なお話をありがとうございます。

星の原線が開設されたのは昭和52年なんですね!
ちょうど私のバスに対する「物心」がついた頃であり、今までは生まれる前から走っていたのかと思っていました。

2台運行というのも初めて知りました。
乗り継ぎ割引も当然ない時代に、飯倉止め(バス停でいうとわずか3区間)でもそんなに需要があったんですね。
定期券の発行枚数がそれだけ多かったということなのでしょうかね。
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2台運行 (tabibito)
2009-11-24 16:20:29
飯倉行きの2台運行は、あまり意味がなかったように記憶しています。単純に早良街道を走る3番や17番、93番あたりと乗り継ぐための存在だったのかもしれません。まだ地下鉄もない時代ですから。
ちなみに、友人と1台ずつ分乗した経験があります。
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Unknown (soramame)
2009-11-26 08:59:50
tabibitoさん、こんにちは。

2台運行というのは今はあまり目にしないので貴重な体験ですね。

発車時間をずらして運行間隔を縮めるよりも、2台運行を選択した背景が興味深いです。
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