現在、肺癌の緩和ケアの患者さんが2名入院している。1名(65歳)は最期まで入院で、もう1名(42歳)は鎮痛がうまくいけば、いったん退院できる可能性がある。前者は鎮痛薬としてはアセトアミノフェン(900mg/日)のみで、大学病院の処方を継続している。後者はフェントステープ6mg/日で、県立がんセンターの処方の4mgから増量している。
癌の緩和ケアを行う患者さんは常にいるわけではなく、3~6か月に1回くらい入院治療をしている。感覚的に前回の雰囲気に戻るのがちょっと遅れる。緩和ケアの本は数冊もっているが、基本的には大津秀一先生の「間違いだらけの緩和薬の選び方」に従っている。ステロイド・鎮静薬・鎮痛薬・鎮痛補助薬の使い方がわかりやすく記載してある。ステロイドの使用で、いったん退院できた患者さんもいたし、亡くなる直前まで良い状態を維持できた患者さんもいた。
緩和ケアの2日コースの研修会が行われていて、行きたいと思っているが、日程が合わなくてまだ行けてない。来年はできれば行ってみたい。以前病院にいた腫瘍内科先生が、異動になるころには緩和ケアを熱心に勉強していたのを思い出す。
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