min-minの読書メモ

冒険小説を主体に読書してますがその他ジャンルでも読んだ本を紹介します。最近、気に入った映画やDVDの感想も載せてます。

小川一水著『天冥の標IX PART1──ヒトであるヒトとないヒトと 』

2017-07-04 08:52:18 | 「ア行」の作家
小川一水著『天冥の標IX PART1──ヒトであるヒトとないヒトと 』 ハヤカワ文庫2015.12.25第1刷
 
おススメ度 ★★★★☆

カドム、イサリそしてラゴスらの一行が惑星セラスの地上にあると言われるシェパード号を探す旅に出たのであったが、「倫理兵器」のロボット群に襲われた。そんな中咀嚼者(フェロシアン)が何故300年の眠りに入りそして今目覚め、セレスの地上に出て来たのか、また彼らの行動の真の目的は何か、その驚愕の事実が明らかにされる。
ここ29世紀のセレスには今、ヒトとそうでない者たちの全てが参集する結果となり、メニー・メニー・シーブの歴史が徐々に明らかになっていくのだが、その全ての裏にあの訳の分からない被展開体ダダーの存在があったことが明らかとなる。
一方、救世群の命運を握るのが宇宙人カンミアの存在であり、人類の生末にも大いに関与するのだが、最終的にはダダーとカンミアの対決になるのではないか?
物語は大円団に向かっているようにも思えるのだがまだ先に何があるのか予測できない。Part2の後10巻で完結予定とのことであるが10巻は未刊である。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿