INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

シューテングスター(52)

2010年06月22日 |    ┣ シューテングスター
(つづき)
福岡市早良区の「早良高校前」バス停。

朝2本だけ、もう一つ先の「早良高校」まで行く便があることから、厳密には「狭義の終点」ではない。

ここは、西鉄バスの「脇山営業所」の前のバス停だが、「野方」(壱岐営業所)、「能古渡船場」(愛宕浜営業所)、「桜ケ丘第四」(桜ケ丘営業所)、「新宮緑ケ浜」(新宮営業所)のように、営業所名がバス停に付いていない。

南区の「桧原営業所」と、その南側に開設された「柏原営業所」は、いずれも営業所前のバス停は「桧原営業所」「柏原営業所」であり、営業所名が付いている。
位置的にも近くて、字面(どちらも、木へんの字+原)も似ており、どうも紛らわしいので、「柏原営業所」を設置する段階で、営業所名を他のものにするとか、営業所前のバス停名を変えるとか、いろいろと考えればよかったのに…と今さらながら思う。

この脇山営業所、今月末をもって、千代、鐘崎とともに、その役割を終えるとのこと。

以前、一つとなりの「栗尾」を取り上げた際
“都市の発展につれ、西鉄バスの営業所は郊外に移っていく傾向があり(香椎→和白→新宮、長住→柏原、四箇田→金武、平野台→月の浦、姪浜→愛宕浜…など)、脇山線の拠点も飯倉営業所→早良営業所→脇山営業所と郊外化してきている(ただ、脇山営業所については、他の営業所と比べると、効率的な運用や将来の発展性を考えた場合の「適正配置」という観点からはやや「郊外すぎる」気もするが…)。
これまでは、バス営業所を郊外に移転させて、もとの営業所用地は住宅や商業施設として開発するということがよく行われてきた。
今はそういったビジネスモデルも曲がり角に来ているのかもしれない。”
と書いた。

これまでは、郊外に向けて延び続けていたベクトルが内向きに転じたという意味では、途中折り返し場の活用傾向復活とともに、「時代の曲がり角」を象徴する出来事ともいえると思う。
だだ、その一方で、脇山営業所は、もともと「適正配置という観点からはやや郊外すぎた」というのも事実ではないかと思う。
(つづく)

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« SWEET NAIL(20) | トップ | みなもとのよりみち(4) »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tabibito)
2010-06-22 17:02:53
え!脇山営業所って、なくなるんですか?
知りませんでした。
そして千代営業所もですか。
まあ千代の場合は、かつて市内で栄華を誇った(?)85番のためにできたような側面もあって(かつての69番の高宮営業所のような関係ですかね)、今はここを通らない路線が担当しているという妙な構図になっているから、仕方ないといえば仕方ない(高速バスの車庫になるんでしょうか?)ですけど、脇山の場合は、早良営業所が飽和状態となってできた営業所(その早良も今はなき飯倉営業所だけで補完できなくなってできた営業所)だったはずですよね。
やはり路線と本数の減少が、営業所のリストラという形を生んでいるんでしょうね。
早良高校前ではなく、早朝のバスで早良高校まで乗ったことがありますが、まわりは当然早良高校の生徒ばかりだったので、かなり浮いてしまった経験があります。
返信する
ゴール消滅 (Kassy)
2010-06-22 23:01:26
こんにちは。

以前、バス子会社の乗務員さんに「本体に転属したらどこの営業所に行きたいですか?」と聞いたことがあります。答えはコチラの営業所でした。その理由は単純で、「一路線あたりの距離は長いが、合計の路線数が少ないから」だとか。
覚える路線数が少ない営業所で市内の運転に慣れ、他の営業所に行っても大丈夫なように練習しておきたいという思惑があったのでしょう。
乗務員さんの希望がそのまま通るかどうかは別として、乗務員さんたちのそういった一つの目標地点(ゴール)が今回消滅してしまうことになります。残念なことです。

あ、ちなみに前述の乗務員さんですが、脇山への希望叶わず、昨年オレンジエリアの某営業所へ転籍なさいました。
返信する
Unknown (青葉台神宮駅)
2010-06-23 02:57:36
「85番」開設時(市内電車全廃時)は博多駅前営業所(○駅)が新設され受け持っていました。祇園町の九州観光バス跡地でした。(もっと以前は旧博多駅前の発着所だったようですが)その後ビル建設用地になり千代に移転しました。千代営業所は市内電車の千鳥橋電停、もっと前は宮地岳線の新博多駅(西鉄博多駅)跡ですから、「85」の担当営業所の敷地のれきしには何か共通するものがありますね。そういえば高宮営業所も駅跡地でしたね。
返信する
Unknown (soramame)
2010-06-24 17:36:21
tabibitoさん、Kassyさん、青葉台神宮駅さん、こんにちは。

早良と脇山で、脇山のほうが選ばれたというのが、近年の状況を象徴しているといえそうですね。

ずいぶん前から言われている、脇山地区から博多南駅に行くバスは、もはや期待できそうにありません…。
返信する
Unknown (ひろし)
2010-06-25 04:31:15
>(桧原と柏原は)位置的にも近くて、字面(どちらも、木へんの字+原)も似ており、どうも紛らわしい
確かにそうなんですが、では、バス停名or営業所名を変えるとなると、ふさわしい名前は??
…かなり難しいです。私でも思いつくものはありません。

>脇山営業所は、もともと「適正配置という観点からはやや郊外すぎた」
敷地の広さの問題が絡むとはいえ、そもそも「間違った配置だった」と、営業所開設当初から思っていました。
ただ単に「近くに高校があるから」などというのでは理由になりません。

>脇山地区から博多南駅に行くバスは
そもそも、先に西畑・大山系統がなくなり、今秋には那珂川町南部の定期路線バスは全滅するのですから…。
おまけに現時点で全滅後の同地区にかわせみを走らせる見込みもないし…結果、お先真っ暗…。
返信する
Unknown (soramame)
2010-06-28 00:10:16
ひろしさん、こんにちは。
>>(桧原と柏原は)位置的にも近くて、字面(どちらも、木へんの字+原)も似ており、どうも紛らわしい
>確かにそうなんですが、では、バス停名or営業所名を変えるとなると、ふさわしい名前は??
>…かなり難しいです。私でも思いつくものはありません。

たしかにそうなんですよね。
私もこれ!というものが思いつきませんでした…(笑)。

>>脇山地区から博多南駅に行くバスは
>そもそも、先に西畑・大山系統がなくなり、今秋には那珂川町南部の定期路線バスは全滅するのですから…。

西畑・大山がなくなったときにもこの件はふれましたが、佐賀橋が廃止されても西畑・大山が残っていたのは、このへんの余地を残しておいたのかなぁなどとも考えましたが、今となっては確かめる術もありませんね…。
返信する

コメントを投稿