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(つづき)
福岡市早良区にある通称「藤崎ターミナル」内部の様子。
正式には「藤崎バス乗継ターミナル」という名称である。
福岡市営地下鉄と西鉄バス(当初は昭和バスも)を乗り継ぐ際の利便性を図ることを目的に建設された施設だが、「バス乗継」ということは、すなわち、名称には出てこない「地下鉄」が主語であり、市が設置した施設ということを物語っている。
このターミナルは、区役所や市民センター、ももちパレスなどにも直結しており、立地条件自体は悪くないのだが、お役所が設置した施設だからだろうか、どうも地味というか、本当に「乗り継ぎ」のためだけの施設となっている感がある。
スーパーやカフェ等のテナントを入れるとか、上部に住居を持ってくるとか、計画段階でもっとやり方があったのではないかと思うのだが…。
ちなみに、地下鉄とバスを乗り継ぐための施設は、いろいろな思惑もあり、福岡市においてはこの「藤崎ターミナル」が最初で最後である。
なお、写真左手前のパイロンが立っている部分には、以前は小さな売店が存在していた。
私がまだ子供だった頃は、この売店で「西鉄時刻表」という、地区別に路線の時刻表をまとめた本が販売されていた(本の内部は、このブログでもたまに取り上げている)。
現在手元には数冊しかないのだが、その後、売店を見るたびに、もっとたくさん購入しておけばよかった…という思いを抱いていた。
また、写真右奥上部には、このあと到着するバスを知らせる電光掲示が見える。
現在はLEDだが、かつては、「ザ・ベストテン」のランキングボードのようなパタパタ(反転フラップ式案内表示機)であり、これも好きなアイテムであった。
地味な施設でも、私にとっては、非常に心ときめく場所であったのだ。
(つづく)
福岡市早良区にある通称「藤崎ターミナル」内部の様子。
正式には「藤崎バス乗継ターミナル」という名称である。
福岡市営地下鉄と西鉄バス(当初は昭和バスも)を乗り継ぐ際の利便性を図ることを目的に建設された施設だが、「バス乗継」ということは、すなわち、名称には出てこない「地下鉄」が主語であり、市が設置した施設ということを物語っている。
このターミナルは、区役所や市民センター、ももちパレスなどにも直結しており、立地条件自体は悪くないのだが、お役所が設置した施設だからだろうか、どうも地味というか、本当に「乗り継ぎ」のためだけの施設となっている感がある。
スーパーやカフェ等のテナントを入れるとか、上部に住居を持ってくるとか、計画段階でもっとやり方があったのではないかと思うのだが…。
ちなみに、地下鉄とバスを乗り継ぐための施設は、いろいろな思惑もあり、福岡市においてはこの「藤崎ターミナル」が最初で最後である。
なお、写真左手前のパイロンが立っている部分には、以前は小さな売店が存在していた。
私がまだ子供だった頃は、この売店で「西鉄時刻表」という、地区別に路線の時刻表をまとめた本が販売されていた(本の内部は、このブログでもたまに取り上げている)。
現在手元には数冊しかないのだが、その後、売店を見るたびに、もっとたくさん購入しておけばよかった…という思いを抱いていた。
また、写真右奥上部には、このあと到着するバスを知らせる電光掲示が見える。
現在はLEDだが、かつては、「ザ・ベストテン」のランキングボードのようなパタパタ(反転フラップ式案内表示機)であり、これも好きなアイテムであった。
地味な施設でも、私にとっては、非常に心ときめく場所であったのだ。
(つづく)
何が異質かというと、福岡をはじめ西日本の多くの都市では、バスが集合して発着する施設を「バスセンター」と呼ぶことが多いのに、ここはそうではないから変だな、ということです。そしておもしろいことに、東日本では「バスセンター」という名称は数えるほどしかありません。ほとんどが「バスターミナル」です。ひょっとしたら、「バスセンター」派は、九州と中四国だけかもしれません。
英語としては、たぶん「バスターミナル」が正しく、「バスセンター」は和製英語なのかもしれません。
そしてこのブログを読んで思ったのは、役所的には英語に忠実に「バスターミナル」を使うのかも、ということです。
巨大な施設は西日本の「バスセンター」に多く、そのほとんどが民営のバス会社が設置しているものですね。(これが誇りです。)
西鉄時刻表が地区別4分冊となったのは、たしか昭和50年代後半だったような気がします。その前は、1冊で全地区載っていました。版ももっと小さかったです。10年くらい前は実家の倉庫にあったけど、まだ残っているかどうか…
「バスセンター」というのは和製英語の類で、英語では通じないという話は聞いたことがあります。
たしかに、東日本ではほとんどが「バスターミナル」ですね。
天神のパスセンターが現在の建物になる際、「天神」というブランドを入れたいという意向からか、「西鉄福岡バスセンター」から「西鉄天神バスセンター」に改称されたのですが、「センター」は「ターミナル」には変わりませんでしたね。
おそらく、地元のほとんどの人が「バスセンター」のほうかしっくりくるからということなのかもしれません。
藤崎については、おそらく設置者には、「バスのための施設」ではなく、「地下鉄との乗り継ぎ施設」を造るという意向があったと思われます。
なので、「バスセンター」や「バスターミナル」という言葉自体が頭になかったのではないでしょうか。
そして、名前に「藤崎・バス乗継・ターミナル」と付け、それが変化して、一般的に「藤崎・バスターミナル」もしくは「藤崎・ターミナル」と呼ばれるようになったような気がします。
民間企業が設置していれば、今頃はエキナカならぬバスナカになっていたかもしれません。
東京でも、JRの駅はもちろんのこと、
東京メトロの表参道駅など、狭い空間にお店がひしめいています。
実際、魅力的なお店が集まれば、地下鉄やバスを乗り継いででも、
行ってみようという方が増えるでしょう。、
それでどちらも増収になればもうけ物だと思うのですが。
もちろん「はやかけん」や「nimoca」が使えることが前提です。
たしかに今後は「乗り継いででも行ってみよう」と思わせる「需要喚起」「需要創出」の姿勢がより求められそうですね。
飯塚、黒崎、新栄町などではターミナル型の商業施設は衰退してしまいましたが、これらに比べれば藤崎はまだ底力がありそうですし。