なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

自然に治ってきた?

2013年04月08日 | Weblog

 87歳男性が内科医院からの紹介で受診した。1週間前に嘔吐・下痢が発症したが、妻がその3日前から同じ症状で、感染性胃腸炎がうつったものと判断される。かかりつけの医院ではなくて、妻のかかりつけ医院を受診して、4日間点滴を受けたという。ふつう当院に入院依頼が来るが、なぜか紹介されなかった。嘔吐と下痢は軽快したが、発熱が続いて、家族が5日めにかかりつけの医院に連れて行った。そこで血液検査をすると、炎症反応が高値で、今日ちょうど発症1週間目に当院に紹介された。

 外来に来た患者さんは、一昨日から発熱は軽快して今日は平熱になっていた。食欲はあるが、だるさはあるという。紹介なので一通り検査した。炎症反応は軽減していた。胃腸炎以外の疾患はなさそうだった。結局1週間目で胃腸炎の症状が治まったということらしい。そのまま治療なしで経過をみて、発熱が再度あれば受診してもらうことにした。

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