月曜日は内科再来があるが、週明けで入院患者さんたちの指示変更や対応があるので、あまり人数は入れないようにしている(気持ちは)。しかし月曜休日の関係で2週分入ってしまったりして、うまくいかない。少しでも外来が早く終わるように前週から対応が必要になる。
来週の月曜日も予約人数が多いので、次々回の検査予約や次々回の予約表を予め出しておくことにしていた。その中に高血圧症・慢性腎不全で通院している91歳女性が含まれていた。電子カルテを見ると、この患者さんは先月に、2日前から続く呼吸困難で救急搬入されていた。
当直の外科医が、急性心不全・ACS疑いで心臓血管センターのある専門病院に搬送した。そして先方の病院からの返事もすでに取り込まれていて、入院4日後に死亡されたと記載されている。
当院搬入時の胸部X線・胸部CTでは両側肺うっ血・水腫像を呈していて、まさしく急性心不全だった。心電図はⅡ・aVF、Ⅰ・aVL、V4-6でST低下が見られる。そしてaVRにST上昇があるように見える(以前の心電図と比較してあると思う)。血液検査の結果は、BNP 2322・トロポニンI 3680 と著明な増加を呈していた。
先方の病院では、冠動脈造影で右冠動脈入口部に高度狭窄があり、PCIを施行していた。しかし心源性ショックがコントロールできず、4日後に死亡に至っていた。最善の処置がされたので、超高齢者でもあり、限界なのだろう。
月曜日に内科と整形外科の予約が入っているので、両方ともそおっと取り消しにしておいた。
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