20歳代前半の看護師さんが早朝に頭痛で救急外来を受診した。当直は外科医で、受診時に過呼吸になっていたことから、勤務のストレスかなあと思うながら念のため頭部CTをとった。結果は脳室内に出血を認めた。脳出血ではなく、くも膜下出血とも言い難い。脳動脈瘤破裂による脳室内出血なのだろうか。頭部MRIまでは撮影せず、脳神経外科のある病院へすぐに救急搬送した。当直医もまさかの結果で驚いていた。看護師さんが勤務する病棟の医師たちも驚いていた。3日前に病棟の歓迎会でいっしょに飲んだばかりだそうだ。何とかうまく治療してもらって、できるだけ後遺症が少ないことを祈るしかない。
大雨の影響が県内に出ている。当地域は幸いに被害が少なかったが、大きな被害を受けた地域では地元の病院だけで対応できない可能性が出てきた。病院のDMATに待機の指示が出て、遠方から当院に入院依頼が来るかもしれないという。DMATのうち病院に残る係りの先生が連絡窓口になって、各科に診療を依頼することになった。週末は通常の体制とするが、受け入れが多い時に応援を呼び出す(2番目、3番目まで)ことを確認した。内科新患担当の大学病院からの応援医師が渋滞に巻き込まれて送れたので(午前11時に到着)、その間外来を診ていた。同じ距離を通勤しているが、当方は混まない経路で来るので、普段より15分の遅れで病院に着いた。
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