糖尿病と慢性C型肝炎で通院している59歳男性が、前回の外来受診時に、「講演会でC型肝炎の新しい治療の話を聞いてきました」と言われた。消化器病学会に合わせて開かれた一般市民向けの講演会だった。この方は以前インターフェロン治療を受けたが、副作用で中止したたはずだ。当時外来で担当していた先生が、肝臓専門医に紹介していた。
改めて外注検査を出すと、グループ1型で高ウイルス量に相当した。新しい治療は、この方の場合(インターフェロン不適格例)はインターフェロンフリーのダグラタスビル/アスナプレビル併用療法になる。治療前にY93/L31変異を測定して、変異があれば治療待機か治療に踏み切るかを決定する。。肝硬変にはなっていないので、治療待機できる方ではあるが。来月初めに患者さんが受診した時に結果を伝えて、当地域の基幹病院消化器科の肝臓専門医に紹介して、判断していただくことになる。
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