min-minの読書メモ

冒険小説を主体に読書してますがその他ジャンルでも読んだ本を紹介します。最近、気に入った映画やDVDの感想も載せてます。

小川一水著『天冥の標IX PART2──ヒトであるヒトとないヒトと 』

2017-07-19 10:06:11 | 「ア行」の作家
小川一水著『天冥の標IX PART2──ヒトであるヒトとないヒトと 』 ハヤカワ文庫2016.10.20第1刷
 
おススメ度 ★★★★☆

Amazonの本の内容紹介に
「セレス地表で世界の真実を知ったカドムら一行は、再会したアクリラとともにメニー・メニー・シープへの帰還を果たした。そこでは新政府大統領のエランカが、《救世群》との死闘を繰り広げつつ議会を解散、新たな統治の道を探ろうとしていた。いっぽうカドムらと別れ、《救世群》のハニカムで宥和の道を探るイサリにも意外な出会いが――。あまりに儚い方舟のなか、数多のヒトたちの運命が交錯する、シリーズ第9巻完結篇」

とあるが遂に現在までに刊行されたシリーズの最後まで辿りついた。最終巻は来年に刊行予定とのこと。一体どのようにこの長い長い宇宙叙事詩をまとめるのであろうか。この似た思いは同じく超長編のダン・シモンズによる「ハイペリオン・シリーズ」を読んだ時以来だ。著者小川一水氏はどのような結末を我々に提示しようとするのだろうか?
救世群(プラクティス)と非感染者(ジャームレス)との戦いは互いに決して譲り合うことが出来ないまでの死闘を繰り広げてきたが、果たして両者だけで和解の道は開かれるのであろうか!?両者を取巻く種々の勢力の中で宇宙人カンミア以外の正体不明の存在があり、それらがどの様に人類に関与してくるのか全く分からない。
特に最後の数ページで記された存在が全く理解できないのは私だけであろうか?


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