なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

慢性閉塞性肺疾患

2014年08月12日 | Weblog

 基幹病院呼吸器科から慢性閉塞性肺疾患の79歳男性が転院してきた。住所からいうと、自宅からさらに遠くにきたことになる。8年前に肺癌で手術をして、息子さんの話では、その前後で何度か危ない状態になったが、何とか乗り切ってきたという。昨年からは肺炎併発などの急性増悪で、これまた何度か危ない状態になった。

 当院に転院依頼がきていたが、その後に病状が急変したので、転院は延期にしたいと連絡が入った。話ははなくなったものと思っていたら、また転院依頼の連絡が来た。酸素吸入は1L/分だが、右肺は術後で容積が減少していてdestroyed lung状態だった(呼吸音はわずかしか入らない)。左肺も高度の気腫性変化を認めた。夜間などに急死する可能性があると言われていて、その点については納得?しているという。

 まず1か月経過をみて、病状が安定していれば、その後にどうするか(入院継続か療養型病床への転院か在宅介護か)を決めることにした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 糖尿病・背部膿瘍 | トップ | サムスカの講演会 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事