今週の火曜日に地域の基幹病院脳神経内科から、脳出血の89歳女性が転院してきた。いわゆる看取りの患者さんだった。
1週間前の火曜日に、自宅で倒れていたのを訪ねてきたヘルーパーさんが発見して救急要請した。当院の方が近いが、昏睡状態と左半身麻痺らしいということで、基幹病院の方に搬入されていた。
一人暮らしをしていた。息子のうち一人は亡くなっていて、東京に住むもう一人の息子が呼ばれた。当初は脳出血とすべきか、くも膜下出血とすべきかという話もあったそうだ。(脳出血とされた)
昏睡状態が続き、看取りの方針となった。末梢の点滴で経過をみるだけとされたようで、その週の金曜日(4日目)には当院に転院依頼の連絡が入っていた。(最近転院依頼が多く、一人ずつ引き取っている)
送られてきたCDで画像を見ると、派手な出血が写っていた。ただ、限りなく植物状態に近い状態のまま落ち着く可能性もある。
点滴がロックされて転院してきたが、末梢静脈が細くて点滴しにくいようだ。年末年始に向けて(末梢から点滴が入らない困るという)病棟看護師さんから要望があり、木曜日に中心静脈カテーテルを挿入した。
急性期を乗り切ったら、高カロリー輸液で継続することにした。今のところ誤嚥性肺炎は来していない。
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