min-minの読書メモ

冒険小説を主体に読書してますがその他ジャンルでも読んだ本を紹介します。最近、気に入った映画やDVDの感想も載せてます。

小川一水著『天冥の標5羊と猿と百掬の銀河』

2016-01-25 09:17:18 | 「ア行」の作家
小川一水著『天冥の標5羊と猿と百掬の銀河』ハヤカワ文庫 2011.11.10 20 第一刷 


★★☆☆☆


西暦2349年の小惑星パラスでの宇宙農業の話と6000万年前地球からかなり離れた惑星の海底で芽生えた何かの自我。こんな二つの物語が相互に進行する。宇宙での農業とそれに従事する親子、それに地球から来た女の物語はそこそこ読ませるのであるが、もう一つの原始サンゴ虫の中で芽生えた自我意識を持った被展開体のノルルスカイン?なるものが出現し、それがミスチフなる別の被展開体となって海底から宇宙へと進出。
事態の黒幕はダダー云々、ああ、もう止めて!一体全体何のことを述べているんじゃい!オジサンには全くチンプンカンプン。
ま、内容なんざ理解できなくとも構わないのだが、この訳の分からない存在が第一巻から出てくるし、また後で出てきそうでそれも結構重要な存在となる予感がするので始末が悪い。
読者の中にはこの世界がたまらなく面白いとのたまう人がけっこういるようで、つくづく宇宙は広いものだ、と思う次第。
前巻ではあまりのエロさに手を焼いたが今度は訳のわからないノルルスカイン他にすっかり翻弄されてしまった。是非正常な世界?に戻って欲しいものだ。



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