INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

チラシのオモテ(23)

2008年06月11日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
まず、先日の七隈線関係の補足から。

七隈線開業に伴うダイヤ改正時において、「14番」は22本しか走っていないが、もともとは七隈・茶山地区のメイン路線であった。
Riverside houseさんのサイト「西鉄バス研究」の「路線図アーカイブス」に詳細にまとめられているが、かつては上りは県庁(吉塚営業所)行き、タワー(TNC&藤崎)行き、下りは干隈1丁目経由、早良営業所行き、西油山ハイツ行きなどもあり、かなりの本数が走っていた。
ちなみに、県庁が東公園に移転する前は昭和通り経由で博多駅行きがあった。
また、干隈1丁目と干隈は現在は別の停留所だが、以前はどちらも「干隈」であり、飯倉営業所があった頃(廃止後しばらくの間も)は、飯倉行きもあった。
飯倉発着のバスが早良街道上の「干隈」のみに止まり、福大通り上のバス停に止まらないのが不便なことから、福大通り上の「干隈」を「干隈1丁目」として、どちらにも止まるようにした経緯があったと思う。
ただ現在では、「干隈1丁目」には平日2.5往復しか走っておらず、便利も不便もあったものではないのだが…。

「14番」は、「140番」の新設の際に、大きく本数を減らした訳だが、「140番」の新設というのは、実質的には「14番」の経路変更(今泉経由→明治通り経由)だったということができるだろう。
実際、「13番」と「113番」の関係からいえば、現在の「140番」は「14番」のほうがしっくりいくはずであり、現在わずかに残っている「14番」は「114番」の一部としたほうが自然だと思う。
ただ、地下鉄に対抗するためには利用客の目を惹きつける必要があり、「既存路線の経路変更」よりは「全く新しい路線の登場」としたほうがキャッチーだったのだろう。

さて、今回のチラシは「13番」の片江営業所行きが、南片江小学校前経由から、新設された南片江6丁目経由に変更になるときのもの。

南片江6丁目地区への乗り入れは、堤ランプができたときに都市高速経由の路線を通すための布石だと勝手に解釈していたのだが、それは誤りだったようで、実際は、地下鉄七隈線へと客を流さないための戦略という意味合いが強かったのではないだろうか。
(つづく)

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6 コメント

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Unknown (Riverside house)
2008-06-10 22:50:52
干隈バス停にそんな経緯があったなんて知りませんでした。
灯台下暗しですね。

しかし、干隈と干隈一丁目、乗り継ぎ割引が効くんですが、
同じような境遇の道善と道善二丁目は効かないんです。
不思議なものです。
営業所の違いでしょうか。

そうそう、3番の福大病院系統がおしまいの頃、
干隈一丁目でバス待ちをしていたお年寄りが、
ちょうど来たバスの運転士に、
「ここを通るバスはなくなるんかね?」
と聞かれて、
「大丈夫、ちゃんとバスは通りますから」
と答えていましたが、結局通りませんでした。

もしかしたら、何がしかの計画があったのでしょうかね。
返信する
誤記訂正 (Riverside house)
2008-06-10 22:53:18
上記文章を訂正いたします。


「ここを通るバスはなくなるんかね?」
と聞いたことに対して、
「大丈夫、ちゃんとバスは通りますから」
と答えていましたが、結局通りませんでした。


です。
返信する
Unknown (Sawara-Cat)
2008-06-10 23:44:44
なんで140番を14番にしてしまわないのか、私も疑問に思っています。しかも、現行14番の最後の残党が西油山ハイツ系統とは、全く予想外です。
13番の経路変更、南片江6丁目の利用客は、どのくらいいるんでしょうかね…?この際、片江(営)だけじゃなくて福大病院方面に向かう便があってもいいのではないかと思っていたんですが、soramameさんの説が正しいすると、七隈線乗り継ぎを促進しそうでNGなのかもしれませんね(^^;
返信する
Unknown (soramame)
2008-06-12 00:16:34
Riverside houseさん、こんにちは。
「大丈夫、ちゃんとバスは通りますから」という発言の根拠は何だったのか気になりますね。
そういえば「干隈」は「ほしぐま」ではなく「ほしくま」が正しいんですね。
西鉄の検索でひらがなで「ほしぐま」と入れても何もヒットしなかったことで、最近はじめて知りました。
バスのアナウンスでは「ほしぐま」と言っていた気もするのですが…。

Sawara-Catさん、こんにちは。
「114番」や「140番」は、「14番」をベースとして付けた番号だけに、たとえば本数の少ない「14番」を廃止にして、その後まったく新規の路線に「14番」を付けようとすると混乱しそうで、いろいろ厄介ですね。
南片江6丁目については、近くを通る「6番」「61番」「64番」などは現実に福大病院まで行っている訳で、「絶対に地下鉄に客を流さない」という明確な意思があるとは言い切れないのかもしれませんね(まあ、これらの路線は地下鉄駅への便として作られた訳ではないですが)。
意外にあっさりと「13番」の「福大病院」行きができる日が来るのかもしれません。
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Unknown (Riverside house)
2008-06-12 22:18:56
「ほしぐま」についてはどうも判然としません。
よく家の壁や電柱等に張ってある住居表示では「ほしぐま」です。
バス停のローマ字も「HOSIGUMA」だったと思います。

しかしながら、道路案内標示では「ほしくま」「ほしぐま」が混在しています。
普段我々が会話で使っているのは「ほしくま」です。
長年住んでいながら、どうもよくわかりません。
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Unknown (soramame)
2008-06-14 22:31:14
Riverside houseさん、こんにちは。

地元では「ほしくま」で定着しているんですね。
私の地元はもう少しだけ郊外なのですが、「ほしぐま」だと思っていました。
イントネーションによっても変わってきそうですね。

西鉄のサイトの検索の画面では【ひらがな推奨】となっていますが、このような例は他にもけっこうありそうなので、配慮してほしいものです。
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