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2009年6月20日ダイヤ改正など(3)

2009年06月12日 |   ┣ ダイヤ改正2009
(つづき)
今回廃止となる「野芥二丁目」バス停について書こうと思うのだが、残念ながら廃止までに現地に行く時間がなさそうなので、画像は車内の「お知らせ」で代用させていただくことにする。
書いていくうちにいろんなことを思い出して、このあといつも以上に話があちこち飛ぶのでご容赦を。

現在、「野芥二丁目」を通る土曜夜に一本だけの免許維持路線「無番 四箇田団地→福大病院」は、「一週間に一本だけ」になる前は概ね90分間隔で運行されていた(90分間隔になる前は約60分間隔)。
もともとは「12番 福大線」の複数の行先(福大前、片江営業所、福大病院、西油山ハイツ、早良高校など)の中の一つとして「四箇田団地行き」があったのだが、福大病院から西側に行くものの廃止(通学用の早良高校行きを除く)の際に「四箇田団地~野芥~福大病院~片江営業所」という区間便として残ったものである(のちに片江営業所まで行かなくなり福大病院までに短縮)。
この区間便は基本的には「無番」なのだが、初期の頃は「12番」を掲げるものがあったり、「方面色」もオレンジ色だったりブルーだったりで、結構いいかげんだった印象がある。

「12番」に「四箇田団地行き」ができたのはそこまで古くはなく、おそらく1986年頃だと思う(十分古いか…)。
中学一年生の頃、「九重キャンプ」という学校行事の帰りの貸切バスの中から、県道大野城二丈線の西行きに「野芥」の新たなバス停が建っているのを目撃し、帰宅後疲れも忘れて急いで自転車で確認しに行った記憶がある。
現在は、急いで確認しに行った「野芥」のバス停には梅林方面から来た「114番」などが停車しているが、以前は梅林方面から来て野芥三丁目方面へ向かう便(「12番」「14番」の西油山ハイツ行きなど)は野芥交差点を曲がった後、早良街道上にあった乗り場に停車していた。
早良街道南行き上に「12番」「14番」の専用乗り場ができるさらに前は、県道大野城二丈線上(前述の「急いで確認しに行った場所」)に停車していたのだが、その当時そこにはバス停の標柱はなかった。
標柱のないところにもバスが停まることがある」という事実を、私が初めて知った場所でもあった(その頃は、ひとつ前の「西梅林」は「市牟田池」、さらにひとつ前の「東梅林」は単に「梅林」という名称だった)。

なお、私が幼い頃は「野芥」から南、「早良妙見口」までの間にはバス停がなかった。
野芥三丁目」「野芥四丁目」ができたのは今から30年ちょっと前のことだと思う。
「野芥三丁目」の南で新道と旧道に分岐して、現在は新道のほうが「早良妙見西口」、旧道のほうが「早良妙見東口」となっているが、以前はどちらも「早良妙見口」であった。
「早良妙見口(早良妙見東口)」にはバスの折り返し場があり、幼い頃は好きなスポットであった。
「西口」と「東口」の間に「早良妙見」に相当するものが見当たらず、永らく疑問だったのだが、「早良妙見」とは、「早良妙見東口」から南東方向に坂を登った「西油山ハイツ」のさらに先にある寺院「徳栄寺」のことを指すようである(付近には妙見滝という滝や、地図にはあまり出てこないが妙見山という山もあり)。
ということは、「早良妙見西口」「早良妙見東口」という名称は本来適切ではなく(「姪浜駅東」を「姪浜東駅」とするようなものである)、「早良妙見口西」「早良妙見口東」でないといけないはずなのだが、おそらくそういうことは何も考えずに、「西口」「東口」という「語感の良さ」を優先して名前を付けたものと思われる(たしかに「早良妙見東口」は、七五調のリズムで心地よい)。
ただし、あくまでこれらは私の推定であり、「西口」と「東口」の間に、目立たないながらも「妙見」に相当するものがある可能性もある。

「野芥」のひとつ北、「野芥一丁目」は以前は「農協前」という名称で、その次は「干隈」であり、「城南郵便局前(当初は干隈郵便局前)」も(私の中では)意外に新しい。
地下鉄野芥駅の最寄りバス停が「野芥一丁目」ではなく「農協前」だったら、それはそれで面白かったかもしれない。

「野芥二丁目」(当初は「西脇」という名称)に初めてバスが通ったのは、当初は北側の「歯科大通り」を経由していた「3番」の歯科大行きが、経路を南側にシフトして野芥~田隈小学校前~田隈新町経由となったときである。
「歯科大通り」には、「3番」がなくなってしばらくして(1987年頃?)、「209番」が走りだしたが(田隈四角~田隈新町間)、これもまた廃止となっており、「歯科大通り」を通るバス路線は「二度死んだ」ことになる。
この先、さらなる復活はあるだろうか?

以前、「多くのバスが通る2つの道路に挟まれた地域は、相対的に本数が減る傾向にある」と書いたことがあったが、「野芥二丁目」の廃止で、その傾向がさらに強まった。
藤崎~金武方面の「2番エリア」と、西新荒江脇山方面の「3番エリア」をつなぐラインは、「四箇田団地入口(もしくは四箇)←→重留」から「原←→荒江四角」まで何もないという状態になってしまい、「横の移動」がほとんどできない(「賀茂一丁目←…→星の原団地」は実質的につながっているのかもしれないけど)。
バスの代わりに、地下鉄七隈線が「横の移動」を助けているとみることもでき、「役割分担だ」といってしまえばそれまでなのだが、バス路線単独で見ると「ネットワーク」崩壊がさらに進むことになり、残念な限りである。
なお、都市計画道路長尾橋本線のうち、原往還付近←→飯倉二丁目間の拡幅事業がようやく動き出したので、将来はこの区間にバスが走る日が来るかもしれない。
(つづくかも)


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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (都市高502)
2009-06-10 16:55:28
こんにちは。
「農協前」今は2番羽根戸経由にありますね。
「原農協前」「壱岐農協前」と、JAという名称がある現在でもこういうバス停名って、なんだか不思議な気分になりますね。
そもそも、「原農協」とは「農協原支店」のことだと思うので、その辺もちょっと…。

確かに、最近は本当に「横のライン」が少なくなってきましたね。
それは、福岡市の道路構造が原因だと思います。
今宿新道以南に4車線の「横のライン」がほとんどないという、地理的な問題です。
2-9は賀茂一丁目だけでなく、賀茂二丁目→賀茂駅も外環状道路を走っているときにあともう少しで野芥…というところで右折してしまい、もどかしい気分になります。

長尾橋本線は、工事で有田一丁目~原往還の区間の車道が狭くなってしまったので、バスが通るのはひょっとしたら難しいかもしれません。
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Unknown (soramame)
2009-06-10 17:44:48
都市高502さん、こんにちは。

天神直通路線だけでなく、横のラインのバスも充実させて、細かい需要に対応してもらいたいものですね。

>長尾橋本線は、工事で有田一丁目~原往還の区間の車道が狭くなってしまったので、バスが通るのはひょっとしたら難しいかもしれません。

長尾橋本線にバスが通るかも…と書いたのは、工事完了後を想定して書いたものでした。
都市計画図では、たしか計画幅員22mだったと思うので、完成後はパスが通れると思います。
まあ、か~なり先の話ですが…
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Unknown (Sawara-Cat)
2009-06-14 00:09:56
確かに、考えてみれば「早良妙見(徳栄寺とか妙見山)」から見たら「東口」も「西口」も西に位置しているのだから理屈には合ってないですね(^^; でも、soramameさんに同じく語感から言って「早良妙見東口」というバス停名は好きです。
田隈小学校~野芥廃止で、孤軍奮闘している茶山線の野芥~福大病院南口(というか[114]の早良営・西油山系統)も大丈夫なのか心配になってきました。
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Unknown (soramame)
2009-06-14 13:26:06
Sawara-Catさん、こんにちは。

>田隈小学校~野芥廃止で、孤軍奮闘している茶山線の野芥~福大病院南口(というか[114]の早良営・西油山系統)も大丈夫なのか心配になってきました。

言われてみればその通りですね。
いきなり干隈~七隈四角のようになってしまう可能性も少なからずありそうですよね。
こっちのほうがより駅にも近いですし…。
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Unknown (都市高502)
2009-06-15 17:04:14
度々すみません。
歯科大通りの件ですが、2-9の田隈四角~田隈新町が廃止になった際、賀茂二丁目→賀茂駅の経路が歯科大通り経由に変更されています。
途中にバス停がないという意味でも、中途半端ですが…
都市高速の建設に伴う交差点の封鎖によるものです。本来ならUターンするべきところを、バスの構造上、わざわざ迂回する経路を設定したという経緯です。
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Unknown (soramame)
2009-06-16 12:17:13
都市高502さん、こんにちは。

たしかに言われてみれば歯科大通りのバスはまだ完全には「死んで」いませんでしたね。
というより、209番や2-9番がもともとは通っていなかった区間なので、昔の3番のルートの「復活」でもある訳ですね。

ご指摘ありがとうございます。
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野芥バス停 (ちくしの疾風)
2010-12-06 18:55:32
114番が停車する野芥バス停はひどいことになっており『これがバス停?』というひどくお粗末なもので会社の財政状況が芳しくないというよりかはかなり醜いという感じを受けました。。福大薬学部バス停に小細工してできたものですがこれには失望してしまった自分です。。。
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Unknown (soramame)
2010-12-07 20:09:50
ちくしの疾風さん、こんにちは。

たしかに最近は、バス停の「再利用」が多く行われるようになりましたね。
上から紙を貼ったりする方法も目立ちますが、できてすぐの状態はそこそこキレイでも、劣化のスピードがかなり速く、おっしゃるように「醜い」ものも目にしますね。

あまりコストをかけられないのは仕方ないことなのでしょうから、せめて、劣化しない工夫を考えてもらいたいものですね。
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