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く・ふ・う(41)

2012年04月11日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡県古賀市の「花鶴丘三丁目」バス停。


「花鶴」と「丘」の間の空白は、「ケ」を消した跡のよう。


隣りのバス停の「花鶴 丘団地口」も同様。

志免町の「桜丘」については、表記の「桜ケ丘」から「桜丘」への変更が、ダイヤ改正に合わせてある意味大々的に行われたが、ここ「花鶴丘」については、西鉄のサイト上では依然「花鶴ケ丘」であり、表記は一致していない。

現在の町名としては「花鶴丘」が正しいので、最終的には「花鶴丘」という表記に統一されていく方向にあるのだと思うが、このような例は他にもたくさんあることから、敢えてここだけを早急に修正すべきだなどというつもりは全くない(この自作路線図でも、そのへんの配慮が欠けていたので、いずれ修正するかもしれません)。
ただ、時刻表のバス停名検索において、「花鶴丘」「花鶴ケ丘」「花鶴ヶ丘」「花鶴が丘」のいずれのキーワードでもちゃんとヒットするような工夫は期待したいものである…ということは以前にも何度か書いた


バス停の路線図の「古賀橋第二」に記された注釈「※古賀橋バス停は共通名」…何かの暗号でしょうか?


(つづく)

く・ふ・う(40)

2012年02月06日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡市東区の「香椎浜四丁目」バス停。

都心方面(天神、博多駅方面行き)のバス停の背面にわざわざ「天神 博多駅」の文字があるのは、かつては、天神、博多駅方面の乗り場が反対側だったため、誤乗を防ぐための「工夫」である。
…と、ずっと勝手に解釈していたのだが、よくよく考えると、ここにバスが通り始めた当初の経路は
香椎浜営業所~香椎浜四丁目~運輸支局(かつては陸運支局)~香椎浜二丁目~海岸通り香椎浜中央~香椎浜ランプ~都市高速~呉服町ランプ~天神方面」
であり、「海岸通り側」(香椎浜二丁目~香椎浜中央間)ではたしかに都心行きと郊外行きが今とは逆なのだが、ここ香椎浜四丁目を含む「運輸支局側」(御幸公園前~香椎浜一丁目間)では都心行きと郊外行きの方向は今と変化がないため、私の長年にわたる思い違いだったようだ。

現在は、「海岸通り側」と、「運輸支局側」では、系統が分離されている。

「香椎浜南公園前」の記事で、

“「海岸通経由」と「運輸支局経由」に分散させたほうがより多くの利用が見込めるということなのだろう。
そして、そういった状態が長らく続いているということは、「海岸通経由」「運輸支局経由」のそれぞれが、「単独でも成り立っている」ことを示していると言え、このことは、アイランドシティ及び香椎浜地区から千早駅へのバス路線がなかなか充実しないことにもつながっていく話だと思う。
ただし最近は、香椎台、みどりが丘方面に向かう運輸支局経由の「27N」、若宮田、舞松原方面に向かう海岸通経由の「24N」が登場しており、「単独で成り立っている」という状態からはやや後退しているのかもしれない。
もし仮に、「単独では成り立たない」ということになれば、「一つの系統で複数の需要に応える」ことが求められ、東部地区の都市高速路線にアルファベットが付いた当初(まだ「名島ランプ」がなかった頃)のように、「香椎浜ランプ~香椎浜中央~海岸通り~陸運支局(当時)~香椎浜営業所」のような「小文字のe」ルートになったり、もしくは、「香椎浜南公園経由」に集約、などということが起きるかもしれない。
そうなれば、都心までの所要時間や家からバス停までの距離が長くなり、結果的にバスは不便なものとなってしまう。
裏返せば、「より多くの人がバスを利用すれば、バス路線はより便利なものになる。ただし、鉄道の最寄り駅までが便利になるとは限らない」ということが言えるのかもしれない。”

…と書いたのだが、その後、香椎浜営業所発着の「22N 運輸支局経由」は激減し、その多くが香椎台、みどりが丘方面に向かう「27N」に集約されてしまっており、「単独でも成り立っている」とは言えない状態になった。
「運輸支局側」で都心行きのバスを待つ人にとっては、香椎浜営業所始発のバスが来る確率が以前に比べて大幅に低下(=定時性が低下)しており、利便性は大きく低下したと考えられ、この記事で懸念した方向に向かっている。



都心方面の乗り場。



時刻表には、特定の便に丸印が付いており、何らかの「工夫」と思われるのだが、その注釈が見当たらない。
おそらく、みどりが丘団地入口発の「27N」だった便に印が付いていると推測される(香椎浜営業所始発ではないので、遅れる可能性が高いですよ!という意味でしょうか?)。



郊外方面の乗り場。
黒テープの下は、



おそらくこれ。
ちなみに、ここ「香椎浜四丁目」には、都市高速経由ではない「22番」などが停車していた「幻の9ヶ月間」があった。

全く関係ない話だが、「長年にわたる思い違い」つながりで。
バスの車内で流れる女性の声の自動アナウンス
以前はカセットテープだったが(今でもカセットは残っていますが)、現在は、カセットテープを使わない装置が使われている。
この装置のことは「音声合成装置」などと呼ばれているようだが、私は最近まで、「音声合成」というのを誤解して、バス車内の自動アナウンスは機械が声を作り出しているのだと思い込んでいた。
でも実際は、バラバラに録音した人の声を機械がつなぎあわせる、という意味のよう(皆さんの中ではきっと常識なのでしょうが、私のバスの設備に関する知識はこんなものなのです…)。
でもこれって「音声合成」ではなく「文章合成」なのでは?というのは負け惜しみ(笑)。
(つづく)

く・ふ・う(39)

2012年01月12日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
博多バスターミナル4番乗り場の時刻表。
「80番」の終点は「中央ふ頭(博多港国際ターミナル)」なのだが、表記は「天神方面」。



「中央ふ頭(博多港国際ターミナル)」へ向かうバスは、バスターミナル外の「E乗り場」から多く出ており、また、「80番」は天神を通るため中央ふ頭へはかなり遠回りであることから、中央ふ頭に行きたい人が乗ってこないようにという工夫と言えそうだ。



バスの行先表示でも「中央ふ頭」は明示されず。

消滅と復活を繰り返しながら、天神と築港地区を結ぶ路線として40年近い歴史を持つ「80番」の歴史については、「93番」の記事を参照のこと。
(つづく)

く・ふ・う(38)

2011年12月24日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
JR(京浜東北線)と東急(池上線と多摩川線)の「蒲田駅」の駅前広場のバス停。



バス停掲示の「運行経路図」は、バスの進行方向と同じ「右から左」だが、



バスの側面行先表示の矢印は、(見にくくて申し訳ないのですが)バスの進行方向とは異なる「左から右」である。

バスの進行方向と合っているか”ということは、個人的には結構気になるのだが、そういう感覚を持つ人は全国的にみても少数派なのかもしれない。

蒲田ではかつて、延べ1ヶ月間にわたり研修を受けたことがある。

都心から南に位置し、JRと私鉄の駅(京急蒲田駅)が少し離れて建ち(西にJR、東に私鉄)、2つの駅の間に昔ながらの商店街があり…といった点が、福岡の雑餉隈(南福岡)と似ているなぁと以前から思っていた(他にも共通点はありますが敢えて書きません(笑))。
京急で品川に向かう際の車窓の風景も、西鉄天神大牟田線の大橋~平尾あたりとどこか似ているところがある。
西鉄雑餉隈線がもし実現していれば、両者はもっと似ていたかもしれない。
…まあ、とは言っても東京と福岡なので、規模とか繁華性は圧倒的に異なりますが。


(つづく)

SWEET NAIL(31)

2011年12月09日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡市西区の「愛宕下」バス停。

英字表記は「ATAGOSITA」であり、


一般的に用いられている「ヘボン式」ではなく「訓令式」のローマ字表記である(…けど、「アタゴシタ」だということは十分伝わるので、特に問題ありという訳ではないです)。


明治通りと交差する新道(愛宕通り)上にも「愛宕下」があるが、


「愛宕」神社の真「下」にある明治通りのほうが元祖「愛宕下」。

明治通りと愛宕通りが交差する交差点(「交差する交差点」は重複表現ですが敢えて使用)の名称は「愛宕」であり、「赤坂門」と「赤坂」の関係にもよく似ている(「愛宕」とは別の場所に、「愛宕下」を付けた信号機もあるので、全く同じという訳ではありませんが)。
(つづく)

SWEET NAIL(30)

2011年12月08日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
北九州市八幡西区の「萩原橋」バス停。



英字表記北九州標準の「意味重視」なのだが、よくみると、「ハギワラ ブリッジ」にはなっていない…。



一時間あたり3本運行される路線というのは、おそらく「そこそこ儲かっている路線なのだろう」という個人的な感覚がある。
でも、「企業城下町」としての隆盛を極めていた時代には、10分間隔で運行されていたこともあるらしい。
(つづく)

SWEET NAIL(28)

2011年11月27日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
バス停の表示は「姪浜」だが、バス停掲出の路線図ではこのバス停は「姪の浜」だとされている。



もう一つの乗り場は「姪の浜」。
車内の運賃表ではいずれも「姪の浜」と表示される。

ただし、西鉄のサイトではなぜか全て「姪浜」。



かつての折り返し場のそばの



昭和バスや「なぎさ号」が停まるバス停は「姪の浜」。
西鉄と異なり、昭和バスは公式サイトでも「姪の浜」。



通りの名前は「姪浜」。



駅の北側の町名は「姪の浜一~六丁目」だが、バス停は「姪浜五丁目」、
駅の南側の町名は「姪浜駅南一~四丁目」、
住居表示が実施される前は「姪浜町」だった気がする。

駅の名前は、地下鉄もJRも「姪浜駅」。

どっちが正しいとかではなく、ニッポンとニホンのような感じと考えるべきなのだろうか…。
だったら別に「SWEET NAIL」という訳ではないのかも(でも、西鉄の時刻表サイトで「姪の浜」で検索すると、“キーワード 「姪の浜」 を含むバス停・駅名はありません”と出てくるのはやや問題のような気が…)。


(つづく)

く・ふ・う(37)

2011年11月22日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
天神バスセンター1番乗り場、「赤間急行」の時刻表の注意書き。

■印は広陵台児童公園前経由、日赤看護大学行き
□印は広陵台中央公園直進の、日赤看護大学行き

大多数の人には何のことかよくわからないと思われ、よくわからなかったとしても利用者の大多数にとっては特に問題ないことだとは思うのだが、注意書きの表現には苦心の跡がうかがえる(詳細は、「堅粕」の記事を参照のこと)。

このケースでは、「広陵台児童公園」と「広陵台中央公園」という二つの「公園」が出てくることも、事を複雑にしている要因になっていると言えるかも。
(つづく)

く・ふ・う(36)

2011年10月20日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
最近バス停に増えてきた新形式の路線図兼運賃表

路線図は運賃抜きのものが別にあり、その傍らに、一覧表が付くという、路線図と運賃表が完全に切り離されたものとなっている。



一覧表には、五十音順にバス停名が並び、その右には当該バス停までの運賃、さらにその右には当該バス停を通るバスの行先番号が書かれていて、一見すると合理的な方法にも見える。

ただ、例えば「あ」の項の一番始めに出てくる「アイランドシティ中央公園前」で見ると、そこに行くバスの行先番号は「22N」となっているのだが、「アイランドシティ中央公園前」を通るのは「22N」のうち照葉小中学校行きのみであり、同じ「22N」の香椎浜営業所行きや土井営業所行きは「アイランドシティ中央公園前」には停車しない。

このような事象が山ほどあり、この形式についてはもう一工夫か二工夫が必要な感じである。



先日取り上げた「篠栗北」バス停篠栗駅前行きが停車する乗り場は「no alternative」であるにもかかわらずこの形式になっていた。
“ユニバーサルデザイン的発想”とでも言うべきだろうか??



それにしても、路線図兼運賃表の体裁は同じ会社であっても実に様々。
(つづく)

く・ふ・う(35)

2011年09月26日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
九州では、福岡市北九州市の中心部で増えている新型バスシェルターだが、熊本市にも登場。



このバスシェルター、西鉄においては一応「バステラス」という愛称が付いているのだが、そう呼んでいるのはこのブログをはじめ、ごく一部であるような気もしなくはない(笑)。


    
従来のバスシェルターに比べ、たしかにスタイリッシュではあるのだが、



装飾が増えて、“スッキリ感”がなくなってきているのも事実(なお、停車しているバスは「天神ライナー」ではなく「偽天神ライナー」)。


  
ちなみに、北九州市ではサンデン交通だけでなく、北九州市営バスも「間借り」をしているが、



福岡市では、JR九州バスは「間借り」せずに自立(?)している。



トゥキミチョウ。
(つづく)

く・ふ・う(34)

2011年08月24日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡市東区の「留学生会館前」の都心方面行き乗り場。



「医師会館・ソフトリサーチパーク前」の記事で書いた、バス停の路線図を「都心に向かうのに都市高速にどのランプで乗って、どのランプで降りるのか、もしくは都市高速には乗らないのか、はたまた、都心には行かないのか…などの観点を際立たせて分類する」というのは、イメージとしてはこういうことなのだが、「わかりやすい」かといえばもう一歩(orもう二歩)という感じがする。



ただ、香椎浜地区から都心に向かう路線の行先番号自体の整合がとれていないことも、路線図作成を難しくしている要因といえ、路線図の側だけを問題にはできない面もある(個人的には、いろんな制約がある中、なんとかわかりやすく伝えようとする姿勢は評価すべきだと思うし、この路線図を批判する意図などは全くありません)。
(つづく)

SWEET NAIL(27)

2011年06月27日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡市南区のみやけ通り上の「地禄神社前」バス停。

「62番」の「佐賀橋」「西畑」「大山」「上梶原」などを消したであろうと思われる空白があったり、後から「老司団地」が書き足されたりもしているのだが、「福商・野多所」という表記はずっと前から変わっていない(裏側は、一応「福商野多目」)。



以前から比べると、行先の数もずいぶん減ってしまったが、「無番」の柏原営業所行き、「3番」の博多南駅行きなど、目を惹く路線もある。
また、那珂川営業所まではこれだけの本数があるのに、その先(「62番」市の瀬行き)になるとここまで減らなきゃいけないものなのか…ともふと思う。



東若久は右折」の注意書き
でも、一つ目の大きな交差点を右折してしまうと、大橋駅方面に戻ってしまうのでご注意を(?)。
(つづく)

SWEET NAIL(26)

2011年05月08日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)

福岡市中央区の「小笹南口」バス停。







南区の桧原・柏原地区と福岡市中心部結ぶ56番」「57番」「58番」のルートになっていて、停車する本数も多い





小笹地区は四方を山(というより丘でしょうか)に囲まれていて、中央区の中にあって一種独特な景観・雰囲気を持つ(…というのは私の個人的な感想ですが)。



「小笹南口」付近を通るたびいつも考えるのは、この場所が、「小笹」バス停や、「小笹」交差点、「小笹北」交差点などから見て決して南の方角にないということだ(かつての国鉄筑肥線「小笹駅」があった場所からも南にはない)。







ここから都心側に進んで一つ目と二つ目のバス停である「小笹団地東門前」「小笹団地正門前」が、かつては「小笹東門前」「小笹正門前」と表記されることも多かったことを踏まえると、「小笹南口」というのも、おそらくは、「小笹団地」の南口という意味ではないかと推測される。

でも、時を経て、どうして「東門前」と「正門前」は“団地”が付いたもの、「南口」は“団地”が付かないものが「正式」名称となってしまったのかは謎である。



横手三丁目」が「横手四丁目」になったり、「西南分校前」が「西南杜の湖畔公園西」になるなど、近年は、実態に合わせた変更が比較的柔軟に行われるようになった気がするのだが、そういう意味ではここは「盲点」なのかも。 

(つづく)


く・ふ・う(33)

2011年04月16日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
4月1日の改正から、「赤間急行」の天神(昭和通り)における乗り場が、郵便局前(18A乗り場)から日銀前(19A乗り場)に変更になった。

「赤間急行」については、これまで、天神郵便局前(18A乗り場)において、特に「ここに並んでください」という指示があった訳でもないにもかかわらず、乗り場の端っこに一列に整然と並ぶという整列乗車の「文化」が醸成されていた。
今回の乗り場移動にあたり、18A乗り場に告知がなかった訳ではないのだが、いずれも「赤間急行」を待つ人が並ぶ位置からは見辛いところに掲示してあり、“これじゃあ伝わりにくいよなぁ”と思っていたのだが、実際4月1日以降、乗り場移動を知らなかった人の混乱やクレームも少なくなかったようだ。
で、これまで乗客が並んでいた場所に、即席の案内が置かれるようになった。

西鉄バスにおいて、指示や誘導がないにもかかわらず、整列乗車が行われるというのは、どちらかといえば珍しいことだと思う。
乗り場移動に際し、これまでの整列乗車への協力に対する謝意があってもよかったのではないだろうか…と少し思った。
(つづく)