今日はプライマリケア学会春季セミナー(東京)に行ってきた。午前は宮崎仁先生の「街場の血液学」、午後は「Common disease」。
宮崎先生は話がうまく、楽しくためになる講義だった。血液疾患を、日常診療で見る頻度から認識しなおすということ。赤血球増加の患者さんが来ると、真性赤血球増加症polycythemia veraを真っ先に考えてしまうのではなく、まず頻度の高い「喫煙者の赤血球増加smokers' polycythemia」から考える。もちろん、頻度は低いが真性赤血球増加症も見逃さないようにする。日常診療でよく見る鉄欠乏性貧血の診かたも詳しく教えてもらった。
宮崎先生編著書の「血液疾患診療ナビ」を前日に購入して読み始めていたので、記念に宮崎先生にサインしてもらった。血液疾患は岡田定先生の本を使用している。岡田先生の本は研修医向けに書かれているが、宮崎先生の本は開業医向け(病院勤務医の一般内科外来向けにも)に書かれているので、視点がちょっと違う。
午後の「Common disease」は、ガイドラインの内容とbeyond the guidelineの話だが、3つのテーマ(肺炎・消化性潰瘍・アレルギー)なので、内容がうすくなってしまった。
今日は本屋で大判の「シャーロック・ホームズ完全ナビ」国書刊行会と「シャーック・ホームズ大図鑑」三省堂を見つけたので、両方とも購入した。写真と図がきれいで枚数も多く、なかなかの美本だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます